機動戦士ガンダムダブルオーオフィシャルファイル vol.6―OFFICIAL FILE MAGAZINE (6) 

 「機動戦士ガンダム00 オフィシャルファイルVol.6」を購入。
 第1シーズンのオフィシャルファイルはこれが最終巻。
 第2シーズンでも全6巻で刊行予定。

 Vol.6は水島監督インタビューに加え、水島監督が色々と疑問点に答えるQ&Aもあり、充実した内容になっております。
 以下、めぼしい点の抜粋。

 ……ってのを書きかけで、数日間ダウンしてました(笑)


■監督インタビュー

●作品中に体調を崩す事はない方だが、「00」では2回倒れた。

●ガンダムの反響は物凄い。メジャー作品の大変さが想像以上だと痛感した。

●探り探りやったせいで、前半がまわりくどくなったのが反省点。キャラ描写にあたって詰められていない部分があったおかげで、後半がちょっと駆け足になってしまった。2ndシーズンではもっと早い段階からギアを上げていく。

●刹那のキャラを視聴者に説明しづらかった。日本人には想像しにくいバックボーンに加え、本人があまり喋らないという設定だから、本人の口から説明させるわけにもいかず、わかりづらくなってしまった。

●セルゲイやシーリンは、ソーマやマリナを語る上で分かりやすくなると思って配置したキャラなので動かしやすかった。描きにくいキャラは……どうしても刹那になる(笑)

●メインヒロインのマリナの出番が減ってしまったが仕方ない。アザディスタンばかり描くわけにもいかない。2ndシーズンでは出番が増えるので、マリナのファンは安心して欲しい(笑)

●視聴者が誰をヒロインと思おうが全然問題ないが、僕はマリナがヒロインのつもりでやっている。ただ、僕はヒロインの見せ方がヘタだと昔から評判(笑) 最初は1年通しての放送のつもりで構成を作ったので、割を食ってしまった。トリニティ兄妹も予定より2週ほど出番が少なかった。あと2回ぶん悪さをしてただけだけど。

●(25話で突き抜けた感じがあるが)グラハムは元々自己中心的な奴。戦いの理由も完全に自己顕示欲。正論を吐いてはいるが、それを理由に戦いたいだけ。セルゲイなんかは任務で戦いに臨むが、その向こうにある命を見つめている。グラハムは、そこを割り切ってしまっている。

●初めて自分が作ったガンダムという事で、第1話は印象に残っている。

●11〜13話は大人からの評判がいい。子供たちにとっては地味な話だったと思うが。

●(作画は)現場に気を使って楽にしていたら、手抜きだと批判された。他作品だとこのくらいで文句を言われないが、ガンダムだと違った。そこで、無茶だと言われてもいいからガンガン動かしちゃえとスイッチが入った(笑)
 すると、みんなのテンションも上がって、フィルムが良くなった。MSの回避行動を意識しようとか、演出面でも約束事をみんなで相談しながら作っていった。

●2ndシーズンは「再生」の物語。25話のエピローグが2ndシーズンのプロローグ。あの時点で世界は一つになっていないし、平和を維持するために軍隊が必要。つまり、刹那たちが願った戦争のない平和な世界は訪れていない。そこから、2ndシーズンは始まる。

●シーリンが25話でいなくなった理由は1話(26話)で明かされるし、シーリンに絡んで新キャラも登場する。また、髪を切ったルイスの前にいた謎の人物の正体も分かる。

●2ndシーズンからあの男が仮面をかぶる事は最初から決めていた。彼の変化を見て、多分みなさん笑うと思う(笑) 色んな意味でインパクトのあるキャラになっている。「この監督、バカなんじゃないの?」って言われると思う(笑)

●全パイロットの中で最も強いのはセルゲイかサーシェス。ガンダムマイスターも腕はあるが、実戦経験が少ない。



■監督Q&A

●CBのマイスターやクルーはヴェーダが作為的に選んでおり、それぞれに理由がある。特に刹那には特別な理由があり、それは2ndシーズンで語られていく。

●王留美の国籍は一目瞭然のはず。となると、セレブ以外にも別の顔を持っているかもしれない。それが彼女の資金源であり、世界中から様々な情報を入手できる理由。

●5年前の戦場にOガンダムが出撃したのは性能実験のため。そして、そこにたまたま刹那がいただけ。Oガンダムのパイロットが誰だったのかという事に注目してほしい。

●ティエリアについては2ndシーズンで明かされていく。

●ティエレンタオツーがピンク色なのは、制作上で言えば、宇宙の背景にピンクが映えたから(笑) 超兵用のワンオフ機なので、旗機として目立つようにあの色になったのだろう。

●シーリンはマリナの侍従ではなく、マリナ個人が雇った政治アドバイザー。マリナとは大学時代の同級生なのでタメ口。シーリンは正式な官僚ではないから、公の会談には出席していない。

●紅龍は単なるボディガードではない。王(ワン)家に関係のある人物。2ndシーズンでさらっと説明されると思う。

●サーシェスは、ビアッジだけでなくサーシェスも本名ではない。

●軌道エレベーター内にはラグナとアレハンドロが自由にできるスペースがあり、そこでスローネは組み立てられた。部品は世界の個別の工場へバラバラに他の物と絡めて発注して、足がつかないようになっている。

●トリニティ3兄妹はデザインベイビーなので、肌の色は違うが使われた遺伝子は同じ。そういう意味では本当に兄妹。

●エイフマンが気づいた内容は2ndシーズンで説明する。彼は“イオリアは世界統一後に何を目指しているのか”という事まで気づいた。ただ、それは決して悪いことじゃないというのがミソ。