2008年07月13日

人徳者O先生

さて、話を戻して、今回は初めての"ヘルプ"アシの思い出を語りたいと思います。

その先生は当時確か新人で初めての連載を増刊のサンデーで持っていました。
現在はサンデーから離れ、他誌に移っています。

記憶が曖昧な部分がありますが、
師匠ながいけん閣下の連載が一時中断してる時、
アシの仕事が無くバイトだけしてた時に担当の編集さんが
「勉強になるから」と仕事を回してくれました。

一回こっきりのヘルプとはいえ不安はあります。
ながい閣下のアシではありますが在宅アシで、
まだこの頃は泊まりのアシ経験はしてなかったですし、
何よりも一度某先生の所を逃げる様に辞めた前科もちです。

しかし、そのヘルプ先のO先生はとても人格者で、
おかげで某先生の時の大失敗のトラウマも払拭されました。

偶然にもO先生は某先生と同じ師匠を持つ同門のアシ仲間で、
私の話もその某先生からすでに聞いていた様です。
・・・さすがに、私の使えなさとか、反抗した事やらでその某先生の印象には残ってたみたいですね・・・

O先生は私に気をつかってくれたのか
「彼もあまり人の使い方がうまくないからね、気にしなくていいよ」
ってなコトを言ってくれました。

O先生の人徳のなす所なのか、アシ時代の仲間やら、その他友人や彼女まで総出で、たしか全員で6・7人体制で執筆していました。
多忙の中でも、キチンと食事の休憩はとり、彼女がつくってくれたカレーをみんなでいただいたり、とてもアットホームな雰囲気で和やかに仕事できました。

いや、私はそういうふうに和やかでしたが、O先生にしてみれば締め切りの迫っている修羅場だったハズです。
結局私も漫画の完成がズレこんだため、約束より一日多く泊まり込み、他のバイトも仮病を使って休むハメになりましたから。
けど、とてもいい経験させていただきました。

ちなみに以前このブログに書いた、
「地方出身だろうがハンデなんてないよ」
と言ったのは、この先生です。
ハンデをハンデと思わず努力する姿は本当に見習いたいと思いました。

後で作者コメント欄で知ったのですが、
このO先生は実家がお寺さんで、自身も僧侶の免許を持っているそうです。
そういえば仕事場に仏像のポスターが貼ってありました。

やはり僧侶っていうのは人徳のある方が多いのでしょうか?
結局O先生とは一回しか仕事しませんでしたが、尊敬できる方でした。



yota874harahara at 01:04コメント(10)トラックバック(0)漫画家に関する話 | 漫画修行時代 

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by ディープ   2008年07月14日 07:20
3 アシ時代の話、面白く読ませて貰いました。
ながい先生もO先生も、良い方の方が何故だか世の中の評価は低いんですね。
(閣下には熱狂的な信者がいらっしゃるけど)
必ずしも、人格者が売れる世界ではないと言うのを思い知らされました。
ところで蒸し返すようでアレなんですが、某先生ってHさんの事ですか?
確かに、Hさんならアシにハブにされたとサンデーに書かれてたからピンと来ました。
弟子のMも横柄みたいだし…
2. Posted by 原田 高夕己   2008年07月14日 08:48
>ディープさん。
優等生的な発言になりますが、評価も高くて、良い人っていう作家の方もいらっしゃると思いますよ。

某先生のコトですが、Hさんではありません。
イニシャルかくと特定できてしまいそうですし、正直一般的に余りいい評判をきかない方でして・・・
おっと、これ以上は言えません!
ただ、その某先生もアシが何人も辞めているって話は聞いてますね。まぁ、私もその中の一人なワケですが。
3. Posted by 赤ダルマ親方   2008年07月15日 00:51
こんにちはw

役者崩れの私が言うのもなんですが、
マンガ家って職業の人は、子供がそのまま
大人になりきれずにやっているような気がしますw
だからこそ、楽しく、面白い目線(妄想)で
マンガを描けるのでしょうけどねww

逆に社会的に人と交わるのが下手な人も
多いと思いますw
だからこそ、作家さんもアシさんも相性って
モノが大きいんでしょうね?w

作家、アシ、編集。
奇跡的な良い出会いがあれば最高なんでしょうね?w
まぁ、どこの世界も同じですけどww

また面白い話期待してますww
4. Posted by 原田 高夕己   2008年07月15日 04:57
>赤ダルマ親方さん。
この話のO先生は、人との接し方も上手で、気さくな方だったので「漫画家らしくないなー」と思いました。まぁ、色々な意味で失礼な表現ですが。

私なんか人と交わるのがヘタだから損するコトが本当に多いです・・・
もうちょっと社交的なら某先生の所でも失敗しなかったんですが・・・って今更言ってもおそいですけど。
5. Posted by お茶菓子   2008年07月15日 22:11
某少女漫画家がだんだん絵がうまくなる事に性格が悪くなっていくといった事が思い出されます。花とゆめを読んでいた時期があったのですが、なんか性格が悪くなるのに反比例して絵がうまくなるというような方がいましたけど…。アシスタントいじめをやったりした方とか読者のファンレターを破り捨てたりとか…。ファンレタ―の書き方が悪いとか…。文句ばかりいっている人でしたけど…。
6. Posted by 原田 高夕己   2008年07月16日 09:12
>お茶菓子さん。
私は少女漫画には疎く、少年誌にいた事もあって、少女漫画家の噂とかは聞いた事ないので、あいにく、良くはわかりません。

だけど、ある超ヒット作を出した某少女漫画家の噂は聞いた事があります。
噂というよりどうやら事実らしいのですが、
アシをただ働きさせるならまだしも逆に金を請求したとか・・・
そして、最終的にその人はカルト宗教の教祖になったそうです。
ヒットして人が変わったのか、あるいは自らの作品世界に入り込んだのか、恐ろしい話です。
7. Posted by お茶菓子   2008年07月16日 21:59
たぶんその漫画家さんは、消えた漫画家という大泉実成の本に出て来た…。あのお方だと思います。信者を餓死させるような修行をさせて、警察から事情聴取されたという噂の真相に記事が掲載されたり、大泉実成の消えた漫画家に触れられている漫画家さんですね…。ファンロードでこのお方がムーで連載された時にゲゲボクイズで散々ネタにされたのを覚えています。
8. Posted by 原田 高夕己   2008年07月16日 23:39
>お茶菓子さん。
その通りです。
先生本人もアレな様ですが、それ以上に父親がトンデモない人みたいですね。

あの「消えたマンガ家」の中には、今回の雷句氏の騒動とリンクする、「編集者につぶされた新人漫画家」の告発手記が載っていました。
あの時は半信半疑のあの手記も今読むと信憑性高いですね。小学館での話ではなかったですが。
9. Posted by お茶菓子   2008年07月17日 09:48
吉崎観音さんはサンデーに持ち込みをしたら、サンデーの編集者からボロクソに言われて、角川書店に持ち込んでケロロ軍曹を連載したという事だそうですが…。後になって高橋留美子さんがケロロ軍曹は面白いというインタビュ―記事が出でようやく事の重大さを理解したそうです。あとバンブーブレードの原作者もサンデーの編集者から漫画家をやめろといわれてヤングガンガンに連載したそうですが、この話はどうなんでしようか?
10. Posted by 原田 高夕己   2008年07月18日 08:52
>お茶菓子さん。
バンブーブレードの方の噂は聞いた事ないですが、吉崎氏については結構色々あったみたいな噂は聞きます。
もともと吉崎氏は小学館新人コミック大賞出身なんですよね。
そして紆余曲折の末、角川にてヒット作に恵まれたワケですが、その「ケロロ軍曹」が小学館漫画賞を受賞するなんて何か皮肉ですね。
その上「ケロロ将軍」なんてタイトル間違えられて・・・受賞は嬉しかったと思われますが、内心忸怩たる思いだったのかもしれませんね・・・

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
livedoor プロフィール
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
最新コメント
楽天市場
livedoor × FLO:Q
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ