2008年07月29日

第一回口頭弁論

私は漫画で食えてませんから、別に仕事をもっています。
で、27日は夜勤だったので、上がりは28日の7時スギです。
そして私は通勤に地下鉄有楽町線を使っています。
有楽町線の桜田門駅から少し歩けば裁判所にいけます。

・・・と、いうことで行ってきました東京地裁。
もちろん「ガッシュ裁判」第一回口頭弁論を傍聴する為です。

一連の雷句氏騒動に触れ、アクセス数のハネあがったこのブログ。
色々サンデー時代の裏話なんて書いたりしました。
そういう意味でもせめて一度だけでも傍聴するべきではないのか?
まあ、ソレは勝手な思いこみですが、この裁判については当然興味があります。
今回たまたま夜勤明けで時間の都合もいいので、裁判所に足を踏み入れました。

(今回も申し訳ないですが長文になります)

裁判所の中入るのも傍聴するのも初めてで勝手がわかりません。
開門したばかりの8時40分頃に法廷前にむかい、
職員の方の説明を聞いた後、法廷内に入るとすでに20人ほどの方々が着席してました。
今回傍聴券は配布せず、先着31人限定だったのですが、
この人たちは裁判所の開門前から並んでいたのでしょうか?

9時過ぎには報道関係者席を除き、全席埋まってました。
これから11時30分までひたすら待ち続けねばなりません。
その間本を読んだり、夜勤疲れで多少寝たりして時間をつぶしてました。
そして、10時からは別の事件の裁判が開廷。
思っていた裁判のイメージとは違って、
だいたい被告・原告両サイドの弁護士が裁判長の前で、
事件に対する概要をただ述べているだけ・・・という様に見えました。
当然司法に詳しくない私の個人的意見です。

だいたい一つの件に対し10分ほどの時間配分。
そういえば雷句氏のブログにも、
今回は口頭弁論なので15分ほどで終了すると書かれてました。
その15分の為に朝8時30分から待っているなんてご苦労な事ですね。
私も、他の傍聴者30人も。

で、11時30分。
ガッシュ裁判・第一回口頭弁論の時間が迫ってきました。
予定の時間より早めに原告席に二名の方が着席されています。

雷句誠氏と小野弁護士です。




それに対し小学館側は時間通りに被告席につきました。
別に時間通りなのでツッコむ所ではないですがね。

ちなみに小学館側は弁護士と、担当の役員らしき初老の方。
編集者は来ていない様です。
知っている顔いるかも知れないと思いましたが、いませんでした。

開廷前、テレビカメラが二分間法廷を撮影しました。
私の後ろ姿も映ってたと思いますが、
どの局かわからないので未確認です。

開廷後、開口一番小学館側は、
雷句氏の陳述書で社員の実名をあげた点について当然触れてきました。
それに対し、雷句氏担当の小野弁護士は
「それは問題がないと思っています」
と述べ、その話はそれで終了。

で、今回の裁判の争点である原稿紛失問題についてですが、
それは雷句氏自らが、立ち上がり、
自分の声でキチンと自分の意見を述べました。
やはり私は雷句氏を応援している分、ひいき目にみてしまいますが、
名演説だと思いました。
そこで、パネルに入れられた「ガッシュ」のカラー原稿も提示しました。

私の記憶が正しければ、雷句氏はこの意見陳述では
編集者の対応について語りませんでした。
ただ、今回の訴訟に対して寄せられた応援・中立・批判メールの数を発表し、
50件以上の漫画家・漫画関係者のブログに取り上げられている事も述べました。
・・・その中に私のブログも入っているのでしょうね。多分。

「もうこれは小学館と雷句誠だけの問題ではない!」
雷句氏のこの発言や意見陳述に対しても小学館の対応は特に普通でした。

ただ、原稿紛失は事実であり、小学館もその点は全面的に認めて、
賠償金払って和解したいと言ってきます。
対する雷句氏側、小野弁護士も「和解するのはやぶさかでない」と答えます。

後は和解するにあたり賠償金額をつめていく・・・
という流れになる様です。

当然の事ながら、訴訟内容は「原稿紛失に対する賠償」の一点で、
別に編集者の漫画家に対する扱いについて訴えたワケではありません。
だから、この法廷の場でそれについて語られる事はないでしょう。

もしあるとするなら、小学館と雷句氏の関係がますますこじれ、
雷句氏側なら編集からうけたパワハラや、バカにされた名誉毀損で、
小学館側なら雷句氏がブログに公開した、社や社員に対する名誉毀損で、
どちらかが訴訟ってな形になれば語られるでしょうが、多分それはないでしょう。

きっとコレは和解した所で小学館の体質なんて変わらないと思います。
社員教育も「原稿はなくすなよ」っていう常識を改めて教える以外しないでしょう。
これからも作家を罵倒したりバカにしたりする編集者はきっと出てくるでしょう。
ただ、私はこの騒動をキッカケに少しでも編集者がそうしたパワハラもどきな言動を作家にしなくなればいいな、とは思っています。

まだ第一回の口頭弁論が終わっただけで、
これからこの裁判がどうなっていくかはわかりませんが、
とりあえず、推移は見守って行きたいですね。

私もブログで今回の雷句氏の騒動やガッシュ裁判について触れてきましたが、
これ以上は大きな動きがない限りは記事にしないでおきます。
当然、余計な裏話もなるべくかかずに、
以前の様なお気楽で自己満足なブログに戻りたいと思います。

「ガッシュ裁判」次回は9月22日の1時30分。第606号法廷に場所を移すそうです。

最後に、産経のニュースでこの口頭弁論について記事になっていましたが、
その中で、雷句氏の意見陳述が終わった後、拍手がおきた・・・
と、ありますが、私の記憶が確かならば、拍手なんておきていません。
いや、もしかしたら私の座っている席が記者席と反対側だったので、
記者席の近くの方は拍手をしたのかもしれません。
に、しても私の耳が悪いのか、拍手の音は聞こえませんでした。
こういう記事の書き方だと、あたかも傍聴人全員がブラボーとばかりに拍手したかの様にとらえられかねませんね。

あるいは、何人かの雷句氏のファンと推測される方は閉廷後も残っていたので、
その方々が後で雷句氏を拍手で出迎えたのかもしれません。
そこの所は雷句氏がブログで何か書いてくれたらわかるコトですね。

本心では私も拍手したい気もありましたが、
法廷の場で、そういう行動をとっていいのかわからないので、自重しました。

(7月30日追記)
まとめサイトで、口頭弁論の報道記事等をチェックしました。
テレビはフジだったようですね。私は映ってませんでした。
閉廷後ファンの方々が写真撮影やサインしてもらったりしたそうですね。

中学生あたりの年頃のグループのファンもいました。
夏休みのいい社会科見学になったのではないかと思います。

まとめサイトで漫画家の足立淳氏がファンに混じって写真撮影したり、
雷句氏と話したみたいですね。

あー・・・それなら私も残ってりゃよかったなー、
雷句氏に挨拶の一つくらいすればよかったかなーと思いましたが、
(ついでといっては失礼ですが足立氏にも・・・)
私は足立氏ほどの行動力はありませんでしたね。

に、しても産経新聞の、実際は無かった「拍手があった」
っていう記事は一体どういう意図があるのでしょうか?














yota874harahara at 03:45コメント(13)トラックバック(0)「サンデー」の話  

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コメント一覧

1. Posted by みつえもん   2008年07月29日 23:00
3 雷句先生応援ブログ Level.324
URL http://level324.web.fc2.com/
日記に法廷の様子がありました。

傍聴席からの拍手はなかったようですね。
2. Posted by 原田 高夕己   2008年07月30日 09:02
>みつえもんさん。
雷句氏のファンの方のサイトの紹介ありがとうございます。
やはり拍手はナシだった様で、私の耳も記憶も何とかまだ大丈夫だとわかり安心しましたw

この方は閉廷後も残って、プレゼント渡したりしたみたいですね。
私も残ろうかとも思いましたが、雷句氏と直接の面識はないですし、(まあ、身分を話せば存在は知ってくれてるとは思います。多分・・・)ファンの方の前で業界人ぶる行為なんて出来ないから、即帰りました。
3. Posted by お茶菓子   2008年07月30日 16:49
こち亀の秋本治先生の場合は編集者が原稿をなくして場合のために予備原稿を容易しているとかの話は聞いた事があるのですが…。後はセーラ―ムーンの原稿を電車の中に忘れてしまい講談社の編集者と喧嘩したと集英社のヤングユーで武内先生がマンガで描いていたり…。細野不二彦先生がガンモの原稿をサンデーの編集者が電車の中に忘れて、もう一回描いてくれ…。という事を要求した話とかありますけど…。
4. Posted by 原田 高夕己   2008年07月30日 22:49
>お茶菓子さん。
原稿紛失自体、漫画界で昔からしょっちゅうあったりする悪習の一つなんですよね。
それでも今まで訴える人は少なかったのは、悪く言えば作家と編集のなれ合い体質のせいでしょう。
もちろん中にはただ泣き寝入りする人も多かったと思われます。

「原稿を紛失しない」という編集として何よりも守らなければならない常識が、今回の雷句氏の訴訟で徹底されるコトを願います。
出来るならそれ以上の体質改善も願いたいのですけどねぇ・・・

5. Posted by 赤ダルマ親方   2008年07月31日 17:57
お?
行かれたのですか?
私も行きましたよww

拍手ですか?
意見陳述をする前に、傍聴席に挨拶した時に
それらしい事があったような気がします。

改めて雷句氏の意見陳述をサイトで読むと
マンガ家の地位向上とマンガ原稿の文化美術的価値を訴えていた気がしますが、
実際の意見陳述を見た感想は、
「人によっては価値を測りかねる程、マンガ原稿の価値がある。
応援メール多数、サイトアクセス数も日に10万を越え、支援する人が多数である。
私だけの問題ではなく、業界が注目する裁判です」
と、自分のカラー原稿を掲げた瞬間。
私は、『え?結局自分の原稿が高い事をアピール?』
と受け取りました。

それと、傍聴に来ていた中学生高校生らしき集団。
女子高生らしき娘が裁判の合間ペチャクチャうるさく、
まるで司法の場を雷句氏のイベントの如くにしていた。

しかも、小学館は全面的に金額面で折れる模様。
この状況を鑑みるに、とてもマンガ家作家の
地位向上に繋がる裁判にはなりえないと悲しみを禁じ得ません。
6. Posted by 原田 高夕己   2008年08月01日 09:31
>赤ダルマ親方さん。
えッ?来てらしたのですか?
知らずしてニアミスしていたとは・・・
ちなみに、黒いシャツ着た仏頂面のヒゲダルマ親方が私です。

に、しても結構手厳しい意見ですね。
私も、カラー原稿かかげるのは多少パフォーマンスっぽくは感じましたけど。

中高生のファンの方々のおしゃべりは確かに気になりましたが、さすがに裁判中は(雷句氏以外のも含めて)黙ってたし、私は近くに座ってなかったから、ギリギリ我慢できました。
追記にかいた通り、いい社会科見学になっただろうから大目にみましょうよw

確かにこの裁判は漫画家の地位向上には繋がらなそうですね。
けど、最低限の常識「原稿を紛失しない」という事がコレをきっかけに徹底されるだけでも漫画界はかなり前進すると思うのですよ。
つまり、今までがどれだけいい加減だったかってコトなんですがね・・・
7. Posted by 赤ダルマ親方   2008年08月01日 12:10
私は一番右端後ろの方にいましたよww

手厳しいですかね?w
私が一番あの場でおかしいと思ったのは、
傍聴席真ん中最前列のスーツを着た中年二人組。

おそらく小学館の人間と思われます。
バイト学生らしき者を二人使い席を取らせ、
10時開廷前にのうのうと入ってきて、足を組み
新聞を読み始める等、えらく横柄な態度。

十中八九間違いないでしょう?
そういう輩がいる以上、金で解決し、雷句氏が
小学館でマンガを書く事を止めたら、何も無かった事の様に
なるだろうと強く感じたからです。
当然原稿紛失も是正されるとは感じられませんでした。

小学館側の戦略は、雷句氏個人での訴訟として、
「象に挑む蟻の如く」
として、道化にしよういう事でしょう。
悲しい事です。
8. Posted by MY   2008年08月01日 13:29
赤ダルマ親方とヒゲダルマ親方って…ちょっとw

…失礼しました。

しかし、原田先生は絵柄に似合わずごつい容姿をしておられるのでしょうかね?

あさりよしとお先生の著者近影を拝見した時もかなり驚きましたが。
9. Posted by 原田 高夕己   2008年08月01日 23:46
>赤ダルマ親方さん。
私も右端にいましたよ。
と、なると、ハンドルネームから推測するに、女性ではないでしょうから、短髪の身体の大きな方が、赤ダルマさんだったんですか?
それとも、最初右端にいたけど前列に移動された眼鏡の方なのでしょうか?

あの背広の中年二人は私も気になりました。
何か変な行動おこすでもなく、ただ横柄な態度とってるだけで、何がしたかったのでしょうね?

>MYさん
漫画家の絵柄と本人とのイメージ重ねてはいけませんねぇ。
あ、いや、もちろんイメージ通りの方もいますけどね。

ちなみに私は身長180cmの目つきの悪いヒゲヅラで、そんなのがアニメ絵を描いてるなんて、さぞ不気味な光景でしょう。

10. Posted by MY   2008年08月02日 16:32
いやぁ〜、不気味だなどとは…そこまでは言ってませんけど。

僕自身も少し漫画描きますし。でもアシもやった事の無い身なので、原田先生に比べたら全然素人同然のペーペーですけど。

ただ、僕の場合は身の周りに漫画家先生がいる、という環境になった事がないのでもし実際お会いしたら、画風とあまりギャップがあったら純粋な驚きはあるだろうとは思います。
11. Posted by 原田 高夕己   2008年08月02日 23:29
>MYさん。
いや、"不気味"ってのは自己評価です。
連載スタート時には雑誌にて、担当氏に「怪しい人」ってな風にかきたてられましたから・・・

ギャップといえば、男性と思ってた先生が女性だったりするコトがままありますね。

会った事ないですが、さとうふみや氏や荒川弘氏、田辺イエロウ氏は女性だそうですし。
12. Posted by MY   2008年08月03日 01:42
ゥエェーッ!!?

それらの名前を挙げられた先生方は綺麗〜に全員男性だと僕は思ってました。

女性パワー恐るべしですね(^_^;)。
13. Posted by 原田 高夕己   2008年08月03日 02:15
>MYさん。
一応ソースをあげときます。
さとう氏はコラボ雑誌「金田一&コナン」で、顔写真がのってるので確実です。
荒川氏は確かウィキ情報で女性と知りました。
田辺氏は小学館漫画賞受賞の時、姿を見せたので、コレも確実です。

今度「漫画家の性別」について調べてブログ記事にでもしましょうかね?

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