ブログの更新をちょっとばかりサボっていたら、何人かのひとにお叱りや催促や心配を…要は「なんで書かないの?」という不満をそれぞれのカタチでお示しいただいた。えっと…これ一応締切のない自主活動なんだけど…と思いつつでも、とりあえず仕事が忙しく疲れているときも、どヒマだがメンタルが撃沈しているときも関係なく月に三回更新しようというひそかな契りを破ってしまった自覚はあります。だからごめんねとパソコンのまえで頭を下げたつもりですがやはり伝わらないようで。そもそもブログを始めたのが世間ではとっくに下火となった三年くらいまえだったし、そうやって煽ってもらえるのはむしろありがたいことです。時代遅れのひとりごとにこれまでつきあって下さっている読者さま、あらためまして僕は元気です。これからもできるだけコンスタントに書こうと思います。
笑ってもらってかまわないのですが、さいきんフェイスブックをはじめた。最近かよ…と何人かのひとにあたたかい失笑と歓迎をいただいた。とっくにブームは過ぎ去っているのですね。「フェイスブックは放置」と言うひとが結構いた。何年も前から一度やってみたらと誘われていたのを漠然とした怖れから拒否し、ここらでようやく腰を上げる僕の仕事は人気・流行商売なはずで、そのあたりもう少しアンテナ立てないと…反省。だって、実際にやってみるとなかなかおもしろい。「今日のランチは抹茶パンケーキで~す」というお友達のキラキラ写真を日々眺めるためにおれはケータイもってるんじゃない、というSNSに対する偏見をひどく反省した。べつにパンケーキ写真だけをアップする場ではないようだし、なんならだれかが投稿したマジに美味そうなパンケーキ写真って結構「いいなあ~」と思うことがあり結果「いいね!」という心境になるわけなのですね。反省に次ぐ反省。
イッチン、という中学の同級生に再会した。大学時代に僕のアパートに泊まったのが最後だったか。その後は手紙のやりとりくらいであるときから連絡先がわからず途絶えた彼と、すこし前に品川のビヤバーで会った。これ完全にフェイスブックのおかげ。出張終わりで束の間会っただけなのだが乾杯のビールが運ばれるのも待たず鳴る仕事の電話に対応する彼の(おそらく上司としての)話をとなりで聞いていると、自由業・柄シャツの自分にはチンプンカンプン、でもあきらかに仕事できるダークスーツのビジネスマンであった。えらくなってんだな。心技体すべてにおいてコイツには絶対かなわないと思いながら、それでもちっぽけな自分にしては珍しく疎むでも妬むでもなくひたすら(どの教師よりも一番)影響を受けたイッチンも、はるか劣等生だった僕もともに42歳。青い血がさわぎました。あるテレビドラマで僕を見つけおどろいていたという彼のオカン、向かいの団地の坊主少年はいまコツコツと俳優をやっております。今度大阪に帰ったとき奥さんにも挨拶に行こうかな。フェイスブック、いまごろいいかもと思ったのでした。あ、ちなみにオフィシャルではなく個人的な知りあいとオトモダチさせていただいています。