中国で人気の見合い番組「拝金主義的すぎて驚き」―米メディア
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2010/07/01(木) 19:28
中国のテレビではこのほど、若い男女による見合い番組が話題を呼んでおり、高い視聴率をたたき出している。一方、米国メディアは、中国で起こる「見合いブーム」に垣間見える拝金主義を揶揄(やゆ)し、「愛情のため? それともお金のため?」などと一石を投じている。国際在線が伝えた。
中国で数ある見合い番組の中で、特に人気なのが、江蘇衛視の『非誠勿擾(仮題:誠実な方のみ、冷やかしお断り)』だ。同番組では、交際相手や結婚相手を求める女性24人が、1人ずつ登場する男性のプロフィールや性格、恋愛観などの紹介VTRから、男性への好意の有無を手元のランプの点灯、消灯で知らせる。男性は、女性からの質問時間を経て、自身に好意を示す女性がいれば、自身が第一印象のよかった女性を加え、懇意の1人を選ぶ、というシステムで「カップル誕生」を目指す。
しかし、この際の女性側の質問に、男性の収入や資産をたずねる「直接的」なものが多いと批判が集まっている。また実際、番組中に「交際する女性に割り勘を求める」と発言した男性は総スカンを食らうなど、女性による拝金主義的な恋愛観、結婚観に眉をひそめる人は多い。
中国政府は、番組で女性が見せる拝金主義的な恋愛観を“低俗”だとして、同番組に対してこのほど行政指導を行ったというが、若い女性にまん延する恋愛観、結婚観の転換に結びつくとは考えにくい。
一方、米ニュース誌『タイム』も、中国の見合い番組の盛況ぶりについて、「中国の若い女性が男性に求めるものは『数字』だ」と揶揄(やゆ)し、番組に登場する女性は、男性に対してハンサムさやユーモアだけでなく、家の大きさやクレジットカードの枚数、高級車の有無などにまでこだわる、などと紹介。女性の価値観の根底には、中国で拡大を見せる貧富の差や、結婚にふさわしい相手が見つかるかどうかの不安を映し出すものだと分析する一方で、「金銭感覚ですべてを決めてしまうのは間違っている」などと伝えた。(
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2010/07/01(木) 19:28
中国のテレビではこのほど、若い男女による見合い番組が話題を呼んでおり、高い視聴率をたたき出している。一方、米国メディアは、中国で起こる「見合いブーム」に垣間見える拝金主義を揶揄(やゆ)し、「愛情のため? それともお金のため?」などと一石を投じている。国際在線が伝えた。
中国で数ある見合い番組の中で、特に人気なのが、江蘇衛視の『非誠勿擾(仮題:誠実な方のみ、冷やかしお断り)』だ。同番組では、交際相手や結婚相手を求める女性24人が、1人ずつ登場する男性のプロフィールや性格、恋愛観などの紹介VTRから、男性への好意の有無を手元のランプの点灯、消灯で知らせる。男性は、女性からの質問時間を経て、自身に好意を示す女性がいれば、自身が第一印象のよかった女性を加え、懇意の1人を選ぶ、というシステムで「カップル誕生」を目指す。
しかし、この際の女性側の質問に、男性の収入や資産をたずねる「直接的」なものが多いと批判が集まっている。また実際、番組中に「交際する女性に割り勘を求める」と発言した男性は総スカンを食らうなど、女性による拝金主義的な恋愛観、結婚観に眉をひそめる人は多い。
中国政府は、番組で女性が見せる拝金主義的な恋愛観を“低俗”だとして、同番組に対してこのほど行政指導を行ったというが、若い女性にまん延する恋愛観、結婚観の転換に結びつくとは考えにくい。
一方、米ニュース誌『タイム』も、中国の見合い番組の盛況ぶりについて、「中国の若い女性が男性に求めるものは『数字』だ」と揶揄(やゆ)し、番組に登場する女性は、男性に対してハンサムさやユーモアだけでなく、家の大きさやクレジットカードの枚数、高級車の有無などにまでこだわる、などと紹介。女性の価値観の根底には、中国で拡大を見せる貧富の差や、結婚にふさわしい相手が見つかるかどうかの不安を映し出すものだと分析する一方で、「金銭感覚ですべてを決めてしまうのは間違っている」などと伝えた。(