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富山県
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富山県 とやまけん
地方 中部地方、北陸地方
面積 4,247.55km2
総人口 109万5,616人(推計人口、2009年9月1日)
人口密度 258人/km2
隣接都道府県 石川県、岐阜県、新潟県、長野県
県の木 タテヤマスギ
県の花 チューリップ
県の鳥 ライチョウ
他のシンボル 県の獣:ニホンカモシカ
県の魚:ブリ、シロエビ、ホタルイカ
県の歌:富山県民の歌
知事   石井隆一

富山県庁
所在地 〒930-8501
富山県富山市新総曲輪1番7号
電話番号 076-431-4111

■富山県(とやまけん)は、日本海に面する日本の北陸地方の県の一つ。
令制国の越中国に相当する。県庁所在地は富山市。

目次 [非表示]
1 概要
2 県民性
3 地理
3.1 自然公園
4 歴史
4.1 古代
4.2 律令時代
4.3 鎌倉時代〜室町時代
4.4 戦国時代
4.5 江戸時代
4.6 明治時代(置県以前)
4.7 明治時代(置県以後)
4.8 大正〜第二次世界大戦前
4.9 日本の主権喪失期
4.10 戦後昭和
4.11 平成
5 人口
6 行政
6.1 歴代知事(公選)
6.2 県議会
7 財政
7.1 平成19年度
7.2 平成18年度
7.3 平成17年度
8 経済
8.1 産業
8.1.1 一次産業
8.1.2 二次産業
8.1.3 三次産業
8.1.4 その他産業
9 姉妹州省・提携州省
10 地域
10.1 富山県東部(呉東)
10.1.1 富山地区
10.1.2 新川地区
10.2 富山県西部(呉西)
10.2.1 高岡地区
10.2.2 砺波地区
11 マスコミ
11.1 新聞社
11.2 放送局
11.2.1 ケーブルテレビ
12 交通
12.1 空港
12.2 道路
12.3 鉄道
12.4 港湾
13 文化財
14 スポーツ
15 富山県を舞台とした作品
15.1 文芸
15.2 映画
15.3 漫画
15.4 テレビドラマ
15.5 テレビアニメ
15.6 ゲーム
15.7 音楽
16 関連項目
17 脚注
18 外部リンク


概要
富山県は、四方を海と山脈で区切られた越中国と領域を同じくする。

東の新潟県との県境は難所親不知として知られる。

西部は倶利伽羅峠を挟んで石川県と接しており、戦国末期には両国の前田利長と佐々成政が争った。その後羽柴秀吉により、越中は前田利長に与えられ、江戸時代の越中は加賀藩とその支藩である富山藩に統治されていた。この経緯から廃藩置県の折に一端石川県に併合される。しかし分県運動が起こり、全越中が分離独立する形で富山県が成立した。

南には飛騨の山々が控え、山間部には「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されている五箇山、立山信仰などの山岳信仰で有名な立山連峰、山岳観光ルートの立山黒部アルペンルートなどがある。

北は富山湾(日本海)に面している。特定重要港湾の伏木富山港は北陸工業地帯や環日本海貿易の拠点として発達した伏木港、富山港、富山新港の総称である。また氷見、滑川、魚津などでは豊富な海産物が陸揚げされる。うち魚津から滑川にかけてはホタルイカの群遊海面、蜃気楼の見える海岸で有名である。

2009年現在、「近世高岡の文化遺産群」と「立山・黒部 〜防災大国日本のモデル -信仰・砂防・発電- 〜」を世界文化遺産に登録することを目指している。もし登録が実現すれば、1つの県に3つの世界文化遺産を保有する県となる。また、立山連峰や黒部峡谷などを世界自然遺産に登録することを目指す動きもあり、立山・黒部地域はいわゆる世界複合遺産としての登録を目指す可能性もある。

方言としては富山弁があり、地域によって呉東方言、呉西方言、魚津弁などに分かれる。富山弁は日本で最も古い言葉が残されたものと考えられている。「新鮮」を意味する「きときと」をはじめ、『広辞苑』に収められている言葉もある。

前述の「きときと」と表現される魚介類に加え、名水百選、平成の名水百選にそれぞれ県内から4か所が選ばれるなど、名水の産地として知名度が高い。

日本海側有数の工業立県でもある。具体的には、YKKや三協立山アルミなど金属系メーカーの発祥の地として知られる。

流通や産業など愛知県との関係が深い。

県民性
貯蓄率は高く「越中の一つ残し」と言われるほどである。
自分の家を持って一人前という風潮があり持ち家率は全国最高水準である。
また家の大きさは(延べ床面積)も最も大きい。
比較的教育に熱心で全国学力調査などで上位に位置することが多い。

大家族傾向であり、乳幼児を祖父母等に預けることが比較的容易である為、共働き率および世帯収入が高い。
生活保護率は全国最低である。

北陸地方は一向一揆で知られる浄土真宗が盛んで、越中の価値観にも強い影響を与えてきた。
また立山連峰は山岳信仰の舞台になっていた。

地理
地形図日本、中部地方(行政上の区分)、北陸地方
隣接都道府県:石川県 - 岐阜県 - 新潟県 - 長野県
県の中部には、概ね複数の河川が形作った沖積平野の富山平野があり、山麓部には複数の川の扇状地が重なり合ってできた「複合扇状地」が見られる。
日本海側に面するので、日本海側気候で地域によっては、豪雪地帯もある。

平野:富山平野、砺波平野、射水平野、黒部川扇状地
河川:黒部川、片貝川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川
海:富山湾
山地:飛騨山脈(北アルプス)、両白山地、飛騨高地
山:立山、剱岳(劔岳)
丘陵:呉羽丘陵、宝達丘陵
島:虻が島、唐島、男岩、義経岩

自然公園
剱岳(中部山岳国立公園)国立公園
中部山岳国立公園
白山国立公園
国定公園
能登半島国定公園
県立自然公園
朝日県立自然公園
有峰県立自然公園
五箇山県立自然公園
白木水無県立自然公園
医王山県立自然公園

歴史
古代
縄文時代 氷見市の大境洞窟で新石器時代の遺物発見
大和時代 五畿七道のうち北陸道の一つとして存在する
北陸地方は、越国(高志国)であったが、645年 大化の改新の後、越前(こしのみちのくち)、越中(こしのみちのなか)、越後(こしのみちのしり)に三分割され、越中国となる。

701年 越中国の国司である佐伯有若の子、佐伯有頼によって立山が開山し、雄山神社が開かれる。

律令時代
725年 僧侶行基によって国内最大の石仏である不動明王像が彫られ、真言密宗大岩山日石寺を開く
741年 能登国を越中国に併合する
746年 越中国の国司として、万葉歌人である大伴家持が赴任する。後に大伴家持が中心となり編纂した万葉集には富山県の風景や伝説を詠んだ歌が全4536首のうち337首収められている。
757年 越中国より能登国を分離する
810年 越中国に滞在した渤海国使首領である高多仏により、習語生等に対する渤海語の修習が行われる
863年 越中、越後で大地震が発生する(三代実録)
鎌倉時代〜室町時代
1183年 源義仲が石黒太郎光弘らを従えて越中国砺波山の倶利伽羅峠で平維盛を破る(倶利伽羅峠の戦い)
1299年 慈雲妙意によって臨済宗国泰寺派の本山国泰寺が開かれる
1335年 松倉城や魚津城をはじめとする城群が魚津に築城。
1355年 桃井直常、越中勢を率い入京し、足利尊氏・足利義詮を放逐する。
1390年 本願寺5代目法主である綽如によって瑞泉寺が建立され、門徒による土一揆が増える。
戦国時代
1467年 越中国守護である畠山持国の養子と実子の相続争いから応仁の乱に発展する。
畠山氏家臣であった神保長誠が畠山政長を担ぎ、京都上洛を切掛として応仁の乱に至る。
畠山氏の衰退によって神保氏、椎名氏らによって越中国支配が目まぐるしく変遷する(越中大乱の時代)。
1471年 本願寺8代目法主である蓮如によって勝興寺(土山御坊)が建立され、一向一揆の動きが強まる。
1493年 明応の政変にともない室町幕府10代将軍足利義材が下向し、放生津城主神保長誠の支援を受け5年間滞在する(越中公方)。
1506年 栴檀野の戦い(般若野の戦い)で一向一揆が越後勢を撃破。長尾能景が討死。
1520年 長尾為景、越後から侵攻し、越中守護代神保慶宗が戦死する。
1543年 神保長職が富山城を築城して椎名氏と抗争を開始(越中大乱)
1578年 月岡野の戦いで織田軍が上杉軍を撃破
1581年 上杉討伐のため織田信長の配下である佐々成政が一向一揆を平定し、越中を領する。
1582年 魚津城の戦い
1585年 豊臣秀吉が佐々成政を攻めて降伏させ、越中国婦負郡・射水郡・砺波郡を前田利長に与える。
1600年 関ヶ原合戦へ尽力した功績により、徳川家康が土方雄久へ新川郡布市以南1万石を与える(布市藩)。
江戸時代
1609年 前田利長、高岡城を築く
1622年 薬種商「茶の木屋」(中田家)が創業
1633年 神通川西岸、婦負郡一帯の開拓を目的とした「牛ケ首用水」が竣工する
1634年 前田利常が、将軍徳川家光より加賀、能登、越中の三国119万石を安堵される(うち越中国分は53万石)
1639年 前田家が、越中国のうち神通川流域を加賀藩から富山藩として分置し、支藩とする
1718年 将軍徳川吉宗に、鮎の鮨と鱒の鮨(鱒寿司)を献上する
1816年 富山藩が売薬業統轄の役所として「反魂丹役所」を設置する
1858年 安政飛越地震が立山地域で発生する
明治時代(置県以前) [編集]
1871年8月29日(天保暦7月14日) 廃藩置県によって富山藩の領域(おおむね神通川流域)が富山県となる。
1871年12月31日 旧加賀藩領の礪波郡と新川郡を併せ、富山県を新川県に改称、県庁所在地を魚津とする。
1872年9月27日 七尾県射水郡を編入。旧越中国が新川県として一つの県となり、県庁が魚津から富山に移る。
1876年4月18日 新川県が石川県に編入される。
1877年 魚津に県内最初の電信分局が架設される
1881年12月19日越中国礪波郡出身の司法省役人、石崎謙が代表となって「分県丿議」(分県の嘆願書)を元老院議長寺島宗則に直訴提出する。
1882年9月越中の有志を代表して、越中改進党幹事の米沢紋三郎と入江直友らが上京し、内務卿山田顕義らに「分県之建白」を提出嘆願する。
1883年5月9日 「明治16年太政官布告第15号 富山佐賀宮崎三縣設置」により、佐賀県、宮崎県の分県とともに、旧越中国一円(越中4郡)を富山県として再び設置。この日を以て置県とする。
明治時代(置県以後)
1883年6月7日 安田善次郎が富山県為替方となる。
1889年4月1日 市制・町村制施行により、富山市・高岡市発足
1889年7月30日 伏木港が特別輸出港となる
1894年2月1日 共立薬学校が開校する
1894年8月4日 日清戦争開戦に伴い、歩兵第7連隊が出兵する。
1896年 放生津の新湊汽船会社により、伏木港中国大陸間の定期航路を開始する
1897年5月4日 県内初の鉄道(中越鉄道の黒田〜福野)開通
1899年3月20日 北陸線が富山駅まで延びる
1899年4月1日 北陸で初めての電力事業会社、富山電燈(現北陸電力)が富山市内に送電を始める
1904年2月11日 中国大陸航路の汽船奈呉浦丸がロシア帝国軍によって撃沈される
1904年5月9日 日露戦争により、第9師団に動員令発令される
1907年 石黒岩次郎によって米の新品種「銀坊主」発見される
1909年4月 神通大橋が竣工する
大正〜第二次世界大戦前
1913年 北陸線全線開通。 9月1日 - 一府八県連合共進会の第2会場として下新川郡魚津町大町(現・魚津市新角川)に日本で最初の水族館である魚津水族館創設。
1914年4月9日 歩兵第69連隊が朝鮮へ出兵
1916年4月1日 安田善次郎の寄付により、富山市立富山工業学校が開校
1918年7月23日 魚津大町で主婦が米の移出阻止を求める(後に米騒動として発展)
1918年8月7日 米騒動を全国に打電した「高岡新聞」が発禁となる
1920年11月18日 伏木ウラジオストク間航路が開業する
1923年3月15日 富岩鉄道(現富山ライトレール)が設立
1923年9月1日 関東大震災により、富山県が震度4の地震にあう
1924年4月15日 馬場はるの寄付により、旧制富山県立富山高等学校(現富山大学)が開校
1930年 国勢調査人口で、石川県を抜いて北陸3県で最大の人口を擁する県となる(1980年国勢調査まで)
1933年10月8日 富山飛行場が開場する
1934年11月13日 神通球場(現富山中部高等学校グラウンド)で「日米対抗野球大会」が開催される
1935年1月 富岩運河が完成する
1935年8月17日 富山県庁新庁舎が竣工
1936年4月15日〜6月8日 日満産業大博覧会、富山市で開催
1937年12月15日 富山県合同労働組合が解体される
1938年11月 不二越が軍共同管理工場になる
1942年9月14日 細川嘉六が体制批判論文を掲載し、検挙される
1944年1月18日 不二越など、県内の主な工場が軍事工場に指定される
1945年8月2日 富山大空襲により、富山市に甚大な被害が出る。延焼率は99.5%で全国1位
日本の主権喪失期
1945年8月14日 ポツダム宣言受諾により、日本が主権を喪失
1945年10月28日 アメリカ第6軍が富山県に進駐
1945年12月20日 富山軍政部が電気ビルに設置される
1945年 世界で初めて魚津に吉田工業株式会社(YKK)を設立。
1947年1月31日 GHQにより全国ゼネスト中止命令がなされ、同日、涙ながらに労働組合議長が中止宣言
1947年10月30日 昭和天皇が富山県に行幸
1951年5月1日 電力事業再編のなか、山田昌作らの尽力により北陸電力が設立される。
1951年9月8日 サンフランシスコ講和条約締結により、日本の主権回復
1952年6月12日 駐留米軍が富山県を離れる
戦後昭和 [編集]
1954年4月11日〜6月4日 富山産業大博覧会開催
1955年4月14日 第一回全国チンドンコンクールが開催される
1955年8月4日 イタイイタイ病が初めて報告される。
1956年9月9日 富山天文台完成
1956年9月10日 魚津市で魚津大火が発生。当時の市街地の大半が焼失。
1958年9月14日〜9月17日 富山国体開催
1961年1月15日 黒部第四発電所操業開始
1961年2月19日 武見太郎の号令により、医師会と歯科医師会が全国一斉休診ストライキ
1963年1月 昭和38年豪雪。
1963年8月20日 神通川河川敷に富山空港開港
1964年5月 富山県の事業として、太閤山団地の造成開始
1967年 富山地方鉄道本線高架線と高架駅舎が魚津に完成
1968年4月21日 富山新港開港。
1968年 北陸本線が電化に合わせ、魚津で富山地方鉄道に並行する高架線完成。
1971年6月1日 立山黒部アルペンルート全線開通
1981年冬 五六豪雪。
1983年 魚津ミラージュランド(遊園地)開園
1983年9月23日 第一回国際アマチュア演劇祭を開催
1984年4月28日 富山市ファミリーパーク(動物園)開園
1988年7月30日 北陸自動車道全線開通。

平成
1992年7月10日 ジャパンエキスポ、太閤山ランドにて開催
1992年7月1日 富山市民球場アルペンスタジアム竣工
1992年3月28日 東海北陸自動車道福光IC-小矢部砺波JCT開通により北陸自動車道と接続
1996年3月28日 能越自動車道福岡IC-小矢部砺波JCT開通
2000年 2000年とやま国体開催
2002年10月19日 この年ノーベル化学賞を受賞した田中耕一が来県し、県知事など出迎える
2005年12月〜2006年1月 平成18年豪雪。山地を中心に豪雪被害。
2007年3月25日 能登半島地震で震度5弱を観測。県内でも負傷者が出る。
2008年7月5日 東海北陸自動車道全線開通。

人口
富山県と全国の年齢別人口分布 富山県の年齢・男女別人口分布
■紫色 ― 富山県
■緑色 ― 日本全国
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
1980年 1,103,459人
1985年 1,118,369人
1990年 1,120,161人
1995年 1,123,125人
2000年 1,120,851人
2005年 1,111,729人

総務省統計局 / 国勢調査(2005年)

行政
富山県庁 歴代知事(公選)
詳細は「富山県知事一覧」を参照

初代 館哲二(1947年4月19日〜1947年11月15日、1期)
2代 高辻武邦(1948年11月23日〜1956年9月30日、2期)
3代 吉田実(1956年9月30日〜1969年12月1日、4期)
4代 中田幸吉(1969年12月30日〜1980年9月18日、3期)
5代 中沖豊(1980年11月11日〜2004年11月8日、6期)
6代 石井隆一(2004年11月9日〜、2期目)
県議会
詳細は「富山県議会」を参照

財政 [編集]
平成19年度 [編集]
財政力指数 0.45
平成18年度 [編集]
財政力指数 0.4159
標準財政規模 2647億円
普通会計歳入 5206億円
経常収支比率 94.5%
人口一人当たり地方債残高 89万6267円 普通会計分のみ
実質公債費比率 16.3%
ラスパイレス指数 96.3
地方債等の残高

1普通会計分の地方債 9954億円
2上記以外の特別会計分の地方債 902億円
3第3セクター等の債務保証等にかかわる債務 264億円
地方債等の合計 1兆1120億円 (連結会計)

平成17年度 [編集]
財政力指数 0.37
経済 [編集]
産業 [編集]
富山県は重工業の発達した工業県である一方、三次産業は大都市圏より盛んでない。

一次産業 [編集]
農地は減少傾向にあるが、耕作地における水田率は全国1位 (95.9%)。砺波地区においては明治時代から続くチューリップの栽培が盛んであり、異彩を放っている。北部に占める富山湾の恩恵により、漁業も盛んであったが、近年定置網漁を除く、その他の漁業は衰退の傾向にある。しかし、国民のグルメ指向と輸送時間の短縮化により、従来は移送が不可能であったシロエビなど、今まで売れなかった商品が注目されている。

農業:米、砺波のチューリップ、福光の干し柿、入善のジャンボ西瓜
漁業 - 豊かな漁場である富山湾を有し発達している。他県に無い特色としては伝統的なブリ定置網漁、日本唯一の群泳ぐ海域を持つホタルイカ漁、保存技術の発達で可能になったシロエビ漁など
林業 - 山の大半が国立公園のため、あまり盛んではない
二次産業 [編集]
富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。

立山の豊富な水資源と水力発電を利用して産業が発達している。特に電気料金は北陸電力が日本で最も安い電気料金を実現しており[1]多量の電気を必要とするアルミ精錬とその関連産業が栄えてきた。臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。また、特定重要港湾伏木富山港により対岸貿易や、原材料輸入における大型の貨物の輸送が容易となっている。主に工業地は富山市から高岡市にかけて連続している。

医薬品の製造・販売(いわゆる置き薬)も歴史が長い。

製造業
合金加工 - アルミ(アルミサッシ生産シェア国内第1位 YKK AP、三協・立山HD、新日軽)、銅(製品国内シェア第1位)、鉄(フェロアロイ合金鉄シェア国内1位)、マグネシウム等。
工業機械 - 自動車部品、ベアリング(生産シェア国内第4位 不二越)、精密工作機械(タービン工作機械世界シェア25%、半導体ポリッシングマシン世界シェア1位)、産業用ロボット(世界シェア5位)
電気機器 - 電子部品(スイッチング電源国内シェア2位、3軸加速度センサー、抵抗器ほか)、家電製品、半導体大規模集積回路(CCD/MOSイメージセンサ、AV/通信向けマイクロコンピュータ(32bit/64bit)、液晶/PDPドライバ等、パナソニックの国内最大拠点)、化合物半導体ディスクリートデバイス
造船 - 日本海側では数少ないドライドック設備有り
建設 - 総合建設業、鉄骨橋梁(川田工業)、各種プラント建設
化学工業 - 化学原料(塩酸、硫酸など)、化学肥料、ポリカーボネート製品、塩化ビニル製品、人工イクラ
ファスナー - 世界シェア1位(YKK)
製薬 - 医療用総合医薬品製造、薬品原料(インドメタシンなど)、漢方薬、外用剤、各種研究施設多数。また、生産した家庭薬の配置薬業(置き薬)も江戸時代から有名である。
その他 -製油、紡績、野球用バット
電力業-北陸電力、関西電力
三次産業 [編集]
情報処理業:企業向けネットワークサービス(インテック)
海運業:日本海沿岸国家との交易(鉱石、原油、工業製品、木材、中古車)
観光業:立山黒部アルペンルート、宇奈月温泉
金融:北陸銀行(ほくほくフィナンシャルグループを含めて地銀2位)
その他産業 [編集]
海洋資源:企業製品向け海洋深層水の取水
姉妹州省・提携州省 [編集]
中国、遼寧省 - 1984年5月9日友好県省提携
ブラジル、サンパウロ州 - 1985年7月18日友好提携
アメリカ合衆国、オレゴン州 - 1991年10月19日友好提携
ロシア、沿海地方 - 1992年8月26日友好提携
地域 [編集]
伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、かつて気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属していたが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となった。

さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。

以下の10市2郡4町1村がある(平成の大合併以前は9市18町8村)。町の読みは「ちょう」ではなくどれも「まち」。しかし、地元の人々の中で「ちょう」と読む人が多くいる。ちなみに自治体の数は日本で一番少ない。
富山県東部(呉東) [編集]
富山地区 [編集]
富山市(県庁所在地)
滑川市
中新川郡
上市町 - 立山町 - 舟橋村
新川地区 [編集]
魚津市
黒部市
下新川郡
朝日町 - 入善町
富山県西部(呉西) [編集]
高岡地区 [編集]
高岡市
射水市
氷見市
砺波地区 [編集]
砺波市
小矢部市
南砺市
マスコミ [編集]
新聞社 [編集]
北日本新聞(1884年創刊の中越新聞より始まる。名実ともに富山県を代表する言論機関)
読売新聞北陸支社(中興の祖である正力松太郎が当県出身)
富山新聞(石川県の地方紙である北國新聞が富山県版として発行しているもの)
読売新聞以外の全国紙や北陸中日新聞も県内に取材拠点、販売網を有す。
補足
富山県は全国紙の発行本社が東京本社・大阪本社とそれぞれ別になっている。
読売新聞の北陸支社は東京本社の管轄で、当県と石川県向けに発行しているが、紙面の内容の大半は東京本社の内容をそのまま掲載している。(福井県は大阪本社管轄)
朝日新聞は、1989年8月まで大阪本社版が販売されていたが、1989年9月以降は輸送上の問題から東京本社版が販売されている(名古屋本社の工場で印刷)。
毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞は大阪本社版が販売されている。なお、産経の県域版は掲載されていない。
スポーツ新聞は、スポーツニッポン、サンケイスポーツは大阪本社版、日刊スポーツは名古屋本社版と東京本社版の両方が販売されている。スポーツ報知は東京本社発行版が販売(高岡市で現地印刷)されているが、公営競技など一部の記事は大阪本社で製作されたものを掲載している。他に中日スポーツ(中日新聞北陸本社で発行)も販売されている。
放送局 [編集]
テレビ
NHK富山放送局
北日本放送(NNN・NNS系列)
チューリップテレビ(旧テレビユー富山、Japan News Network 系列)
富山テレビ放送(フジニュースネットワークFNN系列)
なお、富山県にはテレビ朝日系列の放送局がないため、区域外再送信で北陸朝日放送を視聴できるケーブルテレビ局が多い。
※高岡市、砺波市、小矢部市など県西部では北陸朝日放送など石川県の放送局、朝日町など県東部では新潟県の放送局を受信している世帯がある。
ラジオ
北日本放送(JRN・NRN系列)
富山エフエム放送(JFN系列)
ラジオたかおか(コミュニティ放送)
富山シティエフエム(コミュニティ放送)
新川コミュニティ放送(コミュニティ放送)
エフエムとなみ(コミュニティ放送)
エフエムいみず(コミュニティ放送)
ケーブルテレビ [編集]
ケーブルテレビ局の一覧#富山県を参照。
交通 [編集]
空港 [編集]
富山空港 (富山市)
道路 [編集]
高規格幹線道路 (高速道路)
高速自動車国道
北陸自動車道
東海北陸自動車道
一般国道自動車専用道路
能越自動車道
高岡砺波道路
氷見高岡道路
七尾氷見道路 (建設中)
一般国道
国道8号
国道41号
国道156号
国道160号
国道304号
国道359号
国道360号
国道415号
国道471号
国道472号
県道
富山県の県道一覧を参照。
鉄道 [編集]
西日本旅客鉄道
北陸本線
高山本線
城端線
氷見線
富山地方鉄道
本線
立山線
不二越・上滝線
富山市内軌道線
万葉線
新湊港線
高岡軌道線
富山ライトレール
富山港線
黒部峡谷鉄道
本線
立山黒部貫光
鋼索線(黒部ケーブルカー)
無軌条電車線
鋼索線(立山ケーブルカー)
関西電力
関電トンネルトロリーバス
立山砂防トロッコ
港湾 [編集]
重要港湾
伏木富山港(特定重要港湾 : 富山県・射水市・高岡市)
地方港湾
魚津港
文化財 [編集]
「富山県指定文化財一覧」も参照

国宝
瑞龍寺 仏殿、法堂、山門(高岡市)
重要伝統的建造物群保存地区
山町筋(高岡市)
相倉(南砺市)
菅沼(南砺市)
スポーツ [編集]
カターレ富山
富山グラウジーズ
富山サンダーバーズ
KUROBEアクアフェアリーズ
富山県を舞台とした作品 [編集]
文芸 [編集]
万葉集(7世紀〜8世紀) - 現在の富山地域を詠んだ歌が含まれている。大伴家持が詠んだ歌が223首あり、家持の部下や知人の詠んだ歌や富山県の伝説などを詠んだものを含めると337首ある。
高熱隧道(1967年、吉村昭) - 関西電力黒部専用鉄道のトンネル貫通工事を描く。
黒部の太陽(1968年、木本正次) - 黒部ダムの建設工事を描く。
長い道(1969年、柏原兵三)
劒岳 点の記(1977年、新田次郎) - 剱岳の測量事業を描く。
螢川(1978年、宮本輝) - 舞台は富山市のいたち川。
疑惑(1982年、松本清張) - 舞台は高岡市の伏木港。
風の盆恋歌(1985年、高橋治)
納棺夫日記(1996年、青木新門) - 映画『おくりびと』のモデルとなった。ただし、映画のロケ地は山形県。
愛の流刑地(2006年、渡辺淳一) - 舞台の一つが富山市の八尾町。
映画 [編集]
三大怪獣 地球最大の決戦(1964年) - 劇中で立山町の黒部ダム近くに隕石が落下する。
黒部の太陽(1968年) - 舞台は立山町の黒部ダム。
父ちゃんのポーが聞える(1971年)
疑惑(1982年) - 舞台は高岡市の伏木港。
螢川(1987年) - 舞台は富山市のいたち川。
ファンシイダンス(1989年)
社葬(1989年) - 舞台は富山市。
少年時代(1990年)
釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002年)
逢いたい(2003年)
ストロベリーショートケイクス(2006年) - 魚喃キリコの漫画『strawberry shortcakes』の映画化作品。舞台は魚津市。ミラージュランドでロケが行われた。単館上映作品で、富山県では未公開。
キトキト!(2007年) - 舞台は高岡市。
劒岳 点の記(2009年) - 舞台は上市町や立山町。
漫画 [編集]
まんが道(1970年、藤子不二雄A) - 舞台は高岡市。
少年時代(1978年〜1979年、藤子不二雄A) - 柏原兵三の小説『長い道』の漫画化作品。
ほしのふるまち(2006年、原秀則) - 舞台は氷見市。
テレビドラマ [編集]
ゲンコツの海(1973年、北日本放送) - 日本テレビ系列で全国ネット。
城下町の女(1973年、北日本放送) - 日本テレビ系列で全国ネット。
風の盆(1981年、NHK) - 夜の銀河テレビ小説。
季節はずれの蜃気楼(1985年、NHK) - 夜の銀河テレビ小説 - 舞台は魚津市。
まんが道(1986年〜1987年、NHK) - 夜の銀河テレビ小説。
凛凛と(1990年、NHK) - 朝の連続テレビ小説 - 舞台は魚津市。
裸の大将(76) 清も参ったわんぱく坊や(1995年、関西テレビ放送) - 舞台は高岡市。
テレビアニメ [編集]
true tears(2008年) - 舞台となる富山県麦端町は南砺市城端町がモデル。城端町には本作の製作会社であるピーエーワークスが本社を置いている。
ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜(2008年) - 舞台となる富山県綾凪市は射水市がモデル。
グレートハント(2008年) - 設定は明らかにされていないが、魚津市や富山市がモデルと思われる場面が見受けられ、劇中では主なキャラクターが魚津弁で会話している。製作は魚津市在住のクリエーターユニット「The BERICH」。
ゲーム [編集]
ひぐらしのなく頃に(2002年〜2006年、07th Expansion) - 舞台となる雛見沢村のモデルは岐阜県の白川村だが、設定上は富山県側の寒村となっている。
音楽 [編集]
交響詩「立山」(1972年、黛敏郎)
富山の夜(1976年、北森啓介)
富山に伝わる三つの民謡(1981年、岩河三郎)
男・立山(1986年、祭小春)
風の盆(1989年、菅原洋一)
風の盆恋歌(1989年、石川さゆり)
富山米(1993年、電撃ネットワーク ギュウゾウ)
無言坂(1993年、香西かおり) - 富山市の坂がモチーフ。
はぐれコキリコ(1999年、成世昌平)
まいどハヤ(2001年、立山みゆき) - 「まいどはや」は富山弁で「こんにちは」や「ごめんください」という意味。
ふたりの富山(2003年、伊藤敏博・中島真紀子)
氷見の雪(2004年、原田悠里)
たったひとつの幸福 〜立山こころの歌〜(2007年、友香)
蒼の世界 〜宇奈月から響け大地の音〜(2008年、Honey Grace)
関連項目 [編集]
ウィキポータル 日本の都道府県/富山県
富山県出身の人物一覧
富山県の廃止市町村一覧
とやまエコライフ・アクト10宣言
おわら風の盆
県定公園
富山県指定文化財一覧
脚注 [編集]
電気料金(一般電気事業者間比較)電気事業便覧

外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、富山県に関連するカテゴリがあります。
富山県 - ウィキトラベル
富山県観光ナビゲーター
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