四ツ國日記

宮脇慎太郎 Photographer / solow  http://shintaromiyawaki.wix.com/shintaromiyawaki

曙光の記憶 vol.21

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曙光の写真集の中でここの見開きだけ写真4枚組で構成されています。
よく何故ですか?と聞かれるのだけれど、理由は簡単。本当にこの時森で迷ってしまったから。
読者の方にも圧倒的な密度の森と霧を感じてもらいたかった。

この山は徳島県第2の高峰である三嶺。百名山にも数えられ、知名度の高い剣山と比べてマイナーな山。
しかしマイナーだからこそ人の手のあまり入っていない原生林が残っている。

最初は登山道を歩いていたはずだったが、写真撮影に夢中になっているといつの間にかその道を見失っていた。すると周囲に段々と霧が立ち込めてきて、当たりが急速に暗くなって来た。

最初はなんとかなるかとタカをくくっていたが、段々とそれは焦りに変わる。なんとか元来た道へ戻れないかと少しでも高い方へ、道無き道を斜面に靴のエッジを差し込むように体を固定しながら進む。
 
どれだけ歩いたか分からないが、周囲をどれだけ見回しても人の姿は皆無。ここに来てマイナーな山だったことがあだとなるとは。まだ山頂までも辿り着いておらず、日が暮れるまでに下山できるかどうかも際どくなってきた。

その時、歩き続けた森の様相が変わる。登山開始からずっと杉の植林の森だったものが、樺の木が混じった原生林になってきたのだ。


つづく
 

曙光プロジェクション用スライドショー



台湾の写真展トークイベントでオープニングに流した映像です。音楽はChoux!
 

曙光の記憶 vol.20

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長らく途切れていた物語はいよいよ森の中へ。
祖谷の最深部には西日本最高峰クラスの山が連なっています。その筆頭は西日本第2の高峰剣山。そしてこの時は剣山ほど有名ではないですが、その分人が入っておらず原生林が残っている三嶺(みうね)へ。
登山を始めた時にすぐに出会ったのが蛇。
まるで案内人のように、するするとそのまま森の奥へ去って行ってしまった。
こっちもそのまま憑かれたように付いて行った。
そしてこの時はまだ、この登山が大変なことになるとは全く思いも寄らなかった。


つづく
 
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