四ツ國日記

宮脇慎太郎 Photographer / solow  http://www.shintaromiyawaki.com

せとうちスタイルvol.2本日発売開始!

ここ数日関わった本の出版ラッシュが続いてます。せとうちスタイルvol.2も本日から発売開始。

考古学者の乗松博士との連載「瀬戸内古墳航海録」に加え、今回も特集や香川が誇るミニベロ界のパガーニ・アウトモビリ「タイレル」さんとのタイアップページなどアイランドホッピングを繰り返しながら多数撮影しました。

そして何より今号は表紙に写真を使って頂いたのが大きい。人物も違うバージョンをシーンを変えて何種類も撮り、普段はあまりしない再撮影もやりました。表紙写真というのは雑誌の顔として売り上げにも直結するのでメチャクチャ緊張します。何卒売れてくれますように。。

僕が四国に腰を落ち着けた理由の一つとして島旅の面白さに目覚めたってのがあります。その数は有人島だけで約300、無人島や岩礁を含めると3000はあるだろうと言われてます。
島によって風土風習は違うので、その世界はまるで星の王子様の小惑星帯、またはゲド戦記のアースシーのよう。これにハマると数ある瀬戸内の都市の中で唯一瀬戸の都と呼ばれ県庁所在地や駅が海に最も近い高松は拠点にベストに近い。

そのきっかけを作ってくれたせとうち暮らしという雑誌、そこから産まれ次のステージへ向かおうとしているせとうちスタイルは僕のライフスタイルにもっとも寄り添ってくれる奇特な雑誌、今回撮り溜めて来た瀬戸の祈りの風景もグラビアページで使って頂きました。

自然と密接な関係をもって繰り返される辺境・辺縁の営みと意識の流れを感じてもらえたら嬉しいです。



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『ヘンリー・ソロー生誕200年前夜祭』

昨年と同じ、ソローの誕生日前夜の7月11日。
今年も世界的名著「ウォールデン 森の生活」の著者である " 森の哲人 " ヘンリー・D・ソローの評論『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(読売文学賞 随筆・紀行賞)を昨年刊行された文化人類学者の今福龍太さんをお迎えし、「ソロー、監獄、法の彼方」と題したトークと、日付をまたいでのソロー生誕 200 年の宴を開催いたします。

トーク | 今福 龍太(文化人類学者、批評家、東京外国語大学大学院教授

荘厳な山霧の里である祖谷からソローの精神を引き継いでいくこと。
現代においてこれほど大切な行為はない。
森の中をひたすら「歩く」ことで、人為的な法の外部へと果敢に飛び出していったソロー。
「自由」を奪われた獄の中で、まさに「自由」について誰よりも深く考えたソロー。
霧の森も、鉄格子の獄も、ともに私たちの思考と行動の批判的拠点である。
生命と社会を理解する奥義がそこに隠れている。
炭焼き人や樵の残した小径、かすかな獣道の痕跡を、私たちの歩行の道標としよう。

権力に抗して自由を奪われた叛乱者たちの覚醒の心を、私たちの思考の糧としよう。
ソローは私たちに「批判」のありかを教え、「想像力」の飛躍をうながし、
行動と思考とが不可分に一体化した永遠の「学び」の道を指し示してくれる。
ソロー200歳の誕生日の前夜、ふたたびこの稀有なる自然哲学者にして無私の遊歩者の教えに耳をかたむけてみよう。
私たちの未来の「学び舎」の可能性を、〈祖谷〉という21世紀のウォールデンの森の傍らで展望してみよう。

会場デコレーション | サンキューキャンドル
出演 | 中田組(アイリッシュバンド)

[ お食事と宿泊について ] 
当日の宴では、アルコールを含むお飲み物と、主に地場産の食材を使ったお料理をご用意いたします。
また、宴は夜半まで続く見込みのため、そのまま会場(なこち)で雑魚寝での宿泊ができます。
(シャワーの利用可、寝具の数が限られるため、宿泊希望の方は寝袋等を持込み頂けると幸いです。)
別途会場徒歩圏内の宿にてご宿泊希望の方は、ご予約時にご相談頂ければ手配可能です。(宿泊代実費)
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日時 | 2017年7月11日(火)17:00〜
会場 | なこち LIFE SHARE COTTAGE(徳島県三好市東祖谷落合252)
参加費 | 3,000 円
参加方法 | 事前に下記連絡先宛にご予約をお願いします。

[ご予約・お問い合わせ] 
なこち LIFE SHARE COTTAGE
Email : info@nakochi.jp
TEL 090-9831-7522

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鵺の住処は四国にあった

横溝正史原作の映画悪霊島。瀬戸内をロケ地として撮られたこの映画のキャッチコピーは「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」だった。そして平家物語に登場し、平安時代の京の都を大混乱に陥れたその妖怪鵺の根城は実は四国にあった。 
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愛媛屈指の豪雪地帯久万高原町、その奥深くにその池は存在する。鵺の根城と言われた安曽布ケ池は今も赤蔵ケ池と呼ばれこの地にある。
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典型的な四国の農村風景を車は進む。
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植林で鬱蒼としげった森から見える太陽。差し込む光が眩しい。
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途中道が分からなくなったので畑仕事をしていた老夫婦に聞く。「こんな時間に山にあがると暗くなって鵺が出るぞ」と脅される。
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思ったより道はかなりハードコア。くねくねと曲がった道をひたすらすすむとやっと看板が見えて来た。思ったより整備されてるようだ。
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最後のアプローチ。車一台がやっと通れる広さだが舗装は真新しい。
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トイレや東屋が整備された広場の奥に池が見える。しかし鬱蒼とした森を抜けた山頂付近にこのような天然の池(というより沼)が忽然とあるのは確かに不気味である。
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看板も真新しい。最近整備されたところなのだろうか。鵺の声はトラツグミに似てるそう。ヒョーヒョーという音が不穏極まりない。
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大分日が落ちて来た。鵺の根城に夜の帳が迫る。
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神秘的な色にみるみる変化する水面。鵺の正体は当時の妖怪ハンターだった源頼政の母だという伝説がある。平家全盛の時代、かつてこの地に潜伏していた頼政の母が自身の姿を妖怪に変え、それを息子に打たせる事で彼を出世させようとしたそう。
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寒気が走り引き上げようとしたら蛇の抜け殻が足下に。。アオダイショウだろうか。
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遥かに見える石鎚山系の山々に夕陽が当たっている。夜が近い。
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帰りに見かけた看板は凄く古そうなものだった。
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山は暗くなる時は一気。飲み込まれる闇から逃げるように下山する。
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あっという間に夜となり、東の空には月。心無しか虚空にヒョーヒョーという音が聞こえた気がした。


 
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