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IKUNAS最新号本日発売!明日は13時よりTSUTAYA西宝町店にてトークイベントも。今回縁のある祖谷にてなこちの稲盛さんと久々タッグを組んで撮影させて頂きました。

写真集「曙光」を出版して下北のB&Bでトークイベントをしていた時、TRANSITの編集者の方々が来てくださって「こういった場所が写真されることにより、外部から人が来るようになってどんどん観光地化されることはどう思いますか?」と質問されたことがあります。

その時はうまく答えれず「祖谷の景観は観光化により守られているところもあり、若者の雇用にも繋がっている。むしろどんどん人に来てもらいたいです」的なことをその場では返答したきがします。
今思えば旅雑誌の方々も常にそういったジレンマを抱えながら取材をしているのでしょう。あれ以来辺縁、辺境を撮影する時に僕も考えてしまう。

そして今ならはっきり言えるのですが、急激な都市化で忘れられていますが本来私たちの祖先はこういった所で生きて来たのだということ。そもそも日本自体が世界地図で見たら端の端の辺境の民。

本来生きる事はもっとシンプルだった。レイヤーが増え過ぎてそれらが見えにくくなった現代祖谷を訪ねる人は日本のみならず世界に広がっています。

日本の辺縁である四国に住んでる自分も、海外や東京から友人が遊びに来て地元の風景を絶賛してくれることは素直に嬉しい。そういった外部からの目がそこに産まれ育った者に土地への誇りをもたらすきっかけになる。瀬戸内の芸術祭の島で派手なアートの陰に隠れているが、しかし確実に起こっていることもそういうことで、真に大事なコト。

四国にはこんな美しい場所に力強く生きている人たちがいるよー!とこれからも伝え続けたいです。そして是非その土地を訪れ、人と交流して欲しい。日本全体が衰退期に入った今、辺境にこそ未来があると確信しています。