どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは手代木正太郎さんの「むしめづる姫宮さん」です!
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ストーリー A
内容は、宮城県宮城郡浦上町。そこは虫の魂を送り出す珍しい祭りが行われる町。そんな浦上町で様子がおかしくなってしまったチビで卑屈な有吉羽太。祖母にそのことを話すと、虫の魂に憑かれているのではないかと言われる。そんな虫の魂に憑かれた人の悩みを解決できるという姫宮さんの家へ行くが、そこにいたのはおなじくらすよ引っ込み思案の女の子・姫宮凪だった。大の虫好きの彼女と羽太は虫にまつわる問題を解決していくことになるが…とこんな感じです!

〜卑屈で小さな男の子と虫好きの女の子の話〜
初挑戦の手代木正太郎さんの作品!かねがねすごい作品を書くとは聞いていたんですけど、なかなか機会がなく今回新作が出るということで手にとって見ました。タイトルとあらすじもすごく良かったですしね。虫の魂をめぐる素晴らしい青春ものでした!面白かったです!
ある日を境に突然他人にいらぬお節介を焼くようになってしまった羽太。チビで卑屈で器も小さいくせに、その変異のせいで学級委員にまで立候補してしまいます。羽太の卑屈っぷりはすごく良かったですね!こういうアッパー気味のダウナーすごく好きです!祖母にそのことを相談すると、姫宮さんの家に行けと言われそして出会ったのが虫好きの女の子。しかも彼女は同じクラスで…姫宮さんも後述しますがギャップがあって面白い子でしたねw そして始まる虫と青春の物語。5日に一度しか外に出られなくなった幼馴染の女の子のこと、豹変してしまったストリートダンス部の女子たち…思春期の屈託と虫の魂により現れる「虫らしい行動」。さらには姫宮さんの虫知識と、宮城県宮城郡の美しい自然を背景とした青春ものは胸に静かにでも確かに響く強度を持った素晴らしい物語でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
姫宮さんなんか面白くて可愛いですねw 引っ込み思案かと思いきや、虫のこととなると熱く語り出して冷静になると超テンションダウン…でもひたむきに虫を愛する姿はとても可愛らしかったです!羽太は卑屈でチビな男の子なんですけど、その卑屈さがどこか吹っ切れているからこその魅力がありましたね。いつか真っ直ぐなるための助走をしている感じでした。

最後に
虫と青春という不思議な魅力を持った作品でした!姫宮さんと羽太のコンビも見ていて楽しかったです!ぜひ続刊を…!

どんな人にオススメか?
青春ものが好きな方は!虫と聞いてちょっと苦手だな、と思う方もいるかもしれませんがそれが気にならないくらい思春期の屈託を乗り越えようとする少年少女の物語がとにかく素晴らしいです!また、僕は虫苦手じゃないのでわからないですが(^_^;)気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



むしめづる姫宮さん



著者



手代木正太郎



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451806-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より