どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは九曜さんの「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」です!
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ストーリー A
内容は、母子家庭の真壁静流は事故で母を失い孤独の身に。そんな静流の元に彼の父親を名乗る人物が現れ一緒に暮らさないかと提案される。だが、父親を名乗る男には娘がいてなんと学園でも有名な蓮見紫苑だった。突然義理の弟ができたことに戸惑い、それを隠していた父親に複雑な感情を抱く紫苑。そんな彼女と一緒に暮らすことになってしまった静流。学校で、家で、姉弟になってしまった2人のラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜義姉は学園で人気の先輩で〜
九曜さんの新作!「佐伯さんと、ひとつ屋根の下」「廻る学園と、先輩と僕」は既読。久しぶりの九曜さんの新作ということで楽しみにしていました!九曜さんらしいどこか懐かしさのある、物静かな男の子と年上ガールのラブコメでした!面白かったです!
母子家庭で育つも母親を事故で亡くし途方に暮れていた静流。そんな彼の元に父親を名乗る男が現れるところから物語は始まります。いきなりなかなかハードな展開ですが、静流くんが感情希薄な少年なおかげか結構淡々と物語は進んでいきますね。そして父親を名乗る男の家に住むことになり、そこで出会ったのが学校で注目を集める美少女・蓮水紫苑。父親に隠し子がいたことすでになくなっている紫苑の母親以外の女性の子供である異母弟の静流に紫苑は複雑な感情を抱き…まぁ普通にどう接していいかわからないですからね…18歳になる年にできた17歳の弟なんて。しかも母親は違うわけですし…そんな2人は家族になった?ことは明かさずに学校生活を送ることに。かたや学校の人気者の紫苑、かたや目立たない静流ですが図書室を中心にラブコメ攻防戦が繰り広げられます。図書委員なので放課後はいつも図書室にいる静流、静流のことを気に入って自分と付き合わないかと迫る瀧浪泪華先輩。そして紫苑に、そんな図書室攻防戦の静観者である奏多先輩…泪華先輩の誘惑を無感情に交わす静流、静流にいろんなちょっかいをかける泪華先輩、そんな2人につい色々言ってしまう紫苑…3人のやりとりは見ていて楽しいですね!家では紫苑と仲が悪い?ながらも異母姉弟として、学校では泪華先輩の攻撃をあしらいながら紫苑と先輩後輩として?繰り広げる日常は読んでいて楽しかったですね!番外編には佐伯さんファンには嬉しいおまけエピソードもあり、最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
静流は感情が希薄な男の子。共感するタイプの男の子ではないですが、見ていて楽しい少年でしたね。紫苑は色々素直になれないところがかわいい先輩!普段は高圧的?というか上からな態度が多いですけど、静流から攻められると思わず赤面したりかわいい表情も見せてくれましたね!泪華先輩は静流が好きな綺麗系の先輩。なかなか激しいアタックに見ていて思わずハラハラしたり…まぁ静流に軽くあしらわれてしまうんですけど…

最後に
面白かったので2巻も期待してます!これから静流と紫苑の関係がどんな風に変化していくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
年上の女の子とのラブコメが読みたい方は!九曜さんの作品を読んだことがある方はもちろん、初挑戦の方も楽しめると思います!ただちょっとノリが合わない方もいるかと思うので個人的には試し読みからオススメしたいですね…ノリさえあれば楽しいラブコメだと思うので気になったかたは!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ



著者



九曜



レーベル



ファミ通文庫



ISBN



978-4-04-735868-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より