カテゴリ: ホラー・シリアス

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは岩田洋季さんの「淫らで緋色なノロイの女王」です!
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ストーリー A
内容は、5年ぶりに故郷の街に帰ってきた主人公の禊。彼はかつて街を支配していた夕焼けの女王・緋崎ミコが帰ってきたことを知る。かつて禊たちの青春をズタズタにした彼女が現れると街では不可解な事件が起こり始める。ミコは禊に街に蔓延る呪いを解くことに協力してほしいというが…とこんな感じです!
ジャンルはホラー。ヒロインがヤンデレ?です。
岩田洋季さんの新作!前作、前々作とイチャラブなラブコメだったので今回ホラーと聞いてどんな作品が…?と期待と不安がありましたが、恐怖の質感と展開に終始楽しく読める作品でした!面白かったです!
かつて女王であるミコが支配していた街。ある事件をきっかけにミコは街からいなくなりますが再び現れて…ミコの恐ろしさが序盤から嫌というほど語られますね。生理的な嫌悪感を抱かせるぬめりとした質感の恐怖がありました。そんな街へ五年ぶりに戻ってきた禊。禊はかつての仲間である、千早、凪、典人と再会します!しかしそれと同時に不可解な事件が始まり…こういう「死」はやはりホラーらしくていいですね…そして現れるミコ。呪いであり、呪いに対抗しうる、絶対的な女王の登場で作品の雰囲気が怖いから恐いへと変わっていきます。小学生ながらに大人まで支配したその女王としての能力…彼女に「押さられる」というのがまたいい表現で得体の知れなさが伝わってきましたね…紆余曲折の末に禊はミコと呪いにまつわる事件を解決していくことに。ここからは怒涛の展開でしたね。次々とおかしくなっていく人々にミコに対する自らの感情を知ってしまう禊の葛藤。そしてラスト。ホラーにふさわしい「いい意味で嫌な」感じのする作品でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ミコがとにかく恐いですね…高らかに上から女王然とした態度で物事を見て、禊を飼い犬と可愛がり…淫ら感も要所であり生理的に嫌な感じのヤンデレ感もありである意味すごくメインヒロインしていました。禊は最初は普通の男の子かと思いきや…彼もまた女王に支配されていたのだと気づくとなんだか恐ろしかったですね…そのほかのキャラも魅力的でした!

今後の期待度 A
終わり方的にまだ続編があってもおかしくないので2巻が出たらぜひ読みたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ホラーが読みたい方は!生理的嫌悪感を抱く感じの怖さです!とにかくミコがいやらしい感じで恐怖を与えてきます!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912512-2

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのははくりさんの「幸色のワンルーム6」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、松葉瀬と八代を襲うことに決めた幸とお兄さん。しかし襲撃は失敗し、幸はお兄さんに対する不信感を得る。松葉瀬たちは幸たちを見届けにしたといい、幸の監視の下で隣人生活を始めることになる。その中で松葉瀬からの問いかけで幸はなぜ自分がお兄さんと一緒にいるのかを考え始めるが…
シリーズ第6弾!ドラマの方は色々ありましたけど、Blu-rayはきちんと発売されましたね。漫画の方も部数伸ばしてますしとりあえずは一安心かな?と言った感じです。今回も面白かったです!
ついにお兄さんと2人の逃げ続ける生活に変化が訪れた幸。松葉瀬と八代の襲撃に失敗したことから始まる隣人生活!幸は未だに1巻あたりのお兄さんとの生活の印象が強いので、こんなに目をギラギラ光らせて獣のように2人を監視する姿はある意味新鮮でしたね。そして風邪で倒れたお兄さんを助けたことで気づく「お兄さんと一緒にいる意味」まさか幸の口からメリットとかそんな言葉が出てくるとは…個人的にはこのあたりの変化が1番驚きでした…松葉瀬からの問いに悩みなんとか答えていた幸に突きつけられる選択肢…変化していく2人の関係をハラハラしながら見させていただきました。面白かったです!

キャラ A
幸はやっぱり変わったなと思いましたね。メリットとか出てくるのもそうですし、選択肢を突きつけられた時の表情とか…髪を切ったことで本当に別人になってしまったようでした…お兄さんもあそこで瓶を振り下ろせないんですね…多分今までだったら、それこそ一巻の段階だったら…どうだったんですかね…

総合 A
今回も面白かったです!なにやら松葉瀬メインのスピンオフも始まるようでそちらも楽しみですね!7巻も楽しみに待っています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは江波光則さんの「デスペラード・ブルース」です!
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ストーリー A
内容は、神座市で起きた一家殺害事件の生き残りの筧白夜。彼は地元を離れ東京で雑工の仕事をしながら暮らしていた。そんなある日、同僚の長谷川黒曜が同じ神座市出身だということが判明する。その縁もあってか白夜は黒曜がやっている「宝探し」に興味を惹かれ尾行したことがきっかけで過去を繋ぐ復讐と因縁に巻き込まれていき…とこんな感じです!
ジャンルは…まあ強いていえばサスペンス。でもなんというかこう説明しにくいですね…
江波光則さんの新作!個人的には「ボーパルバニー」以来になります。今作も面白かったです!
序盤は割と淡々としていましたね。始まりはいきなりおやじ狩りの亜種みたいなものに襲撃されて白夜が身につけている特殊な武道?の無明拳を使ってとインパクトありましたけど、そのあとは雑工(いわゆる日雇い労働者)の日常が描かれていきます。でもこれだけもグイグイ読ませてしまうのが江波光則さんの文章の魔力なんですよね…そして黒曜の尾行から神座市と自分の家族を殺した事件に繋がることを追い求めることに。静かな暴力に酒にドラッグ風俗金車…この世の《欲》みたいなもので彩られながらも描かれるドス黒さをのぞかせる物語。神座市を牛耳る御三家という存在、そこから伸ばされる魔の手と複雑な利害関係。こうしたバックボーンは強烈でしたね。戦闘も強敵とただ無明拳で戦うだけではなく、工夫と敵との駆け引きが楽しかったです!なんというか言葉にしづらいお話ではあるのですが、白夜の物語として灰色に近い世界を見させていただきました!面白かったです!

キャラ A
白夜の人間性というか性格はなんだかすごく魅力的でしたね。変な武道を習っていた奴という以上に、なんかこう本能的な強さを感じました。他のキャラのことはなかなか言いづらいですけど、歌織のことは結構好きでした。

今後の期待度 A
堂々と続くと最後に書いてあったので続きも楽しみにしています!次で決着かそれ以上続くかはわかりませんが、2巻はぜひ読んでみたいです!

どんな人にオススメか?
なんかこういわゆるガガガ文庫と聞いてダーク系の作品が思い浮かぶ方はぜひ!魔力が溢れる文章でドンドン読ませてくれますよ!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-09-451766-8

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回するのは丸木文華さんの「誰にも言えない」です!
⚠︎若干ネタバレあります
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初挑戦となる集英社オレンジ文庫。気になっている作品は結構あるんですけどなかなか機会がないんですよね…この前久しぶりにホラー読みたいと思って積本漁っていたら切らしていたんですよ。それで本屋で無難に角川ホラー文庫でなんか賞取ったやつあるからそれにしようかな?と思っていたらたまたま目に入って購入した次第でございます。

さて、まず率直な感想はすごく好きな作品でした!いいですね!こういうホラー!4人の美しい少女たちが避暑地で語る「誰にも言えない」秘密。最初はオカルトチック(というか妖怪?的な感じ)に始まったかと思いきや、次はリアルないじめのお話になって殺人からのまた妖怪っぽい感じに戻ってのあの終盤からのラストですよ!200pにも満たない物語でしたが、陰鬱さと嫌な女を存分に楽しめるサイコホラーでした!

以下各章の雑感です!

わりとオカルトチックな感じでなんというか静かな狂気みたいなものを感じました。これが後に生きる伏線になったのが良かったですね!美しい容姿を持ちお金持ちの家に生まれながらも実はある秘密を抱えた葵。じわじわと蝕んでくる系の怖さを存分に味わえました!

結衣
葵の話から一転。胸糞系のいじめの話に。いじめている側の視点でしかもなんの罪悪感も感じていないところがまた胸糞悪くていいですね!サイコ味を感じました!いじめの描写自体は本当に過激な作品からすればぬるめですけど、いじめる側から語るスタイルで最後に明かされる秘密も相まって面白かったです!

莉子
こちらは殺人という割とオーソドックスなお話。とはいえ、人間関係や殺人の仕方などはリアリティがあって読んでいて引き込まれてゾクゾクする感じがありました!なんていうか画面越しに語っていた妄想を当たり前のように実現して殺人をするのがいいですよね。

ひまり
こちらもオカルト系。閉塞した人間関係をある方法で壊していくひまりが魅力的でした!ある意味1番読み手に近い立場からのお話だったかもしれないですね。嫌いな人間は望めば…ラストは急展開ではてな?が浮かびましたが、171pの「???」を読めば意味がわかってまた良さげでしたね。

以上4編に加え、プロローグと最後の「???」と「おしまい」で構成されていました!いい感じに人間の嫌なところが滲み出ていて「美醜」ってこういうものを言うんだなと思いました!ホラーや胸糞系が好きならオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのははくりさんの「幸色のワンルーム5」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
お兄さんと幸はあの事件から周囲の目を警戒し引っ越しをすることになる。しあし探偵の松葉瀬は直前にその情報をキャッチし2人を追うことに…そして引越し先で対峙することになる。時同じくして幸に異変が…それは自分の母親に対する感情と家に帰りたくないという気持ちが引き起こすもので…
シリーズ第5弾!累計100万部超え&ドラマも色々ありましたが無事に放送されましたね…今回も面白かったです。
このシリーズはTwitterの頃から追っていて、ということは何度も言っていますが、今回は引越しという一大イベントが発生しましたね。ぶっちゃけこの作品の舞台はお兄さんのあの部屋しかないと思っていたのでちょっとびっくりでした…さて、物語の方はついに松葉瀬とお兄さんと幸が出会うという一つ山場を迎えましたね。松葉瀬が登場してからこの時が来るのはわかっていましたが、なんとなく感慨深いものがあります…そして幸の変化。幸という1人の女の子自体物語が進むにつれて変わっていってましたが、ここで決定的に変わりましたよね…そんな幸がお兄さんに望んだことがまた…幸はお兄さんと2人の世界でしか生きていけないんですかね…

キャラ A
幸の変わり様がやっぱりガツンときましたね。容姿もそうですけど、中身もこうドロッとしたものに変化して…ある意味ではすごく幸らしいのかもしれないですけどね…お兄さんは逆に優しくなって、過去のことがジワリと首を締めている感じですかね…お兄さん頑張れって思わず応援したくなりました。

総合 A
今回も面白かったです!この巻はヒキがなかなか強烈なので早く続きが読みたいです!6巻も楽しみに待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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