ブログ「楽しい毎日」

「器 四者四様 2018」のお知らせ

2018年2月15日(木)

二十四節気「立春」七十二候「魚上氷(うおこおりをいずる)」

2月も半ばを過ぎ少しづつ春が近づいて来ている…と言いたいところですが、
北陸では凄まじい豪雪の影響で甚大な被害が出ているようです。
1日も早い復旧を只管に願うばかりです。

さて2月17日(土)より「器 四者四様 2018」が始まります。
今回の作品展ではとても心が元気になるような、
カラフル&パワフルな器が集まりました。
作家それぞれに工夫を凝らして独特の世界観を表現しています。
春を待つ季節だからこその明るい気分にさせてくれる作品だと思います。

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高橋亜希
1976 京都府に生まれる
1999 佐賀県立有田窯業大学校 卒業
2003 第2回「若き作り手を育てるクラフトコンペ」奨励賞
2008 高岡クラフトコンペ 入選
   伊丹国際クラフト展 入選
2011 第4回 現代茶陶展 入選
2013 日韓陶芸交流 2013 慶尚北道陶磁器文化互展
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 「Hokusai」のシリーズはその名の通り、葛飾北斎へのオマージュとして創っています。
 その他の「Sora」「時の森」「砂時計」のシリーズは全て「時」をテーマに制作しています。時間の流れやその不思議について思いを巡らしながら創作に励んでいます。
 「sora」は地球の時間の流れやそこに住む人間のエネルギーについて、また「時の森」は森が育つ時間などの風景を描いています。また「砂時計」は細胞から順番に発達していく全てのものを風景に描きこみました。180217_takahashi_works_04


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西 崇
1988 和歌山県に生まれる
2013 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース 卒業
   創工会企画 新進作家展(京都文化博物館)
現在 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 非常勤副手
180217_nishi_works_02
180217_nishi_works_03
 以前より多くの色を使った器を作ってきました。何色かのラインで構成される「Borders」シリーズや、単色の「mono」シリーズでは、色が与える感情の変化を使う人に感じさせることをコンセプトにしています。
 また新たなシリーズとして、多数の色を混ぜグラデーションにして構成している「どこかで」シリーズは、自身が見たり想像した様々なシチュエーションの一部を切り取り、情景としてより絵画的な要素を強めた作品です。作品を見た人にも「どこか」の場面を想像させることができれば嬉しく思います。
 また共通して白磁の泥しょうをイッチン技法で加飾しています。これは器の表面に施すことで器のフォルムをより立体的に表現し、視覚・触覚共に楽しめる器を目指しました。イッチンのラインはある程度無作為に施し、その時々の流れを重視したタイプのものと、規則性を持たせ無駄を省きストーリー性を強めたものがあります。180217_nishi_works_04


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増原嘉央理
1985 北海道に生まれる
2004 英国留学
2008 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科陶磁コース 卒業
    平成19年度 武蔵野美術大学卒業制作 陶磁賞
    第46回 朝日陶芸展 入選
2009 第29回 長三賞現代陶芸ビエンナーレ 入選
    めし碗グランプリ展 工藤良健 審査員特別賞
    第62回 瀬戸市美術展 奨励賞
2010 瀬戸市新世紀工芸館セラミックコース 修了
    めし碗グランプリ展 優秀賞
    第40回 ながさき陶磁展 インテリア・工芸部門 最優秀賞
2011 北海道にて制作を開始
    第21回 日本陶芸展 入選
    第30回 長三賞常滑陶芸展 入選
2012 そば猪口アート公募展 安曇野市教育委員会賞
    めし碗グランプリ展 山本信審査員特別賞
    第3回 帯留コンテスト 山中審査員特別賞
    第5回 菊池ビエンナーレ 入選
2013 第6回 織部現代陶芸展 入選
    2013工芸都市高岡クラフトコンペティション 入選
2014 第2回 陶美展 入選(’16)
2015 第23回 日本陶芸展 入選
2016 第56回 東日本伝統工芸展 朝日新聞社賞
    伊丹国際クラフト展 審査員賞
    第63回 日本伝統工芸展 入選
    日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 現代陶芸奨励賞
    現在の陶芸 萩大賞展 IV 入選
2017 第24回 日本陶芸展 入選
    KOGEI Art Fair Kanazawa 2017
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180217_masuhara_works_02
 作風も表現法も異なる作品ではありますが、制作するにあたりそれぞれ根幹にあたるテーマを決めています。具象、抽象様々なテーマを用いますが、そこに瞬間的に自身が五感で感じた事象を添え表現しているのだと思います。
 しかしどの作品にも共通し求めているものは、決して自身の力では及ばない絶対的に変わらない、変わってほしくない何か、なのかもしれません。180217_masuhara_works_04


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渡邉陽子
1976 岡山県に生まれる
1998 イタリア・ファエンツァの工房にて研修
2000 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業
    卒業制作展「富本賞」
2007 第1回 現在形の陶芸・萩大賞展 佳作受賞(’10、’13、’16入選)
2010 第2回 やまぐち新進アーティスト大賞 大賞およびACS賞受賞
2011 第21回 日本陶芸展 入選
2017 Revelations the fine craft and creation fair(Paris、France)
180217_watanabe_works_02
 私のアトリエは自然に囲まれた場所にある。
 インスピレーションはふと目にとめた自然現象から得ることが多い。足元に落ちている木の実、今にも開花しそうな蕾、美しい夕焼け、飛来してくる鳥たち、日向ぼっこしている亀、草原をなでていく風など。
 生まれては消え、生まれては消え、生まれては消える。
 どこからきてどこへいくのか。
 とめどなく移り変わっていく。
 しかし、連綿と生命は受け継がれていく。
 それらが私の心象風景となり、形にとどめる。
180217_watanabe_works_04
 先述のとおり「生命力」が制作の根底に流れるテーマであるが、造形においては「形と文様」について思考している。文様とは単に表面的なものではなく、全体を構成するパーツととらえている。例えば山がたくさんの木によって成り立っているように、鳥がたくさんの羽毛によって覆われているように。
 そのことから、パーツを貼り付ける【貼花(ちょうか)技法】を取り入れている。
 パーツにはいろいろなモチーフがある。鳥の羽や花びら・貝・葉っぱなど。全体を構成しているパーツを分解して、再構成することで作品としている。
 また【練り上げ技法】によってロクロ回転による土の動きを可視化し、風や水の動きに「見立て」ることによって地文様を作り出し、奥行きを与えようとしている。
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会期は2月28日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、2月17日(土)には西 崇が、24日(土)には高橋亜希が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在-」のお知らせ

2018年2月2日(金)

二十四節気「大寒」七十二候「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)」

年明けからのこの雪続き、
愛知県中部でこれだけの雪が降ることは滅多にありません。
本当に今年の冬は氷河期が心配になるような天候です。
天変地異の前触れでないことを祈るばかりです。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在- 」が始まります。
日本人にとって土は特別な素材だと思います。
様々な古墳などから発掘される土器や土偶など、
原初から土との触れ合いの中で文化を育んで来た日本人にとって、
土に託して思いを表現することは自然のことと言えましょう。
今回は4名の作家の思いを土の言葉で語って頂きます。

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梅本依里
1982 大阪に生まれる
2004 大阪芸術大学陶芸コース 卒業
2008 ユニークな器展 優秀賞
    益子陶芸展 入選
2009 ユニークな器展 大賞
2010 卯辰山工芸工房 修了
    第4回 菊池ビエンナーレ 入選
2011 第9回 国際陶磁器展美濃 入選(’14)
2012 女流陶芸展 新人賞
    ビアマグランカイ 9 入選
2015 神戸ビエンナーレ 入選
    第32回 長三賞陶芸常滑展 入選
190203_umemoto_works_03
 私はあまり言葉で説明するのが得意ではないので、だからこそ自分の思いを形にして表現したいと思っています。
 その上で敢えて言葉にするとすれば、
一つ目は「危うい形」です。倒れそうで倒れない形を焼くこと。見ていてドキドキするものを作りたいので。
二つ目は中の空洞が何処かで繋がっていること。中に見えない物語が流れ巡っているので。
三つ目は人が見たことの無いものを創りたいこと。
四つ目は色鮮やかなポップな柄を自分の思いと共に装飾すること。
これらにより私の言葉が作品が完成する気がします。190203_umemoto_works_02


190203_ooishi_works_01
大石早矢香
1980 京都府に生まれる
2004 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻 卒業
    京都市立芸術大学 2003年度制作展 同窓会賞(京都市美術館)
    たち吉クラフトコンペ「京都陶芸の新しい芽」 優秀賞
2007 京都府美術工芸新鋭選抜展
2013 神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション(兵庫陶芸美術館)
2014 日韓陶芸交流展(京都、韓国)
    現代茶湯アワード(東京/渋谷ヒカリエ)
    第43回 長三賞常滑陶業展「くらしのやきもの展」長三賞
2015 マイヤー x 信楽大賞展 銀賞(USA)
    京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    第32回 長三賞常滑陶芸展・自由造形部門 長三賞(愛知県陶磁美術館)
2016 琳派400年記念新鋭選抜展 -琳派FOREVER-(京都文化博物館)
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 第3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ(21世紀美術館)
    Thematic Exhibition in Gwangju GICB2017(韓国/京幾陶磁博物館)
    第12回 パラミタ陶芸大賞展(三重)
    茶陶の現在 -2018萩(山口県立萩美術館・浦上記念館)

コレクション
Hen Hyang Lim Onggi Museum(韓国)、滋賀県立陶芸の森
韓国陶磁財団、Icheon world ceramic center(韓国)190203_ooishi_works_02
 「人生は選択の連続」と言ったのはシェイクスピアでしょうか…分かりませんが、私の制作も「選択の連続」と言えます。基本になるフォルムはありますが、そこにどのような装飾が付くかはやってみないと分かりません。例えば隣接する装飾が1ミリでも(いや、ときどき視覚のドットさえも大きいと感じてしまうからそれ以下か)変われば、次に付けられる装飾も変わってしまうのです。そしてそれは一瞬の選択です。しかし過去の経験や新たな挑戦、調和不調和…いろいろな思いが駆け巡った結果の選択なのです。
 この選択の連続を作品上で繰り返すことによって、刹那の時間や意識を作品に刻み残したいと思っています。何故なら、私が求めている「美」は「物体」にあるのではなく「行為」にあるのでは、と近頃感じるからです。190203_ooishi_works_03


190203_tanaka_works_01
田中陽子
1992 石川県に生まれる
2013 金沢市工芸展 エムザ社長賞
    世界クラフトコンペティション・金沢 入選(金沢21世紀美術館)
    現在形の陶芸 萩大賞展III 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2014 京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    国際瀧富士美術賞 優秀賞
2015 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科 卒業
    マイヤー x 信楽大賞展 入選(USA)
2016 金沢市工芸展 北陸放送社長賞
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 岩国美術賞(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程 修了
    金沢卯辰山工芸工房 入所
    第3回 世界工芸トリエンナーレ 入選(金沢21世紀美術館)
    ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2017 審査員高橋朋也賞(東京)190203_tanaka_works_03
「一瞬を永遠にすること」をテーマに製作しています。190203_tanaka_works_02


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丸尾結子
東京都に生まれる
女子美術大学短期大学部専攻 卒業
2013,2014年と軽井沢ニューアートミュージアムで個展、2015年には銀座New Art Labのオープニング展示。やわらかな生命感や、少しねじれたり絡まったりしたような感情を漂わせる作品を数多く発表。ジュエリーのほか様々なコラボレーション作品も制作。190203_maruo_works_02
 湧き上がってくる様々な感情が共鳴し合い、美しく存在している様や生命が力強く打ちつづける鼓動などにフォーカスし、立体造形として表現することで向き合ってみたいと思いました。
 作品は石粉粘土で一点一点形作り、磨き上げ、抱きかかえるように制作してゆきます。
 内側から満ち溢れ続ける命の存在感を感じて頂けると嬉しいです。190203_maruo_works_03


会期は2月11日(日)まで、10時〜18時/会期中無休です。
尚、2月3日(土)は大石早矢香が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
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「暴れる茶碗 笑う酒器」のお知らせ

2018年1月11日(木)

二十四節気「小寒」七十二候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」

明けましてお目出度う御座います。
昨年中は何かとお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて長い年末年始休館を経て悠遊舎は漸く始動致します。
と言いながら、
冬眠しながらもちょこちょこ細かい仕事はずっと続けていましたが…

明日より開催の「暴れる茶碗 笑う酒器」は、
悠遊舎としても久し振りの開催となる茶盌と酒器の作品展です。
随分前になりますが自分も習いに通っていたこともある茶道、
現代生活の中でなかなか触れる機会の少なくなって来た茶の世界も、
知れば知るほど趣のある深い世界だということが分かって来ます。
心落ち着けて静かに自分の内面世界を振り返る機会の少ない日々に、
ほんの少しですが、ゆったりとした時間の流れを感じる時間をくれる、
そこが茶の魅力だと思います。
今回は4人の作家に土と硝子で茶碗と酒器を創って頂きました。
土の持つ豪放な魅力と硝子の透明で繊細な表情をお楽しみください。

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稲吉オサム
1976 愛知県に生まれる
2002 瀬戸窯業技術専門校 修了
2008 第8回 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選
2009 第29回 長三賞現代陶芸展 入選
2012 JORDAN SCHNIZER美術館 収蔵
2015 第44回 長三賞常滑陶業展 長三賞
2016 京都法然院 茶盌収蔵
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 自らの手で土を掘り、釉薬、原料等の配合し陶器の素材を最大限に活かし少しでもイメージに近付けるよう試行錯誤を繰り返し、伝統を踏まえ現代の生活に適う器を作れる様、陶技研究し研鑽に励んでおります。180113_inayoshi_works_02


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奥島圭二
1977 滋賀県に生まれる
2000 立命館大学産業社会学部卒業
2002 富山ガラス造形研究所造形科修了
2010 滋賀県高島市にて硝子造形作家として独立
    Glass Craft Triennale 入選 
2011 日本クラフト展 入選 
2012 テーブルウェア大賞展  審査員イワタルリ賞 
2013 「Art from the Lakes 滋賀県ミシガン州美術交流展」(Michigan US) 
    「江原道江陵巿滋賀県高島市美術交流展」(韓国江陵) 
2016 ART OSAKA
    伊丹国際クラフト展 入選
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 繊細さと強さを併せ持つ妖艶な作品を作りたいと思っています。
 硝子の持つ繊細で危うい美しさに加え、金属や漆に対し僕自身が感じている独特な強さを重ね合わせることでその想いを実現出来るのではないか?
 また今回のテーマを意識して、暴れ笑うような力強くも柔らかい作品を作ってみました。
 常に変化をしながら硝子という素材の可能性に挑み続けたいと考えています。180113_okushima_works_03


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小沢慶都
1993 愛知県に生まれる
2016 名古屋造形大学陶芸コース 卒業
    瀬戸市新世紀工芸館 入館(2018年修了予定)

 この生き地獄の中の一瞬の救いになれればと思い制作しています。180113_kozawa_works_02
180113_kozawa_works_03


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西垣 聡
1984 京都府に生まれる
2011 富山ガラス造形研究所造形科 卒業
    第4回 現代ガラス大賞展 富山 入選
2011 富山ガラス造形研究所 助手(〜2014年)
2015 金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長奨励賞
2016 国際ガラス展・金沢 2016 入選
2017 金沢卯辰山工芸工房 修了
    富山県南砺市にて「studio SHICHI」を設立
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 ガラスにしか無い表情、ガラスだからこそ出来る表現を意識し、ガラスという素材の新たな魅力を私の作品を通して発見出来ればと思い制作しています。180113_nishigaki_works_02


会期は1月24日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

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「jewelleryの十二月 2017」のお知らせ

2017年12月8日(金)

二十四節気「大雪」七十二候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」

今年も残すところあと20日あまり、
師走の気忙しさの中で走り回っているばかりの毎日ですが、
ゆっくりとこの1年を振り返る時間を少しでも持ちたいと思います。
そしてまた新しく迎える年へ希望を繋いで行けるようにしたいものです。

さて明日より今年最後の作品展、「jewelleryの十二月 2017」が始まります。
今年は毎年お願いしているジュエリー作家、
井上陽介氏と長井一馬氏の二人展という形で実現しました。
二人は御覧の通り全く異なった個性を持っています。

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華やかでエレガントなジュエリーを制作している井上陽介氏は、
何気なくあらゆる難しい技法を駆使し、
他の作家ではなかなか真似の出来ない洗練された作品を制作しています。
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その作風は多種多様でありながら職人気質のかちっとした仕事からは、
井上陽介氏だからこそのデザインを感じることが出来ます。
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流れるような曲線や精確な直線の連なりによるグラデーションなど、
そのフォルムの完成度にこそ井上陽介氏の真髄はあります。
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一方で長井一馬氏の創り出すジュエリーは、
身に着けること以上にコレクションすることを目的とするかのように、
一点一点を大事にしまっておきたくなる。
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真夜中に一人こっそりと作品を眺めてニヤニヤしてしまうような、
そんな長井一馬氏独特の少し毒を含んだ世界観があります。
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ジュエリーと言えば女性の専売特許のように思われがちですが、
長井一馬氏の作品はそんなことはお構い無しに、
私たちを惹きつける魔力に溢れています。
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171209_nagai_works_05

会期は12月20日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、12月16日(土)には井上陽介氏が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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名古屋出張

2017年11月20日(月)

二十四節気「立冬」七十二候「金盞香(きんせんかさく)」

11月も半ばを迎え、冬の到来を予感させる寒い毎日が続いています。
ギャラリーの倉庫に灯油も買い置きし、
冬に備えて万全の体制を整えなければなりません。
と言う程の大袈裟なことでも有りませんが…

さて先週の金曜、11月17日に名古屋へ行って参りました。
名古屋へ行くのは久し振りのこと、
名古屋駅前にはよく高速バスの乗り降りで出掛けますが、
市街地を歩くのは本当に久し振り、
年の瀬を前に華やかに飾られたウィンドウやらネオンやらを見るだけで、
心躍ってしまうのはやはりミーハーだからなんでしょうか…f^_^;)

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先ずはJR名古屋高島屋にて開催されている「水晶と鹿 土屋仁応展」を観に。
土屋仁応氏は東京藝術大学出身の彫刻家で、
現在、非常に注目されている作家の一人です。
実は土屋氏の動物たちの眼を硝子で制作しているのが田中福男氏で、
ボロシリケイトガラスの透明感のある眼が、
動物たちの眼差しに非常にぴったりなのですね。
田中氏は以前より悠遊舎ぎゃらりぃにて御紹介しており、
その縁もあって今回の作品展を訪問しました。
土屋氏の作品は昨年、東京にて開催された作品展を拝見してから2回目、
今回は小品が中心でしたが、
作品の醸し出す柔らかな生命の営みに心洗われる思いでした。
作品展は明日まで開催しています。
宜しければ是非、足をお運びください。
因みに田中福男氏には今週末から開催の、
「KOGEI Art Fair Kanazawa 2017」にも出品して頂きますので、
楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

171117_nagoya_02
その後、栄に出向き愛知県美術館で開催されていた、
「長沢芦雪展 京のエンターテイナー」の観覧です。
こちらは行こうか迷っていたのですが、
ギャラリーにいらしたお客様の「めっちゃ癒されるよ〜」の言葉に促されて、
行くことを決めました。
お客様の言葉通り、とてもとても心温まる作品でした。
可愛らしい犬や猿、牛、鳥たちが生き生きと描かれ、
長沢芦雪の暖かい眼差しを感じられる作品ばかりでした。
虎や龍なども長沢氏の手に掛かると何となくユルイ表情になるんですね。
美術館と言うと何となく畏まらないといけないように思っている人もいますが、
長沢氏の作品はまさに"エンターテイナー"に相応しく、
愉快な気分にさせてくれる作品でした。
そう言えば偶然にも、
いつも名古屋から通って頂くお客様に美術館でばったりお会いしたりして、
そう言う意味でもわざわざ名古屋まで出てきて良かったな〜と思いました。

その日は少し仕事が溜まっていたので何処にも寄らずにそのまま直帰しました。

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「KOGEI Art Fair Kanazawa 2017」のお知らせ

2017年11月18日(土)

二十四節気「立冬」七十二候「金盞香(きんせんかさく)」

昨夜から雨がずっと振り続けています。
この時間になって漸く少し雨も上がりましたが、
今日はさすがに冬の到来を感じずには居られない寒い一日でした。
それでも世間は忙しく動いています。
17時頃に灯油を買いに近くのガソリンスタンドへ行く道すがら、
夕闇の中を沢山のクルマが列をなして家路を急いでおり、
また遠くに見えるショッピングセンターではネオンが明るく輝いていて、
感傷に浸ってる場合ではないな〜としみじみ思うのでした。

さて11月24日(金)〜26日(日)、金沢にてアートフェアが開催されます。
悠遊舎ぎゃらりぃも出展致します。
この「KOGEI Art Fair Kanazawa 2017」は初めて金沢で開催され、
また工芸に特化したアートフェアとしても日本では初めてのことと思います。
悠遊舎ぎゃらりぃとしても今まで名古屋、神戸、東京と、
様々なアートフェアに出展して来ましたが、
工芸に特化したアートフェアは初めてと言うこともあり、
とても楽しみにしています。
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悠遊舎ぎゃらりぃの出展概要は下記の通りです。

会場:KUMU金沢 -SHARE HOTELS-
部屋:410号室
会期:11月24日(金)/13時〜18時(招待者限定)
   11月25日(土)/11時〜19時(一般公開)
   11月26日(日)/11時〜18時(一般公開)
作家:陶芸→浅野 哲、増原嘉央理
   硝子→川北友果、田中福男
   彫金→石井雄次
   金工→光本岳士
在廊:11月24日(金)→石井雄次、川北友果、田中福男、光本岳士
   11月25日(土)→石井雄次、田中福男、光本岳士
   11月26日(日)→浅野 哲、石井雄次
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今回を機にさらに日本の工芸が飛躍することを心から願っています。
もし宜しければ是非、足をお運びください。
金沢でお会い出来ることを楽しみにしております。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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大阪出張

2017年11月15日(水)

 二十四節気「立冬」七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」

 昨日はずっと雨、気温も15度ほどにしか届かなかったので、さすがにワイシャツ1枚では寒かったのですが、着替えるのも面倒なので仕事終わりまでは痩せ我慢で頑張りました。ついこの間まで風邪をひいていたので暫くはぶり返すことも無いでしょう→ホントか?
 今朝になって清々しい好天に恵まれてはいますが、その分だけ放射冷却で寒々しい気分に苛まれています。そろそろ箪笥からセーターを引っ張り出さないといけませんね。

 さてこちらもやはり少し前のお話ですが大阪へ出張に行って参りました。今回は珍しく1泊することにしました。と言うのもお会いする予定の作家さんが3名いらしたので、日帰りはちょっと厳しいな〜と言う判断です。普段は日帰りでも十分に余裕があるのですけれどもね。

 10月29日(日)、名古屋駅から高速バスに乗り大阪駅に着いたのは13時少し前のこと。その日は季節外れの大型台風が近付いていて空は荒れ模様、然程強い雨が降っていた訳ではなかったけれど、それでも不穏な空気が漂っていました。
 空中庭園の下でバスを降りて先ずはホテルを目指します。徒歩で15分ほど、風もそんなに強くなく安堵していたのですが、G FRONT 大阪辺りまで来た時から急に強く吹き出して傘の意味があまり無くなりました。不覚にも布のスニーカーを履いて行ったので、たった数分の間に雨が靴の中にまで浸透して来て、歩く度に靴の中が水溜りになっていく様子がよく伝わって来ました。それでもめげずにホテルに辿り着いたところで告げられた一言、
「チェックインは15時からです」
「(-_-;)」
分かってはいたのですが、やはりちょっと凹みました。取り敢えず梅田駅前の商店街のアーケードに避難して、近くにあった立ち食い蕎麦で腹拵え。最近はあまり脂っこい物は受け付けなくなっているので蕎麦やら饂飩やらを優先的に選ぶ癖がついています。その後、15時まではまだまだ時間があったので近くのにしむら珈琲店にて時間を潰します。
 15時少し前に改めてホテルに行き漸く部屋に入ることが出来ました。
 早速、靴を脱いで中敷まで外してドライヤーで乾かすこと30分以上。火事にならないように気を付けながらある程度乾かすことが出来ました。少し中敷が高熱の所為で歪んでしまったのは御愛嬌です。50年以上生きて来てドライヤーで靴を乾かす経験は初めてのこと、幾つになっても初めての経験に感動する心は忘れてはいけませんね。
 因みにこの日の夜に作家さんとお会いすることになっていたのですが、作家さんがどうしても抜けられない仕事が入ってしまったために明日の午前中に変更、お陰でその日は予定が空いてしまったので、急遽、大阪在住の友人と待ち合わせることになりました。
 大阪は20代の頃に頻繁に遊びに行っていた街、大阪は食べるものも美味しく、あの葱焼きを初めて食べた時の感動は今でも忘れません。その日は食べませんでしたが…

 話は変わって翌朝、台風は何事もなく通り過ぎ、10時前にホテルをチェックアウトして少し強い風が吹く中を向かったのは大阪駅前のカフェ「喫茶館 キーフェル」、ここで永冨友海氏と待ち合わせです。永冨氏は山口県出身、大阪芸術大学で陶芸を学んだ後、現在は大阪市内で働きながら陶芸を続けています。
 永冨氏の創り出す陶のオブジェ、大きなコンポートのような器に土の花びらを敷き詰めた作品は、生命の泉が湧き出るようにエネルギーに満ち溢れています。コツコツと緻密な作業を繰り返し輪廻の根源を極めるような作風からは、宗教的なメッセージさえ聞こえてくるようです。
 2018年2月開催の「土ノ言ノ葉」に出品して頂く予定なので楽しみにお待ちください。

 その後、JRで向かったのは茨木駅、そこからさらに徒歩で25分ほどのところにお住いの梅本依里氏の工房です。梅本依里氏も大阪芸術大学出身、その後、石川県金沢市の卯辰山工芸工房を卒業した陶芸家です。
 梅本氏の作品を初めて知ったのは今から5〜6年ほど前に開催された硝子作家さんとの二人展のDMでした。たまたま何処かのギャラリーか美術館か別の作家さんの工房にDMが置いてあったのを見つけて、ずっと気になっていた作家さんなのです。ただ当時は連絡先なども分からず、またオブジェのような作品展を開催することもなかったので、ずっとそのまま放置していたのですが、それでもDMは大切に保管していて、この春に漸くFacebookで繋がることが出来、悠遊舎ぎゃらりぃで御紹介出来ることになりました。
 梅本氏の作風は兎に角カラフルでポップ、見ているだけで心躍るような気分にさせてくれます。また鳥をモチーフにしたとてもユニークな形のポット型のオブジェを制作されたりするのですが、それもきちんと注げるよう(注ぎ易いかは別f^_^;)に制作していて、見えないところでもきちんと計算されているのが凄いと思います。
 梅本氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしていますので楽しみにお待ちください。

 梅本氏の工房を後にしてJR茨木駅前で腹拵え、食事出来る店が駅前にあるたった1軒のカフェしかなく、そこでランチを頂きました。面白かったのはホールのスタッフがみんな男性だったこと、キッチンには女性がいたのですが、こういうスタイルは最近は多いのでしょうか。

 そしてこの日の最後にお会いしたのは大石早矢香氏、大石氏もお近くにお住いで茨木駅前で待ち合わせして、先ほどランチをしたカフェへ2度目の来店。他に無かったんですよ。でもホールのスタッフからは「お帰りなさい」と声を掛けて貰って意味もなく常連気分を味わいました。だから何ってことはないですが…
 大石氏にお会いするのは今回が2度目、7月に三重県四日市市のパラミタミュージアムにて開催された「第12回 パラミタ陶芸大賞展」の開会式にて御挨拶させて頂いていました。
 大石氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしているのですが、京都市立芸術大学にて陶芸を学んでいた当時から現在までの作風の変遷や、その中でも一環としてテーマにしてきた"装飾"についての考察など、非常に深い話から日常の細々とした雑事などについてざっくばらんにお話することが出来ました。

 どの作家さんも自分の内的世界を追求し、そこから外的世界へと自分の存在理由を問うているように思います。2018年2月の作品展では、土という素材を通して様々な声の聞こえる賑やかな作品展にしたいと思っています。
 少し歩き過ぎた所為か右足の膝に少し違和感を感じながら、年齢には勝てないな〜としみじみ思う大阪出張となりました。

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多治見出張

2017年11月13日(月)

二十四節気「立冬」七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」

 今日は雲が多いです。どんよりしています。この季節は少しでも天気が崩れると一気に冬の気配が増します。まだもう少し秋を満喫したいです。

 さて先日、岐阜県多治見市に行って参りました。日記が著しく滞っていますが10月20日(金)のことです。目的は多々あったのですが順を追って…

 10月20日(金)は少し雨模様でした。

 10時に家を出て先ず向かったのは愛知県瀬戸市にある愛知県陶磁美術館です。ここは山の中の静かな環境の中にあります。隣には愛知県立大学もあります。刈谷市からはクルマで1時間ほどです。
 目的はここで開催されていた「2017 アジア現代陶芸展」です。171020_tajimi_01

 日本、韓国、中国、台湾などアジアの若い陶芸を学ぶ学生たちの作品が一堂に会した美術展です。まだまだ未熟な作品も多かったのですが、それでも何がしかの主張を持った作品が多数あり、また日本と海外とで作風が異なったり、逆に共通点を見出すこともあり、とても刺激的な作品展でした、
 中にはもうプロとして活動してもおかしくないクォリティのある作品もあり、何人かの作家たちを悠遊舎ぎゃらりぃでも紹介出来れば、と思いました。またいつかその時が来るのを楽しみにお待ちください。

 愛知県陶磁美術館を後にして次に向かったのは、岐阜県多治見市にあるセラミックパークMINOです。ここでは3年に1回の陶芸の公募展「国際陶磁器フェスティバル美濃 ’17」が開催されていました。
 因みにここから多治見市在住の友人Y.M.氏と合流して各所を廻ります。

 先ずは腹拵え、あまりゆっくりする時間もなかったので会場の中にある急造のカフェエリアで軽くカレーライスを注文し食しました。がっ!これが何とも美味しかったのです。こんな簡易カフェ(失礼<(_ _)>)のようなところで、なかなか味わえない美味だったので思わず紹介せずにはいられませんでした。

 今回の「国際陶磁器フェスティバル美濃 ’17」は審査員に中田英寿氏や奈良美智氏などを迎え何かと話題の多い公募展となりました。また審査方法も前回と変わり、賞金も格段に増え、応募作家としてもとてもやり甲斐のある公募展ではなかったかと思います。グランプリが選出されなかったことがとても残念ですが、これからの世界的な陶芸の隆盛を願ってさらにレベルの高い公募展になっていって欲しいと思います。
 出品作家の中には悠遊舎ぎゃらりぃでもお付き合いして頂いている作家もかなり入選しており、今後の活躍が期待され頼もしい限りです。また新しい作家との出会いもあり、非常に楽しめました。また会場内で、2月に悠遊舎ぎゃらりぃにて開催された「器 四者四様」に出品して頂いたアサ佳氏にも久し振りにお会いすることも出来ました。アサ佳氏もどんどん作品が進化を遂げていて、今後の活躍が楽しみな作家の一人です。
 会場にてカタログを購入するのを忘れてしまったので、また次回訪ねた時に購入する予定です。
 同じ日にセラミックパークMINOの会場内にある岐阜県現代陶芸美術館では「開館15周年記念 浦上父子コレクション展 引き継がれるコレクター魂」と言う美術展が開かれていたのですが、あまりのヴォリュームにさすがにじっくり見ている時間がなく、泣く泣く素通りしてしまったのが心残りです。

 次に向かったのは多治見市陶磁器意匠研究所です。ここは加藤委氏や新里明士氏など、日本の現代陶芸界において常に最先端を行く作家たちを輩出している研修所です。今は研究所卒業の作家たちの作品展を施設内にて開催しており、その時には松村淳氏の作品展を開催していました。171020_tajimi_02

 松村淳氏は多治見市陶磁器意匠研究所を卒業後、現在、石川県金沢市の卯辰山工芸工房にて研鑽を続けています。卯辰山工芸工房も日本の工芸の未来を背負って立つ若い工芸作家たちを多数育てており、そこでの勉強を通してますます日本の工芸を盛り上げて行って欲しいと思います。
 松村淳氏の作品は白磁の流線型に整えられた美しい線が特長です。白い丸みを帯びたフォルム、陶面に細く削られたシャープな溝が幾重にも重ねられ、それはまるでスペースシップやロボットのボディの様にも見えます。白磁を丁寧に彫り削ることで繊細で鋭い刃物の様な緊張感を持った形を獲得しています。
 年内には海外での個展も予定していると聞いています。これからの世界的な活躍が期待される作家の一人だと思います。悠遊舎ぎゃらりぃでもいつか御紹介出来る機会を持てれば嬉しく思います。

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 最後に訪れたのはギャラリーヴォイスです。ここは多治見に行った時には必ず立ち寄るようにしています。日本の現代陶芸界の重鎮から新人まで、様々な作家たちを常に紹介していて自分も非常に勉強になるギャラリーです。今は「志野・しの・SHINO」と言う作品展を開催しており、志野の技法を用いた斬新でダイナミックな作品、もはや陶芸の枠を軽く超えてしまった圧倒的な存在感を放つ作品など、非常に刺激を貰える作品展でした。こちらは12月初めまで開催していますので、機会があれば是非訪れることをお勧めします。

 帰途に就いた時には既に外は真っ暗、夕闇の中を帰りました。途中、道を間違えて住宅地の中の狭い路地を四苦八苦しながら帰ったことは秘密ですf^_^;)

 今回の教訓:ナビにあまり頼り過ぎてはいけない。

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北陸出張 其の四

2017年11月7日(火)

二十四節気「立冬」七十二候「山茶始開(つばきはじめてひらく)」

 朝はすっきり晴れていたのに、午後になって不穏な雲が広がって来ています。今日は気温もそんなに上がらないようですね。今日から立冬、いよいよ冬本番の始まりでしょうか。

 なかなかブログの更新が出来ず、北陸出張も書き終えるのに1ヶ月近く掛かってしまいました。
 今回が大詰め、最終日です。

 10月12日(水)、その日は昨日までの夏日とは打って変わって朝からそぼ降る雨、やはり北国だけあって一気に気温も下がり冬のような寒さです。
 10時前にホテルをチェックアウトして向かったのは富山市ガラス美術館。ここで開催されている「アン・ヴォルフ アンダンテ」と「家住利男 削りの形」を観覧しに来ました。
 何故か以前ここを訪れた時にも雨、硝子だけに雨と相性が良いのでしょうか、硝子窓の色が雨に乱反射してまるで海の中にでもいるような気分になります。
 この富山市ガラス美術館はあの隈研吾氏の建築、図書館と併設になっていて木を多用した斬新で広々とした空間が、とても居心地の良い静かで落ち着いた雰囲気の建物です。

 エスカレーターで2階に上がり、先ずは「アン・ヴォルフ アンダンテ」から観覧します。
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 硝子の彫刻は日本ではまだまだ見る機会は少ないと思いますが、欧米、特に硝子の盛んな欧州では盛んに制作され世界的にもとても評価が高いことで知られています。アン・ヴォルフはドイツ出身、現在はスウェーデンにて制作し続けている作家です。硝子の透明感や像を反射する鏡のような特徴を利用して、奥行きを感じさせる不思議な空間を作品の中に投影しています。因みにアメリカでの初の人間国宝に認定された硝子彫刻作家デイル・チフーリも同美術館に常設展示されています。

 2階を拝見したあと3階へ上がって「家住利男 削りの形」へと向かいます。
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 こちらでは写真の撮影が自由に出来ると言うことで、沢山の画像を撮って来ました。と言っても硝子はやはり撮影がとても難しく、作品の面白さがきちんと撮影出来ていないのがとても残念です。
 それでも少しでも伝わることを願って、、、
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 家住氏の作品は積層硝子に光が透過する時に反射する作用を利用して、幾重にも重なる光の乱反射を美しく見せてくれます。それはプールに溜まった水が光を反射して揺れ動いていたり、硝子の宮殿とでも呼ぶべき作品から発せられる光の乱舞だったり…まさに光を自在に操りながらその光と影のグラデーションによって、光そのものの持つ本当の美しさを私たちに改めて教えてくれているのです。
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 少し遠いのが残念ですが、富山市ガラス美術館はまた機会があれば訪れたい場所の一つです。

 雨の中、富山市を後にして次に向かったのは富山県南砺市です。ここには"木彫の里"井波があります。訪れるのは勿論、今回が初めて、以前からFBにてお付き合いして頂いている吉川浩市氏が工房を構えています。
 先ずは腹拵え、道の駅にて蕎麦を食して同施設内にある井波彫刻総合会館などを廻り様々な木彫作品を観覧しました。自分は全く知らなかったのですが思った以上に木彫の街として歴史も古く、且つ多くの作家や職人達が精力的に活動していました。雨がかなり強かったこともあり街を散策することはかないませんでしたが、小京都のような古く伝統的な街並みがしっかりと保存されていて、観光も兼ねてゆっくりと廻ってみるのも楽しからずや、でした。
 吉川浩市氏の工房は街の中心の広場から直ぐのところにありました。以前、吉川氏には悠遊舎ぎゃらりぃにいらして頂いたこともあり、数年振りの再会。工房の手前はギャラリーになっていて、吉川氏の作品、花や兎などの彫刻や額縁の作品などが展示されていました。奥が工房になっていて、現在は2人の愛弟子とともに作品作りに励んでいました。
 実は来春4月に「木の造形展(仮題)」の予定があり、吉川氏に是非、出品をお願いしたいと言う思いから今回はここまで足を運びました。吉川氏はとてもお忙しくされていることもあり、まだ出品して頂けるかは分かりませんが、悠遊舎ぎゃらりぃでは木彫の作品展は初めてと言うこともあり、より質の高い作品展に出来ればと思っています。

 井波を後にして次に向かったのは、同じ南砺市内で硝子と陶芸の工房を起ち上げたばかりの西垣聡氏と片瀬有美子氏御夫妻の自宅です。南砺市の里山とも呼ぶべき長閑な田園風景の中の一軒家で、猫2匹とのんびりと暮らしているお二人は家の奥にある土蔵を改装して工房として利用しています。
 それにしても本当に素敵なところで、窓から見渡す田園風景の何と穏やかで目にも鮮やかな緑色の風景!遠くから小川のせせらぎも微かに聞こえて来て本当に羨ましい限りでした。
 西垣聡氏には悠遊舎ぎゃらりぃとして2018年最初の作品展「茶碗と酒器展(仮題)」に出品をお願いしています。幾何学模様の律儀なカットが非常に丁寧で繊細なのですが、方やその一方で大胆不敵な荒々しい斬新なカットの施された作品も発表していて、そのバランスがとても面白い作家です。
 新年早々の作品展を楽しみにお待ちくださいね。

 これにて北陸出張のお話はお終いです。
 帰りは東海北陸自動車道を通って自宅へ驀地(「まっしぐら」と読むのだそうです、初めて知った!)。途中、岐阜県高山市近辺では山の上の方で紅葉が始まっていて、色とりどりの赤黄橙色がそれはそれは綺麗でした。

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「色絵師達乃絢爛豪華 2017」のお知らせ

2017年11月3日(金)

二十四節気「霜降」七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」

このところの急激な気温の変化で軽く風邪をひいてしまい治りません。
鼻の奥が少し熱っぽいのと何となく気怠い身体に鞭打って、
それでもこの好天の中、気持ちは晴れやかに過ごしています。

さて明日より「色絵師達乃絢爛豪華 2017」を開催します。
昨年夏に引き続き色絵の鮮やかな色彩が乱舞します。
今回は名の知れた有名人気作家と、
この春に京都と九谷で修練を終えたばかりと言う新人に出品をお願いしました。
熟練の手慣れた筆捌きと、
畏れとフレッシュなエネルギーに満ち溢れた新しい世代との火花散る共演です。

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植葉香澄
1978 京都府に生まれる
2001 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻 卒業
2002 京都市工業試験場陶磁器コース 修了
2003 京都府陶工高等技術専門校 卒業
2008 パラミタミュージアム陶芸大賞展
2009 「現代陶芸への視点 -装飾の力-」(東京国立近代美術館工芸館)
2010 「Take Action Foudation」にて奈良美智氏、中田英寿氏と
      コラボレーション制作(滋賀県立陶芸の森、茨城県陶芸美術館)
2011 京都府文化賞奨励賞受賞
2012 京都市芸術新人賞受賞171104_ueba_works_01
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空女
京都に生まれる
「赤絵線描」と「京薩摩」に出会い、独学で研究し今に至る。171104_cunyo_works_04
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西 由香
1981 石川県小松市に生まれる
2014 九谷焼技術研修所本科 入学
2016 第39回伝統九谷焼工芸展 能美ロータリークラブ新人賞 受賞
    卒業制作パーマネントコレクション 選定
2016 九谷焼技術研修所研究科 入学
2017 卒業制作パーマネントコレクション 選定171104_nishi_works_03
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藤本 友
1994 兵庫県に生まれる
2017 京都美術工芸大学 科目履修 終了
    「空女展 〜若き作家達の挑戦〜」出品171104_fujimoto_works_03
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会期は11月15日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

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