オブジェ

「土ノ言ノ葉 part 5 土の構造体」のお知らせ

2018年7月5日(木)

二十四節気「小暑」七十二候「半夏生(はんげしょうず)」

台風のような強い風と雨、
梅雨明け宣言がなされたばかりと言うのに、
むしろそれをせせら笑うような自然の意地悪に、
一喜一憂しても仕方ありません。
自然と共存しながら人間として身を任せるだけです。

さて7月7日(土)より、
「土ノ言ノ葉 part 5 Structure 土の構造体」を開催します。
陶芸と言えば先ずは道具としての「器」、
それでもそれは時に道具以上の意味を持ってしまうことがあります。
人間の持つ精神性が、
そこに何かしらの意味を見出そうとしてしまう癖があるからなのでしょうか。
例えば縄文土器が何ら特別な意味を持たないただの器だったとしても、
そこに私たちは色々な意味付けをし、
そうする中で文化や宗教が生まれて行ったのかもしれません。
今回、出品された作品から私たちはどんな意味を見出すのか、
見届けたいと思います。

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木野智史
1987 京都府に生まれる
2006 京都市立銅駝美術工芸高等学校陶芸科 卒業
2010 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸科 卒業
2011 第6回 月のアート展 準優秀賞
    第26回 国民文化祭・京都 2011 美術展「工芸」 奨励賞
2012 京都市立芸術大学大学院陶磁器科 修了
    京都市立芸術大学制作展 奨励賞
    第7回 月のアート展 審査員優秀賞
    陶磁器の島AMAKUSA陶芸展 審査員特別賞
2013 大阪工芸展 大阪府教育委員会賞
    The 4th ICMEASymposium 2013 グランプリ
2014 The International Biennale of Ceramics of Marratxi グランプリ
2016 Taiwan Ceramics Biennale 審査員賞
    36 CICA 2016 The Second Prize
2017 パラミタ陶芸大賞展 パラミタ陶芸大賞
2018 有田国際陶磁展 2位・佐賀県知事賞180707_kino_work_02
パブリックコレクション:
富楽国際陶芸博物館(中国)、マラクシー市(スペイン)
新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)、ニューアーク美術館(アメリカ)
国立スロベニア美術館(スロベニア)、パラミタミュージアム(三重)
兵庫陶芸美術館(兵庫)、ファエンツァ国際陶芸美術館(イタリア)180707_kino_work_03
 私は空間に余韻を残す造形をテーマに制作しています。
 そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が現在最も自分に適していて、テクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと感じます。
 それを用いて作品だけでなく周囲の空間を含み、静かで少し力強く、澄んだ空気を生み出したい。テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思っています。180707_kino_work_04


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馬場康貴
2016 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
    第3回金沢世界工芸トリエンナーレ 入選
2017 多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ 修了 
    国際陶磁器展美濃 銅賞 
2018 第115回 有田国際陶磁展 オブジェ部門 熊本放送賞 
現在、岐阜県土岐市にて制作180707_baba_work_02
 無機的な素材感と光と影をテーマに、幾何構造へと昇華した作品作りを心掛けています。
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山岸大祐
1984 愛知県に生まれる
2006 愛知教育大学教教育学部生涯教育課程造形文化コース 卒業
2007 INAXガレリアセラミカ(東京)
2008 愛知教育大学大学院教育学研究科芸術教育専攻 修了
2012 多治見市制施工72周年
        功労者(学術または芸術の振興その他文化の向上に貢献)顕彰
2015 公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田文化奨励賞
    美濃焼ミュージアム企画展
        「美濃陶芸の明日展2015」「光庭」合同シンポジウム
    「進化する現代陶芸−今、美濃で」にパネリストとして参加
2016 平成27年度(公財)とよしん育英財団・助成
    Icheon International Inter-local Workshop(韓国・利川)に招待、
              ワークショップとプレゼンテーションを行う。
2017 豊田市民芸の森でアーティストトークとワークショップを行なう。
現在、多治見市文化工房ギャラリーヴォイス 勤務180707_yamagishi_work_03
展覧会
2007 日韓中現代陶芸−新世代の交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 新進作家による―東海現代陶芸の今―展(愛知県陶磁資料館/瀬戸)
    WAVE 小塩薫/山岸大祐/笹井史恵(ギャラリー顕美子/名古屋)
2012 アーツチャレンジ 2012(愛知県芸術文化センター美術館)
    MINO CERAMICS NOW 2012(岐阜県現代陶芸美術館)
2014 世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸
                     (岐阜県現代陶芸美術館)
    美濃陶芸の明日展2014(美濃焼ミュージアム/多治見)
    現代・陶芸現象展(茨城県陶芸美術館)
    美濃陶磁100展(多治見市産業文化センター)
2015 愛知教育大学—陶とガラスの造形展—(瀬戸市新世紀工芸館)
    第10回 パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム/三重)
    美濃陶芸の明日展2015(美濃焼ミュージアム/多治見)
    燒けてかたまれ火の願ひ 2015年の今に表現する明日の陶芸家たち
              (多治見市文化工房ギャラリーヴォイス)
2016 とよたルミアール・プロジェクト #1 「山岸大祐」展
                   (豊田市役所東庁舎)
    アーティストプレぜンテーション&イケムラレイコ
             アーティストビューイング(豊田市文化会館)
    Int'l Inter-local Workshop Exhibition
               (2016 Icheon Ceramics Festival/韓国)
2017 the 9th Gyeonggi international Ceramic Biennale 2017,
                    the thematic exhibition
    ‘Pray_Cherishing Life’(韓国)
2018 古窯復元陶器と現代陶芸no.2(猿投棒の手ふれあい広場)180707_yamagishi_work_04
公募展
2006 第44回朝日陶芸展 入選
2007 第45回朝日陶芸展 入選
2008 第8回国際陶磁器展美濃 入選
2011 第9回国際陶磁器展美濃 陶芸部門銅賞
2013 第1回陶美展 入選
2014 第10回国際陶磁器展美濃 陶芸部門坂重雄セラミックス賞
2016 現在形の陶芸 萩大賞展 入選180707_yamagishi_work_02
 以前は「やきもの」を表現するために、自分の中でその意味とやり方を求めていました。そのうち自分なりの意味とやり方を見つけることができ、それからは自分の中で何を表現したいのだろうと考える時間が増えました。
 考えついた言葉は後付けの理由で、それを踏まえて思考を進めながらも、どこか本当ではないだろうという気持ちを持っています。
 作品に強い意図を込められないという自覚を持ちつつも、見た人に何か影響を与えたいという我が侭を「祭器」という言葉に放り込みます。
 何かを祀る行為に自分の諸々を埋葬します。無責任にも、そこから他者が何かを汲み出してくれたら、それは幸せです。

会期は7月15日(日)まで、会期中無休です。
尚、7月7日(土)は作家が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
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「光の在り処 part 4 透き通るかたち」のお知らせ

2018年6月22日(木)

二十四節気「芒種」七十二候「梅子黄(うめのみきばむ)」

先日の地震は本当に吃驚しました。愛知県でもかなり揺れました。
まだ寝ていましたが直ぐに飛び起きて、
テレビを付け地震速報に見入ってしまいました。
何人かの方にも連絡を取り無事を確認し、漸く一息つけました。
このところ頻繁に地震が起きているので、
災害に備えることは本当に大切なことと改めて痛感しています。
皆さんもくれぐれも気を付けてお過ごしください。

さて明日より「光の在り処 part 4 透き通るかたち」が始まります。
硝子に関わらず陶芸でも漆芸でも、
工芸は常に「道具」か「美術」かの二者択一を迫られると言う、
古くて新しい命題が存在します。
その境界線を越えて存在するモノになれるのか?
作家の自己への問い掛けは常に観る者にも向けられているように思います。
この機会に作家と一緒にその問いに対する答えを見つけてみませんか。

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加藤千佳
1994 兵庫県に生まれる
2015 第57回大阪工芸展 新人賞
    第53回兵庫工芸展 兵庫県教育委員会賞
2016 神戸芸術工科大学先端芸術学部クラフト・美術学科 卒業
    神戸芸術工科大学卒展 学科賞
    大阪工芸展 NHK大阪放送局長賞
    第55回日本現代工芸美術展 入選(’17)
    第55回日本現代工芸美術展近畿展 KBS京都賞
    第54回兵庫工芸展 準大賞
    Young Art Taipei
    神戸アートマルシェ
    KOGEI Art Fair Kanazawa
2017 第3回金沢・世界工芸コンペティション 入選
    県展 (公財)伊藤文化財団賞
    雪のデザイン賞 入選
2018 神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科総合アート&デザイン専攻 卒業180623_kato_work_02
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 水の変化の一種でしかない氷や雪。私は幼い頃から水の状態変化や現象に魅力を感じていました。「草地に白化粧する霜」「冬の朝の窓につく水滴」「氷を境に上と下の情景」「窓ガラスに模様する霜」それらは時に儚く、美しく、脅威であもあります。
 何気ない日常の中に「美」と「芸術性」を感じるのです。
 一定の条件下でしか存在できない氷や雪を、ガラス素材に現れる力の痕跡を利用し表現したいと思います。180623_kato_work_03


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佐々木雅浩
1969 愛知県に生まれる
1993 愛知教育大学総合造形コース 卒業
1995 富山ガラス造形研究所 研究科 卒業
1996 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房専門員(〜2001年)
1997 金沢市工芸展 北陸放送社長賞 
1998 金沢市工芸展 金沢名鉄丸越社長賞
1999 ‘99日本現代ガラス展・能登島 銀賞
    金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長賞
     ‘99世界工芸コンペティション・金沢 優秀賞
    吉野谷村 アート アンド クラフトin御仏供杉 大賞
2001 金沢わん・one大賞 優秀賞
    金沢市工芸展 金沢市長奨励賞
2009 第4回KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展『VESSEL』
                黄金崎グランプリ
    第4回現代ガラス展in山陽小野田 土屋審査員賞
    New Glass Review 30
2010 国際ガラス展・金沢2010 奨励賞
    New Glass Review 31180623_sasaki_work_02
●展覧会
1995 「日本現代ビードロ展」Fundacion Centro Nacional Del Vidrio(Spain)
1996 「現代ガラス六人展」サンクリノ美術館(熱海市)
2000 「Streams Of Light」Grand Crystal Museum(台湾)
    「日本の現代ガラス展」小野田サンパーク(山口)
2001 「現代ガラスの魅力展」姫路市立美術館(姫路)
2002 「北陸のガラス展」金津創作の森美術館(福井)
2008 「彼方へ -土×ガラス- 安藤郁子 佐々木雅浩」瀬戸新世紀工芸館(愛知)
2015 「韓・日ガラス造形交流展」Glass Island Mac Art Museum(韓国)
2016  アートフェア東京(東京)
    「Collision & Fission – Exhibition of Contemporary Glass Artist」
                   Tianyuan Glass Art Center(中国)
2017 「Life-world /lebenswelt Ausstellung Exhibition」
                  Alexander Tutsek-Stiftung(ドイツ)
    「Japanisches Glas heute」
        Glasmuseum Frauenau/Lette Glass Museum (ドイツ)
2018 「愛知のガラス展〜愛知、教育現場からのガラスの表現」 大一美術館180623_sasaki_work_03
●パブリック コレクション
金沢市、能登島ガラス美術館、吉野谷村、Grand Crystal Museum、星稜高校
富山ガラス美術館、ウェスティン ナゴヤキャッスル、金沢卯辰山工芸工房
Glass Furnace、黄金崎クリスタルパーク、Alexander Tutsek-Stiftung
Lette Glass Museum180623_sasaki_work_04
 私は『工芸』を語る時、「機能性」や「実用性」を条件とする事に違和感を覚えています。『工芸』と言う言葉は明治以降に使われ始め、その後、柳宗悦の民芸運動に端を発する「用の美」という概念が現在の『工芸』の後ろ盾になっている事は否めません。「用の美」と言う概念は用途のある器物を合理的な形で作った弥生土器をルーツにし、現代の日本の工芸やデザインにも大きな影響を及ぼしている事も事実です。
 しかし私は日本人の原初的な行為から現在の『工芸』を見ていくことが重要だと考えており、ルーツは縄文時代にまでさかのぼると考えています。縄文人は素材を用いてその制作過程から神々と交信して形を導き出し、生きる事を祈るように造形表現をしてきました。そうした人間の精神性を素材を用いて造形表現する行為こそが、日本の『工芸』の源流であり芸術活動の根幹だと強く思うのです。
 私は吹きガラスと言う技法を用いて制作しています。それは炎を前にして素材と格闘し素材の見せる魅力的な形体の一瞬をとどめる造形表現です。制作は何人かのチームで行い全員が息を合わせて同じ方向を見つめ、意思を通わせながら制作しなくてはいけません。少しの判断ミスで瞬時にガラスは割れてしまいます。それは非常に儚く危うい素材の一側面です。多くの人は、ガラスは冷たく硬いイメージを抱いていますが、溶けたガラスを扱う私には、熱く柔らかく、時には艶めかしく有機的な形体を表出させます。炉の中で熱せられながら増殖し成形され緩やかに変形していく様は妖艶で、まるで生き物が成長しているかのようです。
 私は吹きガラスの制作現場は古来よりの祭りの場であり、作者は炎の前で精神を研ぎ澄まして神々に祈るシャーマンの様な存在だと感じています。私は作品を作る際、吹きガラスの特徴であるライブ感を大切にして制作をしており、具体的な形体やイメージを持って制作に向かっておりません。その時の気持ちやその場の空気に身を委ね、ガラスの瞬間の表情を見つめながら造形をしています。決して概念を形体にするのではなく、素材から感じるエネルギーに導かれるように形体が生まれ出るような感じです。
 それは自然(素材)と対峙し、神々に生を祈るように造形を行った縄文人の行為と同様の表現活動であり、芸術表現だと考えています。
 私は『工芸』を「用の美」や「応用美術」という枠から解放し、純粋な芸術表現として世に問う事を試みています。それは決して現代アートに迎合するのでは無く、古来より人類が行ってきた自然との営みの中から生まれでる、素材と人間との関係から造形し表現する行為『工芸』の文脈を、既存の芸術の文脈と同列に位置づけさせることです。その為、西洋における彫刻とは異なる文脈で成立してきた、日本古来の美意識から生まれ出た立体表現『工芸』として、作品を世に発信していきたいと考えております。

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高木基栄
1984 愛知県に生まれる
2007 愛知教育大学 卒業
2010 富山ガラス造形研究所 卒業
2011 石川の現代工芸展 大賞
2012 現代茶湯アワード弐〇壱弐 グランプリ
2013 金沢卯辰山工芸工房 修了
    テーブルウェアフェスティバル2013 佳作
2015 世界工芸コンペティション・金沢2015茶の時空間 現代創意賞
2016 アートフェア富山 特別賞
現在  金沢市にて制作

パブリックコレクション:名古屋市立工芸高校、常陸国出雲大社
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 ボクは特に作品を制作する上で特別コンセプトを立てたり、テーマを立てることがあり
ません。学生の頃からコンセプトやテーマがないことが悩みでした。
 さらに言えば、他の作家が自作について堂々と「コンセプトは〜」と自ら話し出したり、すぐにコンセプトについて尋ねてくる観客のことが嫌いです。それは今まで見てきた人たちが話すコンセプトというものについての言葉選びがあまりにも陳腐でリアリティがなかったからかもしれません。
 好きなものや人に対して、その好きな理由を言葉で表すことができる時点で薄い(浅い)という感じに似ていると思っています。
 ガラスという素材を扱う上で、ガラスに対しての向き合い方は作家ごとにそれぞれあると思いますが、その向き合い方・関わりあい方は長年ガラスと正面から向き合い、ガラスについて思い悩むことで、お互いの距離感を掴み出来上がった関係性だと思います。
 ボクの場合は学生の頃から、工芸の素材としてガラスを触り、工芸の造形として作品の形を考えてきたので、今となってはどう転んでも工芸がベースの作品に「なってしまう」ような気がしています。
 一工芸家としてガラスと関わっていると、目の前のガラスのことで手一杯になってしまい、コンセプトやテーマなどという他ごとを考えている余裕はありません。
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●作品「存在証明」について
 このことを前提に、最近の作品について思うことを書くとすれば、今展示で出品している作品は初めて銀鏡反応を使い、作品全体を鏡状にしています。
 最近(まだ深く読み込めていないですが)般若心経に興味があります。般若心経の中の「自分という実態はこの世界の中にどこにも存在はしなかった」という口語訳を読んで、学生の頃から抱えていた「コンセプトがない」というコンプレックスから解放されました。「色不異空空不異色」や「色即是空空即是色」もいいですね。
 全ては「たまたま」です。
 たまたま1984年に、たまたま愛知県で生まれたボクが、たまたまガラス作家になり、たまたまボクが吹きガラスで吹いた球体が集まってできた物体がボクの作品です。
 ボクの作品を見てください。鏡状の作品はそれを見る人の姿も写し込みその表情を変えます。つまり、ボクが見ているボクの作品と、他の人が見たボクの作品は別のものとは言えませんか?そんなことを考えていたら、ああ正に般若心経でいう「空(くう)」だなあと思い、作品の名前を「存在証明」と名付けました。
 そんなことを嘯きながらのらりくらりと作品や工芸について話してみたりもしますが、実は裏では作品を工芸の文脈内でどう串刺しにして、自作を歴史上でどういうポジションとして置いていくか、ということも考えていたりもしますが、全てを書き尽くしてしまうと面白くないので、この先はまた別の機会にお話できたらと思います。180623_takagi_work_04


会期は7月1日(日)まで、会期中無休/10時〜18時です。
尚、6月23日(土)は加藤千佳、高木基栄、佐々木雅浩が、
6月24日(日)にも高木基栄が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
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「近藤良典の硝子 石井雄次の金属」のお知らせ

2018年6月1日(金)

二十四節気「小満」七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」

昨日までずっと不安定な天気、雨がしとしと降り続けていました。
それでも今日の五月晴れは本当に清々しくて、
このまま梅雨に入ってしまわぬようにと祈るばかりです。

さて明日より「近藤良典の硝子 石井雄次の金属」が始まります。
今回で4回目となるコラボレーション、
前回にも増して二人の作品が進化し続けていることが分かります。

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近藤良典
1975 大阪に生まれる
2001 独学でソフトガラスを始める(とんぼ玉を作り始める)
2002 ボロシリケイトガラスを始める
2005 千葉県柏市に移住
2008 「The Art exhibition of glass MARBLE & PAPERWEIGHT」
                      (悠遊舎ぎゃらりぃ)
    雑誌『LAMMAGA 6号』MARBLEで掲載
    雑誌『KINARI』1号に特集掲載
2009 雑誌『LAMMAGA 8号』 技法紹介で掲載
   「The Art exhibition of glass MARBLE& PAPERWEIGHT」
                      (悠遊舎ぎゃらりぃ)
2010 「The Alphabet Marble Contest 2010 in USA」
             審査員投票と一般投票で優勝
2011 「The Alphabet Marble Contest 2011 in USA」
             審査員投票で2位/一般投票で優勝
    雑誌『The FLOW』USAのバーナーワーク専門雑誌の表紙に作品掲載
2013 Treating Yourself Expo Flame Off in Toronto(カナダ)
                    Team JAPAN 優勝
2014 American Glass Expo (AGE) in Las Vegas (USA)
       2013年度 ベストマーブル作家賞 受賞(オンライン投票にて)
    Team Japan Show 2014(渋谷)
    妖怪獣(YO-KAI-JU)(アムステルダム)
    COUNTER CULTURE GLASS at Habatat Galleries(フロリダ)
2015 ALL JAPAN SHOW 2015(渋谷)
2016 Team Japan Show(バンクーバー)
2017 Team Japan Show(バンクーバー)180602_kondo_work_03180602_kondo_work_05

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 ボロシリケイトガラスによってマーブルを創り続けて来た近藤良典、そのことで特にアメリカに於いて高い評価を受けて来た彼が、さらに進化を遂げようと今回は初めて立体(sculpture)に挑戦しました。
 硝子の球体であるマーブルでは表現し切れない新しいカタチを模索し、また様々なアーティスト達とコラボレーションする中で大いに刺激を受け、どんどん自分の世界を広げ深め続けています。
 立体作品(sculpture)を発表するのは今展が初めてです。180602_kondo_work_01


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石井雄次
1971 東京に生まれる
1994 宝塚造形芸術大学プロダクトデザイン学科 卒業
1998 JJA ジュエリーコンテスト 関東通商産業局長賞
2009 国家一級貴金属装身具制作技能士 取得
2013 「應需細工所」オープン
    ヒコ・みずのジュエリーカレッジにて特別講師
2015 第28回 技能グランプリ 日本3位180602_ishii_work_04
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 23年間、ジュエリー職人としてオーダーを制作する傍ら、8年前より絡繰りジュエリー[gimmick jewelry]を制作し、個展や全国百貨店、アートイベントにて発表しています。
 2013年から「應需細工所」として古民家のショップをオープンしましたが、今春、制作に専念するためアトリエ兼自宅を兵庫県篠山の里山に移転、森の中のアトリエでジュエリーのみならずオブジェの制作を開始しました。
 今回のコラボレーションについては、今までの制作順序とは逆の方向で何か新しい発見があるかな、というものを二人で探してみたとっかかりの作品です。今回は初めて、先ず自分が自由に作り、その完成後に近藤さんが主にカタチの制約を受けることで「球」以外のカタチにトライしてもらいました。制作方法もカタチも今までに無いものになり、互いに刺激になったように思います。今後もこのスタイルも併せて次の構想を話しています。180602_kondo&ishii_work_01
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 ソロ作品については、明確なテーマは持たず、「身に付ける」という根本の枠を取り外した事が一番やってみたかったことで、大きさや重量・華奢さや構造(尖っていたり・細かったり)を無視してみる、その先の自由さで主に生き物をカタチにしました。プロフィールボードの左上にある英語の3つの単語が現在のワタシが大切にしたいことです。180602_ishii_work_03
「今」
「直感」
「楽しむ」
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 作りたいもののイメージはおぼろげに出発して完成に向かって作業を進めるのではなく、制作している最中の完成に向かうプロセスの中で自由な方向に向かえること自体を直感で選びとって楽しみながら進めていく、ということです。何かの答えを見据えて完成度を上げたり、完全や完璧に近付けるのではなく、ともかく最中を楽しむ時に思いがけず生まれる「こっちに進もう」という選択が最終的にどうなるか、という積み重ねがどんなカタチになり、ともすれば次の作品のとっかかりをも掴んでいく、そんなプロセスであったりスタイルであったり、なのです。
 なので大きなコンセプトはありません。「この人、楽しんでるな」と思ってもらえることが作品から出ていたら嬉しいと思っています。

会期は6月13日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、6月2日(土)、3日(日)は作家が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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「木霊する場所 -木の造形展-」のお知らせ

2018年3月30日(金)

二十四節気「春分」七十二候「桜始開(さくらはじめてひらく)」

今年は落ち着いていたと思っていた花粉症も、
いよいよ1週間ほど前から始まってしまいました。
それでも平年に比べて症状がとても軽く、
これも日頃の行いのお陰と皆様に感謝致しております(^o^)

さて明日より「木霊する場所 -木の造形展-」を開催します。
今まで悠遊舎ぎゃらりぃでは、
木と言えば「木工家具展」を何度か開催して来ましたが、
木の彫刻(オブジェ)の作品展は初めてです。
作家によっては家具を始めとした様々な木工芸を学び、
そんな中で自分の思いを託せる作品として彫刻の世界へと進んだ作家もいます。
今回、出品して頂く作家はどの作家も愛知県は初お目見えです。
同じ木でありながら、それぞれに全く違った個性を持った作家たちです。
それでも木の持つ独特の風合いや手触りから感じるものがあれば幸いです。

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馬場勝とし
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その作品に共感して頂ければ幸いです。180331_baba_works_01


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藤沼 哲
 ニュージーランド滞在を期にウッドターニングにひかれる(それ以前はファインセラミックスのエンジニアとして生体材料、分析機器、自動車エンジン部品の仕事をしていました)。独学で木工旋盤技術を習得し、1996年より生木を使った器の創作を開始。1998年アメリカの展覧会に参加した事をきっかけにウッドターニング彫刻、ウッドアートの創作を始める。
1998 Pathways98 (アメリカ)入選
    7th Works in Wood  (アメリカ)入選
    日本クラフト展 入選
2000 Little Bowl Show(カナダ)招待出展
    8th Works in Wood  (アメリカ)入選
2001 Turned Multiples II(アメリカ、カナダ)招待出展
    Challenge VI Roots(アメリカ)入選
    朝日現代クラフト展 入選
2002 Emma Lake Collaboration 2002(カナダ)招待参加
2004 From Sea to Odyssey(アメリカ)入選
2007 Turn-fest (オーストラリア)参加
2008 Echo Lake Collaboration X(USA)招待参加
    レジデンスプログラム International Turning Exchange
        (Wood Turning Center Philadelphia, USA)
    allTURNatives Form+Spirit 2008
        (Wood Turning Center Philadelphia, USA)
2011 SOFA Chicago(’12 ’13,’15,’16,’17)
    アートフェア +PLUS-ULTRA(’12, ’14, ’15, ‘16)
2012 Life Aquatic (The Center for Art in Wood, USA)
    ROBIN WOOD'S CORES RECYCLED
                (The Center for Art in Wood, USA)
2014 Bartram’s Boxes Remix(The Center for Art in Wood, USA)
    Craft ACT artist in residence program(オーストラリア)
2015 Bogs and Fens – Craft ACT Artist-in-Residence(オーストラリア)
    Australian National Botanic Gardens   ‘Their Story’ Exhibition

コレクション
American Association of Woodturners
Wood Turning Center (現 The Center for Art in Wood)

Awards
2008 Purchase Award(AAW)

Publication
2010 Woodturning (UK) No.222

2012 Craft Arts International (Au) issue 86
2013 月刊美術  No.449
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 私は自然に非常に高い関心があります。
 私は幼少の頃から自然の中で遊び自然に親しんできました。自然の中にいると「なんだこれは!?」と思う瞬間にとても心が動かされます。それは未知の物を発見した喜びや、知的欲求を刺激された事だと思います。
 私はこの「なんだこれは!?」を作品として表現したいと考えています。
 自然物はパターン、規則性を持っています。 中心線、くり返し、枝分かれや境界があります。しかしそれは定規できっちり測ったような物ではなく、ある曖昧さ、揺らぎを持っています。私はその曖昧なところ、揺らぎに美しさを感じます。私が美しい、面白いと感じたパターンなどの「自然の記憶の断片」を再構築した物が私の作品です。
 ある人が私の作品を以下のように紹介してくださいました。
「何かの、本物っぽいんだよなぁ」
このコメントこそ、藤沼哲の造形を見事に言い得た表現かもしれません。自然の中に実在する様々な有機物。それに対する興味と驚嘆、崇敬が、集まって重なって形成された作品。具象の集合による抽象造形彫刻。
「何処かに生息してそう」
「見たことないけど見たことありそう」
そんな、木とは思えない木の傑作。

 私は作品にタイトルをつけません。それは私の作品が鑑賞者の脳細胞を刺激しそれぞれの体験に基づく千差万別な見え方、感情、感想を引き出す事が私の美術表現だと考えているからです。
 私は展覧会では作品を手に取ってあらゆる方向から観察して欲しいと思っています、森の中で私がそうするように。

 私の創作工程の特徴はウッドターニング(木工旋盤による加工)を取り入れている事です。木のかたまりを回転させながら削る行為です。
 回転運動は身の回りに溢れています。天体(惑星の動き)、車輪、ギヤ、歯車etc…回転運動は私にとって自然そのもの、途切れなく続くものの象徴です。私にとって回転運動は有機的な独特のフォームを生む重要なプロセスです(もともとウッドターニングは器や家具の部材などファンクショナルなものを作る工作法でしたが、30年ほど前からアメリカで「自己表現」「芸術活動」のためにウッドターニングを用いた創作が活発になります。やがてウッドターニング、ファニチャー、彫刻などを融合してウッドアートと呼ぶようになりました)。180331_fujinuma_works_03


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福田 亨
1994 北海道小樽市に生まれる
2013 北海道おといねっぷ美術工芸高校 卒業
2015 京都伝統工芸大学校木工専攻 卒業
    木象嵌技法の立体表現を開始
2016 阿部一馬 x 福田亨 二人展
    巧美展
2017 北海道音威子府村を拠点に制作開始
    現代日本の匠
    Spring ephemeral
    ジャパン エディション
    たいせつなもの展 -いちご-
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天然木の色味や木目を用いて、
木工の装飾技法である木象嵌を主体とした立体作品を制作しております。
生き物の生命感を意識し、生態などの背景を切り取り作品としています。
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会期は4月8日(日)まで、会期中無休/10時〜18時です。
尚、3月31日(日)は藤沼哲、福田亨が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在-」のお知らせ

2018年2月2日(金)

二十四節気「大寒」七十二候「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)」

年明けからのこの雪続き、
愛知県中部でこれだけの雪が降ることは滅多にありません。
本当に今年の冬は氷河期が心配になるような天候です。
天変地異の前触れでないことを祈るばかりです。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在- 」が始まります。
日本人にとって土は特別な素材だと思います。
様々な古墳などから発掘される土器や土偶など、
原初から土との触れ合いの中で文化を育んで来た日本人にとって、
土に託して思いを表現することは自然のことと言えましょう。
今回は4名の作家の思いを土の言葉で語って頂きます。

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梅本依里
1982 大阪に生まれる
2004 大阪芸術大学陶芸コース 卒業
2008 ユニークな器展 優秀賞
    益子陶芸展 入選
2009 ユニークな器展 大賞
2010 卯辰山工芸工房 修了
    第4回 菊池ビエンナーレ 入選
2011 第9回 国際陶磁器展美濃 入選(’14)
2012 女流陶芸展 新人賞
    ビアマグランカイ 9 入選
2015 神戸ビエンナーレ 入選
    第32回 長三賞陶芸常滑展 入選
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 私はあまり言葉で説明するのが得意ではないので、だからこそ自分の思いを形にして表現したいと思っています。
 その上で敢えて言葉にするとすれば、
一つ目は「危うい形」です。倒れそうで倒れない形を焼くこと。見ていてドキドキするものを作りたいので。
二つ目は中の空洞が何処かで繋がっていること。中に見えない物語が流れ巡っているので。
三つ目は人が見たことの無いものを創りたいこと。
四つ目は色鮮やかなポップな柄を自分の思いと共に装飾すること。
これらにより私の言葉が作品が完成する気がします。190203_umemoto_works_02


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大石早矢香
1980 京都府に生まれる
2004 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻 卒業
    京都市立芸術大学 2003年度制作展 同窓会賞(京都市美術館)
    たち吉クラフトコンペ「京都陶芸の新しい芽」 優秀賞
2007 京都府美術工芸新鋭選抜展
2013 神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション(兵庫陶芸美術館)
2014 日韓陶芸交流展(京都、韓国)
    現代茶湯アワード(東京/渋谷ヒカリエ)
    第43回 長三賞常滑陶業展「くらしのやきもの展」長三賞
2015 マイヤー x 信楽大賞展 銀賞(USA)
    京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    第32回 長三賞常滑陶芸展・自由造形部門 長三賞(愛知県陶磁美術館)
2016 琳派400年記念新鋭選抜展 -琳派FOREVER-(京都文化博物館)
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 第3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ(21世紀美術館)
    Thematic Exhibition in Gwangju GICB2017(韓国/京幾陶磁博物館)
    第12回 パラミタ陶芸大賞展(三重)
    茶陶の現在 -2018萩(山口県立萩美術館・浦上記念館)

コレクション
Hen Hyang Lim Onggi Museum(韓国)、滋賀県立陶芸の森
韓国陶磁財団、Icheon world ceramic center(韓国)190203_ooishi_works_02
 「人生は選択の連続」と言ったのはシェイクスピアでしょうか…分かりませんが、私の制作も「選択の連続」と言えます。基本になるフォルムはありますが、そこにどのような装飾が付くかはやってみないと分かりません。例えば隣接する装飾が1ミリでも(いや、ときどき視覚のドットさえも大きいと感じてしまうからそれ以下か)変われば、次に付けられる装飾も変わってしまうのです。そしてそれは一瞬の選択です。しかし過去の経験や新たな挑戦、調和不調和…いろいろな思いが駆け巡った結果の選択なのです。
 この選択の連続を作品上で繰り返すことによって、刹那の時間や意識を作品に刻み残したいと思っています。何故なら、私が求めている「美」は「物体」にあるのではなく「行為」にあるのでは、と近頃感じるからです。190203_ooishi_works_03


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田中陽子
1992 石川県に生まれる
2013 金沢市工芸展 エムザ社長賞
    世界クラフトコンペティション・金沢 入選(金沢21世紀美術館)
    現在形の陶芸 萩大賞展III 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2014 京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    国際瀧富士美術賞 優秀賞
2015 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科 卒業
    マイヤー x 信楽大賞展 入選(USA)
2016 金沢市工芸展 北陸放送社長賞
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 岩国美術賞(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程 修了
    金沢卯辰山工芸工房 入所
    第3回 世界工芸トリエンナーレ 入選(金沢21世紀美術館)
    ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2017 審査員高橋朋也賞(東京)190203_tanaka_works_03
「一瞬を永遠にすること」をテーマに製作しています。190203_tanaka_works_02


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丸尾結子
東京都に生まれる
女子美術大学短期大学部専攻 卒業
2013,2014年と軽井沢ニューアートミュージアムで個展、2015年には銀座New Art Labのオープニング展示。やわらかな生命感や、少しねじれたり絡まったりしたような感情を漂わせる作品を数多く発表。ジュエリーのほか様々なコラボレーション作品も制作。190203_maruo_works_02
 湧き上がってくる様々な感情が共鳴し合い、美しく存在している様や生命が力強く打ちつづける鼓動などにフォーカスし、立体造形として表現することで向き合ってみたいと思いました。
 作品は石粉粘土で一点一点形作り、磨き上げ、抱きかかえるように制作してゆきます。
 内側から満ち溢れ続ける命の存在感を感じて頂けると嬉しいです。190203_maruo_works_03


会期は2月11日(日)まで、10時〜18時/会期中無休です。
尚、2月3日(土)は大石早矢香が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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大阪出張

2017年11月15日(水)

 二十四節気「立冬」七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」

 昨日はずっと雨、気温も15度ほどにしか届かなかったので、さすがにワイシャツ1枚では寒かったのですが、着替えるのも面倒なので仕事終わりまでは痩せ我慢で頑張りました。ついこの間まで風邪をひいていたので暫くはぶり返すことも無いでしょう→ホントか?
 今朝になって清々しい好天に恵まれてはいますが、その分だけ放射冷却で寒々しい気分に苛まれています。そろそろ箪笥からセーターを引っ張り出さないといけませんね。

 さてこちらもやはり少し前のお話ですが大阪へ出張に行って参りました。今回は珍しく1泊することにしました。と言うのもお会いする予定の作家さんが3名いらしたので、日帰りはちょっと厳しいな〜と言う判断です。普段は日帰りでも十分に余裕があるのですけれどもね。

 10月29日(日)、名古屋駅から高速バスに乗り大阪駅に着いたのは13時少し前のこと。その日は季節外れの大型台風が近付いていて空は荒れ模様、然程強い雨が降っていた訳ではなかったけれど、それでも不穏な空気が漂っていました。
 空中庭園の下でバスを降りて先ずはホテルを目指します。徒歩で15分ほど、風もそんなに強くなく安堵していたのですが、G FRONT 大阪辺りまで来た時から急に強く吹き出して傘の意味があまり無くなりました。不覚にも布のスニーカーを履いて行ったので、たった数分の間に雨が靴の中にまで浸透して来て、歩く度に靴の中が水溜りになっていく様子がよく伝わって来ました。それでもめげずにホテルに辿り着いたところで告げられた一言、
「チェックインは15時からです」
「(-_-;)」
分かってはいたのですが、やはりちょっと凹みました。取り敢えず梅田駅前の商店街のアーケードに避難して、近くにあった立ち食い蕎麦で腹拵え。最近はあまり脂っこい物は受け付けなくなっているので蕎麦やら饂飩やらを優先的に選ぶ癖がついています。その後、15時まではまだまだ時間があったので近くのにしむら珈琲店にて時間を潰します。
 15時少し前に改めてホテルに行き漸く部屋に入ることが出来ました。
 早速、靴を脱いで中敷まで外してドライヤーで乾かすこと30分以上。火事にならないように気を付けながらある程度乾かすことが出来ました。少し中敷が高熱の所為で歪んでしまったのは御愛嬌です。50年以上生きて来てドライヤーで靴を乾かす経験は初めてのこと、幾つになっても初めての経験に感動する心は忘れてはいけませんね。
 因みにこの日の夜に作家さんとお会いすることになっていたのですが、作家さんがどうしても抜けられない仕事が入ってしまったために明日の午前中に変更、お陰でその日は予定が空いてしまったので、急遽、大阪在住の友人と待ち合わせることになりました。
 大阪は20代の頃に頻繁に遊びに行っていた街、大阪は食べるものも美味しく、あの葱焼きを初めて食べた時の感動は今でも忘れません。その日は食べませんでしたが…

 話は変わって翌朝、台風は何事もなく通り過ぎ、10時前にホテルをチェックアウトして少し強い風が吹く中を向かったのは大阪駅前のカフェ「喫茶館 キーフェル」、ここで永冨友海氏と待ち合わせです。永冨氏は山口県出身、大阪芸術大学で陶芸を学んだ後、現在は大阪市内で働きながら陶芸を続けています。
 永冨氏の創り出す陶のオブジェ、大きなコンポートのような器に土の花びらを敷き詰めた作品は、生命の泉が湧き出るようにエネルギーに満ち溢れています。コツコツと緻密な作業を繰り返し輪廻の根源を極めるような作風からは、宗教的なメッセージさえ聞こえてくるようです。
 2018年2月開催の「土ノ言ノ葉」に出品して頂く予定なので楽しみにお待ちください。

 その後、JRで向かったのは茨木駅、そこからさらに徒歩で25分ほどのところにお住いの梅本依里氏の工房です。梅本依里氏も大阪芸術大学出身、その後、石川県金沢市の卯辰山工芸工房を卒業した陶芸家です。
 梅本氏の作品を初めて知ったのは今から5〜6年ほど前に開催された硝子作家さんとの二人展のDMでした。たまたま何処かのギャラリーか美術館か別の作家さんの工房にDMが置いてあったのを見つけて、ずっと気になっていた作家さんなのです。ただ当時は連絡先なども分からず、またオブジェのような作品展を開催することもなかったので、ずっとそのまま放置していたのですが、それでもDMは大切に保管していて、この春に漸くFacebookで繋がることが出来、悠遊舎ぎゃらりぃで御紹介出来ることになりました。
 梅本氏の作風は兎に角カラフルでポップ、見ているだけで心躍るような気分にさせてくれます。また鳥をモチーフにしたとてもユニークな形のポット型のオブジェを制作されたりするのですが、それもきちんと注げるよう(注ぎ易いかは別f^_^;)に制作していて、見えないところでもきちんと計算されているのが凄いと思います。
 梅本氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしていますので楽しみにお待ちください。

 梅本氏の工房を後にしてJR茨木駅前で腹拵え、食事出来る店が駅前にあるたった1軒のカフェしかなく、そこでランチを頂きました。面白かったのはホールのスタッフがみんな男性だったこと、キッチンには女性がいたのですが、こういうスタイルは最近は多いのでしょうか。

 そしてこの日の最後にお会いしたのは大石早矢香氏、大石氏もお近くにお住いで茨木駅前で待ち合わせして、先ほどランチをしたカフェへ2度目の来店。他に無かったんですよ。でもホールのスタッフからは「お帰りなさい」と声を掛けて貰って意味もなく常連気分を味わいました。だから何ってことはないですが…
 大石氏にお会いするのは今回が2度目、7月に三重県四日市市のパラミタミュージアムにて開催された「第12回 パラミタ陶芸大賞展」の開会式にて御挨拶させて頂いていました。
 大石氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしているのですが、京都市立芸術大学にて陶芸を学んでいた当時から現在までの作風の変遷や、その中でも一環としてテーマにしてきた"装飾"についての考察など、非常に深い話から日常の細々とした雑事などについてざっくばらんにお話することが出来ました。

 どの作家さんも自分の内的世界を追求し、そこから外的世界へと自分の存在理由を問うているように思います。2018年2月の作品展では、土という素材を通して様々な声の聞こえる賑やかな作品展にしたいと思っています。
 少し歩き過ぎた所為か右足の膝に少し違和感を感じながら、年齢には勝てないな〜としみじみ思う大阪出張となりました。

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「土ノ言ノ葉 part 3」のお知らせ

2017年9月22日(金)

二十四節気「白露」七十二候「玄鳥去(つばめさる)」

先週末の台風が日本を縦断し大きな被害を齎しました。
9月の台風は風物詩であるとはいえ避けられないことですが、
それにしても年々その度合いが酷くなる一方のような気もして、
少しづつ日本の気候も変わりつつあり危機感を感じています。
本格的な秋の到来の前に考えることの多い今日この頃です。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 3」が始まります。
日本の長い歴史の中で培われてきた陶芸は、
日本が時代とともに変化してきたのと同じように、
時代の変化を取り込みながら新しい姿を現してきました。
特にここ数十年の間に見られる陶芸の変化には眼を見張るものがあります。
そこには陶芸だけでなく日本文化の変化が色濃く反映されているからでしょう。
世界を見据えながら新しい表現を模索している陶芸家たちの、
挑戦的な姿の一端をお見せ出来れば幸いです。

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兼藤 忍
   愛知県に生まれる
1993 第23回 全陶展入選(東京、沖縄、オーストラリア) 
                 (93,94,95,98,03,04,05,06,07)
1994 第24回 全陶展 新人賞
1999 「陶、土色のかたち、海色のかたち」Inax Galeria Ceramica
2001 the 1st World Ceramic Biennale 2001 Korea 入選
2002 「光と風 交感する陶」INAX TILE MUSEUM
2011 「folding cosmos」巡回(札幌、NY、BATH、BERLIN、金沢、香川)
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パブリック・コレクション
INAX TILE MUSEUM(愛知)、かわらMUSEUM(滋賀)


自然のもののような無作為であり、現代版縄文土器のような…
工芸やARTを超えた未分化で聖なるもの、
時には五感で体感出来るもの…を目指し作品創りしています。170923_kanefuji_works_03


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神谷麻穂
1986 愛知県に生まれる
2011 第30回長三賞常滑陶芸展 入選
2012 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻 修了
    アートアワードトーキョー丸の内 2012 シュウウエムラ賞
2013 金沢美術工芸大学 実習助手(〜’15)
    神谷麻穂展 - 陶 いろはにほふ -(LIXILギャラリーガレリアセラミカ)
2014 横浜アートコンペティション 審査員賞
2016 ザプリンスギャラリー東京紀尾井町
            レセプションカウンター壁面に作品展示
    工芸の現在 第二回 菊池寛実賞(菊池寛実記念智美術館)
現在 富山県にて制作
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焼きあがった窯から作品を出すとき、
自分でも予期しなかった表情に出会うことがあります。
それらに上絵技法を用い線を引き点を打つことで、
埋もれていたちょっとした表情が浮き上がってきて、
質感や現象であったその表情が景色になります。
土と陶芸技法が作り出す質感・色の魅力を引き出し伝えること、
土から生まれる絵を描くことをテーマに制作しています。170923_kamiya_works_03


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近藤葉子
1968 北海道に生まれる
1996 愛知県窯業高等技術専門校専攻科 修了
1999 瀬戸市新世紀工芸館陶芸コース研修(〜’01)
    長三賞陶芸展 入選 (’99, ’03)
2000 朝日陶芸展 入選 (’03, ’04)
2001 INAX ガレリアセラミカ(東京 /札幌)
2002 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選(’11, ’14)
2003 INAX タイル博物館(常滑)
2005 「やきもの新感覚シリーズ50人」(中部国際空港セントレア)
    「瀬戸の現代陶芸」(瀬戸市美術館)
2009 「韓日米 青年作家交流展」(韓国文化工芸振興院/韓国)
2014 「現代・陶芸現象」(茨城県陶芸美術館)
2015 「近藤葉子 水谷一子展」 (瀬戸市新世紀工芸館)
2016 「瀬戸陶芸の歩みと瀬戸陶芸協会の今」(瀬戸市美術館)
    「名工たちの熱き戦い」 (古川美術館)
2017 京畿世界陶磁ビエンナーレ驪州 (韓国)
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土の持つ様々な表情を作品へと昇華させて、
その中にも自身の個性を追求したいと制作しています
制作の中で感じる感覚、その喜びと、
違和感(平穏な気持ちを揺さぶるもの)を研ぎ澄ませて、
自身の作品を決定しています。
最近の傾向として 余白 を意識しています。170923_kondo_works_03


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高柳むつみ
1985 富山県に生まれる
2008 京都市立芸術大学 卒業
2010 京都市立芸術大学大学院 修了
現在 京都にて制作
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この星の、この国の、
私の家族の、そして私の、
様々な時の流れに想いを漂わせ、
人のなすことと、土のなすことを重ね合わせることで、
少しずつ姿を現す作品は、
まるで夢の結晶のようだと感じます。170923_takayanagi_works_01


会期は10月4日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、作家の在廊日は下記の通りです。
 9月23日(土):近藤葉子、高柳むつみ
 10月1日(日):神谷麻穂
 10月4日(水):兼藤 忍、神谷麻穂
この機会に是非、御高覧ください。

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〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
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三重と京都出張

2017年8月26日(土)

二十四節気「処暑」七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」

盆明けからの急激な残暑の厳しさに、逃げ場のない息苦しさを感じる今日この頃ですが、皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか。
本当に熱中症の危険を感じるような毎日が続いていますので、くれぐれも用心してあと少しの間をしのいでください。

さて少し前のことになりますが、8月8日(火)に作家さんにお会いしに三重と京都へ、また昨日には四日市まで作品展を観に行って参りましたので、簡単にその御報告を、、、

8月8日(火)は前日までの台風一過で日本晴れ!とはいかず、晴れたり曇ったり、また台風の名残りの風が吹く中を伊勢湾岸をひたすら西へ向かいました。雨の所為で新名神は全面通行止めだったようですが、今回は東名阪を伊賀上野へとクルマを進めます。
思ったよりも渋滞もなく比較的スムーズに伊賀上野まで、途中少しづつ雨模様になりながら曲がりくねった山道を進んで、陶芸家:下和弘さんの自宅兼工房に到着したのは12時少し前です。

下和弘さんの工房は山の中、と言っても里山のような場所で、自宅の前には長閑な田園風景が広がるとても静かな環境です。
お会いするのはこれが初めて、2018年5月の酒器展に出品をお願いしています。
下さんの創り出す世界観はカラフルでポップ、とても遊び心を感じる自由な器の世界です。金銀彩や色絵を多用し、観ているだけでも愉快な気分にしてくれる作品が多いです。
悠遊舎ぎゃらりぃでは初のお目見えとなりますので、楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

次に向かったのは京都南部在住の陶芸家:高橋亜希さんの工房です。
伊賀上野からは約1時間ほど…だったのですが、途中からの山道はクルマの擦れ違いも出来ないほどの山道、昨日の台風で崖崩れなど起こしてなければ良いけど、、、との心配をしながらの運転となりました。幸いなことに途中、パトロールの車と擦れ違ったりして、問題なく通行出来ることを確認出来たことにホッとしながら、高橋さんの工房に着いたのは14時30分頃。
高橋さんにもお会いするのは今回が初めて、やはり2018年2月の器展に出品をお願いしています。今年3月の京都陶磁器会館にて開催された「空女展 〜若き作家たちの挑戦〜」にて作品を拝見し、その独特の世界観に魅了されました。
高橋さんも磁器に色絵を施す作家さんなのですが、作風は抑制の効いた大人の”毒”をも感じさせる、欧米風に言えば”ダークファンタジー”な世界とも言えましょう。
こちらも楽しみにお待ち頂ければ嬉しく思います。

高橋さんの工房を出た頃にはすっかり雨も上がって綺麗な青空が広がっていました。通行止めだった新名神も平常に戻ったようで、帰りは滋賀信楽を通って新名神から帰りました。途中、信楽までの道すがら、窓を開けて走っていたらもう日暮が鳴き始めていて、盆前だというのに夏の終わりの侘しさを感じました。

閑話休題

さてここからは昨日の話です。
幾ら立秋を過ぎたと言ってもまだまだ残暑が厳しく続いています。あの盆前の日暮は何だったんだ!と言いたくなるような熱暑。思わずブー垂れてしまいたくなる気持ちは分かりますよね。
そんな中、昨日は四日市まで陶芸の作品展を観に行って参りました。

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先ずは目黒陶芸館にて開催中の「富田美樹子展」へ。
目黒陶芸館は陶芸界では、特にオブジェ作家を精力的に取り上げているギャラリーとして有名です。自分も年に何度も足を運んで勉強させて頂いています。
大阪在住の陶芸家:富田美樹子の作品は、その独創性と存在感が観るものを圧倒し、夢に出て来そうな(もしかすると悪夢かもf^_^;)気がします。聖と俗が混ざり合い、神と悪魔が対峙しながら溶け合うような、非常に神秘的で神がかりな作品となっています。
まさに曼荼羅の世界と言えるでしょう。
数年前から子育てなども一段落し、ここへ来てますます制作に没頭し、作品も激しさと崇高さを増して、神と交信するための装置のような、宗教的で時間や空間を軽々と飛び越えて往く強さを感じさせるようになって来ています。
悠遊舎ぎゃらりぃでも何度か取り上げている作家です。作品展は明日までですが、もしお時間ありましたら是非足を運んでみてください。
因みにギャラリーは四日市東I.C.から直ぐです。またギャラリーとして使用されている「平田邸」も四日市の歴史的建造物に指定された由緒ある建物で、静かな空間でゆっくりと過ごすのも悪くないと思います。170825_tomita_works_01


その後、目黒陶芸館を後にして向かったのは近鉄四日市駅前にある「山画廊」です。こちらでは名古屋在住の陶人形作家:福島輝哲の個展が開催されています。
福島輝哲の創り出す陶人形は日本の伝説や古い民話、はたまた古文書などに記された歴史上の人物、また動物や妖怪など、様々な題材をモチーフに独特の世界を生み出しています。
パッと観ると一瞬グロテスクなのですが、よく観ると愛嬌があって可愛らしかったり、ユーモアなども感じさせる作風が魅力です。
中でも「火の鳥」のシリーズは東日本大震災などの自然の脅威、また畏怖や鎮魂の思いを籠めて制作しています。
こちらも会期は明日までですので宜しければ是非、御高覧ください。

また何処かへ出かけることがあればブログにて御報告致します。楽しみにお待ち頂ければ幸いです。


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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
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「光の在り処 part 3」のお知らせ

2017年6月23日(金)

二十四節気「夏至」七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」

梅雨の中休みと言うにはちょっと雨が少なすぎる気がしませんか。
それはそれで有り難いのですが夏の渇水が気になるところ、
でも今週末からはまた雨の予報、
いっそ今日明日に降ってくれた方が自分としては有り難いんですけれども、
お天道様は自分の言うことなんてちっとも聞いてくれないですよね。
世の中上手くいかないことは百も承知、
泣きを入れても仕方がないので精神だけは強くなっちゃいましたよ。
とほほと言うばかりなり…

さて明日より「光の在り処 part 3」を開催します。
愛知県は瀬戸や常滑を始め焼き物の産地が点在する地域、
それ故か陶芸の作品展は其処彼処で開催されていますが、
それに比べて硝子やその他のジャンルの作品展は、
なかなかお目に掛かれない気がするのは自分の思い込みでしょうか。
ましてや器ではなく造形的な作品は、
本当に目にする機会が少ないように思われます。
悠遊舎ぎゃらりぃが硝子を紹介することに力を入れる理由はそこにもあります。
現在、硝子の世界も多くの作家たちが様々な技法を用いて、
多彩な作品を制作し発表しています。
感性の研ぎ澄まされた様々な硝子の表情をお楽しみ頂ければ幸いです。


加藤千佳
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1994 兵庫県に生まれる
2015 第57回大阪工芸展 新人賞
    第53回兵庫工芸展 兵庫県教育委員会賞
2016 神戸芸術工科大学先端芸術学部クラフト・美術学科 卒業
    神戸芸術工科大学卒展 学科賞
    第58回大阪工芸展 NHK大阪放送局長賞
    第55回日本現代工芸美術展本展 入選
    第55回日本現代工芸美術展近畿展 KBS京都賞(‘17)
    第54回兵庫工芸展 準大賞
2017 Young Art Taipei 2017
    第3回金沢・世界工芸コンペティション 入選
現在 神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科総合アート&デザイン専攻 在籍
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私は幼い頃から水の状態変化や現象に魅力を感じていました。
「草地に白化粧する霜」「冬の朝の窓につく水滴」
「氷を境に上と下の情景」「窓ガラスに模様する霜」
何気ない日常の中に「美」と「芸術性」を感じるのです。
しかしそれらは一定の条件下でしか存在できません。その儚さに心惹かれます。
そして、ガラスにも共通して同じことが言えると思います。
日々変化する日常の中の一瞬の美しさをガラスで表現したいと思っています。170624_kato_works_03


高橋まき子
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1998 武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン科 卒業
2000 東京ガラス工芸研究所 卒業
2004 国際ガラス展・金沢2004 入選
2005 第2回かわさき現代ガラス展 入選
    第2回現代ガラス大賞展・富山2005 入選
2006 第3回現代ガラス展in山陽小野田 入選
2007 NewGlassReview28 入選 (N.Y./コーニング美術館)
2008 第3回現代ガラス大賞展・富山2008 入選
2010 神奈川県相模原市にSTUDIO BAU GLASSを設立
2015 第6回現代ガラス展in山陽小野田 入選
現在 各地で個展等を開催、神奈川県在住
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潜在意識にひろがる静寂の世界
日々の瞑想や妄想の中で
暗闇に一輪の花が咲くように
脳内に鮮明なビジョンが現われる
 
盲目の幻想生物が
心のビジョンを頼りに深海を
静かにゆっくりと彷徨うように…
私は日々、粘土を触り、手を動かし続けている

今回の展示では鉱物の結晶を想起させるような
華やかな幻想生物や蓋物を制作しました。170624_takahashi_works_03


福西 毅
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1990 大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科金属工芸専攻 卒業
1993 富山ガラス造形研究所 ガラス造形科 卒業
1994 サントリー美術館大賞展’94 入選(東京都・サントリー美術館)
1995 JAPANESE GLASS ART EXHIBITION(スペイン)
1997 JAPANESE STUDIO GLASS EXHIBITION
            (スウェーデン・スマーランド美術館)
1998 いまを表現するガラス造形展 (新潟市美術館)
1999 日本のガラス2000年展−弥生から現代まで
            (東京都・サントリー美術館〜大阪巡回)
2001 ガラスの魅力展(姫路市立美術館)
2003 Outspoken Glass 遠慮のないガラス−今日の日本から
            (北海道立近代美術館・岡山県立美術館巡回)
2006 京都府美術工芸新鋭選抜展〜2006新しい波〜 (京都文化博物館)
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「Mui-掘
数年前にイリノイ州の大学で始めたシリーズです。
その時の制作ノートには、
《あるがままにして手を加えないこと。何もしないこと…
因果関係を離れ生滅変化しない永遠絶対の真実》
と書かれていました。
この作品は、自宅に戻り自然とそのテーマと向き合うかのように、
手を動かし制作した最初の作品。
テーマの純粋性をさらに見つめ直したことで、
今回は作品から色を排除し、
ガラスの透明性とディテールのバランスによる造形としました。

「Mui-検
命の源である水。
その水から多くの気泡が発せられ、
外へと広がりゆくイメージでこの作品を考えました。
一つ一つの《ガラスの手あるいは翼》は、
新しい外の世界へ何かを求めるかのように折り重なって伸びていきます。

「Ui-掘
これもイリノイの大学で始めたシリーズの一つです。
同じくノートに、
《因縁によって起こる現象。生滅する現象世界の一切の事物…》
と書かれてありました。
前回は人類の記憶と記録が燃え尽き消えるテーマで作品にしましたが、
今回はガラスの花をモチーフにし、
受け継がれていく生命の美しさをテーマにしました。170624_fukunishi_works_01


松尾一朝
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1979 滋賀県に生まれる
2003 金沢美術工芸大学 工芸科 漆コース 卒業
2007 富山ガラス造形研究所 研究科卒業
   「国際ガラス展・金沢2007」審査員特別賞
2008 富山ガラス工房 常勤アシスタント
2010 神戸芸術工科大学クラフト・美術学科ガラスコース 実習助手
2014 山梨県富士の麓に工房「麿」設立
2015 徳島ガラススタジオ セミナー講師
   「工芸都市高岡クラフト2015」奨励賞
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厚みのあるガラスで制作した蓋物は、内側に色や光を優しく溜め込みます。
大切な気持ちをそっとしまっておけるような存在であってほしい、
と想いを込め制作しています。170624_matsuo_works_03


会期は7月5日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜休館です。
尚、下記の日程で作家が在廊致します。
6月24日(土)、7月5日(水):加藤千佳
        6月25日(日):高橋まき子
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
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「土ノ言ノ葉 part 2」のお知らせ

2017年4月14日(金)

二十四節気「清明」七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」

桜ももう終わり、いよいよ本格的な新緑の季節を迎えました。
爽やかな風の中で胎動を始めた新しい芽吹きに心躍らせながら、
心ゆくまで春を楽しみたいと思います。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 2」が始まります。
昨年に引き続き2回目の開催となる今展は、
図らずも女性陶芸家の作品展となりました。

陶芸の歴史は伝統技術に支えられ古くから多様な発展を遂げて来ました。
まさに日本文化の中心の一つに陶芸があると言っても過言ではないと思います。
とは言え焼き物の真髄は常に「器」でした。
茶の文化と深く結びつく一方で、
生活陶芸とも称される「普段使いの器たち」の多種多様な在り方、
その全てが「用の美」と呼ばれる焼き物の姿だったと思います。

ところが戦後、
京都で起こった現代陶芸の勃興を告げる「走泥社」の結成により、
焼き物は新しい表現の形を手に入れました。
「用の美」を「用を持たない美」乃ち「純粋芸術」として昇華させたことで、
さらに焼き物は進化して来たのです。
現代を生きる作家たちが「土を使って焼く」行為を通して、
どんな世界を表現しようとしているのか、
この目で見届けたいと思います。


170415_usui_work_01
薄井 歩
1987 東京に生まれる
2011 金沢美術工芸大学工芸科 卒業
   アジア現代陶芸の交感展(広東石湾陶磁博物館/中国)
   金沢美術工芸大学卒業制作展 大学買い上げ
2012 東アジアの当代陶芸交流展(深北市立鶯歌陶瓷博物館/台湾)
2013 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科 修了

170415_usui_work_02
「パライソ」はポルトガル語で天国と言う意味です。
松ぼっくりや木の枝など自然や日常生活の中で見かける、
小さくて緻密なつくりの物を面白く思うようになり、
緻密な模様の入った小さな塊の作品を作るようになりました。
極楽や天国みたいな綺麗な場所の浜辺にこんなものが落ちていたらいいな、
という思いからこのタイトルを付けました。170415_usui_work_03



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杉本ひとみ
1986 大阪に生まれる
2007 第19回 日中交流作品展 (大阪芸術大学/大阪)
2008 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 卒業
   大阪芸術大学卒業制作 研究室賞
2009 第25回 日韓交流作品展 (弘益大学校 現代美術館/ソウル)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2009 (愛知陶磁資料館/愛知)
2010 大阪芸術大学大学院芸術研究科 修了
   大阪芸術大学 非常勤助手
   OSHIRI展 (番画廊/大阪)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2010 (弘益大学 現代美術館/ソウル)
   Re OSHIRI展 (ギャラリーエフェメール/大阪)
   杉本 ひとみ展 (INAXギャラリー ガレリアセラミカ/東京)
2011 アートフェア京都 2011 (モントレホテル/京都)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2011 (広東石湾陶磁博物館/中国)
2012 アジア現代陶芸 新世代の交感展 2012 (新北市土鶯歌陶磁博物館/台湾)
2013 神戸芸術工科大学 実習助手
2014 「Flower Shower」(アートスペース 感/京都)
   「Flower Shower 供廖淵ャラリー EM/長崎)
   "T3" -KOREA, JAPAN, CHINA- Tea Room Installation
                 (MERCIEL Bis/韓国)
2015 神戸アートマルシェ(神戸メリケンパークオリエンタルホテル/神戸)
   韓国女流陶芸国際展KWCA:
     KOREA Women Ceramist Association International Exhibition
             (利川世界陶磁センター/韓国)
2016 とつぜん自画像のごとく (六感料理 世沙弥/大阪)
   日韓交流陶芸展 (日本大使館公報文化院シルクギャラリー/ソウル)
   ART FAIR ASIA FUKUOKA 2016 (ホテルオークラ福岡/福岡)
   柔らかな命たち (Gallery忘我亭/長野)
   Glaziers’Art Fair 2016 (Glaziers Hall/London)

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人体や動植物などの"はり"や"やわらかさ"を感じるフォルムをモチーフに、
生きる力を表現しています。
くすっと笑えて明るくなるもの、
気持ちを心地よく逆なでするような楽しい作品を目指して制作しています。170415_sugimoto_work_03



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徳丸鏡子
1963 東京に生まれる
1990 長三賞陶芸展 新興部門大賞(’89入選)
1991 変貌する陶芸・国際現代陶芸展(滋賀県立陶芸の森)
1992 多摩美術大学大学院修士課程絵画科油画専攻陶芸コース 修了
   今織部・バサラの連中(草月美術館)
   美濃国際陶磁器フェスティバル 入選
1996 交感する陶芸(愛知県陶磁資料館)
1999 ガレリアセラミカ(新宿)
2000 INAX世界のタイル博物館(常滑市)
   出石磁器トリエンナーレ 佳作
2001 アーチー・ブレイ・ファウンデイション
           ・レジデント・エキヒビション(米国)
2002 ガース・クラーク・ギャラリー(米国)
   コンテンポラリー・クラフト・ミュージアム(米国)
2004 クレイスタジオ ゲストアーティスト・エキヒビション(米国)
2005 Bemis Center for Contemporary Art(米国)
   焼き物新感覚50人展(中部国際空港)
2006 中村錦平プロデュース・クレイコネクション by フリーター(青山)
2007 現代美術家によるCocoの世界展(シャネル・ネクサスホール/銀座)
   魅せられる、、、今注目される日本の陶芸(滋賀県立陶芸の森)
2008 装飾・DECO展(国立近代美術館工芸館)
2009 装飾の力(国立近代美術館工芸館)
2010 信楽ACT2010(滋賀県信楽町)
2011 ニューミレニアム・ジャパニーズセラミック(米国)
2012 命を抱いて(岐阜県立現代陶芸美術館)
   ふしぎ・たのしい・現代トーゲイ(茨城県立陶芸美術館)
2013 あれもやきもの これもやきもの
   −陶芸の森アーティスト・イン・レジデンスのあゆみ
                   (滋賀県立陶芸の森)
   未来を担う芸術家達 16th DOMANI・明日展
         文化庁芸術家在外派遣制度の成果(国立新美術館)
   タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞 受賞
2014 アートフェア東京2014(東京国際フォーラム)
   現代・陶芸現象(茨城県陶芸美術館)
2016 美し、やまなし、パワー!山梨の女性アーティストたち
                      (山梨県立美術館)
   知命・50代の挑戦(伊丹市立工芸センター)
   現代陶芸・案内(ガイド)(茨城県立陶芸美術館)

パブリックコレクション:
   フィラデルフィア美術館(米国ペンシルバニア)
   コンテンポラリー・クラフト美術館(米国オレゴン)
   ボストン美術館(米国 マサチューセッツ)
   岐阜県立現代陶芸美術館
   滋賀県立陶芸の森陶芸館
   愛知県常滑市
   兵庫県出石町
   九谷焼技術研究所
   (株)LIXIL
   MICOM美術館 (アルゼンチン・オベラ)
   新台北市立陶磁博物館(台湾・新台北市)
   大分県立美術館・天庭

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磁器で装飾過多な立体を作っています。

「世果報島」シリーズについて
私は芸術の起源のひとつを神事の祭器や捧げものにあると考えます。
「○○島」とタイトルにあるものは大きく「世果報島(ゆがふしま)」シリーズと名付けて現代生活における「憑代(よりしろ)」「神々招聘装置」として作っています。
「世果報(ゆがふ)」は沖縄の言葉で弥勒様の現れるような理想の世界、「世果報島(ゆがふしま)」はそのような神や神仙の集う寿ぎの島という意味です。
世界中にある神への捧げもののかたちには聖なる島や山を模して高く積み上げることで天空においでの神々をお招きする装置としたものが多くみられます。
「世果報島」シリーズもそれに倣い、細かい磁器の層と磁器の層の渦の部分は水面下、花や実や生命力を表すチューブ様の形体の集積部分は水面上、とひとつの幻想の「島」を形作り、蓬莱山や補陀落のような神仙の集う聖なる島をイメージしています。
この世に遍満する八百万の神々に思いを馳せ呼びかけるために、また賑やかな細部を目で追ってあなた自身の内側に遊び、あなた自身もまた八百万の神々のひとりであることを思い起こしていただけたら幸いです。170415_tokumaru_work_03



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藤井実佳
1985 京都に生まれる
2006 朝日陶芸展
2007 京都精華大学芸術大学造形学科陶芸専攻 卒業
   日中韓現代陶芸ー新世代交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 日中韓現代陶芸ー新世代交感展(中国広東石湾陶磁博物館/中国)
2009 金沢美術工芸大学工芸研究科工芸専攻 修了
   「記憶の生物」(INAXギャラリー ガレリアセラミカ/東京)
   第5回 世界陶磁ビエンナーレ韓国(利川世界陶磁博物館/韓国)
   ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2009
                  三菱地所ビルマネージメント賞
2010 京都府美術工芸新鋭展 (京都文化博物館)
2013 京都市美術館80周年記念展京展 2013 館長奨励賞(京都市美術館)
2014 第10回国際陶磁器展美濃 審査員特別賞(選:金子賢治)
                 (セラミックパークMINO)
2015 京展 2015(京都市美術館)
2016 現代陶芸・案内(ガイド)(茨城県陶芸美術館)
   進化系・女子陶芸 供憤饐觚陶芸美術館)

パブリックコレクション:
   利川世界陶磁博物館/韓国

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「女らしさ」は女性が生きていくための生存戦略であり、媚態である。
私の制作の柱は「女性性」である。
私は女性に対して、憧れと嫉妬の両方を持ち併せている。

私の作品の素材には「粘土」と「陶器」を用いる。
粘土は手の直接的行為を要することにより自らの深層に触れることが出来、
より明確に私の思想を表現することが出来る。
また焼成することで、陶器へと素材が転換し原形を留めることが出来、
色褪せることなく何千年も残すことが可能になり、
私が伝えたいメッセージをより強く伝える事が出来る素材であると考えている。
今回出品した作品は5体で一つの物語を提示している。
この作品群は弱肉強食社会に適応するために、
受け身女性のためのフェロモン注入器である。
泉から採取したフェロモンをそれぞれ、
「魅力」「知性」「教養」「愛嬌」と、4パターンの栄養素を注入出来る。170415_fujii_work_02



会期は4月26日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜休館です。
尚、4月15日(土)は杉本ひとみ、藤井実佳が、
また4月26日(水)には藤井実佳が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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