彫刻

「土ノ言ノ葉 part 5 土の構造体」のお知らせ

2018年7月5日(木)

二十四節気「小暑」七十二候「半夏生(はんげしょうず)」

台風のような強い風と雨、
梅雨明け宣言がなされたばかりと言うのに、
むしろそれをせせら笑うような自然の意地悪に、
一喜一憂しても仕方ありません。
自然と共存しながら人間として身を任せるだけです。

さて7月7日(土)より、
「土ノ言ノ葉 part 5 Structure 土の構造体」を開催します。
陶芸と言えば先ずは道具としての「器」、
それでもそれは時に道具以上の意味を持ってしまうことがあります。
人間の持つ精神性が、
そこに何かしらの意味を見出そうとしてしまう癖があるからなのでしょうか。
例えば縄文土器が何ら特別な意味を持たないただの器だったとしても、
そこに私たちは色々な意味付けをし、
そうする中で文化や宗教が生まれて行ったのかもしれません。
今回、出品された作品から私たちはどんな意味を見出すのか、
見届けたいと思います。

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木野智史
1987 京都府に生まれる
2006 京都市立銅駝美術工芸高等学校陶芸科 卒業
2010 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸科 卒業
2011 第6回 月のアート展 準優秀賞
    第26回 国民文化祭・京都 2011 美術展「工芸」 奨励賞
2012 京都市立芸術大学大学院陶磁器科 修了
    京都市立芸術大学制作展 奨励賞
    第7回 月のアート展 審査員優秀賞
    陶磁器の島AMAKUSA陶芸展 審査員特別賞
2013 大阪工芸展 大阪府教育委員会賞
    The 4th ICMEASymposium 2013 グランプリ
2014 The International Biennale of Ceramics of Marratxi グランプリ
2016 Taiwan Ceramics Biennale 審査員賞
    36 CICA 2016 The Second Prize
2017 パラミタ陶芸大賞展 パラミタ陶芸大賞
2018 有田国際陶磁展 2位・佐賀県知事賞180707_kino_work_02
パブリックコレクション:
富楽国際陶芸博物館(中国)、マラクシー市(スペイン)
新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)、ニューアーク美術館(アメリカ)
国立スロベニア美術館(スロベニア)、パラミタミュージアム(三重)
兵庫陶芸美術館(兵庫)、ファエンツァ国際陶芸美術館(イタリア)180707_kino_work_03
 私は空間に余韻を残す造形をテーマに制作しています。
 そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が現在最も自分に適していて、テクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと感じます。
 それを用いて作品だけでなく周囲の空間を含み、静かで少し力強く、澄んだ空気を生み出したい。テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思っています。180707_kino_work_04


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馬場康貴
2016 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
    第3回金沢世界工芸トリエンナーレ 入選
2017 多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ 修了 
    国際陶磁器展美濃 銅賞 
2018 第115回 有田国際陶磁展 オブジェ部門 熊本放送賞 
現在、岐阜県土岐市にて制作180707_baba_work_02
 無機的な素材感と光と影をテーマに、幾何構造へと昇華した作品作りを心掛けています。
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山岸大祐
1984 愛知県に生まれる
2006 愛知教育大学教教育学部生涯教育課程造形文化コース 卒業
2007 INAXガレリアセラミカ(東京)
2008 愛知教育大学大学院教育学研究科芸術教育専攻 修了
2012 多治見市制施工72周年
        功労者(学術または芸術の振興その他文化の向上に貢献)顕彰
2015 公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田文化奨励賞
    美濃焼ミュージアム企画展
        「美濃陶芸の明日展2015」「光庭」合同シンポジウム
    「進化する現代陶芸−今、美濃で」にパネリストとして参加
2016 平成27年度(公財)とよしん育英財団・助成
    Icheon International Inter-local Workshop(韓国・利川)に招待、
              ワークショップとプレゼンテーションを行う。
2017 豊田市民芸の森でアーティストトークとワークショップを行なう。
現在、多治見市文化工房ギャラリーヴォイス 勤務180707_yamagishi_work_03
展覧会
2007 日韓中現代陶芸−新世代の交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 新進作家による―東海現代陶芸の今―展(愛知県陶磁資料館/瀬戸)
    WAVE 小塩薫/山岸大祐/笹井史恵(ギャラリー顕美子/名古屋)
2012 アーツチャレンジ 2012(愛知県芸術文化センター美術館)
    MINO CERAMICS NOW 2012(岐阜県現代陶芸美術館)
2014 世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸
                     (岐阜県現代陶芸美術館)
    美濃陶芸の明日展2014(美濃焼ミュージアム/多治見)
    現代・陶芸現象展(茨城県陶芸美術館)
    美濃陶磁100展(多治見市産業文化センター)
2015 愛知教育大学—陶とガラスの造形展—(瀬戸市新世紀工芸館)
    第10回 パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム/三重)
    美濃陶芸の明日展2015(美濃焼ミュージアム/多治見)
    燒けてかたまれ火の願ひ 2015年の今に表現する明日の陶芸家たち
              (多治見市文化工房ギャラリーヴォイス)
2016 とよたルミアール・プロジェクト #1 「山岸大祐」展
                   (豊田市役所東庁舎)
    アーティストプレぜンテーション&イケムラレイコ
             アーティストビューイング(豊田市文化会館)
    Int'l Inter-local Workshop Exhibition
               (2016 Icheon Ceramics Festival/韓国)
2017 the 9th Gyeonggi international Ceramic Biennale 2017,
                    the thematic exhibition
    ‘Pray_Cherishing Life’(韓国)
2018 古窯復元陶器と現代陶芸no.2(猿投棒の手ふれあい広場)180707_yamagishi_work_04
公募展
2006 第44回朝日陶芸展 入選
2007 第45回朝日陶芸展 入選
2008 第8回国際陶磁器展美濃 入選
2011 第9回国際陶磁器展美濃 陶芸部門銅賞
2013 第1回陶美展 入選
2014 第10回国際陶磁器展美濃 陶芸部門坂重雄セラミックス賞
2016 現在形の陶芸 萩大賞展 入選180707_yamagishi_work_02
 以前は「やきもの」を表現するために、自分の中でその意味とやり方を求めていました。そのうち自分なりの意味とやり方を見つけることができ、それからは自分の中で何を表現したいのだろうと考える時間が増えました。
 考えついた言葉は後付けの理由で、それを踏まえて思考を進めながらも、どこか本当ではないだろうという気持ちを持っています。
 作品に強い意図を込められないという自覚を持ちつつも、見た人に何か影響を与えたいという我が侭を「祭器」という言葉に放り込みます。
 何かを祀る行為に自分の諸々を埋葬します。無責任にも、そこから他者が何かを汲み出してくれたら、それは幸せです。

会期は7月15日(日)まで、会期中無休です。
尚、7月7日(土)は作家が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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「光の在り処 part 4 透き通るかたち」のお知らせ

2018年6月22日(木)

二十四節気「芒種」七十二候「梅子黄(うめのみきばむ)」

先日の地震は本当に吃驚しました。愛知県でもかなり揺れました。
まだ寝ていましたが直ぐに飛び起きて、
テレビを付け地震速報に見入ってしまいました。
何人かの方にも連絡を取り無事を確認し、漸く一息つけました。
このところ頻繁に地震が起きているので、
災害に備えることは本当に大切なことと改めて痛感しています。
皆さんもくれぐれも気を付けてお過ごしください。

さて明日より「光の在り処 part 4 透き通るかたち」が始まります。
硝子に関わらず陶芸でも漆芸でも、
工芸は常に「道具」か「美術」かの二者択一を迫られると言う、
古くて新しい命題が存在します。
その境界線を越えて存在するモノになれるのか?
作家の自己への問い掛けは常に観る者にも向けられているように思います。
この機会に作家と一緒にその問いに対する答えを見つけてみませんか。

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加藤千佳
1994 兵庫県に生まれる
2015 第57回大阪工芸展 新人賞
    第53回兵庫工芸展 兵庫県教育委員会賞
2016 神戸芸術工科大学先端芸術学部クラフト・美術学科 卒業
    神戸芸術工科大学卒展 学科賞
    大阪工芸展 NHK大阪放送局長賞
    第55回日本現代工芸美術展 入選(’17)
    第55回日本現代工芸美術展近畿展 KBS京都賞
    第54回兵庫工芸展 準大賞
    Young Art Taipei
    神戸アートマルシェ
    KOGEI Art Fair Kanazawa
2017 第3回金沢・世界工芸コンペティション 入選
    県展 (公財)伊藤文化財団賞
    雪のデザイン賞 入選
2018 神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科総合アート&デザイン専攻 卒業180623_kato_work_02
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 水の変化の一種でしかない氷や雪。私は幼い頃から水の状態変化や現象に魅力を感じていました。「草地に白化粧する霜」「冬の朝の窓につく水滴」「氷を境に上と下の情景」「窓ガラスに模様する霜」それらは時に儚く、美しく、脅威であもあります。
 何気ない日常の中に「美」と「芸術性」を感じるのです。
 一定の条件下でしか存在できない氷や雪を、ガラス素材に現れる力の痕跡を利用し表現したいと思います。180623_kato_work_03


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佐々木雅浩
1969 愛知県に生まれる
1993 愛知教育大学総合造形コース 卒業
1995 富山ガラス造形研究所 研究科 卒業
1996 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房専門員(〜2001年)
1997 金沢市工芸展 北陸放送社長賞 
1998 金沢市工芸展 金沢名鉄丸越社長賞
1999 ‘99日本現代ガラス展・能登島 銀賞
    金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長賞
     ‘99世界工芸コンペティション・金沢 優秀賞
    吉野谷村 アート アンド クラフトin御仏供杉 大賞
2001 金沢わん・one大賞 優秀賞
    金沢市工芸展 金沢市長奨励賞
2009 第4回KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展『VESSEL』
                黄金崎グランプリ
    第4回現代ガラス展in山陽小野田 土屋審査員賞
    New Glass Review 30
2010 国際ガラス展・金沢2010 奨励賞
    New Glass Review 31180623_sasaki_work_02
●展覧会
1995 「日本現代ビードロ展」Fundacion Centro Nacional Del Vidrio(Spain)
1996 「現代ガラス六人展」サンクリノ美術館(熱海市)
2000 「Streams Of Light」Grand Crystal Museum(台湾)
    「日本の現代ガラス展」小野田サンパーク(山口)
2001 「現代ガラスの魅力展」姫路市立美術館(姫路)
2002 「北陸のガラス展」金津創作の森美術館(福井)
2008 「彼方へ -土×ガラス- 安藤郁子 佐々木雅浩」瀬戸新世紀工芸館(愛知)
2015 「韓・日ガラス造形交流展」Glass Island Mac Art Museum(韓国)
2016  アートフェア東京(東京)
    「Collision & Fission – Exhibition of Contemporary Glass Artist」
                   Tianyuan Glass Art Center(中国)
2017 「Life-world /lebenswelt Ausstellung Exhibition」
                  Alexander Tutsek-Stiftung(ドイツ)
    「Japanisches Glas heute」
        Glasmuseum Frauenau/Lette Glass Museum (ドイツ)
2018 「愛知のガラス展〜愛知、教育現場からのガラスの表現」 大一美術館180623_sasaki_work_03
●パブリック コレクション
金沢市、能登島ガラス美術館、吉野谷村、Grand Crystal Museum、星稜高校
富山ガラス美術館、ウェスティン ナゴヤキャッスル、金沢卯辰山工芸工房
Glass Furnace、黄金崎クリスタルパーク、Alexander Tutsek-Stiftung
Lette Glass Museum180623_sasaki_work_04
 私は『工芸』を語る時、「機能性」や「実用性」を条件とする事に違和感を覚えています。『工芸』と言う言葉は明治以降に使われ始め、その後、柳宗悦の民芸運動に端を発する「用の美」という概念が現在の『工芸』の後ろ盾になっている事は否めません。「用の美」と言う概念は用途のある器物を合理的な形で作った弥生土器をルーツにし、現代の日本の工芸やデザインにも大きな影響を及ぼしている事も事実です。
 しかし私は日本人の原初的な行為から現在の『工芸』を見ていくことが重要だと考えており、ルーツは縄文時代にまでさかのぼると考えています。縄文人は素材を用いてその制作過程から神々と交信して形を導き出し、生きる事を祈るように造形表現をしてきました。そうした人間の精神性を素材を用いて造形表現する行為こそが、日本の『工芸』の源流であり芸術活動の根幹だと強く思うのです。
 私は吹きガラスと言う技法を用いて制作しています。それは炎を前にして素材と格闘し素材の見せる魅力的な形体の一瞬をとどめる造形表現です。制作は何人かのチームで行い全員が息を合わせて同じ方向を見つめ、意思を通わせながら制作しなくてはいけません。少しの判断ミスで瞬時にガラスは割れてしまいます。それは非常に儚く危うい素材の一側面です。多くの人は、ガラスは冷たく硬いイメージを抱いていますが、溶けたガラスを扱う私には、熱く柔らかく、時には艶めかしく有機的な形体を表出させます。炉の中で熱せられながら増殖し成形され緩やかに変形していく様は妖艶で、まるで生き物が成長しているかのようです。
 私は吹きガラスの制作現場は古来よりの祭りの場であり、作者は炎の前で精神を研ぎ澄まして神々に祈るシャーマンの様な存在だと感じています。私は作品を作る際、吹きガラスの特徴であるライブ感を大切にして制作をしており、具体的な形体やイメージを持って制作に向かっておりません。その時の気持ちやその場の空気に身を委ね、ガラスの瞬間の表情を見つめながら造形をしています。決して概念を形体にするのではなく、素材から感じるエネルギーに導かれるように形体が生まれ出るような感じです。
 それは自然(素材)と対峙し、神々に生を祈るように造形を行った縄文人の行為と同様の表現活動であり、芸術表現だと考えています。
 私は『工芸』を「用の美」や「応用美術」という枠から解放し、純粋な芸術表現として世に問う事を試みています。それは決して現代アートに迎合するのでは無く、古来より人類が行ってきた自然との営みの中から生まれでる、素材と人間との関係から造形し表現する行為『工芸』の文脈を、既存の芸術の文脈と同列に位置づけさせることです。その為、西洋における彫刻とは異なる文脈で成立してきた、日本古来の美意識から生まれ出た立体表現『工芸』として、作品を世に発信していきたいと考えております。

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高木基栄
1984 愛知県に生まれる
2007 愛知教育大学 卒業
2010 富山ガラス造形研究所 卒業
2011 石川の現代工芸展 大賞
2012 現代茶湯アワード弐〇壱弐 グランプリ
2013 金沢卯辰山工芸工房 修了
    テーブルウェアフェスティバル2013 佳作
2015 世界工芸コンペティション・金沢2015茶の時空間 現代創意賞
2016 アートフェア富山 特別賞
現在  金沢市にて制作

パブリックコレクション:名古屋市立工芸高校、常陸国出雲大社
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 ボクは特に作品を制作する上で特別コンセプトを立てたり、テーマを立てることがあり
ません。学生の頃からコンセプトやテーマがないことが悩みでした。
 さらに言えば、他の作家が自作について堂々と「コンセプトは〜」と自ら話し出したり、すぐにコンセプトについて尋ねてくる観客のことが嫌いです。それは今まで見てきた人たちが話すコンセプトというものについての言葉選びがあまりにも陳腐でリアリティがなかったからかもしれません。
 好きなものや人に対して、その好きな理由を言葉で表すことができる時点で薄い(浅い)という感じに似ていると思っています。
 ガラスという素材を扱う上で、ガラスに対しての向き合い方は作家ごとにそれぞれあると思いますが、その向き合い方・関わりあい方は長年ガラスと正面から向き合い、ガラスについて思い悩むことで、お互いの距離感を掴み出来上がった関係性だと思います。
 ボクの場合は学生の頃から、工芸の素材としてガラスを触り、工芸の造形として作品の形を考えてきたので、今となってはどう転んでも工芸がベースの作品に「なってしまう」ような気がしています。
 一工芸家としてガラスと関わっていると、目の前のガラスのことで手一杯になってしまい、コンセプトやテーマなどという他ごとを考えている余裕はありません。
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●作品「存在証明」について
 このことを前提に、最近の作品について思うことを書くとすれば、今展示で出品している作品は初めて銀鏡反応を使い、作品全体を鏡状にしています。
 最近(まだ深く読み込めていないですが)般若心経に興味があります。般若心経の中の「自分という実態はこの世界の中にどこにも存在はしなかった」という口語訳を読んで、学生の頃から抱えていた「コンセプトがない」というコンプレックスから解放されました。「色不異空空不異色」や「色即是空空即是色」もいいですね。
 全ては「たまたま」です。
 たまたま1984年に、たまたま愛知県で生まれたボクが、たまたまガラス作家になり、たまたまボクが吹きガラスで吹いた球体が集まってできた物体がボクの作品です。
 ボクの作品を見てください。鏡状の作品はそれを見る人の姿も写し込みその表情を変えます。つまり、ボクが見ているボクの作品と、他の人が見たボクの作品は別のものとは言えませんか?そんなことを考えていたら、ああ正に般若心経でいう「空(くう)」だなあと思い、作品の名前を「存在証明」と名付けました。
 そんなことを嘯きながらのらりくらりと作品や工芸について話してみたりもしますが、実は裏では作品を工芸の文脈内でどう串刺しにして、自作を歴史上でどういうポジションとして置いていくか、ということも考えていたりもしますが、全てを書き尽くしてしまうと面白くないので、この先はまた別の機会にお話できたらと思います。180623_takagi_work_04


会期は7月1日(日)まで、会期中無休/10時〜18時です。
尚、6月23日(土)は加藤千佳、高木基栄、佐々木雅浩が、
6月24日(日)にも高木基栄が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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「木霊する場所 -木の造形展-」のお知らせ

2018年3月30日(金)

二十四節気「春分」七十二候「桜始開(さくらはじめてひらく)」

今年は落ち着いていたと思っていた花粉症も、
いよいよ1週間ほど前から始まってしまいました。
それでも平年に比べて症状がとても軽く、
これも日頃の行いのお陰と皆様に感謝致しております(^o^)

さて明日より「木霊する場所 -木の造形展-」を開催します。
今まで悠遊舎ぎゃらりぃでは、
木と言えば「木工家具展」を何度か開催して来ましたが、
木の彫刻(オブジェ)の作品展は初めてです。
作家によっては家具を始めとした様々な木工芸を学び、
そんな中で自分の思いを託せる作品として彫刻の世界へと進んだ作家もいます。
今回、出品して頂く作家はどの作家も愛知県は初お目見えです。
同じ木でありながら、それぞれに全く違った個性を持った作家たちです。
それでも木の持つ独特の風合いや手触りから感じるものがあれば幸いです。

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馬場勝とし
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その作品に共感して頂ければ幸いです。180331_baba_works_01


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藤沼 哲
 ニュージーランド滞在を期にウッドターニングにひかれる(それ以前はファインセラミックスのエンジニアとして生体材料、分析機器、自動車エンジン部品の仕事をしていました)。独学で木工旋盤技術を習得し、1996年より生木を使った器の創作を開始。1998年アメリカの展覧会に参加した事をきっかけにウッドターニング彫刻、ウッドアートの創作を始める。
1998 Pathways98 (アメリカ)入選
    7th Works in Wood  (アメリカ)入選
    日本クラフト展 入選
2000 Little Bowl Show(カナダ)招待出展
    8th Works in Wood  (アメリカ)入選
2001 Turned Multiples II(アメリカ、カナダ)招待出展
    Challenge VI Roots(アメリカ)入選
    朝日現代クラフト展 入選
2002 Emma Lake Collaboration 2002(カナダ)招待参加
2004 From Sea to Odyssey(アメリカ)入選
2007 Turn-fest (オーストラリア)参加
2008 Echo Lake Collaboration X(USA)招待参加
    レジデンスプログラム International Turning Exchange
        (Wood Turning Center Philadelphia, USA)
    allTURNatives Form+Spirit 2008
        (Wood Turning Center Philadelphia, USA)
2011 SOFA Chicago(’12 ’13,’15,’16,’17)
    アートフェア +PLUS-ULTRA(’12, ’14, ’15, ‘16)
2012 Life Aquatic (The Center for Art in Wood, USA)
    ROBIN WOOD'S CORES RECYCLED
                (The Center for Art in Wood, USA)
2014 Bartram’s Boxes Remix(The Center for Art in Wood, USA)
    Craft ACT artist in residence program(オーストラリア)
2015 Bogs and Fens – Craft ACT Artist-in-Residence(オーストラリア)
    Australian National Botanic Gardens   ‘Their Story’ Exhibition

コレクション
American Association of Woodturners
Wood Turning Center (現 The Center for Art in Wood)

Awards
2008 Purchase Award(AAW)

Publication
2010 Woodturning (UK) No.222

2012 Craft Arts International (Au) issue 86
2013 月刊美術  No.449
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 私は自然に非常に高い関心があります。
 私は幼少の頃から自然の中で遊び自然に親しんできました。自然の中にいると「なんだこれは!?」と思う瞬間にとても心が動かされます。それは未知の物を発見した喜びや、知的欲求を刺激された事だと思います。
 私はこの「なんだこれは!?」を作品として表現したいと考えています。
 自然物はパターン、規則性を持っています。 中心線、くり返し、枝分かれや境界があります。しかしそれは定規できっちり測ったような物ではなく、ある曖昧さ、揺らぎを持っています。私はその曖昧なところ、揺らぎに美しさを感じます。私が美しい、面白いと感じたパターンなどの「自然の記憶の断片」を再構築した物が私の作品です。
 ある人が私の作品を以下のように紹介してくださいました。
「何かの、本物っぽいんだよなぁ」
このコメントこそ、藤沼哲の造形を見事に言い得た表現かもしれません。自然の中に実在する様々な有機物。それに対する興味と驚嘆、崇敬が、集まって重なって形成された作品。具象の集合による抽象造形彫刻。
「何処かに生息してそう」
「見たことないけど見たことありそう」
そんな、木とは思えない木の傑作。

 私は作品にタイトルをつけません。それは私の作品が鑑賞者の脳細胞を刺激しそれぞれの体験に基づく千差万別な見え方、感情、感想を引き出す事が私の美術表現だと考えているからです。
 私は展覧会では作品を手に取ってあらゆる方向から観察して欲しいと思っています、森の中で私がそうするように。

 私の創作工程の特徴はウッドターニング(木工旋盤による加工)を取り入れている事です。木のかたまりを回転させながら削る行為です。
 回転運動は身の回りに溢れています。天体(惑星の動き)、車輪、ギヤ、歯車etc…回転運動は私にとって自然そのもの、途切れなく続くものの象徴です。私にとって回転運動は有機的な独特のフォームを生む重要なプロセスです(もともとウッドターニングは器や家具の部材などファンクショナルなものを作る工作法でしたが、30年ほど前からアメリカで「自己表現」「芸術活動」のためにウッドターニングを用いた創作が活発になります。やがてウッドターニング、ファニチャー、彫刻などを融合してウッドアートと呼ぶようになりました)。180331_fujinuma_works_03


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福田 亨
1994 北海道小樽市に生まれる
2013 北海道おといねっぷ美術工芸高校 卒業
2015 京都伝統工芸大学校木工専攻 卒業
    木象嵌技法の立体表現を開始
2016 阿部一馬 x 福田亨 二人展
    巧美展
2017 北海道音威子府村を拠点に制作開始
    現代日本の匠
    Spring ephemeral
    ジャパン エディション
    たいせつなもの展 -いちご-
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天然木の色味や木目を用いて、
木工の装飾技法である木象嵌を主体とした立体作品を制作しております。
生き物の生命感を意識し、生態などの背景を切り取り作品としています。
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会期は4月8日(日)まで、会期中無休/10時〜18時です。
尚、3月31日(日)は藤沼哲、福田亨が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
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雪の北海道へ、あくまでも出張です。

2018年3月21日(水)

二十四節気「春分」七十二候「雀始巣(すずめはじめてすくう)」

3月も終わりに近づいたと言うのに、未だに花粉症の症状が出ずにいます。
今年は花粉量が少ないと言う話は聞いていませんが、
それでも何故か症状が出ないのは自分の友人に言わせれば、
「もしかすると北海道に行っていたからなのでは?」とのこと。
そうなのです、3月の初めに北海道へ行って参りました。

 3月4日(日)の早朝から、昨年秋から中部⇄札幌に就航したAir Asiaを利用して3日間の滞在でした。往復で9,000円と言う何とも有難い価格設定。これは「北海道へ行けっ!」と言う神様の思し召し…と言うことにして、まだ雪の残る真冬の北海道へ旅立ったのでした。行きの便では富士山が澄んだ空気の中とても綺麗に見えて得した気分です。

 本当は札幌在住の作家さんに御挨拶したかったのですが、お忙しくされていることもあって今回は会えず仕舞い。仕方なく昼前に札幌駅に到着してから、先ずは駅前の食堂にてランチ→1回目の海鮮丼。冬の北海道と言えばやはりこれを忘れる訳にはいきません。新鮮な海の幸を手軽に楽しめるのも北海道ならではです。
 その後は観光も兼ねて定山渓温泉に日帰り入浴して来ました。今年に入ってからの初温泉は大雪の中の露天風呂など、なかなか趣のある冬景色が堪能出来ました。
 その夜は札幌駅近くのホテルで明日の音威子府行きに備えます。

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 北海道の2日目、今回の北海道出張の目的は音威子府に行くことでした。
 音威子府村(おといねっぷむら)は札幌から特急列車で3時間以上、旭川を経由して宗谷本線で北へ一路、稚内よりも南に位置する北海道で一番小さい村です。人口は800人、御多聞に洩れず高齢化が進んでいますが、音威子府が特徴的なのは、一方で高校生が120人住んでいるのです。北海道おといねっぷ美術工芸高等学校が村内にあり、この高校は美術教育に於いて有名で、全国からこの高校を目指してやって来る生徒がいるのだそうです。ちっとも知らなかった!
 そしてこの高校を10年ほど前に卒業し、その後、京都伝統工芸大学校で木工芸を学び、現在は音威子府へ戻って働きながら木彫をしている福田亨氏に会いにここまでやって来ました。
 札幌駅を出発したのは7時30分、旭川までが約90分、旭川を出てからはとにかく雪雪雪、途中、落雪を心配して列車が徐行運転するなど、雪国の大変さを身に沁みて感じながら、それでもこんなところへ来る機会はそうそうあるものではありません。そのことに寧ろちょっとしたワクワク感を感じながらの道中でした。
 20分ほど遅れて音威子府に到着したのは11時過ぎ、雪はそれほど強くは降ってはいませんでしたが風のない曇天の静かな村です。氷点下まで下がってはいませんでしたが、それでも気温は0℃近く、ピンと張り詰めた空気を感じます。小さな田舎の駅まで福田亨氏に迎えに来て貰って、雪が3mほど積もっている雪道をごとごと揺られながら、彼の仕事場でもある村営の木の体験施設「木遊館」へ。
 初めてお会いする福田亨氏は20代後半、礼儀正しく落ち着きを感じる青年でした。
 彼はここで木工のインストラクターをしながら創作活動に励んでいます。彼の生み出す作品、自ら「立体木象嵌」と名付けた技法を使って彫刻作品を創っています。
 象嵌はもともと金工などでよく見られる技法の一つで、模様を刻んだ溝などに他の素材を嵌め込んで文様を描き出す技法です。福田氏は土台となる木に細かい溝を彫り込んで、そこに自ら見つけ出して来た違う木の素材を嵌め込んで、植物や虫などの彫刻作品を制作しています。
 その作品は非常に精密な技術を必要とし、また素材となる木には一切の着色を施さずに制作するため、例えば赤い花弁を表現するために赤い木の素材を探して森に入ったりすることもあるようです。北海道の原野のど真ん中に位置する村でもあるため木の材料には事欠きませんが、それでも自分の表現にぴったり来る素材を見つけるのは至難の技でしょう。そう言った彼自身のこだわりが作品に格調を与え、まだ若い作家であるにも関わらず作品の持つ静謐な、それでいて強い存在感を感じさせるのかも知れません。
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 木と言えば自分のような勉強不足の人間からすれば、素材でそんなに大きな違いがあるとは思えなかったのですが、木それぞれに柔らかさ、手触り、そして色の違いがあり、思っていた以上に様々な表情を持っていることに気付きます。福田氏が木の素材を保管している引き出しの中なども見せて貰ったのですが、例えば緑色をした木があって、これは緑青腐れ菌と言うきのこの仲間が木を分解するときに青緑色の色素を出すことで、木そのもが変色してしまうのだそうです。そういった様々な表情を持つ木を集めて来ては、象嵌と言う技法で作品を生み出している福田氏の作品は非常に緻密な細工、技術の元に達成される境地にある作品です。
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 悠遊舎ぎゃらりぃで3月31日(土)から開催される「木霊する場所 木の造形展」にて、彼の作品を紹介することになっています。宜しければ福田氏の生み出す小さな宇宙を体感しにいらしてください。尚、3月31日(土)には福田氏が音威子府村からはるばる在廊してくれることになっていますので、この機会に是非、足をお運びください。
 15時過ぎには特急にて音威子府を出発し、旭川で乗り換えて札幌に到着したのは19時頃。途中、雪景色をうっすらと夕陽が照らしてその綺麗だったこと!雪の大変さは想像が尽きますが、それ以上にその美しさも堪能出来た旅でした。

 北海道の3日目、名古屋への帰りの便は19時30分だったので、それまで小樽でのんびり過ごすことにしました。勿論、小樽といえば硝子の街ですし色々と勉強も兼ねてのことですが…
 小樽へ来たのは10年以上振り、こぢんまりとした中に歴史的建造物や美味しいグルメなども目白押しでとても好きな街です。駅を降りてから先ずはひたすら海へ、煉瓦倉庫街の手前を右に折れて「大正硝子館」へ向かいます。「月下美人」と言うとんぼ玉専門のギャラリー&ショップへ。そこは悠遊舎ぎゃらりぃでもお付き合い頂いている川北友果さんが何度か個展をされているギャラリーで、御挨拶も兼ねて伺いました。
 「月下美人」は若い女性の店長さんが一人で切り盛りしていて、かなり精力的に活動されている印象でした。取り扱っている作家さんもとても質が高く、本当に良い作品を取り揃えてみえるギャラリーでした。また小樽に行くことがあれば遊びに行かせて貰おうと思います。
 「月下美人」を出て、取り敢えず昼食を取ろうと駅前の三角市場へ。ここまで来たら再びの海鮮丼しかないでしょう。市場の中の滝波食堂さんにて並ぶこと30分、美味しい美味しい雲丹とイクラと蟹のわがまま丼を頂きました。実は音威子府でお会いした福田亨氏はもともと小樽の出身、彼のお母様の知り合いの食堂でした。そのお陰で蟹汁のサービスをして貰ったりと人の縁とは有難いものです。その後、商店街の中にある「あまとう」と言う老舗の和洋菓子屋の2階で善哉を頂いて、16時30分小樽発千歳行きの列車にて空港へ。
 空港で山ほど土産を買い、じゃがぽっくるは3箱(でも本当はもっと買いたかった(T_T)、ルタオやらマルセイバターサンドやら…そして最後に念願のジンギスカン丼を晩飯に食して北海道を後にしました。

 今回の旅で思った以上に北海道を身近に感じることが出来ました。まだ秋冬の北海道しか経験がないので、次には春夏の北海道を堪能しに戻って来たいと思います。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
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名古屋出張

2017年11月20日(月)

二十四節気「立冬」七十二候「金盞香(きんせんかさく)」

11月も半ばを迎え、冬の到来を予感させる寒い毎日が続いています。
ギャラリーの倉庫に灯油も買い置きし、
冬に備えて万全の体制を整えなければなりません。
と言う程の大袈裟なことでも有りませんが…

さて先週の金曜、11月17日に名古屋へ行って参りました。
名古屋へ行くのは久し振りのこと、
名古屋駅前にはよく高速バスの乗り降りで出掛けますが、
市街地を歩くのは本当に久し振り、
年の瀬を前に華やかに飾られたウィンドウやらネオンやらを見るだけで、
心躍ってしまうのはやはりミーハーだからなんでしょうか…f^_^;)

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先ずはJR名古屋高島屋にて開催されている「水晶と鹿 土屋仁応展」を観に。
土屋仁応氏は東京藝術大学出身の彫刻家で、
現在、非常に注目されている作家の一人です。
実は土屋氏の動物たちの眼を硝子で制作しているのが田中福男氏で、
ボロシリケイトガラスの透明感のある眼が、
動物たちの眼差しに非常にぴったりなのですね。
田中氏は以前より悠遊舎ぎゃらりぃにて御紹介しており、
その縁もあって今回の作品展を訪問しました。
土屋氏の作品は昨年、東京にて開催された作品展を拝見してから2回目、
今回は小品が中心でしたが、
作品の醸し出す柔らかな生命の営みに心洗われる思いでした。
作品展は明日まで開催しています。
宜しければ是非、足をお運びください。
因みに田中福男氏には今週末から開催の、
「KOGEI Art Fair Kanazawa 2017」にも出品して頂きますので、
楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

171117_nagoya_02
その後、栄に出向き愛知県美術館で開催されていた、
「長沢芦雪展 京のエンターテイナー」の観覧です。
こちらは行こうか迷っていたのですが、
ギャラリーにいらしたお客様の「めっちゃ癒されるよ〜」の言葉に促されて、
行くことを決めました。
お客様の言葉通り、とてもとても心温まる作品でした。
可愛らしい犬や猿、牛、鳥たちが生き生きと描かれ、
長沢芦雪の暖かい眼差しを感じられる作品ばかりでした。
虎や龍なども長沢氏の手に掛かると何となくユルイ表情になるんですね。
美術館と言うと何となく畏まらないといけないように思っている人もいますが、
長沢氏の作品はまさに"エンターテイナー"に相応しく、
愉快な気分にさせてくれる作品でした。
そう言えば偶然にも、
いつも名古屋から通って頂くお客様に美術館でばったりお会いしたりして、
そう言う意味でもわざわざ名古屋まで出てきて良かったな〜と思いました。

その日は少し仕事が溜まっていたので何処にも寄らずにそのまま直帰しました。

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「METAmoLphose -変態する金属-」のお知らせ

2017年6月2日(金)

二十四節気「小満」七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」

6月に入り蒸し暑さとともに梅雨の気配を感じるようになって来ました。
この晩春は真夏のような陽気が続いて、
もう真夏のことが思い遣られますがめげず張り切って参りましょう。

さて明日より「METAmoLphose -変態する金属-」が始まります。
金属の作品展は久し振り、特に立体作品を取り上げることは、
今までの悠遊舎ぎゃらりぃではあまりなかったことと思います。

“金属の面白さ”それは無機物である金属が、
人の手によって有機的な存在に変化する瞬間があることかと思います。
植物の儚さや風の生み出す文様、或いは繊維のように柔らかく撓む表情など、
私たちが金属に対して持っているイメージを軽く越えて、
自由に想像が広がってゆく瞬間に魅せられるような気がします。
今回の作品展を機に新しい金属のカタチを発見して欲しいと思います。

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岩本紀羽
1989 大阪に生まれる
2012 神戸芸術工科大学造形表現学科現代クラフト 卒業
    日韓交流展(ソウル)
2013 Penland School of Craft(アメリカ夏期留学)
2014 神戸芸術工科大学大学院 芸術工学研究科 修了
    神戸芸術工科大学大学院卒業制作展 学長賞・芸術工学会奨励賞
    石川の現代工芸展 TV金沢社長賞
    神戸アートマルシェ「新人アーティスト支援プログラム」選出
2015 日本クラフト展 U35賞
    アートフェア東京 2015
    金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長賞
2016 金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長奨励賞
    金沢卯辰山工芸工房 修了
    TALENTE 2016(ミュンヘン)
    堺市工芸展 芸術新人賞170603_iwamoto_works_01
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170603_suo_works_01
周防絵美子
1966 東京に生まれる
1990 東京芸術大学美術学部工芸科彫金 卒業
1992 東京芸術大学大学院美術研究科彫金専攻 修了
1995 コンテンポラリージュエリー・日本の作家30人による
                (東京国立近代美術館工芸館)
1995 Japanese Contemporary Jewellery(ベルギー)
    TALENTE ’95 バイエルン賞 & TALENTE賞(ドイツ)
1996 花のすみか大賞展 大賞
1998 日本ジュウリーアート展 大賞
    Jewellery Moves 招待出品(エジンバラ)
1999 美術工藝振興佐藤基金 第16回 淡水翁賞
    Metal Element供淵轡疋法次
2001 Contemporary Japanese Jewellery(ロンドン)
2006 五島記念文化財団 第17回 五島記念文化賞美術新人賞
    ジュエリーの今:変貌のオブジェ(東京国立近代美術館工芸館)
2007 Modern Meister 招待出品(ミュンヘン)
2010 五島記念文化賞美術新人賞研修帰国記念 巡回展
                    (東京、京都、エジンバラ)
2012 Beauty in All Things : Japanese Art and Design(ニューヨーク)
2014 LOOT(ニューヨーク)
2015 Not Too Precious(イギリス、アイルランド)(’16)

作品収蔵
National Museums of Scotland, Victoria and Albert Museum,
The Alice and Louis Koch Ring Collection, 東京国立近代美術館工芸館,
MINT Museum of Craft + Design, Museum of Arts and Design,
Die Neue Sammlung170603_suo_works_02


170603_suzuki_works_01
鈴木祥太
1987 宮城県に生まれる
2010 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース金属専攻 卒業
2011 伊丹国際クラフト展”ジュエリー” 優秀賞
2013 夏の思い出 森の夢 不思議ないきものたち(ヤマザキマザック美術館)
2014 COLLECT(ロンドン)(’15)
    SOFA(シカゴ)(‘15)
2016 2人展「日々是好日」(塩竈市杉村惇美術館/宮城)
2017 世界工芸トリエンナーレ(金沢21世紀美術館)170603_suzuki_works_03
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服部睦美
1994 東京芸術大学大学院工芸科鍛金 修了
2004 メタルアートミュージアム光の谷(千葉)
2006 金沢21世紀美術館 デザインギャラリー(金沢)
2010 日韓の融合(大阪韓国文化院)

2013 +7exhibition(上海)
2014 公益財団法人美術工芸振興佐藤基金 淡水翁賞

    7+7exhibition 日韓美術交流展 (韓国日本大使館) 170603_hattori_works_02
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光本岳士
1962 岡山県に生まれる
1987 東京学芸大学美術科大学院修了
1990 高岡クラフト展 銀賞
1991 Talentborse Hndwerk 受賞(ミュンヘン)
1996 Contemporary Japanese Craft & Jewellery Design
                   (日米文化交流会館)
    美術工芸振興佐藤基金 第13回淡水翁賞
1997 日本クラフト展 日本クラフト賞
2000 金属造形工房 設立
2002 FROM THE RISING SUN -日出づる国より-(ベルギー)
2007 SOFA(ニューヨーク)(’10,’11)
2008 新しい金工の美(石洞美術館/東京)
    COLLECT(ロンドン)
2014 ASIA WEEK(ニューヨーク)170603_mitsumoto_works_01
170603_mitsumoto_works_02


会期は6月14日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜は休館です。
尚、6月14日(水)は光本岳士が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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「光の在り処 part 2」のお知らせ

2017年2月3日(金)

二十四節気「大寒」七十二候「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)」

この冬は思った以上の雪に見舞われたとは言え、
先日の北陸行きでは雪の合間の天晴れな天気が続き、
せっかく用意したスノータイヤもスノーブーツも、
宝の持ち腐れとなってしまった今日この頃ですが、
皆様に於かれまして如何お過ごしでしょうか。
明日はもう節分、立春の始まりです。

さて明日より「光の在り処 part 2」が始まります。
昨年の4月に初めて開催した硝子のオブジェ展「光の在り処」に続いて、
今回はより光を意識した作品が出品されました。
冬の冷たい季節だからこそ光の神々しさに暖かさを感じる作品ばかりです。

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浅野恵理子
1987年 石川県に生まれる
2006年 富山ガラス造形研究所造形科 
2008年 富山ガラス造形研究所研究科 
2011年 金沢卯辰山工芸工房 研修者 
2013年 第8回清州国際工芸展・韓国  
     国際ガラス展金沢2013  
収蔵先:富山市
    金沢市(金沢卯辰山工芸工房)170204_asano_works_02
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川辺雅規
1971年 栃木県に生まれる
1997年 明星大学日本文化学部生活芸術学科 卒業
1997年 金津創作の森ガラス工房−Ezra Grass Studio−(福井県)
2004年 第2回現代ガラス展in小野田 優秀賞
     Glass Craft Triennale 2004 伊丹準大賞
     2004伊丹国際クラフト展 白雪賞
     あわら市誕生記念 酒の器展 審査員特別賞 
2005年 金沢ONEわん大賞2005 優秀賞 
     第2回 川崎現代ガラス展 奨励賞
2006年 第60回栃木県総合芸術祭美術展 奨励賞 
2007年 Edols Elliott (オーストラリア)
2008年 第3回ガラス大賞展・富山2008 奨励賞
2009年 第4回現代ガラス展in山陽小野田 大賞
     Ranamok Glass Prize, Finalist (Australia)
2010年 富山ガラス造形研究所
     越中アートフェスタ2010 優秀賞/北日本新聞社賞
2012年 第5回現代ガラス展in山陽小野田 土屋審査員賞
     第8回富山市美術展2012 大賞
2013年 富山ガラス工房
2014年 2014伊丹国際クラフト展 白雪賞
     EWAA (East-West Art Award) 2014, finalist (England)
2015年 アートフェア富山2015 ガラス部門特別賞
2016年 ガラス工房 Izumo
島根県総合美術展 知事賞
収蔵先:きららガラスミュージアム(山口県山陽小野田市)
    金津創作の森(福井県あわら市)
    富山市(富山県富山市)170204_kawanabe_works_02
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西崎 智
1962年 愛知県に生まれる
1991年 日本板硝子(NSG コンテスト)奨励賞
1992年 日本板硝子(NSG コンテスト)優勝デザイン賞・エリア賞
2003年 山口短期大学 特別講師
2004年 西崎智アトリエ設立(山口県)
2005年 SOFA CHICAGO 2005 (’06,’07)
2006年 SOFA NEW YORK 2006 (’07,’08)
2009年 Glass Now 2009 (National Liberty Museum, U.S.A)
              (’10,’11,’12,’13)
2014年 島田美術館 「やさしい空間」(熊本)
収蔵先:Museum Fur Kunst Und Gewerbe Hamburg(ドイツ)
    National Liberty Museum(U.S.A.)
    Berengo Museum(イタリア)170204_nishizaki_works_03
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会期は2月15日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜休館です
尚、下記の日程で作家が在廊致します。
2月5日(日):川辺雅規
2月6日(月):浅野恵理子、川辺雅規、西崎 智
この機会に是非、御高覧ください。

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「富田美樹子 西崎智 二人展」のお知らせ

2016年10月7日(金)

二十四節気「秋分」七十二候「水始涸(みずはじめてかる)」

台風が過ぎ、漸く秋が兆し始めました。
空の色はとっくに薄水色に高く遠くを見はるかすように透明感を増し、
風もいつの間にか乾いたひんやりとし始めていたのに、
何故だか名残惜しそうに台風だけが駄々を捏ねていましたが、
ここへ来てやっと主役を秋に譲って泣く泣く南へと帰って往きました。
来年の夏まで少しお預けですね。

さて明日より「富田美樹子 西崎智 二人展」を開催します。

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今回の二人展は特別な意味を持ちます。
この作品展の後、
アメリカで開催されるアートフェア「SOFA CHICAGO 2016」に於いて、
悠遊舎ぎゃらりぃのブースにて二人ともう一人、
北出健二郎氏を加えた三人展を開催することになっています。
今回は言わばその前哨戦として開催することになりました。
北出氏はニューヨーク在住ということもあり、
今回の二人展には残念ながら参加出来ませんでしたが、
富田氏、西崎氏の作品がアメリカのコレクターの手元にお嫁入りする前に、
先ず日本にてより多くの方に観て頂きたいと思っています。111008_tomita_works_01111008_nishizaki_works_01
111008_tomita_works_02
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会期は10月12日(水)まで、10時〜18時/会期中は無休です。
尚、最終日の12日(水)には富田氏、西崎氏、共に在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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硝子作品展「光の在り処」のお知らせ

2016年4月7日(木)

二十四節気「清明」七十二候「玄鳥至(つばめきたる)」

春の雨で桜もとうとう散ってしまいました。
それでも今年の桜は長く咲いてくれて、
咲き始めてから散り始める桜吹雪まで、
色々な表情で楽しませてくれたように思います。
これから空も海も山も、
清々しい芽生えの季節に私たちを迎え入れてくれる、
そんな気がしています。

さて明日より、「光の在り処」と題して硝子の作品展を開催します。
硝子は「光の美しさ」を様々な方法で見せてくれます。
技法によって本当に想いもよらない光の姿を
私たちに教えてくれるのも硝子の力です。
まだまだ私たちが知らない光の姿〜硝子の魅力をお伝え出来れば幸いです。

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岸本耕平
日本で一番よく知られている吹き硝子によって、
ダイナミックな硝子彫刻から普段使いの器まで制作しています。160408_kishimoto_works_02

1983 兵庫県に生まれる
2008 富山ガラス造形研究所研究科修了
2008 第3回富山現代ガラス大賞展 特別賞(準グランプリ) 
2009 '09 富山市美術展 大賞
2009 越中アートフェスタ2009 奨励賞
2010 Glass Craft Triennare 2010(伊丹市)審査員賞
2010 金沢国際ガラス展2010(金沢)ウィリアム・ダグラス審査員特別賞
2011 「Kohei Glass Studio 凛」設立
2012 KOGANEZAKI 器のかたち VESSELS 黄金崎グランプリ(静岡)
2012 ビアマグランカイ9 佳作(札幌)160408_kishimoto_works_03
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小島有香子
積層硝子(板硝子を接着する技法)によって、
光を重層的に反射させることで奥行きのある静謐な作品を制作しています。
この技法を使ったアクセサリーも人気です。160408_kojima_works_04

1979 千葉県に生まれる
2001 多摩美術大学立体デザイン専攻 クラフトデザイン(ガラス)卒業
2004 富山ガラス造形研究所造形科卒業
2005 Glass Art Society国際学生展in Adelaide(AUSTRALIA)奨励賞受賞
    第45回富山県デザイン展 グランプリ受賞
2006 富山ガラス造形研究所研究科卒業
    第3回現代ガラス展in山陽小野田 審査員賞受賞
2007 国際ガラス展金沢2007 第10回展記念特別賞受賞
    第54回日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞
2008 第3回現代ガラス大賞展・富山2008 北日本新聞社社長賞
    第11回’08日本のガラス展Y.G.Prize展 新人賞
2010 国際ガラス展・金沢2010 奨励賞
    富山市美術展・工芸部門市展 大賞160408_kojima_works_02
160408_kojima_works_03


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高橋まき子
日本ではまだまだ知られていない「パート・ド・ヴェール」という技法で、
硝子の柔らかく淡い色彩を用いて表現しています。
彼女の生み出す幻想的な動物たちの言葉に耳を澄ませてください。160408_takahashi_works_01

1976 神奈川県生まれ
1998 武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン科卒業
2000 東京ガラス工芸研究所卒業
    第12回あかりのオブジェ展
2001 第1回現代ガラス展inおのだ(’06,’15)
2002 日本現代ガラス展・能登島
    光の彫刻展(ミューザ川崎/川崎)
2003 New Glass Review24(コーニング美術館/ニューヨーク)(‘03)
2004 国際ガラス展・金沢2004
2005 第2回かわさき現代ガラス展
    第2回現代ガラス大賞展・富山2005(‘08)
2006 川崎現代ガラス作家展(川崎/ミューザ川崎)
2014 GLASS NOW(National Liberty Museum/Philadelphia USA)(‘15)
2015 第一回 藝文京展(京都芸術センター/京都)160408_takahashi_works_03
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八木洋子
細かくカットした板硝子を溶着し、
モザイク文様に組み合わせて作品を制作する「フュージング」という技法は、
本当に根気のいる緻密な作業の繰り返しです。
繊細な文様の世界をお楽しみください。160408_yagi_works_02

1986 自宅に工房を設立(兵庫) 
1999 Klaus Moje氏ワークショップでアシスタント/通訳(金津創作の森) 
2001 Rudi Gritsch氏 ワークショップ受講 奨学金受領(Corning, U.S.A.)  
2002 Klaus Moje氏 滞在作家活動中のアシスタント/通訳(名古屋芸術大学) 
2004 国際ガラス展金沢2004 銀賞受賞(金沢) 
2006 近畿大学文芸学部ガラス造形 非常勤講師 フュージング担当
2007 国際ガラス展金沢2007 入選(金沢)
2008 “Frozen Music : Glass in the Garden”
            スライドプレゼンテーション(Portland, U.S.A.)
2008 第三回ガラス大賞展富山2008 入選
2009 Paul Stankard氏ワークショップ アシスタント/通訳 (Corning, U.S.A.)
2009 Vessels 第4回KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展    入選
2011 コーニンググラススタジオ    Session 2 講師160408_yagi_works_04
160408_yagi_works_03
 

会期は4月20日(水)まで、木曜休館/10時〜18時です。
尚、4月10日(日)には作家も在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
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「伊藤けんじ ガラス展 -進化するかたち- 動物・幻獣」

2016年1月15日(金)

二十四節気「小寒」七十二候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」

 昨日は休みを利用して諏訪湖畔まで行ってきました。
 天気は頗る良かったのですが、用心して親父のキャンピングカー(スタッドレスタイヤなので)を借り、昼前に到着。
160114_ito_works_01
 北澤美術館で開催されている「伊藤けんじ ガラス展 -進化するかたち- 動物・幻獣」を観るためです。
 ここ数年、動物や幻獣達の硝子彫刻を制作している伊藤けんじ氏の作品は、リアリズムもそうなのですが、その圧倒的な生命力を感じさせる迫力ある存在感!ある種の畏怖を感じさせるのは、伊藤氏の深い洞察力と、それを可能にする技術の鍛錬の賜物だと思います。
 今回は特に会場内で制作風景も動画で紹介されており、その制作過程に於いて伊藤氏が如何に奮闘しているか、その様も理解することが出来、伊藤氏の作品を間近に拝見出来る幸せを噛み締めることが出来ました。
 会期は1月21日(木)まで、残すところあと1週間ですが、本当に足を運ぶ価値のある作品展だと思います。
 是非、御来場ください。
 その後、「原田泰治美術館」なども廻り帰途に着いたのは16時頃。高速に乗って直ぐに降雪に見舞われましたが、何とか無事に帰宅することが出来ました。
 それにしても暖冬を実感したのは、長野県内の山々の頂上にも殆ど積雪がなかったこと。過ごしやすのは有り難いですが、雪をあてにしていた業種の方はさぞや大変なことでしょう。
 せっかく諏訪まで行ったので「片倉館」で温泉に浸かってゆっくりするつもりでしたが、お風呂セットを忘れて行ったので、また別の機会に行ってのんびり身体を癒して来ようと思います。
160114_ito_works_02

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