現代陶芸

「土ノ言ノ葉 part 5 土の構造体」のお知らせ

2018年7月5日(木)

二十四節気「小暑」七十二候「半夏生(はんげしょうず)」

台風のような強い風と雨、
梅雨明け宣言がなされたばかりと言うのに、
むしろそれをせせら笑うような自然の意地悪に、
一喜一憂しても仕方ありません。
自然と共存しながら人間として身を任せるだけです。

さて7月7日(土)より、
「土ノ言ノ葉 part 5 Structure 土の構造体」を開催します。
陶芸と言えば先ずは道具としての「器」、
それでもそれは時に道具以上の意味を持ってしまうことがあります。
人間の持つ精神性が、
そこに何かしらの意味を見出そうとしてしまう癖があるからなのでしょうか。
例えば縄文土器が何ら特別な意味を持たないただの器だったとしても、
そこに私たちは色々な意味付けをし、
そうする中で文化や宗教が生まれて行ったのかもしれません。
今回、出品された作品から私たちはどんな意味を見出すのか、
見届けたいと思います。

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木野智史
1987 京都府に生まれる
2006 京都市立銅駝美術工芸高等学校陶芸科 卒業
2010 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸科 卒業
2011 第6回 月のアート展 準優秀賞
    第26回 国民文化祭・京都 2011 美術展「工芸」 奨励賞
2012 京都市立芸術大学大学院陶磁器科 修了
    京都市立芸術大学制作展 奨励賞
    第7回 月のアート展 審査員優秀賞
    陶磁器の島AMAKUSA陶芸展 審査員特別賞
2013 大阪工芸展 大阪府教育委員会賞
    The 4th ICMEASymposium 2013 グランプリ
2014 The International Biennale of Ceramics of Marratxi グランプリ
2016 Taiwan Ceramics Biennale 審査員賞
    36 CICA 2016 The Second Prize
2017 パラミタ陶芸大賞展 パラミタ陶芸大賞
2018 有田国際陶磁展 2位・佐賀県知事賞180707_kino_work_02
パブリックコレクション:
富楽国際陶芸博物館(中国)、マラクシー市(スペイン)
新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)、ニューアーク美術館(アメリカ)
国立スロベニア美術館(スロベニア)、パラミタミュージアム(三重)
兵庫陶芸美術館(兵庫)、ファエンツァ国際陶芸美術館(イタリア)180707_kino_work_03
 私は空間に余韻を残す造形をテーマに制作しています。
 そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が現在最も自分に適していて、テクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと感じます。
 それを用いて作品だけでなく周囲の空間を含み、静かで少し力強く、澄んだ空気を生み出したい。テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思っています。180707_kino_work_04


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馬場康貴
2016 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
    第3回金沢世界工芸トリエンナーレ 入選
2017 多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ 修了 
    国際陶磁器展美濃 銅賞 
2018 第115回 有田国際陶磁展 オブジェ部門 熊本放送賞 
現在、岐阜県土岐市にて制作180707_baba_work_02
 無機的な素材感と光と影をテーマに、幾何構造へと昇華した作品作りを心掛けています。
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山岸大祐
1984 愛知県に生まれる
2006 愛知教育大学教教育学部生涯教育課程造形文化コース 卒業
2007 INAXガレリアセラミカ(東京)
2008 愛知教育大学大学院教育学研究科芸術教育専攻 修了
2012 多治見市制施工72周年
        功労者(学術または芸術の振興その他文化の向上に貢献)顕彰
2015 公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田文化奨励賞
    美濃焼ミュージアム企画展
        「美濃陶芸の明日展2015」「光庭」合同シンポジウム
    「進化する現代陶芸−今、美濃で」にパネリストとして参加
2016 平成27年度(公財)とよしん育英財団・助成
    Icheon International Inter-local Workshop(韓国・利川)に招待、
              ワークショップとプレゼンテーションを行う。
2017 豊田市民芸の森でアーティストトークとワークショップを行なう。
現在、多治見市文化工房ギャラリーヴォイス 勤務180707_yamagishi_work_03
展覧会
2007 日韓中現代陶芸−新世代の交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 新進作家による―東海現代陶芸の今―展(愛知県陶磁資料館/瀬戸)
    WAVE 小塩薫/山岸大祐/笹井史恵(ギャラリー顕美子/名古屋)
2012 アーツチャレンジ 2012(愛知県芸術文化センター美術館)
    MINO CERAMICS NOW 2012(岐阜県現代陶芸美術館)
2014 世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸
                     (岐阜県現代陶芸美術館)
    美濃陶芸の明日展2014(美濃焼ミュージアム/多治見)
    現代・陶芸現象展(茨城県陶芸美術館)
    美濃陶磁100展(多治見市産業文化センター)
2015 愛知教育大学—陶とガラスの造形展—(瀬戸市新世紀工芸館)
    第10回 パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム/三重)
    美濃陶芸の明日展2015(美濃焼ミュージアム/多治見)
    燒けてかたまれ火の願ひ 2015年の今に表現する明日の陶芸家たち
              (多治見市文化工房ギャラリーヴォイス)
2016 とよたルミアール・プロジェクト #1 「山岸大祐」展
                   (豊田市役所東庁舎)
    アーティストプレぜンテーション&イケムラレイコ
             アーティストビューイング(豊田市文化会館)
    Int'l Inter-local Workshop Exhibition
               (2016 Icheon Ceramics Festival/韓国)
2017 the 9th Gyeonggi international Ceramic Biennale 2017,
                    the thematic exhibition
    ‘Pray_Cherishing Life’(韓国)
2018 古窯復元陶器と現代陶芸no.2(猿投棒の手ふれあい広場)180707_yamagishi_work_04
公募展
2006 第44回朝日陶芸展 入選
2007 第45回朝日陶芸展 入選
2008 第8回国際陶磁器展美濃 入選
2011 第9回国際陶磁器展美濃 陶芸部門銅賞
2013 第1回陶美展 入選
2014 第10回国際陶磁器展美濃 陶芸部門坂重雄セラミックス賞
2016 現在形の陶芸 萩大賞展 入選180707_yamagishi_work_02
 以前は「やきもの」を表現するために、自分の中でその意味とやり方を求めていました。そのうち自分なりの意味とやり方を見つけることができ、それからは自分の中で何を表現したいのだろうと考える時間が増えました。
 考えついた言葉は後付けの理由で、それを踏まえて思考を進めながらも、どこか本当ではないだろうという気持ちを持っています。
 作品に強い意図を込められないという自覚を持ちつつも、見た人に何か影響を与えたいという我が侭を「祭器」という言葉に放り込みます。
 何かを祀る行為に自分の諸々を埋葬します。無責任にも、そこから他者が何かを汲み出してくれたら、それは幸せです。

会期は7月15日(日)まで、会期中無休です。
尚、7月7日(土)は作家が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
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「土ノ言ノ葉 part 3」のお知らせ

2017年9月22日(金)

二十四節気「白露」七十二候「玄鳥去(つばめさる)」

先週末の台風が日本を縦断し大きな被害を齎しました。
9月の台風は風物詩であるとはいえ避けられないことですが、
それにしても年々その度合いが酷くなる一方のような気もして、
少しづつ日本の気候も変わりつつあり危機感を感じています。
本格的な秋の到来の前に考えることの多い今日この頃です。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 3」が始まります。
日本の長い歴史の中で培われてきた陶芸は、
日本が時代とともに変化してきたのと同じように、
時代の変化を取り込みながら新しい姿を現してきました。
特にここ数十年の間に見られる陶芸の変化には眼を見張るものがあります。
そこには陶芸だけでなく日本文化の変化が色濃く反映されているからでしょう。
世界を見据えながら新しい表現を模索している陶芸家たちの、
挑戦的な姿の一端をお見せ出来れば幸いです。

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兼藤 忍
   愛知県に生まれる
1993 第23回 全陶展入選(東京、沖縄、オーストラリア) 
                 (93,94,95,98,03,04,05,06,07)
1994 第24回 全陶展 新人賞
1999 「陶、土色のかたち、海色のかたち」Inax Galeria Ceramica
2001 the 1st World Ceramic Biennale 2001 Korea 入選
2002 「光と風 交感する陶」INAX TILE MUSEUM
2011 「folding cosmos」巡回(札幌、NY、BATH、BERLIN、金沢、香川)
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パブリック・コレクション
INAX TILE MUSEUM(愛知)、かわらMUSEUM(滋賀)


自然のもののような無作為であり、現代版縄文土器のような…
工芸やARTを超えた未分化で聖なるもの、
時には五感で体感出来るもの…を目指し作品創りしています。170923_kanefuji_works_03


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神谷麻穂
1986 愛知県に生まれる
2011 第30回長三賞常滑陶芸展 入選
2012 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻 修了
    アートアワードトーキョー丸の内 2012 シュウウエムラ賞
2013 金沢美術工芸大学 実習助手(〜’15)
    神谷麻穂展 - 陶 いろはにほふ -(LIXILギャラリーガレリアセラミカ)
2014 横浜アートコンペティション 審査員賞
2016 ザプリンスギャラリー東京紀尾井町
            レセプションカウンター壁面に作品展示
    工芸の現在 第二回 菊池寛実賞(菊池寛実記念智美術館)
現在 富山県にて制作
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焼きあがった窯から作品を出すとき、
自分でも予期しなかった表情に出会うことがあります。
それらに上絵技法を用い線を引き点を打つことで、
埋もれていたちょっとした表情が浮き上がってきて、
質感や現象であったその表情が景色になります。
土と陶芸技法が作り出す質感・色の魅力を引き出し伝えること、
土から生まれる絵を描くことをテーマに制作しています。170923_kamiya_works_03


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近藤葉子
1968 北海道に生まれる
1996 愛知県窯業高等技術専門校専攻科 修了
1999 瀬戸市新世紀工芸館陶芸コース研修(〜’01)
    長三賞陶芸展 入選 (’99, ’03)
2000 朝日陶芸展 入選 (’03, ’04)
2001 INAX ガレリアセラミカ(東京 /札幌)
2002 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選(’11, ’14)
2003 INAX タイル博物館(常滑)
2005 「やきもの新感覚シリーズ50人」(中部国際空港セントレア)
    「瀬戸の現代陶芸」(瀬戸市美術館)
2009 「韓日米 青年作家交流展」(韓国文化工芸振興院/韓国)
2014 「現代・陶芸現象」(茨城県陶芸美術館)
2015 「近藤葉子 水谷一子展」 (瀬戸市新世紀工芸館)
2016 「瀬戸陶芸の歩みと瀬戸陶芸協会の今」(瀬戸市美術館)
    「名工たちの熱き戦い」 (古川美術館)
2017 京畿世界陶磁ビエンナーレ驪州 (韓国)
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土の持つ様々な表情を作品へと昇華させて、
その中にも自身の個性を追求したいと制作しています
制作の中で感じる感覚、その喜びと、
違和感(平穏な気持ちを揺さぶるもの)を研ぎ澄ませて、
自身の作品を決定しています。
最近の傾向として 余白 を意識しています。170923_kondo_works_03


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高柳むつみ
1985 富山県に生まれる
2008 京都市立芸術大学 卒業
2010 京都市立芸術大学大学院 修了
現在 京都にて制作
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この星の、この国の、
私の家族の、そして私の、
様々な時の流れに想いを漂わせ、
人のなすことと、土のなすことを重ね合わせることで、
少しずつ姿を現す作品は、
まるで夢の結晶のようだと感じます。170923_takayanagi_works_01


会期は10月4日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、作家の在廊日は下記の通りです。
 9月23日(土):近藤葉子、高柳むつみ
 10月1日(日):神谷麻穂
 10月4日(水):兼藤 忍、神谷麻穂
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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「土ノ言ノ葉 part 2」のお知らせ

2017年4月14日(金)

二十四節気「清明」七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」

桜ももう終わり、いよいよ本格的な新緑の季節を迎えました。
爽やかな風の中で胎動を始めた新しい芽吹きに心躍らせながら、
心ゆくまで春を楽しみたいと思います。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 2」が始まります。
昨年に引き続き2回目の開催となる今展は、
図らずも女性陶芸家の作品展となりました。

陶芸の歴史は伝統技術に支えられ古くから多様な発展を遂げて来ました。
まさに日本文化の中心の一つに陶芸があると言っても過言ではないと思います。
とは言え焼き物の真髄は常に「器」でした。
茶の文化と深く結びつく一方で、
生活陶芸とも称される「普段使いの器たち」の多種多様な在り方、
その全てが「用の美」と呼ばれる焼き物の姿だったと思います。

ところが戦後、
京都で起こった現代陶芸の勃興を告げる「走泥社」の結成により、
焼き物は新しい表現の形を手に入れました。
「用の美」を「用を持たない美」乃ち「純粋芸術」として昇華させたことで、
さらに焼き物は進化して来たのです。
現代を生きる作家たちが「土を使って焼く」行為を通して、
どんな世界を表現しようとしているのか、
この目で見届けたいと思います。


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薄井 歩
1987 東京に生まれる
2011 金沢美術工芸大学工芸科 卒業
   アジア現代陶芸の交感展(広東石湾陶磁博物館/中国)
   金沢美術工芸大学卒業制作展 大学買い上げ
2012 東アジアの当代陶芸交流展(深北市立鶯歌陶瓷博物館/台湾)
2013 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科 修了

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「パライソ」はポルトガル語で天国と言う意味です。
松ぼっくりや木の枝など自然や日常生活の中で見かける、
小さくて緻密なつくりの物を面白く思うようになり、
緻密な模様の入った小さな塊の作品を作るようになりました。
極楽や天国みたいな綺麗な場所の浜辺にこんなものが落ちていたらいいな、
という思いからこのタイトルを付けました。170415_usui_work_03



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杉本ひとみ
1986 大阪に生まれる
2007 第19回 日中交流作品展 (大阪芸術大学/大阪)
2008 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 卒業
   大阪芸術大学卒業制作 研究室賞
2009 第25回 日韓交流作品展 (弘益大学校 現代美術館/ソウル)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2009 (愛知陶磁資料館/愛知)
2010 大阪芸術大学大学院芸術研究科 修了
   大阪芸術大学 非常勤助手
   OSHIRI展 (番画廊/大阪)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2010 (弘益大学 現代美術館/ソウル)
   Re OSHIRI展 (ギャラリーエフェメール/大阪)
   杉本 ひとみ展 (INAXギャラリー ガレリアセラミカ/東京)
2011 アートフェア京都 2011 (モントレホテル/京都)
   アジア現代陶芸 新世代の交感展 2011 (広東石湾陶磁博物館/中国)
2012 アジア現代陶芸 新世代の交感展 2012 (新北市土鶯歌陶磁博物館/台湾)
2013 神戸芸術工科大学 実習助手
2014 「Flower Shower」(アートスペース 感/京都)
   「Flower Shower 供廖淵ャラリー EM/長崎)
   "T3" -KOREA, JAPAN, CHINA- Tea Room Installation
                 (MERCIEL Bis/韓国)
2015 神戸アートマルシェ(神戸メリケンパークオリエンタルホテル/神戸)
   韓国女流陶芸国際展KWCA:
     KOREA Women Ceramist Association International Exhibition
             (利川世界陶磁センター/韓国)
2016 とつぜん自画像のごとく (六感料理 世沙弥/大阪)
   日韓交流陶芸展 (日本大使館公報文化院シルクギャラリー/ソウル)
   ART FAIR ASIA FUKUOKA 2016 (ホテルオークラ福岡/福岡)
   柔らかな命たち (Gallery忘我亭/長野)
   Glaziers’Art Fair 2016 (Glaziers Hall/London)

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人体や動植物などの"はり"や"やわらかさ"を感じるフォルムをモチーフに、
生きる力を表現しています。
くすっと笑えて明るくなるもの、
気持ちを心地よく逆なでするような楽しい作品を目指して制作しています。170415_sugimoto_work_03



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徳丸鏡子
1963 東京に生まれる
1990 長三賞陶芸展 新興部門大賞(’89入選)
1991 変貌する陶芸・国際現代陶芸展(滋賀県立陶芸の森)
1992 多摩美術大学大学院修士課程絵画科油画専攻陶芸コース 修了
   今織部・バサラの連中(草月美術館)
   美濃国際陶磁器フェスティバル 入選
1996 交感する陶芸(愛知県陶磁資料館)
1999 ガレリアセラミカ(新宿)
2000 INAX世界のタイル博物館(常滑市)
   出石磁器トリエンナーレ 佳作
2001 アーチー・ブレイ・ファウンデイション
           ・レジデント・エキヒビション(米国)
2002 ガース・クラーク・ギャラリー(米国)
   コンテンポラリー・クラフト・ミュージアム(米国)
2004 クレイスタジオ ゲストアーティスト・エキヒビション(米国)
2005 Bemis Center for Contemporary Art(米国)
   焼き物新感覚50人展(中部国際空港)
2006 中村錦平プロデュース・クレイコネクション by フリーター(青山)
2007 現代美術家によるCocoの世界展(シャネル・ネクサスホール/銀座)
   魅せられる、、、今注目される日本の陶芸(滋賀県立陶芸の森)
2008 装飾・DECO展(国立近代美術館工芸館)
2009 装飾の力(国立近代美術館工芸館)
2010 信楽ACT2010(滋賀県信楽町)
2011 ニューミレニアム・ジャパニーズセラミック(米国)
2012 命を抱いて(岐阜県立現代陶芸美術館)
   ふしぎ・たのしい・現代トーゲイ(茨城県立陶芸美術館)
2013 あれもやきもの これもやきもの
   −陶芸の森アーティスト・イン・レジデンスのあゆみ
                   (滋賀県立陶芸の森)
   未来を担う芸術家達 16th DOMANI・明日展
         文化庁芸術家在外派遣制度の成果(国立新美術館)
   タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞 受賞
2014 アートフェア東京2014(東京国際フォーラム)
   現代・陶芸現象(茨城県陶芸美術館)
2016 美し、やまなし、パワー!山梨の女性アーティストたち
                      (山梨県立美術館)
   知命・50代の挑戦(伊丹市立工芸センター)
   現代陶芸・案内(ガイド)(茨城県立陶芸美術館)

パブリックコレクション:
   フィラデルフィア美術館(米国ペンシルバニア)
   コンテンポラリー・クラフト美術館(米国オレゴン)
   ボストン美術館(米国 マサチューセッツ)
   岐阜県立現代陶芸美術館
   滋賀県立陶芸の森陶芸館
   愛知県常滑市
   兵庫県出石町
   九谷焼技術研究所
   (株)LIXIL
   MICOM美術館 (アルゼンチン・オベラ)
   新台北市立陶磁博物館(台湾・新台北市)
   大分県立美術館・天庭

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磁器で装飾過多な立体を作っています。

「世果報島」シリーズについて
私は芸術の起源のひとつを神事の祭器や捧げものにあると考えます。
「○○島」とタイトルにあるものは大きく「世果報島(ゆがふしま)」シリーズと名付けて現代生活における「憑代(よりしろ)」「神々招聘装置」として作っています。
「世果報(ゆがふ)」は沖縄の言葉で弥勒様の現れるような理想の世界、「世果報島(ゆがふしま)」はそのような神や神仙の集う寿ぎの島という意味です。
世界中にある神への捧げもののかたちには聖なる島や山を模して高く積み上げることで天空においでの神々をお招きする装置としたものが多くみられます。
「世果報島」シリーズもそれに倣い、細かい磁器の層と磁器の層の渦の部分は水面下、花や実や生命力を表すチューブ様の形体の集積部分は水面上、とひとつの幻想の「島」を形作り、蓬莱山や補陀落のような神仙の集う聖なる島をイメージしています。
この世に遍満する八百万の神々に思いを馳せ呼びかけるために、また賑やかな細部を目で追ってあなた自身の内側に遊び、あなた自身もまた八百万の神々のひとりであることを思い起こしていただけたら幸いです。170415_tokumaru_work_03



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藤井実佳
1985 京都に生まれる
2006 朝日陶芸展
2007 京都精華大学芸術大学造形学科陶芸専攻 卒業
   日中韓現代陶芸ー新世代交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 日中韓現代陶芸ー新世代交感展(中国広東石湾陶磁博物館/中国)
2009 金沢美術工芸大学工芸研究科工芸専攻 修了
   「記憶の生物」(INAXギャラリー ガレリアセラミカ/東京)
   第5回 世界陶磁ビエンナーレ韓国(利川世界陶磁博物館/韓国)
   ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2009
                  三菱地所ビルマネージメント賞
2010 京都府美術工芸新鋭展 (京都文化博物館)
2013 京都市美術館80周年記念展京展 2013 館長奨励賞(京都市美術館)
2014 第10回国際陶磁器展美濃 審査員特別賞(選:金子賢治)
                 (セラミックパークMINO)
2015 京展 2015(京都市美術館)
2016 現代陶芸・案内(ガイド)(茨城県陶芸美術館)
   進化系・女子陶芸 供憤饐觚陶芸美術館)

パブリックコレクション:
   利川世界陶磁博物館/韓国

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「女らしさ」は女性が生きていくための生存戦略であり、媚態である。
私の制作の柱は「女性性」である。
私は女性に対して、憧れと嫉妬の両方を持ち併せている。

私の作品の素材には「粘土」と「陶器」を用いる。
粘土は手の直接的行為を要することにより自らの深層に触れることが出来、
より明確に私の思想を表現することが出来る。
また焼成することで、陶器へと素材が転換し原形を留めることが出来、
色褪せることなく何千年も残すことが可能になり、
私が伝えたいメッセージをより強く伝える事が出来る素材であると考えている。
今回出品した作品は5体で一つの物語を提示している。
この作品群は弱肉強食社会に適応するために、
受け身女性のためのフェロモン注入器である。
泉から採取したフェロモンをそれぞれ、
「魅力」「知性」「教養」「愛嬌」と、4パターンの栄養素を注入出来る。170415_fujii_work_02



会期は4月26日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜休館です。
尚、4月15日(土)は杉本ひとみ、藤井実佳が、
また4月26日(水)には藤井実佳が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
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「器 四者四様」のお知らせ

2016年3月17日(木)

二十四節気「啓蟄」七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」

一週間ほど前からとうとう花粉症が始まりました。
それでも例年に比べて症状は軽い気がして、その点だけは有難いです。
でも何となく眠りが浅かったり、疲れが思うように取れないので、
何処となく身体が重い気がするのが悩みの種です。
春は憂鬱と明朗を行ったり来たり…

さて明日より「器 四者四様」が始まります。
日本の伝統工芸である陶芸の世界も、
このところの新しい作家たちの活躍で様変わりしつつあるのを御存知ですか?
普段使いの定番の器は勿論ですが、
それ以上に私たちの暮らし方、
自分らしいライフスタイルをもっと深く追求する中で、
様々な選択肢の中から、
「本当に自分の暮らしを大事にしたい思い」を形にした器が、
作家たちの手によって生まれつつある様に思います。
そこには新しい技法、様々な様式があり、
作家それぞれの思い描く「器としての美しさ」があるのです。

今回は若手から中堅の作家4人の四者四様の作品が出品されました。
ぐい呑み、珈琲碗皿、マグカップや箸置き、大皿、鉢、
また一輪挿しや花皿まで、繊細な部分まで工夫を凝らした器など、
暮らしの様々なシーンで活躍する器が多く出品されました。


片瀬有美子
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丹下 郁
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福本双紅
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増原嘉央理
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会期は3月30日(水)まで、木曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
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「ART NAGOYA 2015」に今年も出展致します。

2015年7月30日(木)

二十四節気「大暑」七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」

1年で最も暑い季節、
さすがの熱暑に思う様に眠れず、何となく身体の疲れが取れない毎日。
今はただ只管に汗をだらだら垂らしながら、
真夏の通り過ぎ去るのを耐えるのみです。

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さて明日よりウェスティンナゴヤキャッスルにて開催される、
「ART NAGOYA 2015」に悠遊舎ぎゃらりぃとして今年も出展致します。
「ART NAGOYA」としては今回で5回目を数え、
悠遊舎ぎゃらりぃとしては今回で3回目の参加となります。

ウェスティンナゴヤキャッスルの9階フロアの部屋をギャラリーブースに見立て、
現代アートの見本市の装いで、
全国各地から、そして世界からも注目されるギャラリー、
そしてアーティストたちの作品が名古屋に集結します。

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悠遊舎ぎゃらりぃとしては今回、
現代陶芸の旗手の一人でもある「富田美樹子」を取り上げます。
その存在感は圧倒的で、
1度目にした者はその色彩と紋様の洪水に眩暈を覚えるのではないでしょうか。
イスラムのアラベスク紋様、
そしてチベット密教にも描かれる曼荼羅を彷彿とさせるその細密な紋様は、
繰り返し繰り返し打ち寄せる波のように、
私たちを永遠の彼方へと誘ってくれるようです。tomita104


tomita307
今回は富田美樹子が今までに制作してきた作品の中でも、
最大級の大作をこの「ART NAGOYA 2015」のために制作しています。
またオブジェの他にもぐい呑みや抹茶椀、蓋物などの器物も出品されます。

開催概要は下記の通りです。

日時:8月1日(土)/11時〜19時
   8月2日(日)/11時〜18時
   7月31日(金)/13時〜19時30分(招待者、プレスのみ入場可)
料金:1,000円/1日入場券
会場:ウェスティンナゴヤキャッスル 9階フロア
部屋:909号室/悠遊舎ぎゃらりぃ

会期中、富田美樹子も在廊致します。
是非、この機会に御高覧ください。tomita408


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「土ノ言ノ葉」のお知らせ

2015年6月18日(水)

二十四節気「芒種」七十二候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」

今年の梅雨は思う程の雨もなく少し寂しいくらいで、
このまま行くとやはり今年の夏は予報通りに猛暑になる様な気もして、
それはそれで少し難儀な気もします。
人間なんて本当に身勝手なものですが、
そんなことにはお構い無しに、
自然は来る季節を迎える準備を着々と済ませているのかも知れません。
それでも少しでも過ごしやすい夏になると良いな〜…
往生際の悪い人間がここにも一人… f^_^;)

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さて明日より「土ノ言ノ葉」と題して、
土を素材にしたオブジェの作品展を開催します。

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焼き物は古来より、
日本文化と切っても切り離せない重要な役割を果たして来ました。
日本文化は「木と土の文化」と言われる程、
日本人には馴染み深い素材として心から親しみを感じて来たと言えましょう。
そんな長い歴史の中で土のカタチもどんどん変化して来ています。
器として生み出される「陶芸」だけでなく、
新しいアートとして生み出される「陶芸」のカタチをここに御紹介したいと思います。


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安藤郁子
わたしは ここに いる のだろうか?ほんとうに?
日々追われる忙しさを手でかき分けて よくよく目をこらしてみれば、
そこにはいつだってゆったりと流れる大きな川がある。
生きていることの辛さのようなもの、名付けられないその岩肌のような何か。
何もわかってなどいない。
混乱と痛み のようなもの の中の確かな光150619_ando_works_02



150619_isshiki_works_02
一色智登世
Seed ~
はじまりのカタチをコンセプトにイメージを展開しています。
物事のはじまりを表現する時にも使われる "種" 、
生命のはじまりの種、事柄現象、エネルギー、
そのはじまりのカタチを種の形をもって表現しています。
本展では種が変化している様子、Growth -成長- を表現しました。150619_isshiki_works_03



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稲崎栄利子
繊細で、じっと見つめる様なものが好きで土に向かってきました。「うつわ」というボウル状の形が光をとても美しく囲み取ると感じたのはごく最近の事です。その形を借りてやきものが受け取る光や放つ陰影を見てみたい、その思いの為に作りました。
それらは「小さな世界」を見せてくれました。150619_inazaki_works_02



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北出健二郎
作品の主なテーマは「欲望」です。
「○○に目がない」や「○○に目がくらんだ」というように、「同じ穴の狢」「絞」「普賢菩薩像」に登場する人物像には目がなく「欲」に溺れて己を見失っている状態を表しています。150619_kitade_works_02



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田中知美
作品を創る時には特に決まったモチーフがあるわけではありませんが、かたちを作り始めるきっかけのようなものがある時もあります。
でもそれはあくまでもきっかけなので、手の中で創ったりかたちを展開させたりしているうちに全然違った作風になります。
楽しいとか嬉しいよりも、つまらないとか腹が立つ、といった気持ちの方が作品を創る原動力になる気がします。そういうどうにもできない感情を自分の分身としてかたちに残していきたいと思います。150619_tanaka_works_02



会期は7月1日(水)まで、木曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

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悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
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「置物一展 2014」作品を掲載しました。

2014年1月17日(水)

「置物一展 2014」の作品を掲載しました。
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各作品へのお問い合わせはメール、若しくはお電話にて受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。140110_asano_storeswork_02


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「富田美樹子展」作品掲載

2012年6月19日(火)
富田美樹子の新作を掲載しました。01


曼荼羅や細胞を思わせる細密な紋様の繰り返し。
そこからは永遠とも呼べるような時間を感じます。
トルコやインドなどの壁一面を埋め尽くすようなモザイク柄に魅入られ、
そこに自分の世界を見出した彼女の作品は、
その圧倒的な存在感を持って私たちに迫って来ます。
是非、御高覧ください。

「富田美樹子展」始まる。

梅雨入りしたと言うのに、思った程雨は降らず空梅雨のような天気。
それはそれで悪くないのですが、
夏の盛りのことを考えるとやはり適度な雨は必要です。
すでに節水注意報が出されている地域もあるようで、
雷神さんと入道さんには頑張って欲しいと思う今日この頃。

01
さて明日より「富田美樹子展」が始まります。
悠遊舎ぎゃらりぃでは5年ぶり2回目の個展となります。

01
富田美樹子 略歴

1996 京都市立芸術大学工芸科陶磁器専攻卒業
京都市立芸術大学制作展(同窓会奨励賞、富本賞)
1997 国際色絵陶磁器コンペティション九谷 入選
出石磁器トリエンナーレ 入選
1998 朝日陶芸展 入選
2001 第52回ファエンツァ国際陶芸展 入選(イタリア)
2002 国際陶芸フェスティバル美濃 '02 入選(岐阜)
「日韓若手陶芸作家交流展 CONTACT」(滋賀県立近代美術館)
2003 「現代陶芸の華-西日本の作家を中心に-」(茨城県陶芸美術館)
2009 「現代工芸への視点 装飾の力」展(東京国立近代美術館)
2010 「第5回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム)

09
富田美樹子の作品は見ての通り、その細かい文様に圧倒されます。
それは好むと好まざるに関わらず、観る物に強烈な印象を残します。

08
自分が初めて作品を目にしたのは、10年以上前、
当時発行されていた陶芸雑誌の誌面上においてでした。
他の注目の若手陶芸家と一緒に紹介されていたのですが、
自分にとって衝撃的だったのは、
自分が持っていた焼き物の概念を根底から覆すような異様な存在感でした。
自分もまだギャラリーを始めようなどと無謀なf^_^;)企てを考える前、
焼き物と言えば伝統的な壷や器しか知らなかった頃、
まさにその出会いは青天の霹靂とも言うべき大きな出来事でした。
当時、珈琲専門店のみを営業していた自分は、
すぐに彼女に連絡を入れ、先ずは珈琲碗皿を注文し、その後、
ギャラリーを始めるにあたって最初に出品をお願いしたのも彼女でした。
5年前に悠遊舎開館十周年記念として初めての個展をお願いしたのも、
そう言う経緯を経てのことでした。

02
彼女はとても寡作な作家です。
それは作品を見れば無理からぬことと直ぐに分かると思います。
緻密な紋様は曼荼羅の如く同じ紋様を繰り返しながら、
私たちを永遠の時間へと誘うかのようです。
日々の暮らしを淡々と繰り返しながらこつこつと積み上げて行く仕事。
彼女の工房へ何度も伺っていつも思うのは、
本当に平凡な、何の衒いもなくある意味地味な毎日の中から、
どうしてこのような強い作品が生まれて来るのか、と言うことです。
工房は教室をしていることもありとても敷居が低く、
まるで作家らしからぬ、
何処かに作家ならではの大層な美術本や、
妖しい骨董品でも隠されているかと思えば(すいません、想像が貧困です^^;)
何のこともなく静かな田園風景の中で、ただただ静かに暮らしているだけ。
そんな環境の中からあれだけの作品群が生み出されているのだ、
と言うことに驚かされるのです。

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彼女は子どもの頃にお父さんの仕事の関係で、
ポルトガルで過ごしていたことがあるそうです。
ポルトガルはヨーロッパの中でも最南に位置し、
一時的とは言えイスラムの支配におかれていたこともあり、
スペインと同様、イスラム文化の影響を受けています。
イスラム教と言えば偶像崇拝を排し、
そのためアラベスク紋様が展開された地域でもあります。
子どもの頃にポルトガルで見た細密画の世界に彼女はとても強い印象を受け、
そのことが彼女の作品に大きく影響しているのだそうです。
また以前に訪れたことのあるインドやトルコなどの細密画など、
それをひたすら描き続けた人々の放つエネルギーに圧倒され、
自分自身もその世界を自分なりに再現出来ることを強く望んでいます。

07
元々はオブジェを中心に創作活動を続けて来ていたのですが、
ここへ来て器作りにも関心が出て来たらしく、
今回は茶碗、ぐい呑み、カップ、皿なども出品されます。
もちろん彼女の創る器ですから一筋縄ではいきません。
それを使う側にもそれなりの覚悟が必要です。
と言っても脅してる訳ではありませんのでお気を悪くなさらずm(_ _)m
また御本人は決して怖い方ではありませんので、その点誤解なされぬよう。
中には作品を観てとてもコワイ人なんじゃないだろうか、
なんて思う方もいらっしゃるようなので一言添えておきます。
いやむしろとても普通の方なので、
実際にお会いすると拍子抜けしてしまうかもしれませんね。

会期は6月27日(水)まで、10時〜18時です。
尚、6月16日(土)には作家も在廊致しますので、
この機会に是非、会場まで足をお運びください。

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大阪出張

世間では今日からGWが始まりました。
自分も昨日から春期休館中です。5月6日(日)までお休みを頂きます。
GWの間は作品展を開いても来客が限りなく少ないこともあり、
毎年お休みさせて貰ってます。
とは言えこうして毎日、仕事場に来てはヤボ用をこなして働いてます。
休館中でなければ出来ないこともあるので、
そう言う仕事を地味に地味にこなしております。
決して遊んでばかりいる訳じゃないんですよ…言い訳^^;

07
ところで昨日は朝から日帰りで大阪へ行って参りました。
本当に良い天気で、愛知から大阪までの間、
往きも帰りも雲一つない日本晴れ、途中の伊吹山も麓から頂上まで、
気持ちよく春の日射しに照らされていました。

01
今回の大阪行きの目的は、この6月に5年ぶりの個展をお願いしている
富田美樹子さんの工房へ伺うことでした。
富田さんにお会いするのも前回の個展の時以来、かれこれ5年ぶりです。
変わらずにきりっとした佇まいとコロコロよく笑う笑顔は健在でした。

02
富田美樹子さんはずっと御自宅で陶芸教室をしながら、
陶のオブジェ作品を創り続けています。
その作業は本当に緻密、地道な作業の連続です。
それはお子さんが生まれた後も変わらず、
子育てをしながら、その合間に時間を作って黙々と土と向き合っています。
きっと富田さんにとってもその時間が、
自分にとってひととき、日々の暮らしの雑事から開放されて、
自分の心の中で自由を満喫出来る時間になっていると思います。
富田さんの作品はそんな彼女の中にある小宇宙を、
陶と言うカタチで表現しているのだと思います。

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素焼き前のカタチを制作途中の作品
素焼き後、上絵付けを施し何度も本焼きを繰り返して作品を完成させる。
一つの作品を仕上げるのに1ヶ月以上掛かることもある。

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そう、まさに「小宇宙」と言う言葉が相応しい作品は曼荼羅の様でもあり、
無限の生命のループを思い起こさせる、そんなエネルギーに満ち溢れています。
その文様と色の洪水に身を任せれば、
きっと新しい発見があるのではないかと確信しています。
03
今回はオブジェの他に抹茶碗、酒器なども出品される予定です。
「富田美樹子展」は6月中旬からとなります。
是非、御高覧ください。

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富田さんの工房近くの蓮華畑…長閑だな〜^^;

09
帰り道、ちょとお腹が空いたので、
京阪枚方市駅にて「スイート・ポテト」購入してはふはふ致しました。
んまかった〜(^o^)/

06
帰り道の伊吹山

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