陶芸

悠遊舎:閉館のお知らせ

 皆様に於かれましては御健勝のことと存知ます。
 
 さて突然のお知らせで大変恐縮ですが、2018年8月1日を以って悠遊舎を閉じ、それに伴ってギャラリー、カフェなど全ての営業を休止致しました。

 1997年6月30日に悠遊舎を開館してから21年間、また2003年1月には現代工芸を中心としたギャラリーとして悠遊舎ぎゃらりぃを開廊して15年半の間、試行錯誤をしながらも自分なりに運営に努めて参りましたが、一身上の都合により閉館せざるを得なくなったことは本当に残念に思います。

 自分としてもここ数年の間により多くのお客様にいらして頂けるようになり、漸くギャラリーの経営も余裕が出て来て、まさにこれからさらに質の高い、より良い作品、独創性のある作家を紹介していこうと思っていた矢先のことで非常に忸怩たる思いがあります。

 このような形で永きに亘って情熱を注いで来たギャラリーの仕事を中断せざるを得ないことは自分としても本当に残念でなりません。また様々な形でお世話になった方々には本当に感謝の言葉もありません。

 有難う御座います。

 いつか必ずギャラリーを再開出来るよう暫くの間は充電期間として、じっくりと研鑽に努めたいと思っております。また何処かでお目に掛かることもあろうかと思いますが、その時はまた宜しくお願い致します。

 尚、再開までの期間は下記の通りSNS等を運営して行く予定です。

http://www.you-yuusya.com:休止
facebook.com/YOU.Yuusya:継続
twitter.com/you_yuusya:継続
blog.livedoor.jp/you_yuusya:継続
gallery@you-yuusya.com:継続

 季節の変わり目ですのでお身体を御自愛ください。
 今後とも宜しくお願い申し上げます。

悠遊舎ぎゃらりぃ 加藤鉄則

「土ノ言ノ葉 part 5 土の構造体」のお知らせ

2018年7月5日(木)

二十四節気「小暑」七十二候「半夏生(はんげしょうず)」

台風のような強い風と雨、
梅雨明け宣言がなされたばかりと言うのに、
むしろそれをせせら笑うような自然の意地悪に、
一喜一憂しても仕方ありません。
自然と共存しながら人間として身を任せるだけです。

さて7月7日(土)より、
「土ノ言ノ葉 part 5 Structure 土の構造体」を開催します。
陶芸と言えば先ずは道具としての「器」、
それでもそれは時に道具以上の意味を持ってしまうことがあります。
人間の持つ精神性が、
そこに何かしらの意味を見出そうとしてしまう癖があるからなのでしょうか。
例えば縄文土器が何ら特別な意味を持たないただの器だったとしても、
そこに私たちは色々な意味付けをし、
そうする中で文化や宗教が生まれて行ったのかもしれません。
今回、出品された作品から私たちはどんな意味を見出すのか、
見届けたいと思います。

180707_kino_work_01
木野智史
1987 京都府に生まれる
2006 京都市立銅駝美術工芸高等学校陶芸科 卒業
2010 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸科 卒業
2011 第6回 月のアート展 準優秀賞
    第26回 国民文化祭・京都 2011 美術展「工芸」 奨励賞
2012 京都市立芸術大学大学院陶磁器科 修了
    京都市立芸術大学制作展 奨励賞
    第7回 月のアート展 審査員優秀賞
    陶磁器の島AMAKUSA陶芸展 審査員特別賞
2013 大阪工芸展 大阪府教育委員会賞
    The 4th ICMEASymposium 2013 グランプリ
2014 The International Biennale of Ceramics of Marratxi グランプリ
2016 Taiwan Ceramics Biennale 審査員賞
    36 CICA 2016 The Second Prize
2017 パラミタ陶芸大賞展 パラミタ陶芸大賞
2018 有田国際陶磁展 2位・佐賀県知事賞180707_kino_work_02
パブリックコレクション:
富楽国際陶芸博物館(中国)、マラクシー市(スペイン)
新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)、ニューアーク美術館(アメリカ)
国立スロベニア美術館(スロベニア)、パラミタミュージアム(三重)
兵庫陶芸美術館(兵庫)、ファエンツァ国際陶芸美術館(イタリア)180707_kino_work_03
 私は空間に余韻を残す造形をテーマに制作しています。
 そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が現在最も自分に適していて、テクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと感じます。
 それを用いて作品だけでなく周囲の空間を含み、静かで少し力強く、澄んだ空気を生み出したい。テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思っています。180707_kino_work_04


180707_baba_work_01
馬場康貴
2016 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
    第3回金沢世界工芸トリエンナーレ 入選
2017 多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ 修了 
    国際陶磁器展美濃 銅賞 
2018 第115回 有田国際陶磁展 オブジェ部門 熊本放送賞 
現在、岐阜県土岐市にて制作180707_baba_work_02
 無機的な素材感と光と影をテーマに、幾何構造へと昇華した作品作りを心掛けています。
180707_baba_work_03

180707_baba_work_04


180707_yamagishi_work_01
山岸大祐
1984 愛知県に生まれる
2006 愛知教育大学教教育学部生涯教育課程造形文化コース 卒業
2007 INAXガレリアセラミカ(東京)
2008 愛知教育大学大学院教育学研究科芸術教育専攻 修了
2012 多治見市制施工72周年
        功労者(学術または芸術の振興その他文化の向上に貢献)顕彰
2015 公益財団法人豊田市文化振興財団・豊田文化奨励賞
    美濃焼ミュージアム企画展
        「美濃陶芸の明日展2015」「光庭」合同シンポジウム
    「進化する現代陶芸−今、美濃で」にパネリストとして参加
2016 平成27年度(公財)とよしん育英財団・助成
    Icheon International Inter-local Workshop(韓国・利川)に招待、
              ワークショップとプレゼンテーションを行う。
2017 豊田市民芸の森でアーティストトークとワークショップを行なう。
現在、多治見市文化工房ギャラリーヴォイス 勤務180707_yamagishi_work_03
展覧会
2007 日韓中現代陶芸−新世代の交感展(韓国工芸文化振興院/ソウル)
2008 新進作家による―東海現代陶芸の今―展(愛知県陶磁資料館/瀬戸)
    WAVE 小塩薫/山岸大祐/笹井史恵(ギャラリー顕美子/名古屋)
2012 アーツチャレンジ 2012(愛知県芸術文化センター美術館)
    MINO CERAMICS NOW 2012(岐阜県現代陶芸美術館)
2014 世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸
                     (岐阜県現代陶芸美術館)
    美濃陶芸の明日展2014(美濃焼ミュージアム/多治見)
    現代・陶芸現象展(茨城県陶芸美術館)
    美濃陶磁100展(多治見市産業文化センター)
2015 愛知教育大学—陶とガラスの造形展—(瀬戸市新世紀工芸館)
    第10回 パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム/三重)
    美濃陶芸の明日展2015(美濃焼ミュージアム/多治見)
    燒けてかたまれ火の願ひ 2015年の今に表現する明日の陶芸家たち
              (多治見市文化工房ギャラリーヴォイス)
2016 とよたルミアール・プロジェクト #1 「山岸大祐」展
                   (豊田市役所東庁舎)
    アーティストプレぜンテーション&イケムラレイコ
             アーティストビューイング(豊田市文化会館)
    Int'l Inter-local Workshop Exhibition
               (2016 Icheon Ceramics Festival/韓国)
2017 the 9th Gyeonggi international Ceramic Biennale 2017,
                    the thematic exhibition
    ‘Pray_Cherishing Life’(韓国)
2018 古窯復元陶器と現代陶芸no.2(猿投棒の手ふれあい広場)180707_yamagishi_work_04
公募展
2006 第44回朝日陶芸展 入選
2007 第45回朝日陶芸展 入選
2008 第8回国際陶磁器展美濃 入選
2011 第9回国際陶磁器展美濃 陶芸部門銅賞
2013 第1回陶美展 入選
2014 第10回国際陶磁器展美濃 陶芸部門坂重雄セラミックス賞
2016 現在形の陶芸 萩大賞展 入選180707_yamagishi_work_02
 以前は「やきもの」を表現するために、自分の中でその意味とやり方を求めていました。そのうち自分なりの意味とやり方を見つけることができ、それからは自分の中で何を表現したいのだろうと考える時間が増えました。
 考えついた言葉は後付けの理由で、それを踏まえて思考を進めながらも、どこか本当ではないだろうという気持ちを持っています。
 作品に強い意図を込められないという自覚を持ちつつも、見た人に何か影響を与えたいという我が侭を「祭器」という言葉に放り込みます。
 何かを祀る行為に自分の諸々を埋葬します。無責任にも、そこから他者が何かを汲み出してくれたら、それは幸せです。

会期は7月15日(日)まで、会期中無休です。
尚、7月7日(土)は作家が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「蓼喰ふ虫も酒器好き 2018」のお知らせ

2018年5月11日(金)

二十四節気「立夏」七十二候「蚯蚓出(みみずいずる)」

GWも明けて五月晴れの毎日と言いたいところですが、
今年は何となく未だ肌寒さが続いていてどうもすっきりしません。
暦の上ではもう夏なんですから、
気持ち好く初夏の清々しさを堪能したいものです。

さて明日より「蓼喰ふ虫も酒器好き 2018」が始まります。
現在、酒器の作品展は様々な場所で開催され、
非常に人気の高い企画となっています。
それまであまり作家の創る器に関心がなかった層も、
ぐい呑みの作品展などを切っ掛けにして工芸に関心を持つようになり、
若いコレクターも増えて来ているように思います。
悠遊舎ぎゃらりぃでもこの「蓼喰ふ虫も酒器好き」展は今回で12回目を迎え、
多くのお客様に喜んで頂いていると自負しています。

今回の作品展では陶芸、硝子、金工の作家5人に出品をお願いしました。
全ての作家がこちらでは初めてのお目見えです。
どんな作品が出品されることか、自分もとてもワクワクしています。
御期待ください。

180512_ishibashi_works_02
石橋咲実(金工)
1995 愛知県に生まれる
2015 京都伝統工芸大学校金属工芸専攻 入学
    京都伝統工芸大学校 第20回卒業・修了制作展
    第45回伝統工芸日本金工展
2016 京都伝統工芸大学校 第20回卒業・修了制作展
       一般社団法人伝統的工芸品産業振興協会賞
    第45回伝統工芸日本金工展 21+部門 入選
2017 京都伝統工芸大学校金属工芸専攻 卒業
    京都伝統工芸大学校 第21回卒業・修了制作展
    「工芸とアートの金沢オークション」出品
2018 第13回京の伝統工芸新人作品展 佳作
現在  長野県にて制作活動中180512_ishibashi_works_03
 金属の持つ様々な色や輝きを組み合わせて、絵を描くように作品を作り上げています。また「蛤型酒器 貝覆い」のように漆と金属を組み合わせた作品も、今後の制作のテーマの一つです。
 それぞれの美しさを引き立て合い、金属だけや漆だけでは表現できない作品を作っていきたいと思います。鍛金による造形と彫金による加飾を楽しんで頂ければと思います。180512_ishibashi_works_01


180512_ichikawa_works_01
市川知也(硝子)
1974 滋賀県に生まれる
1997 朝日硝子製作所 勤務(~1999)
1999 黒木国昭氏に師事(グラスアート黒木 〜2013)
2014 日本伝統工芸富山展 高岡市長賞
    伊丹国際クラフト展 入選
    富山市美術展 奨励賞(’15)
2015 テーブルウェア大賞プロ部門 入選
    伝統工芸諸工芸部会展 入選
    日本伝統工芸富山展 奨励賞(’16)
2016 テーブルウェア大賞プロ部門 優秀賞 及び 審査員特別賞
2017 作家として独立
    富山市美術展工芸部門 大賞180512_ichikawa_works_03
 日本人の誇るべき精神文化「静寂閑雅」を自分なりの感性で表現した作品を制作しております。「日々感激、日々感動、日々感謝」をモットーに心の内から滲み出る情熱作品を目指し精進する毎日です。
 今回、制作した作品の中で「左業」は最新作です。その中でも「凄金」は初披露となります。「左業」は日頃からお世話になっているお鮨屋さんからのリクエストで誕生しました。
 そのお鮨屋さんの大将の頭文字が「し」、大将を紹介してくれた方の頭文字が「せ」、それにお鮨の「す」、頭文字が全て「さ行」。それに左利きの自分が「自分の技で生み出す作品」と言うことで「左業」と名付けました。180512_ichikawa_works_02


180512_oida_works_01
種田真紀(陶芸)
1978 岐阜県に生まれる
2001 名城大学法学部法学科 卒業
2008 京都伝統工芸大学校 卒業
    山本芳岳氏に師事 
2011 石川県九谷焼資料館「赤の系譜展」
2013 独立
    石川県立伝統産業工芸館「九谷の赤と青」
    ルーブル美術館「世界伝統工芸品展」180512_oida_works_02
 「赤絵線描」と言う上絵技法を使って器に絵付けをしています。
 白と赤のバランスを大切に、現代に合ったデザインの器を追求しています。思わず手に取りたくなるような可愛い器を作れるように日々励んでいます。180512_oida_works_03


180512_ooishi_works_03
大石さくら(陶芸)
1986 大阪府に生まれる
2007 第二十七回越前陶芸まつり『ユニークな器展 2007』 特別賞
2009 近畿大学芸術学科造形芸術コース陶・オブジェゼミ 卒業
2011 石川県立九谷焼研修所本科 卒業
    第二十六回石川の現代工芸展 テレビ金沢社長賞
2012 石川県立九谷焼研究所研究科 卒業
    公益財団法人金津創作の森 就職
2017 大阪にて活動180512_ooishi_works_02
180512_ooishi_works_01
 【植物と生物、平面と立体】
 絵柄を立体化させることで目で見て触れて楽しめる器をテーマに制作しています。

180512_shimo_works_02
下 和弘(陶芸)
1971 大阪府に生まれる
1995 佐賀県立有田窯業大学校研究科 卒業
    鯉江良二氏に師事
1996 三重県伊賀市にて独立
    国際陶磁器展美濃
2010 NHK「器 夢工房」180512_shimo_works_03
180512_shimo_works_01


会期は5月23日(水)まで、10時〜18時/木曜、金曜休館です。
尚、明日5月12日(土)は種田真紀が在廊します。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「器 四者四様 2018」のお知らせ

2018年2月15日(木)

二十四節気「立春」七十二候「魚上氷(うおこおりをいずる)」

2月も半ばを過ぎ少しづつ春が近づいて来ている…と言いたいところですが、
北陸では凄まじい豪雪の影響で甚大な被害が出ているようです。
1日も早い復旧を只管に願うばかりです。

さて2月17日(土)より「器 四者四様 2018」が始まります。
今回の作品展ではとても心が元気になるような、
カラフル&パワフルな器が集まりました。
作家それぞれに工夫を凝らして独特の世界観を表現しています。
春を待つ季節だからこその明るい気分にさせてくれる作品だと思います。

180217_takahashi_works_01
高橋亜希
1976 京都府に生まれる
1999 佐賀県立有田窯業大学校 卒業
2003 第2回「若き作り手を育てるクラフトコンペ」奨励賞
2008 高岡クラフトコンペ 入選
   伊丹国際クラフト展 入選
2011 第4回 現代茶陶展 入選
2013 日韓陶芸交流 2013 慶尚北道陶磁器文化互展
180217_takahashi_works_02
180217_takahashi_works_03
 「Hokusai」のシリーズはその名の通り、葛飾北斎へのオマージュとして創っています。
 その他の「Sora」「時の森」「砂時計」のシリーズは全て「時」をテーマに制作しています。時間の流れやその不思議について思いを巡らしながら創作に励んでいます。
 「sora」は地球の時間の流れやそこに住む人間のエネルギーについて、また「時の森」は森が育つ時間などの風景を描いています。また「砂時計」は細胞から順番に発達していく全てのものを風景に描きこみました。180217_takahashi_works_04


180217_nishi_works_01
西 崇
1988 和歌山県に生まれる
2013 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース 卒業
   創工会企画 新進作家展(京都文化博物館)
現在 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 非常勤副手
180217_nishi_works_02
180217_nishi_works_03
 以前より多くの色を使った器を作ってきました。何色かのラインで構成される「Borders」シリーズや、単色の「mono」シリーズでは、色が与える感情の変化を使う人に感じさせることをコンセプトにしています。
 また新たなシリーズとして、多数の色を混ぜグラデーションにして構成している「どこかで」シリーズは、自身が見たり想像した様々なシチュエーションの一部を切り取り、情景としてより絵画的な要素を強めた作品です。作品を見た人にも「どこか」の場面を想像させることができれば嬉しく思います。
 また共通して白磁の泥しょうをイッチン技法で加飾しています。これは器の表面に施すことで器のフォルムをより立体的に表現し、視覚・触覚共に楽しめる器を目指しました。イッチンのラインはある程度無作為に施し、その時々の流れを重視したタイプのものと、規則性を持たせ無駄を省きストーリー性を強めたものがあります。180217_nishi_works_04


180217_masuhara_works_01
増原嘉央理
1985 北海道に生まれる
2004 英国留学
2008 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科陶磁コース 卒業
    平成19年度 武蔵野美術大学卒業制作 陶磁賞
    第46回 朝日陶芸展 入選
2009 第29回 長三賞現代陶芸ビエンナーレ 入選
    めし碗グランプリ展 工藤良健 審査員特別賞
    第62回 瀬戸市美術展 奨励賞
2010 瀬戸市新世紀工芸館セラミックコース 修了
    めし碗グランプリ展 優秀賞
    第40回 ながさき陶磁展 インテリア・工芸部門 最優秀賞
2011 北海道にて制作を開始
    第21回 日本陶芸展 入選
    第30回 長三賞常滑陶芸展 入選
2012 そば猪口アート公募展 安曇野市教育委員会賞
    めし碗グランプリ展 山本信審査員特別賞
    第3回 帯留コンテスト 山中審査員特別賞
    第5回 菊池ビエンナーレ 入選
2013 第6回 織部現代陶芸展 入選
    2013工芸都市高岡クラフトコンペティション 入選
2014 第2回 陶美展 入選(’16)
2015 第23回 日本陶芸展 入選
2016 第56回 東日本伝統工芸展 朝日新聞社賞
    伊丹国際クラフト展 審査員賞
    第63回 日本伝統工芸展 入選
    日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 北海道展 現代陶芸奨励賞
    現在の陶芸 萩大賞展 IV 入選
2017 第24回 日本陶芸展 入選
    KOGEI Art Fair Kanazawa 2017
180217_masuhara_works_03
180217_masuhara_works_02
 作風も表現法も異なる作品ではありますが、制作するにあたりそれぞれ根幹にあたるテーマを決めています。具象、抽象様々なテーマを用いますが、そこに瞬間的に自身が五感で感じた事象を添え表現しているのだと思います。
 しかしどの作品にも共通し求めているものは、決して自身の力では及ばない絶対的に変わらない、変わってほしくない何か、なのかもしれません。180217_masuhara_works_04


180217_watanabe_works_01
渡邉陽子
1976 岡山県に生まれる
1998 イタリア・ファエンツァの工房にて研修
2000 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業
    卒業制作展「富本賞」
2007 第1回 現在形の陶芸・萩大賞展 佳作受賞(’10、’13、’16入選)
2010 第2回 やまぐち新進アーティスト大賞 大賞およびACS賞受賞
2011 第21回 日本陶芸展 入選
2017 Revelations the fine craft and creation fair(Paris、France)
180217_watanabe_works_02
 私のアトリエは自然に囲まれた場所にある。
 インスピレーションはふと目にとめた自然現象から得ることが多い。足元に落ちている木の実、今にも開花しそうな蕾、美しい夕焼け、飛来してくる鳥たち、日向ぼっこしている亀、草原をなでていく風など。
 生まれては消え、生まれては消え、生まれては消える。
 どこからきてどこへいくのか。
 とめどなく移り変わっていく。
 しかし、連綿と生命は受け継がれていく。
 それらが私の心象風景となり、形にとどめる。
180217_watanabe_works_04
 先述のとおり「生命力」が制作の根底に流れるテーマであるが、造形においては「形と文様」について思考している。文様とは単に表面的なものではなく、全体を構成するパーツととらえている。例えば山がたくさんの木によって成り立っているように、鳥がたくさんの羽毛によって覆われているように。
 そのことから、パーツを貼り付ける【貼花(ちょうか)技法】を取り入れている。
 パーツにはいろいろなモチーフがある。鳥の羽や花びら・貝・葉っぱなど。全体を構成しているパーツを分解して、再構成することで作品としている。
 また【練り上げ技法】によってロクロ回転による土の動きを可視化し、風や水の動きに「見立て」ることによって地文様を作り出し、奥行きを与えようとしている。
180217_watanabe_works_03


会期は2月28日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、2月17日(土)には西 崇が、24日(土)には高橋亜希が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在-」のお知らせ

2018年2月2日(金)

二十四節気「大寒」七十二候「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)」

年明けからのこの雪続き、
愛知県中部でこれだけの雪が降ることは滅多にありません。
本当に今年の冬は氷河期が心配になるような天候です。
天変地異の前触れでないことを祈るばかりです。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 4 -Life 有機的な存在- 」が始まります。
日本人にとって土は特別な素材だと思います。
様々な古墳などから発掘される土器や土偶など、
原初から土との触れ合いの中で文化を育んで来た日本人にとって、
土に託して思いを表現することは自然のことと言えましょう。
今回は4名の作家の思いを土の言葉で語って頂きます。

190203_umemoto_works_01
梅本依里
1982 大阪に生まれる
2004 大阪芸術大学陶芸コース 卒業
2008 ユニークな器展 優秀賞
    益子陶芸展 入選
2009 ユニークな器展 大賞
2010 卯辰山工芸工房 修了
    第4回 菊池ビエンナーレ 入選
2011 第9回 国際陶磁器展美濃 入選(’14)
2012 女流陶芸展 新人賞
    ビアマグランカイ 9 入選
2015 神戸ビエンナーレ 入選
    第32回 長三賞陶芸常滑展 入選
190203_umemoto_works_03
 私はあまり言葉で説明するのが得意ではないので、だからこそ自分の思いを形にして表現したいと思っています。
 その上で敢えて言葉にするとすれば、
一つ目は「危うい形」です。倒れそうで倒れない形を焼くこと。見ていてドキドキするものを作りたいので。
二つ目は中の空洞が何処かで繋がっていること。中に見えない物語が流れ巡っているので。
三つ目は人が見たことの無いものを創りたいこと。
四つ目は色鮮やかなポップな柄を自分の思いと共に装飾すること。
これらにより私の言葉が作品が完成する気がします。190203_umemoto_works_02


190203_ooishi_works_01
大石早矢香
1980 京都府に生まれる
2004 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻 卒業
    京都市立芸術大学 2003年度制作展 同窓会賞(京都市美術館)
    たち吉クラフトコンペ「京都陶芸の新しい芽」 優秀賞
2007 京都府美術工芸新鋭選抜展
2013 神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション(兵庫陶芸美術館)
2014 日韓陶芸交流展(京都、韓国)
    現代茶湯アワード(東京/渋谷ヒカリエ)
    第43回 長三賞常滑陶業展「くらしのやきもの展」長三賞
2015 マイヤー x 信楽大賞展 銀賞(USA)
    京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    第32回 長三賞常滑陶芸展・自由造形部門 長三賞(愛知県陶磁美術館)
2016 琳派400年記念新鋭選抜展 -琳派FOREVER-(京都文化博物館)
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 第3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ(21世紀美術館)
    Thematic Exhibition in Gwangju GICB2017(韓国/京幾陶磁博物館)
    第12回 パラミタ陶芸大賞展(三重)
    茶陶の現在 -2018萩(山口県立萩美術館・浦上記念館)

コレクション
Hen Hyang Lim Onggi Museum(韓国)、滋賀県立陶芸の森
韓国陶磁財団、Icheon world ceramic center(韓国)190203_ooishi_works_02
 「人生は選択の連続」と言ったのはシェイクスピアでしょうか…分かりませんが、私の制作も「選択の連続」と言えます。基本になるフォルムはありますが、そこにどのような装飾が付くかはやってみないと分かりません。例えば隣接する装飾が1ミリでも(いや、ときどき視覚のドットさえも大きいと感じてしまうからそれ以下か)変われば、次に付けられる装飾も変わってしまうのです。そしてそれは一瞬の選択です。しかし過去の経験や新たな挑戦、調和不調和…いろいろな思いが駆け巡った結果の選択なのです。
 この選択の連続を作品上で繰り返すことによって、刹那の時間や意識を作品に刻み残したいと思っています。何故なら、私が求めている「美」は「物体」にあるのではなく「行為」にあるのでは、と近頃感じるからです。190203_ooishi_works_03


190203_tanaka_works_01
田中陽子
1992 石川県に生まれる
2013 金沢市工芸展 エムザ社長賞
    世界クラフトコンペティション・金沢 入選(金沢21世紀美術館)
    現在形の陶芸 萩大賞展III 佳作(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2014 京展 館長奨励賞(京都市美術館)
    国際瀧富士美術賞 優秀賞
2015 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科 卒業
    マイヤー x 信楽大賞展 入選(USA)
2016 金沢市工芸展 北陸放送社長賞
    現在形の陶芸 萩大賞展IV 岩国美術賞(山口県立萩美術館・浦上記念館)
2017 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程 修了
    金沢卯辰山工芸工房 入所
    第3回 世界工芸トリエンナーレ 入選(金沢21世紀美術館)
    ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2017 審査員高橋朋也賞(東京)190203_tanaka_works_03
「一瞬を永遠にすること」をテーマに製作しています。190203_tanaka_works_02


190203_maruo_works_01
丸尾結子
東京都に生まれる
女子美術大学短期大学部専攻 卒業
2013,2014年と軽井沢ニューアートミュージアムで個展、2015年には銀座New Art Labのオープニング展示。やわらかな生命感や、少しねじれたり絡まったりしたような感情を漂わせる作品を数多く発表。ジュエリーのほか様々なコラボレーション作品も制作。190203_maruo_works_02
 湧き上がってくる様々な感情が共鳴し合い、美しく存在している様や生命が力強く打ちつづける鼓動などにフォーカスし、立体造形として表現することで向き合ってみたいと思いました。
 作品は石粉粘土で一点一点形作り、磨き上げ、抱きかかえるように制作してゆきます。
 内側から満ち溢れ続ける命の存在感を感じて頂けると嬉しいです。190203_maruo_works_03


会期は2月11日(日)まで、10時〜18時/会期中無休です。
尚、2月3日(土)は大石早矢香が在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「暴れる茶碗 笑う酒器」のお知らせ

2018年1月11日(木)

二十四節気「小寒」七十二候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」

明けましてお目出度う御座います。
昨年中は何かとお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて長い年末年始休館を経て悠遊舎は漸く始動致します。
と言いながら、
冬眠しながらもちょこちょこ細かい仕事はずっと続けていましたが…

明日より開催の「暴れる茶碗 笑う酒器」は、
悠遊舎としても久し振りの開催となる茶盌と酒器の作品展です。
随分前になりますが自分も習いに通っていたこともある茶道、
現代生活の中でなかなか触れる機会の少なくなって来た茶の世界も、
知れば知るほど趣のある深い世界だということが分かって来ます。
心落ち着けて静かに自分の内面世界を振り返る機会の少ない日々に、
ほんの少しですが、ゆったりとした時間の流れを感じる時間をくれる、
そこが茶の魅力だと思います。
今回は4人の作家に土と硝子で茶碗と酒器を創って頂きました。
土の持つ豪放な魅力と硝子の透明で繊細な表情をお楽しみください。

180113_inayoshi_works_01
稲吉オサム
1976 愛知県に生まれる
2002 瀬戸窯業技術専門校 修了
2008 第8回 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選
2009 第29回 長三賞現代陶芸展 入選
2012 JORDAN SCHNIZER美術館 収蔵
2015 第44回 長三賞常滑陶業展 長三賞
2016 京都法然院 茶盌収蔵
180113_inayoshi_works_03

 自らの手で土を掘り、釉薬、原料等の配合し陶器の素材を最大限に活かし少しでもイメージに近付けるよう試行錯誤を繰り返し、伝統を踏まえ現代の生活に適う器を作れる様、陶技研究し研鑽に励んでおります。180113_inayoshi_works_02


180113_okushima_works_01
奥島圭二
1977 滋賀県に生まれる
2000 立命館大学産業社会学部卒業
2002 富山ガラス造形研究所造形科修了
2010 滋賀県高島市にて硝子造形作家として独立
    Glass Craft Triennale 入選 
2011 日本クラフト展 入選 
2012 テーブルウェア大賞展  審査員イワタルリ賞 
2013 「Art from the Lakes 滋賀県ミシガン州美術交流展」(Michigan US) 
    「江原道江陵巿滋賀県高島市美術交流展」(韓国江陵) 
2016 ART OSAKA
    伊丹国際クラフト展 入選
180113_okushima_works_02

 繊細さと強さを併せ持つ妖艶な作品を作りたいと思っています。
 硝子の持つ繊細で危うい美しさに加え、金属や漆に対し僕自身が感じている独特な強さを重ね合わせることでその想いを実現出来るのではないか?
 また今回のテーマを意識して、暴れ笑うような力強くも柔らかい作品を作ってみました。
 常に変化をしながら硝子という素材の可能性に挑み続けたいと考えています。180113_okushima_works_03


180113_kozawa_works_01
小沢慶都
1993 愛知県に生まれる
2016 名古屋造形大学陶芸コース 卒業
    瀬戸市新世紀工芸館 入館(2018年修了予定)

 この生き地獄の中の一瞬の救いになれればと思い制作しています。180113_kozawa_works_02
180113_kozawa_works_03


180113_nishigaki_works_01
西垣 聡
1984 京都府に生まれる
2011 富山ガラス造形研究所造形科 卒業
    第4回 現代ガラス大賞展 富山 入選
2011 富山ガラス造形研究所 助手(〜2014年)
2015 金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長奨励賞
2016 国際ガラス展・金沢 2016 入選
2017 金沢卯辰山工芸工房 修了
    富山県南砺市にて「studio SHICHI」を設立
180113_nishigaki_works_03

 ガラスにしか無い表情、ガラスだからこそ出来る表現を意識し、ガラスという素材の新たな魅力を私の作品を通して発見出来ればと思い制作しています。180113_nishigaki_works_02


会期は1月24日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

大阪出張

2017年11月15日(水)

 二十四節気「立冬」七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」

 昨日はずっと雨、気温も15度ほどにしか届かなかったので、さすがにワイシャツ1枚では寒かったのですが、着替えるのも面倒なので仕事終わりまでは痩せ我慢で頑張りました。ついこの間まで風邪をひいていたので暫くはぶり返すことも無いでしょう→ホントか?
 今朝になって清々しい好天に恵まれてはいますが、その分だけ放射冷却で寒々しい気分に苛まれています。そろそろ箪笥からセーターを引っ張り出さないといけませんね。

 さてこちらもやはり少し前のお話ですが大阪へ出張に行って参りました。今回は珍しく1泊することにしました。と言うのもお会いする予定の作家さんが3名いらしたので、日帰りはちょっと厳しいな〜と言う判断です。普段は日帰りでも十分に余裕があるのですけれどもね。

 10月29日(日)、名古屋駅から高速バスに乗り大阪駅に着いたのは13時少し前のこと。その日は季節外れの大型台風が近付いていて空は荒れ模様、然程強い雨が降っていた訳ではなかったけれど、それでも不穏な空気が漂っていました。
 空中庭園の下でバスを降りて先ずはホテルを目指します。徒歩で15分ほど、風もそんなに強くなく安堵していたのですが、G FRONT 大阪辺りまで来た時から急に強く吹き出して傘の意味があまり無くなりました。不覚にも布のスニーカーを履いて行ったので、たった数分の間に雨が靴の中にまで浸透して来て、歩く度に靴の中が水溜りになっていく様子がよく伝わって来ました。それでもめげずにホテルに辿り着いたところで告げられた一言、
「チェックインは15時からです」
「(-_-;)」
分かってはいたのですが、やはりちょっと凹みました。取り敢えず梅田駅前の商店街のアーケードに避難して、近くにあった立ち食い蕎麦で腹拵え。最近はあまり脂っこい物は受け付けなくなっているので蕎麦やら饂飩やらを優先的に選ぶ癖がついています。その後、15時まではまだまだ時間があったので近くのにしむら珈琲店にて時間を潰します。
 15時少し前に改めてホテルに行き漸く部屋に入ることが出来ました。
 早速、靴を脱いで中敷まで外してドライヤーで乾かすこと30分以上。火事にならないように気を付けながらある程度乾かすことが出来ました。少し中敷が高熱の所為で歪んでしまったのは御愛嬌です。50年以上生きて来てドライヤーで靴を乾かす経験は初めてのこと、幾つになっても初めての経験に感動する心は忘れてはいけませんね。
 因みにこの日の夜に作家さんとお会いすることになっていたのですが、作家さんがどうしても抜けられない仕事が入ってしまったために明日の午前中に変更、お陰でその日は予定が空いてしまったので、急遽、大阪在住の友人と待ち合わせることになりました。
 大阪は20代の頃に頻繁に遊びに行っていた街、大阪は食べるものも美味しく、あの葱焼きを初めて食べた時の感動は今でも忘れません。その日は食べませんでしたが…

 話は変わって翌朝、台風は何事もなく通り過ぎ、10時前にホテルをチェックアウトして少し強い風が吹く中を向かったのは大阪駅前のカフェ「喫茶館 キーフェル」、ここで永冨友海氏と待ち合わせです。永冨氏は山口県出身、大阪芸術大学で陶芸を学んだ後、現在は大阪市内で働きながら陶芸を続けています。
 永冨氏の創り出す陶のオブジェ、大きなコンポートのような器に土の花びらを敷き詰めた作品は、生命の泉が湧き出るようにエネルギーに満ち溢れています。コツコツと緻密な作業を繰り返し輪廻の根源を極めるような作風からは、宗教的なメッセージさえ聞こえてくるようです。
 2018年2月開催の「土ノ言ノ葉」に出品して頂く予定なので楽しみにお待ちください。

 その後、JRで向かったのは茨木駅、そこからさらに徒歩で25分ほどのところにお住いの梅本依里氏の工房です。梅本依里氏も大阪芸術大学出身、その後、石川県金沢市の卯辰山工芸工房を卒業した陶芸家です。
 梅本氏の作品を初めて知ったのは今から5〜6年ほど前に開催された硝子作家さんとの二人展のDMでした。たまたま何処かのギャラリーか美術館か別の作家さんの工房にDMが置いてあったのを見つけて、ずっと気になっていた作家さんなのです。ただ当時は連絡先なども分からず、またオブジェのような作品展を開催することもなかったので、ずっとそのまま放置していたのですが、それでもDMは大切に保管していて、この春に漸くFacebookで繋がることが出来、悠遊舎ぎゃらりぃで御紹介出来ることになりました。
 梅本氏の作風は兎に角カラフルでポップ、見ているだけで心躍るような気分にさせてくれます。また鳥をモチーフにしたとてもユニークな形のポット型のオブジェを制作されたりするのですが、それもきちんと注げるよう(注ぎ易いかは別f^_^;)に制作していて、見えないところでもきちんと計算されているのが凄いと思います。
 梅本氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしていますので楽しみにお待ちください。

 梅本氏の工房を後にしてJR茨木駅前で腹拵え、食事出来る店が駅前にあるたった1軒のカフェしかなく、そこでランチを頂きました。面白かったのはホールのスタッフがみんな男性だったこと、キッチンには女性がいたのですが、こういうスタイルは最近は多いのでしょうか。

 そしてこの日の最後にお会いしたのは大石早矢香氏、大石氏もお近くにお住いで茨木駅前で待ち合わせして、先ほどランチをしたカフェへ2度目の来店。他に無かったんですよ。でもホールのスタッフからは「お帰りなさい」と声を掛けて貰って意味もなく常連気分を味わいました。だから何ってことはないですが…
 大石氏にお会いするのは今回が2度目、7月に三重県四日市市のパラミタミュージアムにて開催された「第12回 パラミタ陶芸大賞展」の開会式にて御挨拶させて頂いていました。
 大石氏にも2018年2月の「土ノ言ノ葉」に出品をお願いしているのですが、京都市立芸術大学にて陶芸を学んでいた当時から現在までの作風の変遷や、その中でも一環としてテーマにしてきた"装飾"についての考察など、非常に深い話から日常の細々とした雑事などについてざっくばらんにお話することが出来ました。

 どの作家さんも自分の内的世界を追求し、そこから外的世界へと自分の存在理由を問うているように思います。2018年2月の作品展では、土という素材を通して様々な声の聞こえる賑やかな作品展にしたいと思っています。
 少し歩き過ぎた所為か右足の膝に少し違和感を感じながら、年齢には勝てないな〜としみじみ思う大阪出張となりました。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「色絵師達乃絢爛豪華 2017」のお知らせ

2017年11月3日(金)

二十四節気「霜降」七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」

このところの急激な気温の変化で軽く風邪をひいてしまい治りません。
鼻の奥が少し熱っぽいのと何となく気怠い身体に鞭打って、
それでもこの好天の中、気持ちは晴れやかに過ごしています。

さて明日より「色絵師達乃絢爛豪華 2017」を開催します。
昨年夏に引き続き色絵の鮮やかな色彩が乱舞します。
今回は名の知れた有名人気作家と、
この春に京都と九谷で修練を終えたばかりと言う新人に出品をお願いしました。
熟練の手慣れた筆捌きと、
畏れとフレッシュなエネルギーに満ち溢れた新しい世代との火花散る共演です。

171104_ueba_works_02
植葉香澄
1978 京都府に生まれる
2001 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻 卒業
2002 京都市工業試験場陶磁器コース 修了
2003 京都府陶工高等技術専門校 卒業
2008 パラミタミュージアム陶芸大賞展
2009 「現代陶芸への視点 -装飾の力-」(東京国立近代美術館工芸館)
2010 「Take Action Foudation」にて奈良美智氏、中田英寿氏と
      コラボレーション制作(滋賀県立陶芸の森、茨城県陶芸美術館)
2011 京都府文化賞奨励賞受賞
2012 京都市芸術新人賞受賞171104_ueba_works_01
171104_ueba_works_03
171104_ueba_works_04


171104_cunyo_works_01
空女
京都に生まれる
「赤絵線描」と「京薩摩」に出会い、独学で研究し今に至る。171104_cunyo_works_04
171104_cunyo_works_02
171104_cunyo_works_03


171104_nishi_works_01
西 由香
1981 石川県小松市に生まれる
2014 九谷焼技術研修所本科 入学
2016 第39回伝統九谷焼工芸展 能美ロータリークラブ新人賞 受賞
    卒業制作パーマネントコレクション 選定
2016 九谷焼技術研修所研究科 入学
2017 卒業制作パーマネントコレクション 選定171104_nishi_works_03
171104_nishi_works_04
171104_nishi_works_02


171104_fujimoto_works_04
藤本 友
1994 兵庫県に生まれる
2017 京都美術工芸大学 科目履修 終了
    「空女展 〜若き作家達の挑戦〜」出品171104_fujimoto_works_03
171104_fujimoto_works_01
171104_fujimoto_works_02


会期は11月15日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「福島輝哲 人形展」のお知らせ

2017年10月13日(金)

二十四節気「秋分」七十二候「水始涸(みずはじめてかる)」

10月に入り、秋も本格化して来た途端に真夏のような暑さが戻ったり、
目紛しく季節が行き交っていますが、体調管理は上手く行っていますか?
今日は秋らしい曇天の涼しい天候となり、
ギャラリーの中まで金木犀が香って秋の情緒を感じています。

さて明日より「福島輝哲 人形展」を開催します。171014_fukushima_works_01
171014_fukushima_works_02
今回で5回目となる陶人形の世界、
日本の古い伝説や神話を元に荒々しい動物の化身や、
ユーモラスで時に優しい神々などの表情を、
福島輝哲独特の作風で制作し続けています。
今回は色絵を多用した華やかな鬼など、新しい作品にも挑戦しています。
171014_fukushima_works_05
171014_fukushima_works_03

1975 愛知県に生まれる
1998 名古屋芸術大学デザイン科芸術実験コース 卒業
2000 灯油窯築窯
2013 萬古陶磁器コンペ 入選
    陶芸財団展 入選
2014 ART NAGOYA (’16)
2016 KOBE ART MARCHE
    天祭 一〇八
171014_fukushima_works_04
171014_fukushima_works_07
171014_fukushima_works_08

会期は10月25日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、10月14日(土)、15日(日)は作家も在廊致します。
この機会に是非、御高覧ください。
171014_fukushima_works_06

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲

「土ノ言ノ葉 part 3」のお知らせ

2017年9月22日(金)

二十四節気「白露」七十二候「玄鳥去(つばめさる)」

先週末の台風が日本を縦断し大きな被害を齎しました。
9月の台風は風物詩であるとはいえ避けられないことですが、
それにしても年々その度合いが酷くなる一方のような気もして、
少しづつ日本の気候も変わりつつあり危機感を感じています。
本格的な秋の到来の前に考えることの多い今日この頃です。

さて明日より「土ノ言ノ葉 part 3」が始まります。
日本の長い歴史の中で培われてきた陶芸は、
日本が時代とともに変化してきたのと同じように、
時代の変化を取り込みながら新しい姿を現してきました。
特にここ数十年の間に見られる陶芸の変化には眼を見張るものがあります。
そこには陶芸だけでなく日本文化の変化が色濃く反映されているからでしょう。
世界を見据えながら新しい表現を模索している陶芸家たちの、
挑戦的な姿の一端をお見せ出来れば幸いです。

170923_kanefuji_works_01
兼藤 忍
   愛知県に生まれる
1993 第23回 全陶展入選(東京、沖縄、オーストラリア) 
                 (93,94,95,98,03,04,05,06,07)
1994 第24回 全陶展 新人賞
1999 「陶、土色のかたち、海色のかたち」Inax Galeria Ceramica
2001 the 1st World Ceramic Biennale 2001 Korea 入選
2002 「光と風 交感する陶」INAX TILE MUSEUM
2011 「folding cosmos」巡回(札幌、NY、BATH、BERLIN、金沢、香川)
170923_kanefuji_works_02

パブリック・コレクション
INAX TILE MUSEUM(愛知)、かわらMUSEUM(滋賀)


自然のもののような無作為であり、現代版縄文土器のような…
工芸やARTを超えた未分化で聖なるもの、
時には五感で体感出来るもの…を目指し作品創りしています。170923_kanefuji_works_03


170923_kamiya_works_01
神谷麻穂
1986 愛知県に生まれる
2011 第30回長三賞常滑陶芸展 入選
2012 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻 修了
    アートアワードトーキョー丸の内 2012 シュウウエムラ賞
2013 金沢美術工芸大学 実習助手(〜’15)
    神谷麻穂展 - 陶 いろはにほふ -(LIXILギャラリーガレリアセラミカ)
2014 横浜アートコンペティション 審査員賞
2016 ザプリンスギャラリー東京紀尾井町
            レセプションカウンター壁面に作品展示
    工芸の現在 第二回 菊池寛実賞(菊池寛実記念智美術館)
現在 富山県にて制作
170923_kamiya_works_02

焼きあがった窯から作品を出すとき、
自分でも予期しなかった表情に出会うことがあります。
それらに上絵技法を用い線を引き点を打つことで、
埋もれていたちょっとした表情が浮き上がってきて、
質感や現象であったその表情が景色になります。
土と陶芸技法が作り出す質感・色の魅力を引き出し伝えること、
土から生まれる絵を描くことをテーマに制作しています。170923_kamiya_works_03


170923_kondo_works_01
近藤葉子
1968 北海道に生まれる
1996 愛知県窯業高等技術専門校専攻科 修了
1999 瀬戸市新世紀工芸館陶芸コース研修(〜’01)
    長三賞陶芸展 入選 (’99, ’03)
2000 朝日陶芸展 入選 (’03, ’04)
2001 INAX ガレリアセラミカ(東京 /札幌)
2002 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選(’11, ’14)
2003 INAX タイル博物館(常滑)
2005 「やきもの新感覚シリーズ50人」(中部国際空港セントレア)
    「瀬戸の現代陶芸」(瀬戸市美術館)
2009 「韓日米 青年作家交流展」(韓国文化工芸振興院/韓国)
2014 「現代・陶芸現象」(茨城県陶芸美術館)
2015 「近藤葉子 水谷一子展」 (瀬戸市新世紀工芸館)
2016 「瀬戸陶芸の歩みと瀬戸陶芸協会の今」(瀬戸市美術館)
    「名工たちの熱き戦い」 (古川美術館)
2017 京畿世界陶磁ビエンナーレ驪州 (韓国)
170923_kondo_works_02

土の持つ様々な表情を作品へと昇華させて、
その中にも自身の個性を追求したいと制作しています
制作の中で感じる感覚、その喜びと、
違和感(平穏な気持ちを揺さぶるもの)を研ぎ澄ませて、
自身の作品を決定しています。
最近の傾向として 余白 を意識しています。170923_kondo_works_03


170923_takayanagi_works_02
高柳むつみ
1985 富山県に生まれる
2008 京都市立芸術大学 卒業
2010 京都市立芸術大学大学院 修了
現在 京都にて制作
170923_takayanagi_works_03

この星の、この国の、
私の家族の、そして私の、
様々な時の流れに想いを漂わせ、
人のなすことと、土のなすことを重ね合わせることで、
少しずつ姿を現す作品は、
まるで夢の結晶のようだと感じます。170923_takayanagi_works_01


会期は10月4日(水)まで、木曜、金曜休館/10時〜18時です。
尚、作家の在廊日は下記の通りです。
 9月23日(土):近藤葉子、高柳むつみ
 10月1日(日):神谷麻穂
 10月4日(水):兼藤 忍、神谷麻穂
この機会に是非、御高覧ください。

●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
悠遊舎ぎゃらりぃ
〒 448-0804
愛知県刈谷市半城土町大湫99-3 悠遊舎1階
tel (0566)61-0321 / fax (0566)61-0321
http://www.you-yuusya.com
http://blog.livedoor.jp/you_yuusya/
https://www.facebook.com/YOU.Yuusya/
●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲▼◆■★●▲
カテゴリー