かみさんが死んじゃった。

あの日、俺の心の中に、
大きな穴がポッカリ開いた。
俺の心と身体の半分が削ぎ落とされた。

今でも俺は、
失った半身を探しているけれど、欠落した「何か」は見つからない。
たぶん、その「何か」は永遠に見つからないだろう

俺は死ぬまでの間、
大きな穴とともに生きていかなきゃならないんだろう。

いっぱい泣いた。
運命を憎んだ。

余生に絶望した。
何度も後追いを考えた。

死別の「二次被害」
嫌と言うほど味わった。
人間がどれほど残酷な生き物なのかを知った。

だからこそ、人々の笑顔を叩き潰したいと思った。
この世界の崩壊を願った。

だが。
それでも俺は、生きている。

どうして俺は、
生きてこられたんだろう。
たぶん、かみさんのおかげだ。

いつまでもかみさんを想うこと。
かみさんの生きた証を残すこと。

それらが俺の生きる気力を支えている。

・・・

こんな残酷な世界に生まれてしまった。
過酷な人生を生きざるを得なかった。

それでも俺は、
愛する人と出逢えたんだ。
自分を賭してでも守りたい、
本当に大切な人と出逢えたんだ。

たったの20年かもしれないが、
俺には安らぎに満ちた日々の記憶がある。

「それだけ
で十分じゃないか…」
そんなふうに思うことは、ある種の「
あきらめ」なのかもしれない。

でも、
そんなふうに考えることができたなら、少しは生きやすくなると思うんだ。

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