一日のうちで、一番つらくて、悲しくて、苦しい瞬間。
一日のうちで、最も鬱が大きくなる瞬間。
それは目覚めた瞬間だ。

目覚めれば、俺は否応なく現実を認識せざるを得ない。
かみさんが死んじゃった。
かみさんがいない。
目覚めるたびに、「かみさんがいない」という事実が襲いかかって来て、俺は奈落の底に突き落とされる。

そこにあるのは絶望だ。
眠っている間はかみさんの不在から目を背けていられたのに、目覚めれば、そこには生き地獄が広がっている。

現実を否認したい。
もう一度、眠りに落ちたい。
もう一度、眠りに逃げたい。
だから俺は、目を閉じ続ける。

だが、「心」の中で眠りたいと叫んでも、「身体」は思い通りにはならず、もう一度眠りに落ちることなんてできはしない。

消えてしまいたい。
俺の意識を消滅させてしまいたい。
意識がなくなれば、かみさんの死と向き合わなくて済む。
そうすれば、この苦しみや辛さ、鬱から解放されるだろう。

そうだ。
俺は消えてしまいたいのだ。
消えてしまえば、かみさんを喪ったことも忘れてしまえるだろう。

もう嫌だ。
朝が来るのが嫌なのだ。
目覚めるのが嫌なのだ。

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