神なんていないとは思うけど…
もしも神がいるのなら、
それはとても残忍で、冷酷なんだろう。
それはとても嗜虐的で、
猟奇的なんだろう。

人が苦しみ、人が喘ぎ、人が哭いている。
それを嗤いながら見物しているのが神だ。

神と名乗る奴は、
いつだって悪魔なんだ。

・・・

神は何も無いところに俺を産み落とした。
何も無いはずなのに、
さらに俺から奪い取っていった。
少しずつ、皮を剥ぐように、
長い時間を掛けて奪っていった。

俺は悲鳴をあげ続けた。
痛かったんだ。
苦しかったんだ。
悲しかったんだ。

だが、
誰かに助けを求めても、何も変わらないことに気づいた。
俺は自分の力で神に抵抗することを決めた。

必死で足掻いた。
これ以上は奪われないように。
奪われたものを取り戻せるように。

それでも取り戻すのは困難だった。
それは当然だ。
だって初めから何も持っていなかったのだから。

それでも俺は、
奪われたものを取り返すことができたのだ。
これは奇跡だ。

俺の周囲にも、わずかだが、何も持たずに産まれた者、
産まれた後も奪われ続けた者がいる。
だが、彼ら・彼女らは、
何も取り戻すことはできずに潰されていった。

それなのに、
俺だけは取り戻すことができたのだ
これは本当に奇跡的なことだ。

そんな奇跡が起こった理由。
それは、かみさんとの出会いだった。

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