平日は、仕事が忙しくて仕方がない。
肩の力を抜く時間もないし、息を抜く暇もありはしない。

そんな日々を過ごしていると、早く週末が来ないかなぁ…と思う。
ゆっくり身体を休めたいなぁ…と思う。

だが…
実際に週末を迎えてしまうと、俺は呆然としてしまう。
どうやって休日を過ごしたらいいのか分からないからだ。

やらなければならないことは山ほどある。

かみさんにお供えをしてあげなくてはならない。
仏壇の上も掃除してあげなくてはならない。
供花の水も取り替えてあげなくてはならない。

洗濯だってしなければならない。
ゴミ捨てにだって行かなければならない。
家の中の掃除もしなければならない。

それらの「やらなければならない」ことによって、ある程度の時間を消費することはできる。

しかし…
金曜日の夜から日曜日の夜までの約48時間、「やらなければならないこと」だけで埋め尽くすのは不可能だ。

かと言って…
やりたいことは何にもない。
一緒に行動する相手は誰もいない。
話し相手もいやしない。

そうだ。
孤独が身に沁みるのだ。
孤独が痛いのだ。

潰れてしまいそうだ。
閉塞感に耐えられない。

俺は孤独から逃れたくなる。
そして、人の姿を求めて街へ出る。

けれど…
周囲は家族連ればっかりだ。

自分だけが孤独なのではないのだろう。
しかし、あの街の光景を見ていると、ある種の錯覚を覚えてしまう。
孤独なのは、俺だけなんじゃないのか?と錯覚してしまうのだ。

それほどまでに、街は微笑みで溢れている。
誰もが大切な家族を持ち、誰もが温かい家庭を持っている。

家族連れの人々に囲まれていると、ひとりぼっちでいるより辛くなる。
自分が孤独であることを痛感させられるのだ。
孤独が余計に身に沁みて、惨めな気分になってしまうのだ。

惨めになるくらいなら、孤独に耐えたほうがいい…と割り切って、俺は自宅に引きこもる。
あえて孤独になることで、自らを孤独から守る方法もあるだろう。

だが…
自宅に引きこもれば、本当の孤独が待っている。

結局は同じことなのだ。
俺はいつだって孤独なのだ。


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