毎朝5時半すぎには目を覚ます。
起床直後の気分は最悪…というほど酷くはない。

身体の真ん中がザワザワしてきて、いたたまれなくなるような不安感があるわけではない。
また、アイデンティティが溶けていき、自分が崩れていくような感覚があるわけでもない。

どちらかと言えば安定しているのだ。

その安定感は「普通」という意味ではないし、ましてや「元気」という意味でもないのだが、
内側から破裂してしまいそうなほど、感情が膨張しているわけではないし、
外側から身体を引き裂いて、内臓を引きずり出したくなるような衝動も無い。

こういう状態を「低位安定」とでも表現すればいいのだろう。

低位安定って何なの?と聞かれてしまいそうだ。
それは、とても深い「抑鬱状態」だ。
そして、泣き叫びたくなるほどではないにしろ、とても哀しいのだ。

そうだ。
鬱と哀しみとが混ざり合っている。
心の中が、あまりにも乱雑なのだ。

この感覚をどうやって表現したらいいのだろう。

哀しいし、重苦しいし、モヤモヤしているから吐き出したい。
だが、「鬱と哀しみ」が混ざり合った感覚を吐き出す手段なんて持っていない。
また、それを表現する言葉も持ち合わせていない。

心が深い場所に沈み込んでしまい、浮き上がってきてくれない。
周囲の世界と俺との間がズレていて、自分が世界から遠いところにいるような気がする。
表情の変化が乏しくなって、身体の動きが鈍くなってしまう。
意識がボンヤリしてしまい、目の焦点が合わなくなってしまう。
まるで、肉体から魂が抜けてしまったみたいだ。

こんなふうに、たくさんの言葉を並べてみても、それは俺の中の感覚とズレている。

あまりにも乱雑すぎて、心の内側を整理できないのだ。
吐き出したいのに吐き出せないのだ。
吐き出されないから鬱積し、腐臭を放ち、澱んでいるのだ。

死んでしまいたい…とまでは思わない。
けれど、生きていることが嫌になるんだ。


にほんブログ村 家族ブログ 死別へ

にほんブログ村← いつもありがとうございます。ポチッとクリックお願いします。