普段の朝と同じであれば、心は重く、身体はダルいはずだ。
あの何
とも表現しようのない不快感、鬱と哀しみが混ざり合った乱雑な感に潰れてしまいそうになる。

それでも俺は、平静を装いながら、
日常へと足を踏み入れていく。
1日が終われば疲れきってしまい、
帰宅をした後はグッタリだ。

しかし…
昨日は違った。

12月5日の水曜日。
いつもより遅い時間に目が覚めた。
時計を見ると、すでに6時に近かった。

いつものような不快感はない。
心の中が、とても穏やかだったのだ


この穏やかさを大切にしたい…と思った。
この穏やかさに浸っていたい…と思った。

誰にも邪魔をさせたくな
い。
今日はひとりでマッタリと過ごしたい。

幸いなことに、12月
に入って数日が過ぎ、繁忙期は過ぎている。
来週からは、また忙し
くはなるけれど、とりあえず今週は暇だ。

俺は久しぶりに会社を休
むことにした。

・・・

休暇を取ったとしても、
毎週の土日のように、ロクでもない1日になってしまうかもしれない…と思った。

だが、違ったのだ。
マッタリとした1日だったのだ。
ゆったりとした1日だったのだ。

起床した直後。
俺はかみさんの仏前に座った。
そして、かみ
さんに線香をあげた。

その後、バルコニーに出て、タバコを吸った


その時に感じたのだ。
容ちゃんは俺の「中」にいる…
と感じたのだ。

身体の内側から「癒し」が噴き出してくる。
全身の皮膚から沸き出した「癒し」は、俺を包み込んだ。

その感覚を言葉で表現するのは難しい。
ただ一つ確かなのは、「
癒し」に包まれていたとき、俺はとても穏やかで、とても嬉しかったのだ。

この快感を忘れたくない…と思った。
いつでも思い出せたなら、俺はなんとか生きていけるんじゃないか…と思ったのだ。

たまにはマッタリするのも良い。
たまにはゆったりするのも良い。

大切な人は逝ってしまったけど、
その人に想いを馳せながら、マッタリ過ごす時間があっても良いな…と感じた1日だった。

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ

にほんブログ村← いつもありがとうございます。ポチッとクリックお願いします。