以前は頻繁にかみさんの夢を見た。
亡くなったはずのかみさんと再会する夢や、かみさんと一緒に散歩をしている夢だった。

そういう他愛のない夢だけではない。

かみさんの魂は生きているんじゃないだろうか…
かみさんの魂は俺の「中」にいるんじゃないだろうか…
そんなふうに感じさせてくれる夢を何度も見たのだ。

かみさんの魂と俺の魂とがひとつになって、俺の内側が大きな歓喜で満たされる…

ストーリーはないし、起承転結もなかったが、かみさんとの一体感が、俺の全身を包んでくれるような夢だった。

あまりに印象が強かったため、あれらの夢の記憶は今でもハッキリ俺の脳内に刻まれている。

ときには悲しい夢も見た。
ときには恐ろしい夢も見た。

だが、かみさんの夢を見ることが、俺の唯一の楽しみだった時期が確かにあったのだ。

すでにその時期は通り過ぎてしまったらしい。
俺は最近、かみさんの夢を見ていなかった。

・・・

俺は久しぶりにかみさんの夢を見た。
9月5日の未明のことだった。

俺はカウンター越しに誰かと会話をしていた。
どうやら面倒な会話のようだ。

俺の視界には、かみさんの姿はない。
しかし、かみさんの気配と視線を感じることはできる。

かみさんが少し離れた場所から俺を見守ってくれている。
かみさんの視線はやわらかくて温かい。

俺にはかみさんの心の中が分かった。

どんなに遅くなってもプーちゃんの傍にいてあげよう…

どんなに遅くなっても…って、いったいどういう意味なんだろう。
夢の中、俺はかすかな疑問を覚えた。

しかし…
かみさんの気持ちが嬉しかった。
プーちゃんの傍にいてあげよう…という気持ちが嬉しかった。

俺の心の中は、かみさんへの感謝の想いでいっぱいになった


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