鬱がひどい。
訳もないのに不安になって、心の中がザワザワしている。
そして、無性に寂しいのだ。

それでも俺は、かみさんの死から「立ち直ったフリ」をしなければならない。
それでも俺は、かみさんの不在に慣れた「普通の人」を演じなければならない。

フリや演技が煩わしい。
うっとうしくて、めんどくさい。
たまには演技をやめてみたい…と思う。

だからと言って、会社で落ち込んでいるわけにはいかないし、部下たちの見ている前で塞ぎ込んでしまうわけにもいかない。
ましてや咽び泣いてしまうなんてムチャクチャだ。

管理職である以上、部下たちに迷惑は掛けられない…などと偉そうなことを考えているわけではない。

他人の前で感情を吐き出すのがハズカシイだけなのだ。
あるがままの自分をさらけ出すのがミットモナイだけなのだ。

だが、演じることに疲れたな…と思う。
立ち直ったフリをするのが煩わしいな…と思う。

11月23日の土曜日の午後以降、ずっとそんな感じが続いてしまっている。

会社に行きたくないな…と思う。
だったら有給休暇を取れば?と言われるかもしれない。
しかし、仕事がクソみたいに忙しく、休んでいる暇なんてありはしない。

それでも休みたいな…と思う。
別に仕事が嫌いなわけではない。
部下たちを憎んでいるわけでもない。

俺は世間に関わりたくないだけなのだ。
あらゆる刺激が疎ましいのだ。

辛いことや腹立たしいことだけではない。
楽しいことも面白いことも疎ましい。

あらゆる刺激から自由になって、俺は心を鎮めたいのだ。
アルコール漬けになり、心身を麻痺させて、ぼんやり過ごしてみたいのだ。

・・・

生きている限り、外部からの刺激とは無縁でいられない。
だが、死んでしまえば話は別だ。

死んでしまえば楽しくもないし、面白くもないだろう。
しかし、辛くもないし、苦しくもないはずだ。

そうだ。
そこには永遠の平穏があるはずだ。
そこにこそ本当の救済があるはずなのだ。

だから俺は…
心の底から死にたいな…と思うんだ。

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