1月11日から13日までは、3日間の連休だった。

年末年始の休みの直後、さらに連休があるのはありがたい…
かみさんが元気だった頃ならば、そう思っていたに違いない。

だが、かみさんを亡くして”ひとりぼっち”の身だ。
連休が頻繁にあると、精神的にはかなりツラい。

年末年始はかみさんの実家にいたため、話し相手が複数いたのだが、この3連休は、会話をする相手が一人もおらず、一度も話をしなかった。

そういう時には鬱?不安感?が強くなり、居たたまれなくなってしまうため、何かで気を紛らわせなくてはならない。
俺は連休初日の11日、目覚めた直後から掃除や洗濯に勤しんで、時間を費やすことにした。

しかし、それだけで連休が潰れるはずもない。
ひととおりの家事を終えたあと、俺は茫然と立ち尽くしてしまった。

しばらくボンヤリしていたが、ゆっくり流れる時間に耐えられない。
やらなければならないことが終わったあとに、やりたいことが何にもなかったからだ。

この空虚な時間を何かで埋めなくてはならない。
そうでなければ溶けてしまう。

俺はウィスキーを買いに行った。
そして、酔っぱらったら寝てしまい、目が覚めたら再び酒を飲み、眠くなったら寝てしまう…
そんなふうにして3日間の連休をやり過ごした。

・・・

かみさんが亡くなった直後の数年間。
俺は自分が近い将来、死ぬだろうと信じていた。
かみさんの後を追うように逝けるはずだと信じて疑わなかった。

だが…
それらの確信とは裏腹に、俺はいまだに生きている。

今はまだマシだ。
平日には会社に行って、「やらなければならないこと」がたくさんあるからだ。

かみさんを喪ったあと、俺を支えているのは「やらなければならないこと」だけだった。
やらなければならないことがあるからこそ、俺は正気を保ってきたのだ。

しかし、定年退職したあとは、いったいどうすればいいのだろう。
ここ最近、俺は恐れを抱くようになってきた。

退職すれば、「やらなければならないこと」は何にもない。
ましてや「やりたいこと」なんか何にもない。
そして、生きていたいとも思っていないのだ。

それでも寿命が尽きるまで生きなければならない。
こういうのを生き地獄と呼ぶのだろう。

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