かみさんが亡くなってから、ずっとアルコールに溺れてきたせいだろうか。
ここ最近、睡眠薬を飲んでも眠れないからだろうか。

それとも仕事でストレスが溜まっているからだろうか。
あるいは単なる老化現象だろうか。

身体がとてもダルい。
全身の筋肉が小刻みに震えている。
頭がボンヤリしている。
どうやら微熱もあるようだ。

自分の身体がマトモではないことが分かる。
明らかに健康を害しているのが分かる。

こんなときは「死」を身近に感じる。

だが、恐怖はない。
あるのは「生」に対する嫌悪感だけだ
あるいは自分の身体に対する疎ましさだけだ。

こんな状況が続いていると、自分の肉体から脱け出したくなる。

肉体とは別に、魂という実体が存在しているという確証はない。
しかし、肉体の苦痛は、俺にある種の「ズレ」を感じさせるのだ。

違和感とでも言えばいいだろうか
サイズの合わない服を着ているかのようなのだ。

そのズレに言葉を与えるとすれば、「精神と身体との摩擦」であり、「魂と肉体との不協和音」…としか表現しようがない。

の魂が、壊れかけた肉体の中に閉じ込められている…のかもしれない。
この肉体は、魂の牢獄なのかもしれない。

この肉体から脱け出したとき、きっと俺は楽になれるだろう。
そんなことを本気で考えてしまうほど、身体が自由にならないし、肉体への違和感がハンパじゃないのだ。

・・・

肉体とは別に、魂という実体があるのかどうか。
それは俺にも分からない。

だが…
俺もいずれは知るだろう。

どんなに長く生きたとしても、残された人生は、たかだか30年程度のはずだ。
そう遠くない将来、俺も死ぬ。

そのとき俺は、真実を知る。

生きている限り、死の先に何があるのかは分からない。
しかし、死の直前、俺は真実を知るはずだ。

そうだ。
死は決して悪いものではないし、忌避すべきものでもない…と知るだろう。
たとえ完全な「無」になったとしても、苦痛を抱えて生きるよりは遥かにマシだと知るだろう。

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