元祖 からからせんべい @梅津菓子舗
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東北では駄菓子が各地で郷土菓子として発達し、特に仙台,会津,鶴岡のものが有名です。
山形県鶴岡市に、江戸・元禄時代創業の鶴岡駄菓子のお店があります。
小さな看板があるので辛うじて見つけることができますが、普通の住宅街に埋没するように建っています。
鶴岡駄菓子の代表的なものに『からからせんべい』があり、大量生産されているものは山形県内の土産店で普通に購入することができますが、このお店が元祖といわれており、当時のままの製法でひとつひとつ手作りされています。
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鶴岡駄菓子を守り続けて300余年,現在の店主で十代目という老舗 『梅津菓子舗』は、卸売りや販売委託を一切おこなっていないため、ここに来て買うしかありません。
正面の大きなガラス引き戸を開けると、いきなり板の間になっており、駄菓子が木箱の中に並べて陳列されています。老舗でありながら敷居は全然高くなく、庶民の生活に密着している雰囲気があります。
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カラフルな色の飴や、かわいい型で作られた干菓子,素朴な小麦の焼き菓子などが並びます。
店内には入らず、店先で「これください。」とお願いするシステムです。
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『白とピンクのキューピー型落雁』と目が合いました。これは懐かしいというよりも斬新という感じ。
足が長く,若干怪しい目つきのキューピー菓子はちょっとシュールです。
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店の奥から 割烹着にあねさん被りをしたおばあさまが出てきて応対してくれました。
店内にある菓子瓶,戸棚などもレトロで素敵。
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訪問時は2月中旬だったため、雛菓子が売られていました。京都から北前船で伝わった文化らしく、縁起物を練切りで作ったゴージャスな飾り菓子です。こちらのお店のは飴細工も加わり綺麗です。
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さて、宿泊先の旅館で、鶴岡駄菓子をお茶受けにシャパニーズティータイムです。本日購入したのは4種類。

【からからせんべい】
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まずは本命の元祖『からからせんべい』。1袋7コ入りで¥300也。
完全手作りのため、形が歪です。


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中に入っているおもちゃの大きさ,形により、せんべいの形が異なります。
せんべいの口が閉じていないモノを割って開けてみると…
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出てきたのは紙に包まれたスーパーボールΣ(・ω・ノ)ノ 随分と豪快な…
せんべいがちょっと苦く,ゴム焦げ臭が移るので、スーパーボールはやめた方が良いと思われ。
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プラスチック製の独楽,セミカチ等、昭和なおもちゃが中に入っていました。
せんべい自体は黒糖の香りがある小麦煎餅で、パリッとした食感,香ばしくて美味しい。


【のらくろ】
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のらくろ型の小麦焼き菓子。気泡が粗くボワキシとした食感。昔ながらの硬めのパン菓子とボーロ菓子の中間といった感じかな。甘さ控えめで変な香料は入らず,ほのかに卵の風味がある素朴なお菓子でした。

【おきつね】
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キツネの面が5つ並んだ型の麦落雁。口溶けが良くなく,パサっとしているので、お茶が進みます。あまり甘くなく,香ばしくて美味しいが、沢山食べるものではないので長持ちして良い。

少量で日本茶が美味しく飲める素朴なお菓子達でした。このような小さな個人商店が300年以上続いているというのもスゴイですね。この先も歴史ある鶴岡駄菓子の伝統を守り続けて欲しいです。


鶴岡駄菓子 梅津菓子舗
住所:山形県鶴岡市本町2-8-16
電話番号:0235-22-7348
営業時間:7:00~19:00
からからせんべい(7コ入り)¥300, のらくろ(10枚入り)¥300, おきつね(10枚入り)¥400, 干しようかん(1袋)¥300