四万温泉 積善館 ~お風呂【元禄の湯・岩風呂】編

【元禄の湯】
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本館にある男女別内湯の『元禄の湯』は、アーチ型の窓が特徴的で、レトロとモダンが融合した鹿鳴チックな浴室になっております。
浴槽は5つありますが、意図的に湯温を変えている気配は見られず,それぞれ41.5~42℃の適温の湯でした。
小さめの4つの浴槽は3人くらい、一番手前の浴槽は6~7人くらいが入れる大きさです。(写真時は立寄り入浴の開店直後だった為、一番手前の浴槽は湯を溜めている最中だった。)
それぞれの浴槽が小さく,湯の交換効率が良いためか、鮮度良好。 また、この『元禄の湯』は、67.4℃の源泉を加水せずに熱交換等で湯温を下げて使用している源泉100%温泉!ツヤツヤとした無色澄明のお湯は、すべキシキシと浴感も非常に良好です。石板製の浴槽の肌触りも好き(・∀・)!
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ここで驚いて欲しいのは、お湯の透明度と屈折率。温泉成分のせいでしょうか?浴槽内がとても歪んで見えます。
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脱衣場一体型で、脱衣場の床はオンドルのようにポカポカ温かいです。
冬場訪問した場合,浴室内に湯気がこもり、結露で脱衣場が濡れているので注意が必要です。
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側面のアーチ型窓の下には、お茶室のような小さな扉と小さな窓が。どちらもアーチ型になっているのが微笑ましいですね。こちらはお一人様用の「蒸湯」になっており、中にはタイル張りの寝椅子が置いてあります。こちらもレトロで貴重な代物ですね。
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以前から気になっていた「洗い場での洗濯は固くお断り致します 洗濯場は女湯の脇にあります」という注意書。確認してみると女湯の脇の通路は「関係者以外立ち入り禁止」になっていたが、確かに洗濯機が置いてありそうな雰囲気。湯治で何週間も宿泊するお客さんがいた時代の名残でしょうか。
更にその奥は、積善館正面に架かる赤い橋から見える渡り廊下へと続いているようです。

〈今回(2014年2月)と前回訪問時(2007年6月)の相違点(女湯の場合)〉
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6年半ぶりくらいに訪問したので、浴室内には若干の変化が見られました。
・各浴槽付きの蛇口。以前は開けるとお湯がちょろちょろと出たのですが、今は蛇口は開かなくなっていました。お湯は底の穴から常時注がれており、掛け流しになっています。
・各浴槽内の隅には、以前は無かった踏み台が置いてありました。(可動式なのでちょっとコワイ。)
・向かって右手の掛け湯槽が板で塞がれていました。(左側のかけ湯槽は健在。)
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・正面右手にあった金魚水槽が空になっていました。(復活望む)
・自分のスリッパがすぐわかるように、下足札が用意されていました。(これは便利♪)

今回はこの『元禄の湯』に心ゆくまで入ってやることが目的で宿泊しました。
2泊3日の滞在中に
元禄の湯:11回 ,岩風呂:1回 ,山荘の湯(宿泊者専):4回 ,杜の湯(宿泊者専):2回 入浴し、温泉三昧でございました。

※いつの間にやら『元禄の湯』は写真撮影禁止になっておりましたので、以前,立寄り入浴した時の写真を使用しています。


【岩風呂】
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本館2階には『岩風呂』があります。混浴ですが宿泊者には女性専用時間が設けられています。チェックイン時に解錠番号(暗証番号)が書かれたメモ紙を渡されるので、これを持って岩風呂へGO!
出入口は2階にありますが,そこから結構階段を下りるため、浴室自体は1階にあるのかもしれません。
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女性専用時間は21:00~23:00となっています。混浴浴場に男性専用時間(19:00~21:00)があるのが面白いですね。しっかり男女平等になっております。
浴室入口の鍵は暗証番号で開けるシステムになっています。以前立寄り入浴で訪問した時は、こんな錠はなかったなあ。
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解錠して中に入ったら、内側から鍵を閉めます。(専用時間中はこれを忘れてはいけませんね)
脱衣場は男女別になっており、ここに暖簾が掛けられています。
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脱衣場は脱衣棚とベンチがあるだけの簡素な造りです。その奥に浴室への入口があります。
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階段を数段降りて浴槽へ向かいます。男性脱衣場からは別入口がありますが、結局 階段上で合流する形になっています。
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前回訪問時は 女性専用時間が設けられていない日帰り入浴時間帯で、混浴のリスクを冒してまで入らなければならない浴室ではないな。と思っていましたが、ちょっと寂れた風情のあるシブい岩風呂は、鮮度もまずまず良好でよろしいのではないでしょうか。
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お湯が湯口から注がれ、浴槽縁から溢れ出して掛け流しになっています。
新湯川の川底に湧いているという自家源泉は、900L/分と多量であるため、贅沢に使用できるのですね。近隣の宿10軒と共同浴場1軒に分湯もおこなっているそうです。
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脱衣場にある洗面台もかなりレトロな感じです。
立寄り入浴ができるのは本館にある『元禄の湯』と『岩の湯』のみですが、宿泊すると山荘にある『山荘の湯(家族風呂)』や、佳松亭にある『杜の湯』に入ることができます。館内は迷路のように入り組んでいるため、要所には各浴室をマークで記した案内板が掲示されているのが嬉しいですね。
(2014年2月中旬訪問)

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:
総括:老舗文化財系旅館型 豊富な自家源泉掛け流し系温泉
ようござんす度:A (レトロモダンな文化財浴室にて名湯を味わう。)

****  施設データ *************
四万温泉 積善館
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字四万4236
源泉名:明治の湯
泉質:Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 67.4℃,自然湧出,pH:6.6,成分総計:1.86g/kg
加水・加温・循環ろ過・塩素消毒なし(元禄の湯)。
電話番号:0279-64-2101
営業時間:10:00~16:00
日帰り入浴料:¥1200 (元禄の湯,岩風呂のみ。大広間休憩付)