よござんす日誌 R(リターンズ)

『日誌』だと思ったら大間違い。 書きたい順に書いてます。 既に1年以上前の古いネタが続々登場の、熟成型・旅道楽の記録♪ 温泉,食べ物を中心に、マイようござんすをご紹介しています。

カテゴリ: b.東北

田舎館村 田んぼアート2014
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(*2014年8月上旬訪問)
展望台までは田舎館村文化会館の4階までをエスカレータで上り、その後は人一人がすれ違えるくらいの細い階段を6階まで上ります。
外の回廊に出ると、建物裏にある田んぼアートを見下ろすことができます。
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平成26年作 「富士山と羽衣伝説」。 
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向かって左側の田んぼには”羽衣伝説の天女”が。うわー天女さんの図柄細かい~。このしなやかさと浮遊感。稲で描かれたとは思えん。
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右側の田んぼには”駿河湾越しの富士山”。今回のデザインは富士山と三保の松原が世界文化遺産とその構成資産に登録された記念でしょうか。
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4階には土産売り場があり、田んぼアートの図柄が印刷された煎餅,シート型タラ珍味,絵葉書等がありました。お土産にもう少し工夫が欲しいところですね。今までの努力が報われて、村に観光客が大型バスで乗りつけるまでになったので、他の名産,見所を上手にセールスして欲しいところです。
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階段利用が困難な方々のために、エレベータをおりた4階にある『第三委員会室』
が見学者のために開放されています。
うーん。役所の会議室らしい無機質な室内。窓はあまり大きくありませんが、田んぼアートを見ることはできます。
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高さが無い分,近くで見れるので”稲感”が楽しめます。ただし低い角度から見ることになるので、アートとして絵全体を眺めるには やはり6階の展望台から眺めた方が良いですね。
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1階に下りて田んぼのキャンバスを近くで見ることにしました。玄関前でボランティアの説明スタッフさん(?)から今回の田んぼアートの図案を見せて頂きました。
斜め上から見ることを考慮して、遠近法を用い,縦長に引き伸ばしているのがわかります。これを細かい区画に区切って,更に色毎に植える苗を変えるために図案に合わせてビニール紐で区切って田植えをする訳です。気が遠くなるほどの手間と、団結力と、情熱を感じます。
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さて、こちらの田んぼアートで使用しているのは、7色10種類。
食用(緑色)の他に 鑑賞用(白,赤,橙)や古代米の稲,葉の色と穂の色が違う品種もございます。
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向かって左側の田んぼキャンバスの道沿いには、稲の品種見本が植えられていました。
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緑:つがるロマン(ふ系141号 と あきたこまちの交配種。主に食用。)この地方で主に栽培されているブランド米です。
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黄:黄稲(黄大黒) (古代米。主に鑑賞用。)
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紫:紫稲(紫大黒) (古代米。主に鑑賞用)
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濃緑:観稲(緑大黒) (古代米。主に鑑賞用。)
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白:ゆきあそび (合系8号 とゆめあかりの交配種。玄米収量は「つがるロマン」の40%程度。鑑賞用として青森の地方独立行政法人が開発。)
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赤:べにあそび (中稈紫稲B と 奥羽観383号の交配種。玄米収量は「つがるロマン」の50%程度。鑑賞用として青森の地方独立行政法人が開発。)
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橙:あかねあそび (黄色稲 と 中稈紫稲の交配種。玄米収量は「つがるロマン」の30%程度。鑑賞用として青森の地方独立行政法人が開発。)
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赤穂:赤穂波(あかほなみ) (黒紫糯1876 と黒1900の交配種。玄米収量は「つがるロマン」の80%程度。鑑賞用として青森の地方独立行政法人が開発。)
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紫穂:紫穂波(むらさきほなみ) (黒紫糯1876 と黒1900の交配種。玄米収量は「つがるロマン」の80%程度。鑑賞用として青森の地方独立行政法人が開発。)
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白穂:青系赤174号 (ベニロマンと黄色亀の尾の交配種。)
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近くで見ると、こんなに緻密なデザインが施されているようには見えません。”見た目はマニアックな稲を植えている,ただのトリッキーな田んぼ。しかしその実態は・・・ ” という奥ゆかしさがあります。
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ロビーには稲刈りの様子を撮影した写真が飾られてありました。田植えから稲刈りまで、四季の移ろいによって変化する絵画を楽しめるのが素敵ですね。

 
田んぼアート(田舎館村展望台)
住所:青森県南津軽郡田舎館村大字田舎館字中辻123-1(田舎館村文化会館6階)
電話番号:0172-58-2111 (田舎館村 企画観光課 商工観光課)
営業時間:6月初旬~10月中旬 9:00~17:00 (7月初旬~8月末: 8:30~18:00)
       詳細については、田舎館村HP要確認。
料金:¥200

田舎館村 田んぼアート2014 ~展望台までの長い道のり編
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(*2014年8月上旬訪問)
今回の旅の目的の1つ。田舎館村の田んぼアートを見に行きました。見に行きたいと思いつつ 行けないまま6~7年が経過しており、思いきって北海道へ帰省のついでに立寄る計画を立てました。
最近は時間を惜しんで飛行機で帰省することが多くなりましたが、時間をかけて途中の行程をじっくり楽しむ旅も良いですね。
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数年前から『道の駅 いなかだて』でも「第2田んぼアート」を開催しているそうですが、我々が訪問したのは「第1田んぼアート」の方。田舎館村役場へ向かいます。バス停もお米の形をしていてカワイイ。
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田舎館村展望台は「田舎館村文化会館」の6階にあります。立派な天守閣がある建物なので、すぐにわかります。この日は朝から雨だったのにもかかわらず、「待ち時間30分」の看板設置されていましたΣ(`□´/)/。
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エントランスにある券売機で入場券を購入して列に並びます。エレベーターまでの距離はそれ程ないので、すぐ乗れるんだろうな♪ と思っていたら、列は途中にある部屋の中へ入っていきます。
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展望台へ向かうエレベータは10人程しか乗れないので、そこへ向かうまでの行列を調整するためにホールの中を通過する順路になっていたのでした。ホールでかいっΣ(`□´/)/
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列はゆっくりと進み,必然的に待ち時間が長くなってしまいますが、ホールには過去12回実施された田んぼアートのデザインが展示されていました。おかげで待ち時間に退屈せずに済みました。
役場の裏の田んぼをキャンパスに絵を描き始めたのは平成5年から。図柄は「岩木山」。稲の色は2種類のみ使用で単純なデザインでした。平成13年まで同一の図柄だったようです。
平成14年は「岩木山と月」。デザインはやや複雑になり、稲の色も増えています。こちらの写真のみ真上からのアングル,航空写真となっています。
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恐らく大きな転機になったのは、平成15年作の「モナリザ」。
名画にチャレンジしたのは良かったのですが、しもぶくれのモナリザが出来上がってしまいました。原因はデザインを作成する際,展望台から見るということを想定せず 普通の絵を図案にしてしまったため。
この失敗を元に遠近法を取り入れ,予め縦長に引き伸ばした図案を作り、斜め上にある展望台から見ると本来の絵になるように設計したそうです。
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遠近法を取り入れることで、田んぼアートの出来栄えは飛躍的に向上し、繊細で芸術的な作品に進化していきます。
平成16年作「羅睺羅の柵と山神妃の柵 」。”羅睺羅”はお釈迦さんの長男さんで、原画は「二菩薩 釈迦十大弟子」。 ”山神妃”の方の原画は「南部山神妃尊」。どちらも青森県が生んだ奇才,棟方志功の作品。
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平成17年作 「写楽と歌麿」。この辺りから知名度がぐんぐんUPしていった気がします。
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平成18年作 「風神雷神図」。稲とは思えない精巧さ。
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平成19年作 「神奈川沖浪裏と赤富士」。稲とは思えないダイナミックなタッチです。
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平成20年作 「恵比寿様と大黒様」。
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平成21年作 「戦国武将とナポレオン」。
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平成22年作 「弁慶と牛若丸」。 稲とは思えない しなやかな動き。
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平成23年作 「竹取物語」。稲とは思えない顔の表情。
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平成24年作 「悲母観音と不動明王」。年々スキルがアップしているような・・・
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平成25年は 「花魁とマリリンモンロー」。着物の柄,細かっΣ(`□´/)/
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同様の取り組みを開始した他県の市町村の作品についても、一部紹介されていました。
やはり田舎館村のものと比べると、完成度,スキルが全く違いますが、皆が楽しめればそれで良いですよね。
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ホールから出るともうすぐエレベータ入口です。1階から4階まではエレベータで、そこから先,6階の展望台までは階段で上がります。(つづく)

竜飛崎
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(*2013年4月下旬訪問)
折角近くまで来たので、津軽半島の最北端,竜飛崎にも立寄ってみました。
比較的広い駐車場に車を停めると、道の脇に何らかの碑が建っていました。
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石川さゆりの出世作,「津軽海峡 冬景色」の歌謡碑です。石川さゆりさんは父上が好きで、私が小学生の頃等はカーステレオからよく流れていたため、とても馴染み深い歌い手さんです。
歌謡碑には「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと ~」と2番の歌詞が彫られており、台座にある赤いボタンをポチっと押すと、大音量で2番からの歌が流れます。
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5分程歩くと灯台に到着します。
国土地理院の水準点がありました。マンホールの蓋できちんと保護されています。
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白い小ぢんまりとした建物です。現在は無人の灯台ですが、海上交通の要所である津軽海峡の安全を守るために欠かせない重要な役割を担っています。
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天気はあまり良くありませんでしたが、対岸の北海道がはっきり見えました。
思いの外近いような、遠いような?
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この後 訪問予定の龍飛崎温泉の建物が見えます。
階段国道で酷使した大臀筋の疲れを和らげるために、こちらの温泉に浸かるのでした。

階段国道 (国道339号線)
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(*2013年4月下旬訪問)
いつか行ってみたいと思いつつ、中々来る機会がなかった階段国道へ やっと来る事ができました。
国道339号線の青森竜飛崎灯台から,その下の漁港周辺までの坂道で、日本で唯一,階段になっている国道です。もちろん車両通行不能区間になっています。

昭和49年に国道指定になった当初は、坂道の中腹に中学校があり,そこまでは階段だったそうですが、昭和60年に坂上にある小学校への通学を楽にするために,上の方まで階段にしたそうです。(竜飛中学校,竜飛小学校は、青函トンネルの工事関係者の家族が多く通っていた学校で、トンネル完成前後に閉校しています。)
他に車両通行可能な道路があるので、そちらを国道に指定し直す動きもあったようですが、名物として階段国道を残すという選択をしたようです。
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あまり広くない道の両端にはスロープがあり、自転車を押して歩けるようになっています。中央に区切り柵があるのは 上りと下りですれ違いやすいようにしているのだと思います。
結構傾斜が急で、目の前には津軽海峡の海原が広がっています。
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ひたすら階段を下ること約3分。中腹の広場に到着しました。ここまでは多少のカーブはありますが、直線的な道でした。
ベンチなどが設置されており、景観を楽しみながら小休憩ができます。こちらが竜飛中学校の跡地なのかしら?
 
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中腹からの階段は大きなカーブの連続で、徐々に下の集落が近くなってきます。
竜飛漁港が見えてきましたよ.。゚+.(・∀・)゚+.゚
 
 
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のどかな漁港の全景を見下ろしたり。
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平地の少ない崖下の海岸沿いに並ぶ民家を眺めたり。
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つづら折り状態の階段を下ります。
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ここで階段部分は終了。行きの下りは楽でしたが、帰途は上りになるのかと思うと恐ろしいです。でも本当の恐怖はそれ以降にやってくるはず。多分2日後くらいに地獄の筋肉痛が襲ってくることでしょう。
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で、階段部分から、大きな通りに出るまでの、民家の間を抜ける煉瓦色の細道も
国道ということだと思います。ここも自動車が走行できる道幅ではありません。
やっと車両通行可能な国道との合流地点に到着。
崖下側の階段国道への入口はとてもわかりにくいです。

階段部分は全長388.2m,標高差約70m,段数362段となっており、傾斜はかなり急です。訪問する際は歩きやすい運動靴を着用した方が良さそうです。

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ちなみに階段国道の頂上のすぐ隣には、竜飛崎へ向かう「階段村道」(市町村合併で正確には町道)があります。

JR木造駅 (再々訪)
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(*2013年4月下旬訪問)
屏風山温泉から光風温泉へ向かう途中,国道186号線を歩いていると、左手には朝靄に浮かぶ岩木山。そして右手にはJR五能線の木造駅が見えました。
折角近くに来たのだから、素通りはできませんな。
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そんな訳で3回目の訪問です。駅舎正面に巨大な遮光器土偶をあしらった奇抜なデザインが土偶好きには たまりません。
亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶(重要文化財指定)がモチーフになっています。こちらの土偶の目は列車の発着に合わせて赤く光るそうなのですが、「子供が怖がるので休止中」とか「お願いをすれば光らせてくれる」とか、色んな噂があります。(光ったところは見たかったが、残念な事にお願いをする勇気はなかった。)
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土偶の左足が欠けているところもモチーフの土偶を再現しています。そしてそこが駅舎の出入口になっているのがオシャレっす。
 

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今回,駅舎内部に初めて入りましたが、中の壁にもシャコちゃんがおります。
お土産品紹介コーナーには、シャコちゃんを模った酒瓶入り清酒や,シャコちゃん型の手作りサブレ等が紹介されていました。サブレの質感が土偶っぽくて、よござんす。
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駅舎に隣接する公園には竪穴式住居を模った公衆トイレや倉庫があります。
小高い丘を利用した滑り台の写真を採集していると、相方A氏が丘の上から「ちょっとこっち来て見てみ。」と呼んでいます。行ってみると・・・
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広場の煉瓦敷きのスペースが遮光器土偶の形をしています。しかもこちらの左足もきちんと欠けたデザインをしています。頭部はステージになっているのか4段ほど高くなっているのでよく見えませんが。
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近づいてみると、確かに遮光器土偶のお顔立ちをしていました。過去2回程訪問した時は、広場全体に遮光器土偶があしらわれているなんて気がつきませんでしたよ。ナスカの地上絵を偶然発見した人はこんな気分だったのかしら?
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この界隈は町の掲示板も遮光器土偶なのが羨ましい。こちらもちゃんと左足が欠けています。

JR木造駅
住所:青森県つがる市木造房松10
電話番号:0173-42-2110
見学自由

なまはげ館
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(*2013年4月下旬訪問)
秋田県は男鹿半島の中央付近の山ん中にある、ナマハゲの博物館です。
ナマハゲとは男鹿半島に伝わる民俗行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
大晦日の夜に鬼の形相で「泣ぐ子はいねがー」と叫びながらナマハゲが各家庭を訪問し、子どもに怖がられつつ,もてなしを受けるという、そんな感じの行事だったと思う。DSC01343
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敷地内には”ナマハゲが持つ桶”型の街灯があります。全国に存在する、街灯マニアの方々垂涎の一品です。
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玄関マットにもちょっとカワイイ感じのナマハゲがいらっしゃいます。
最初の展示室は男鹿半島の風土や歴史などが紹介されていました。
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少し進むと、大見得切っているナマハゲの写真を撮影している人々がいました。
よく見ると『なまはげ変身コーナー』と書いてあります。ナマハゲに変身できるチャンス到来です。
滅多にない機会なので早速体験してみることにしました。
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まずは相方A氏が体験。藁を編んで作った「ケデ」と呼ばれる衣裳を着て、模造鉈と面を持ってまずは1枚撮影。
スタッフの方が着付けをしてくれるので初心者でも安心です(多分,ほとんどの方が初心者だと思われ)。
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次にお面と桶を持って、もう1枚撮影。撮影のタイミングまで、スタッフの方が指示を出してくれます。
最後に片足上げてポーズを決めたところでもう1枚撮影。よろけたナマハゲにしか見えないのも また一興。

ところでナマハゲが持っているこの桶、何に使うか知っていますか? 正解は剥いだ皮を入れる容器らしいですぅ。
囲炉裏に当たっているとできる低温火傷を、この地方では「火斑(ナモミ)」というらしく、囲炉裏に当たってばかりいる怠け者の「ナモミ」を刃物で剥ぐ→「ナモミハギ」→「ナマハゲ」となったそうな。Σ(`□´/)/コワイ
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ナマハゲに類似した世界の民俗行事ということで、ポーランドのお面だったり、国生さ〇り似の派手なオーストリアのお面が展示してありました。確かに違った意味で怖いかも。
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『なまはげ勢ぞろい』というこちらのコーナーは、男鹿市各地で実際に使われていた衣裳をまとった人形がお出迎えしてくれます。
人形は110体,お面のみ40枚。合計150枚! 本当に勢ぞろいです。
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入口から入るとホールの両側に武器を振りかざしたナマハゲ達が立っており、ぐるりと取り囲まれた形になります。人形とは言え,実物大なので結構な迫力があります。
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こちらは私が通常イメ-ジしているナマハゲ像に非常に近い感じ。見るからに既に怒っており、対応を間違えると殴られて喰われそうな怖さがあります。
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こちらの方は、根はひょうきん者で まだ怒っていない風に見えます。話せば何とか仲良くなれそう。
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宇宙人のようなヤツや、木の皮の妖精のようなヤツやら・・・。この方々は、多分言葉が通じない気がする。得体の知れない不気味系の恐怖があります。
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あれ?こちらは?妙に彫の深い紳士的な風体。こちらもナマハゲですか?
「ナイテイル オコサマハ イラッシャイマセンカ?」と外人訛りで声をかけてきそうです。丁寧な対応が期待できそうです。
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でん六の節分豆のおまけに付いてくる赤鬼のお面のようなヤツは、バーコード系の乱れ髪になっています。ナマハゲにも色々と苦労がありそうですね。

ナマハゲの持ち物は こん棒や鉈や包丁等が一般的ですが、緑色の丸顔がカワイイヤツは、黒いもじゃもじゃを振りかざしていました。これは何だろね?
「塩蔵ワカメ、とったど~!」ならラブリーだけど、…引き剥がした人毛だとしたら!? ナマハゲの持ち物コンテスト・超コワイ部門 優勝です。
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”コレジャナイロボ”系のお面や、エレファン怪獣のようなお面,木彫りの重厚なものまで。集落によってこんなに違うのかとビックリしました。
強い者への変身願望がある貴方や,ナマハゲについて造詣を深めたい貴方にオススメの施設ですよ。


なまはげ館
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
電話番号:0185-22-5050
営業時間:8:30~17:00 無休
入館料:¥500

加茂水族館 ~クラゲの餌やりタイム 他
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クラゲ展示室には給餌解説コーナーがあり、毎日数回,餌を食べるところを見ることができます。
10年以上前に来た時は数種類のクラゲが小さな水槽で展示されていただけで、パクパクタイム的な催しはなかったなあ。透明なクラゲの体内に透けて見える餌(シラス)がシュールだった記憶が残っておる。
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まず最初は動物性プランクトンを食べるタイプのクラゲです。ブラインシュリンプを餌に与えて食べる様子を観察します。
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今回の主役は『ラビアータ』。アメリカ北部やヨーロッパ西海岸に生息するミズクラゲの仲間です。
傘の切れ込みが大きく、優雅です。
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傘の先端にある細かな触手が美しい。この触手で餌を捕えて団子状にして、口腕を使って口まで運んで食べる。
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基本的に、水の流れで近くに来た動物性プランクトンを食べるので、食いっぱぐれるヤツもいるようだ。

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お次はクラゲを食べるクラゲの給餌解説。
右の写真は『アカクラゲ』。傘が浅く,触手や口腕が長いスマートなヤツです。
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訪問時の主役は『サムクラゲ』。英名”フライド・エッグ・ジェリー(目玉焼きクラゲ)”と呼ばれています。傘の中央が目玉焼き黄身のように盛りあがっているので この名が付いているのでしょうか。大型のクラゲで、わっさわっさと豪快に傘を動かし泳ぎます。
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水槽内に餌として小型のミズクラゲを投入すると、長い触手で次々と捕えて口腕に持っていきます。
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獲物を捕えるために泳ぐ訳ではなく、水の流れで偶然に出会ったクラゲを捕えて食べるそうです。
狭い水槽内なので、水流に身をまかせて水槽を2周するうちに、全部捕まえて食べてしまいました。
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展示室の一角には『ミズクラゲ栽培センター』があり(栽培なの?!)、専門のスタッフ(?)が温度等の環境を整えた培養水槽で大量に培養しています。
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生後1~7日の水槽、生後1週間~4週間の水槽と、成長する様子をルーペで見学することができます。
卵→プラヌラ幼生→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→クラゲ と成長していきます。
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モニターでは皿を重ねたようなストロビラから、1枚ずつエフィラが分離して浮遊し始める様子が観察できます。
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「写真撮影コーナー」があり、クラゲが泳いでいる小さな丸窓水槽越しに記念撮影ができます。小さなタコクラゲがぷよぷよ泳いでいてカワイイですが…
「すみませーん。もっとクラゲを追加して下さーい!」と言いたくなるような寂しさです。憧れはパラオにあるジェリーフィッシュレイクの中にいるような感じになるよう、ヨロシクお願いします。

鶴岡市立 加茂水族館
住所:山形県鶴岡市今泉字大久保656番地
電話番号:0235-33-3036
営業時間:8:30~17:00 (夏休み中7/20~8/20: ~18:00)
入館料:(冬期12/1~3/中旬)¥600。それ以外の期間¥800
※2013.12.1~ 一時休館。 2014.6にリニューアルオープン予定

加茂水族館 ~クラネタリウム(クラゲ展示室)
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そんな訳で、クラゲ展示室『クラネタリウム』へ向かいます。常時30~40種のクラゲが展示されており、「クラゲ展示数世界一」でギネスブックに登録されています。
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訪問時(2013年2月中旬)はパラオのクラゲが特別展示されていました。こちらの『サカサクラゲ属の一種』はサウスカシオペアという海水湖で大量出現していたもの。
あまり動かずに逆さのまま、ふよふよと漂っていました。



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『タコクラゲ』は丸っこくて、傘が水玉模様のカワイイヤツ。
遺伝子的な違いがあり、口腕付属器(足みたいの)が長いヤツが外海に住むタイプで、写真の短いヤツは海水湖に住むタイプらしい。


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パラオの『ミズクラゲ属の一種』は、日本のよりも肉薄で傘の周囲の切れ込みが多いらしい。
現地の海水湖にいるミズクラゲは泳ぐ時に傘が反り返るとのことで、確かに綺麗に反り返っておりました。






【ルーペコーナー】
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ルーペコーナーは3~4㎜くらいの小さなクラゲが展示されています。2000mlメスシリンダーの中に、ライトアップされたプランクトンのような光が漂っているように見えますが・・・
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備え付けてある虫メガネで覗くと、確かにクラゲっぽい形状をしています。
こちらは庄内地方にも出現する『サルシアクラゲ』。伸縮自在の4本の触手で捕えた餌を口に運んでムシャムシャ食べます。







【丸窓小水槽コーナー】
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その他、いろんな種類のクラゲが、小さな丸窓のような水槽にもいらっしゃいます。

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『ユウレイクラゲ 』
庄内浜にも出現する鉢クラゲで、クラゲを食べるクラゲ。
傘径は30~50㎝の大型のクラゲで強い毒を持っており、刺されるとミミズ腫れになり激痛に襲われるらしい。
イボダイの稚魚と共生するカワイイヤツ。


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『キタユウレイクラゲ』
英名では”ライオンのたてがみクラゲ”と呼ばれているそうです。
こちらは世界最大級の大型の鉢クラゲで、大きい物は傘径2m以上のものがあるらしいです。その名の通り北に住んでおり、刺されると激痛が走るらしい。
傘の表面は透明ですが それ以外は赤く、傘をわっさわっさ動かし、豪快に泳ぎます。

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『シロクラゲ』
庄内浜で大量出現することもあるヒドロクラゲ。
水槽内には小型の白いクラゲがフワフワと大量に泳いでおり、癒されます。何となくスピン系のスナック菓子っぽく見える。



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『パシフィックシーネットル』
アメリカ西海岸に生息する大型の鉢クラゲで、傘径は50cmを超えるものもある。
丸型で綺麗な翡翠色を帯びた傘と 赤紫色の触手,レースリボンのような長い口腕があり、ゴージャス。
『シーネットル』とは海のイラクサ(トゲ草)という意味で、強い毒を持っており、刺されるとすっごく痛いらしい。

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『ヤナギクラゲ』
北海道から東北の太平洋側に出現するクラゲ。
傘は浅く,長ーいレースリボンのような口腕が根元から見えるスマートなクラゲ。英名は”シーネットル”。
触手の刺胞の毒は強く、刺されるとすっごく痛いらしい。


【有櫛動物門】
一般的にクラゲと呼ばれている”刺胞動物門”とは別のグループ、”有櫛動物門”に分類されます。
体表面の周囲に「櫛板列」という光るスジが8列あることが特徴で、
この櫛板の繊毛をウェーブのように順々に動かすことで、移動ことができる。櫛板列は光を反射するため、プリズムのような光が帯状のネオンのように動いて見えるわけです。

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『カブトクラゲ』
チューリップハットのような形をしており、頂点から傘の先端まで通っている8列の櫛板列が、虹色の光のウェーブと共に動きます。
東京湾などでも見られるそうです。







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『シンカイウリクラゲ』
瓜型の有櫛動物で、8列の櫛板が動く度に虹色に光ります。
庄内浜では普段は深海に住んでいますが、春になると海面近くまで上がってくるそうです。
同じ有櫛動物のカブトクラゲ等を食料にしているそうです。

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薄暗い水中に、流れるようなプリズム光を発しながら、ゆっくりと漂う大量のウリ型生物。神秘的です。

【クラゲと光の競演】
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大きな水槽の中で漂う大きなミズクラゲにLEDライトを当てる演出がされていましたが。とても綺麗で、見ている側は癒されますが、当のクラゲは落ち着かないのでは?

つづく

加茂水族館 ~クラゲ以外編
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すっごい久しぶりに山形県鶴岡市にある加茂水族館に来てみました。10年以上前に来た時は 今にもつぶれそうな地味~な水族館でしたが、今ではクラゲに特化した展示で有名になり、年間の入館者数が27万人という大人気施設になっています。
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アシカ,アザラシのショーや ウミネコの餌付けの他に『クラゲの給餌解説』というショーもあるようです。楽しみですな。


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以前訪問時にも展示されていた『ケセランバサラン』も健在。
ケセランパセランとは白いフサフサした物体で、小さな妖力を持つ妖怪として伝えられているそうです。妖怪好きの相方A氏がヤケに詳しいので話を聞くと、おしろいを食べ、飼育していると持ち主に幸せをもたらすらしいが、1年に2回以上見たらダメらしい。
ちなみに正体を調べてみると、植物性のもの(綿毛の塊とか),動物性のもの(猛禽類が小動物を食べた際に排泄される毛玉など),鉱物性のもの(オケナイト)等、諸説あるようです。
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『WANTED!』のポスターがあり、何を指名手配しているのかと思いきや、「こんなウミガメを見かけたらご連絡下さい!」だし(笑)。
幟には「クラゲとフルーツのジュース」と書かれているし、普通の水族館とは何かが違う!
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タラや キアンコウが泳いでいる水槽に貼られているのは「ケスジヤドカリの賃貸物件 人気ランキング」。普段ならあまり脚光を浴びない生物にもスポットライトを当てている所に、スタッフの愛情を感じます。
この後、ヤドカリのお引っ越しを目撃できないかと、水槽の前で20分程見張っていましたが、その気配はありませんでした。残念。
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しかし同じ水槽に入っている一匹のアオリイカがとっても人懐っこく、構えているカメラの方に色々とポーズを決めてくれます。
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う~ん。フォトジェニック.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 可愛すぎて、実は20枚以上写真を撮影してしまいました。
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ずーっとこっちを見ています。こういう角度からイカを見る経験はなかなかありません。
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カレイの水槽には沢山砂に潜っていますが、一匹だけ壁のニセ岩の窪みで落ち着いています。青色を帯びた黒色をしていますが、保護色になっているつもりかしら?
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クラゲ以外の展示は設備が古く,小ぢんまりとしていて室蘭の水族館と同じくらい(?)の規模という印象です。
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でも淡水魚好きの相方A氏は「アユカケ」に夢中。
さて、お待ちかねの『クラネタリウム』へ参りましょうか。クラゲ専用の展示室ができてから初訪問なのでとっても楽しみです。

つづく

最上屋旅館 ~食事編
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山形県酒田市の最上屋旅館には2食付で宿泊しました。
この近所にある喫茶店兼バーにてカクテルをひっかけてから帰宿。
夕食は1階にある食堂にていただきます。既に他の客は食事を終えており、私の分だけがテーブル上に置いてありました。
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凝った料理というわけでなく,素材の味を生かした庶民の御馳走といった感じです。今回、1名1室使用,1泊2食付で¥6700だったはず…。宿泊料金の割りに豪華な夕食です。
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イカと海老のお刺身はピカピカで甘い。焼き物は小鯛の塩焼き,わけぎとイカの味噌炒め(美味い!),豆腐とゆり根の みたらしあんかけ(おろししょうが添え),香の物(白菜,蕪)。
特別凝った料理ではありませんが、味付けが良いです。
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ご飯はセルフサービスでおかわり自由です。つやつやの酒田産のコシヒカリは美味しくて3杯は食べました(笑)。
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鍋の他に、味噌汁も付いています。板麩,長ネギと海老のアタマの味噌汁です。海老のアタマは実家でもよく味噌汁に入れるので懐かしい味です。美味しいダシが出るんですよね。
晩酌に一寸一杯する方のため、ビールやお酒,焼酎を注文することができます。
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土鍋を開けると中には昆布が敷いてあり、豚バラ肉と野菜(えのき茸,長ネギ)を茹でる しゃぶしゃぶ風の鍋になっていました。ポン酢醤油でいただきます。刺身の海老のアタマを鍋に投入してダシを加え、美味しく完食いたしました。
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食堂には酒田大火の掲示物がありました。
酒田は江戸時代以降、記録に残っているだけでも1000戸以上焼失している大火が5回以上発生している、大火災が多い町です。
中でも昭和51年という比較的近年に発生した酒田大火は、中心街にあった映画館から出火し、この地方特有の強風に煽られて延焼。1774棟焼失したという大火災でした。
酒田市出身の相方A氏もおぼろげながら記憶しており、何度か話に聞いていたことがありました。
この旅館は、火元からかなり近い位置に建っていましたが風上にあったため類焼をまぬがれたそうです。
大火で焼けた置物等も展示されており、火災の恐ろしさが伝わってきます。

【朝食】
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朝食も1階の食堂でいただきます。ヘルシーな和定食となっています。
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甘めの玉子焼き(大根おろし添え),塩味しっかりめの焼紅鮭(昆布佃煮添え),鱈子煎り(実家の方では”子和え”と呼ぶ。鱈子,糸コン,人参),わけぎのお浸し(かつぶし乗せ),塩納豆(酒田の郷土料理。塩麹,昆布入りの味付け納豆)と、庶民の朝食らしい料理が並びます。どれも味付けが良く美味しい。
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朝から帆立稚貝の味噌汁とは豪勢!香の物は沢庵,梅干し等3種類。デザートまで付きましたよ!練乳いちごでした。
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朝食もご飯はセルフサービス。コーヒーも準備してあり、自由に飲むことができます。
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食堂に置いてあった染付風の招き猫がシブくてキュート。

DSC08868ご主人に「お米、美味しかったです。」と伝えると、ちょっと嬉しそうにご飯へのこだわりを教えてくれました。
地元産のコシヒカリを玄米で買って、1週間単位で精米しているそう。また、お水は鳥海山の湧水を汲んできて使用しているとのこと。
観光協会からは”つや姫”を使って欲しいという要望があるらしいが、「どうせ食べるなら、自分が美味しいと思うものを食べたいからねえ。お客さんはついで。」と、至って謙虚です。
最新鋭の設備や、ゴージャスなもてなしを期待する人には向きませんが、昔ながらの旅籠にて,ささやかな庶民の贅沢が有り難いと思える人には楽しめるお宿だと思います。


つづく

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