道草学習のすすめ

  〜公的カリキュラムへの挑戦!〜

お知らせ これまでlivedoorのブログにおいて、「道草学習のすすめ」を書いてきましたが、 このたび表現の場をnoteに移すことにしました。 「道草学習の部屋」と名づけましたが、検索しても出てヒットしないと思います。 ヘッダー画像の中に書かれているので文字情報として認…
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これまでlivedoorのブログにおいて、「道草学習のすすめ」を書いてきましたが、このたび表現の場をnoteに移すことにしました。「道草学習の部屋」と名づけました。この新しい場では、「道草学習のすすめ」に埋もれてしまって読みにくくなった古い記事だけど広く読んでいただ
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現在、教材を販売しているサイトであるDLmarketが使えない状況が続いています。いつ復旧できるかわからないということですので、今の状況が長引くことが予想されます。何らかの形で教材の販売を続けていきたいと考えていますので、しばらくお待ちいただけるようお願いいたし
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前々回の記事で、「楽しく計算できる」計算ドリルをドラえもんにかわって紹介すると書いた(この記事をお読みになっていない方は先にこちらを。今回の記事はその続きです)。今回は、そんな夢のような学習教材を紹介するとしよう。ひところマスコミでも取り上げられた宮本算
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かつて日能研(中学入試専門の塾)で働いていたときは、入塾テストで選抜された優秀な子たちばかりを相手に授業していたので、計算でつまずいている子は見たことがなかった。10年近く勤めた日能研を辞めて個人塾を立ち上げたのが、およそ20年前。中学入試の世界から離れて、
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 紅白歌合戦の視聴率、歴代ワースト3 40%に届かず昨年末のNHKの紅白歌合戦の視聴率が39.4%、歴代ワースト3に入った。ということで、NHKは非難の的になっている。視聴率39.4%という数字は本当に非難されるべきことなんだろうか。「歴代ワースト3だから悪いに決ま
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「あ〜あ、なんで計算ドリルしないといけないのだろう?」とブツブツつぶやきながらほおづえをついていかにもだるそうにしているお子さんをご覧になってどうしてうちの子はきちんと宿題をすることができないのだろう。どうして宿題にあんなに時間がかかるのだろう。と思って
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注意!この記事は下記の記事の続きです。下記にリンクを張っている前回の記事をまだお読みでない方は必ず先にお読みになってください。でなければ、今回の記事を理解することは困難です。 「反復学習」神話からの脱却 〜新型学習のすすめ〜もし時間に余裕がありましたら、下
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個人塾を始めて20年になり、子どもたちとたくさん話してきたのだが、彼らからたびたび発せられる気になるセリフがある。「今日も帰ったら、計ド・漢ドが待っている〜 (T_T) 」だ。ほんと、あ〜あ、これさえなければ、という感じで全身からイヤダイヤダ・オーラを発するのだ。
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つい先日、塾生のKちゃんが計算問題をまちがえた。① 17+36=53② 62−14=76まちがいは②番。ひき算なのに、なぜか2つの数を足している。いわゆるケアレスミスというやつだが、ふつうなら「今度から注意しようね♪」と軽く見過ごされるミスだ。だが、よくよく
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高校生がインタビューで「ぼくは学校は電車通です。だから…」と話していた。文脈から考えて、このときの「電車通」という言葉の意味は、「電車について詳しい」ということではなく、「電車で学校に通っている」という意味だ。このインタビューを聞いて、思い出した。高校生
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この世の中には、「正しいこと」と「間違っていること」、「善」と「悪」が存在する。だが、その線引きは一般に思われているように、確かなものであろうか。本当に明確に分けることができるものだろうか。たとえば、ライオンがシマウマを食べる行為を見ればふつう人間はシマ
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割合の公式はほんとに必要なのか?と、昨日の授業で改めて思った。今週のJ問題に向かった小6のS君。次の問題を難なく解いた。(うちの塾ではオリジナルの文章題をA〜Jで難度を10段階で設定。無学年・自己申告制。したがって、たとえば小3で小5のお子さんよりもむず
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「不登校」の問題がこのところよく取り上げられる。かつて「不登校」は「登校拒否」と呼ばれ、もっと前には「登校拒否症」と呼ばれていた。「〜症」というネーミングから「不登校」を病気と見なしていることがわかる。学校に通うことが正常であり、学校に通っていなければ異
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塾生のA君が教室に入るなり、口を開いた。 「漢字テストが30点だった〜」 「それって、もしかして百点満点?」 「うん」 「漢字は苦手なの?」 「漢字はすっごく苦手!」 「漢字の勉強は、やっているのかな?」 「うん、出された宿題は全部やっているよ。 だけど、
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昨日は博多青松高校の卒業式でした。 今回、娘が卒業するので、博多青松高校の保護者教師会の会長の務めも5月の総会までとなりました。 この3年間、これまでの人生にはなかった本当に得がたい経験やいろいろな出会いがたくさんありました。 感謝です! 博多青松高校では後
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このブログでは、公式を丸暗記し、公式にあてはめて機械的に答を出す方法が いかに「本物の学力」を低下させているかについて論じてきた。 ただ、その例として、これまで算数ばかりをあつかってきたので このあたりで数学でも算数同様、「考える学習」が 成立することをお伝
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「禅寺に行ってきた」 塾生のM君、職場体験が禅寺だったらしく、その時の様子を話してくれた。 写経をしたり、座禅をしたりしたとのこと。 全部で20名ぐらいの中学生が体験したらしい。 ふつう、中学生の職場体験といえば、 スーパーマーケット,病院,八百屋,ホテル、本
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「先生、今度の夏休みの宿題がひどくて、理科の先生がいうには、 『夏の生活』を5回繰り返して解かなくてはいけないって言うとよ」 先日、中学生のTくんがぼやいた。 毎年この時期になると、塾生が夏の宿題がいかに大変かを訴えてくる。 このように何度も何度も同じ問題
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おとといは節分でしたね。 節分と言えば、豆まきが定番ですが、 最近では、恵方巻きと呼ばれる巻き寿司を 恵方に向かって食べることも定着してきました。 「縁を巻き込み、その縁を切らない」ために 巻き寿司を切らずに食べるとよいといわれています。 また、一説によると、
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昨日は、博多青松高校の入学式に出席しました。 といっても、子どもが入学したわけではありません。 現在、博多青松高校の保護者教師会(他の高校でいうところのPTA)の会長をしているため、 来賓として参加させて頂きました。 博多青松高校は公立高校でありながら、自主性を
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今日、まんじゅうを7個買いましたが3個食べました。 今、まんじゅうは何個残っていますか。 この問題から、  7−3 という式がかんたんに立てられ、 4個という答がすぐに出てくるでしょう。 この「7−3」という式が浮かぶ背景として、 「まんじゅう7個のうちの3
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算数において、「公式病」という病が存在すると思うのです。 「意味を考えずに、問題文の中にある数値を丸暗記した公式にあてはめて解く」という病です。 この病にかかると、単純な問題であればすらすら解けますが、応用されると急にわからなくなるという症状が現れます。
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アクセスして下さって、ありがとうございます。 チラシ経由でない方もいらっしゃると思いますので、チラシにのせた計算問題を掲載しておきます。 まずは、次の2題に挑戦されてみてください。 (②の問題は、小5で習っている最中か、それともこれから習うかきわどいところ
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あれ、この記事、前も読んだなと思われる方もいらっしゃるだろうが、 まったく新しい記事である。 (ちなみに前の記事のタイトルは「「20%ルール」のすすめ 〜本物の学力を獲得するために〜」 まだお読みでない方はこちらを先にお読みにください。この記事はその続きです
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グーグルという検索サイトを運営しているグーグルという会社があるのは 多くの人が知るところだろう。 そのグーグルに「20%ルール」というのが存在するらしい。 グーグルは社員のビジョンを重視し、社員は社内で過ごす時間の20%を、自分が担当している業務以外の分野に使
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ふつうは数学で習う連立方程式を使って解く問題ですが、絵を描いて考えれば小学生にも 十分解くことができますので是非お試しになってみてください。  ナカヨシ村のタヌキのポンタくんとポンコちゃんが果物屋でお買い物をしました。  ポンタくんはリンゴを5個、ミカンを
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先日、中3のN君から英語の質問を受けました。 問題集にのっていた例文の Does he play tennis after school? を指さして 「この英文は主語が単数なのにどうして動詞のplayに三単現のsがつかないんですか」と。 つまり、  I play tennis after school. という文は、主
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年のせいか子どもの頃のことはかなり忘れているのですが、 スポットライトが当たっているかのように 印象的な場面をいくつか何かをきっかけに思い出したりすることがあります。 計算ドリルと向き合ったときの感情もそのうちのひとつです。 小学生のとき、計算ドリルをするの
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前回、筆算のしくみを1000−346を使って解説しました。 だけど、1000−346ぐらいの計算でしたら、 算数の得意な子は、おそらく筆算をせずに暗算で答を瞬時に出すことでしょう。 ほとんどまちがえることなしに。 それに、買い物のときにお釣りがすぐに計算でき
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「あれえ、何度計算しても答が合わない!」 K君がつぶやきました。 ノートをのぞき込むと、そこには 1000−346の答が653になっています。 正解は654です。 ノートに書かれた筆算を見てみると 次のように書かれていました。        9  9  9
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夏休みに入り、中学生の宿題を見ると、 どの学年にも共通して出ているのが 英単語を何回も書きましょうという宿題です。 1年生のプリントを見ると、曜日と月の英単語が入っていました。 英語を習いたての中1でこのようなむずかしい綴りを覚えさせるのは どうなんだろうと
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今回は、中3で習う素因数分解がテーマです。 素因数分解とは、「ある自然数を素数の積に変形すること」です。 ( 素数 … 1とその数以外に約数を持たない1より大きな自然数 ) たとえば、 「30を素因数分解しなさい」という問題は、  30=2×3×5 のように
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インドの子どもたちは19×19までの答を暗唱しているということで、 数年前、インド式算数がずいぶん話題になりました。 (インドでは19×19までの答を替え歌で覚えているということです。) だけど、19×19までの計算ならば、 答を丸暗記しなくても計算すること
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   たてる かける ひく おろす これ、何かおわかりでしょうか。 もしこれをお読みの方のお子さんが小学校4年生であれば、 算数の授業で習ったばかりか、もしくはもう少しで習うところです。 (地域によっては、大きくちがうかもしれませんが…) 一見謎めいた呪文の
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道草学習とは、学校で習った解き方にとらわれることなく、自由に考える学習のことです。 具体的な問題や子どもたちの疑問を通じて、道草学習的な発想を解説できたらと思い、 今回からシリーズもので、定期的に投稿していくことにしました。 (週に1回をめざしています。今度
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先日、ウロコ先生こと城内先生がお亡くなりになりました。 いまだに信じられない思いの中で日々過ごしています。 城内先生のことを初めて知ったのは7年前ぐらいで、 ダウンロード版の「目からウロコの数学講座」を通じてです。 ちょうど塾の方向を模索していた頃で、 そのド
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巷ではゆとり教育が失敗したという大合唱のもと、 その反動で詰め込み教育に戻ろうとしているのを見ると、 日本の将来は暗いと悲観的な思いでいたところ、 「ALL九州教育フェスタ」に出会いました。 濃密な2日間でした。 教職員志望の多くの若者が真剣に議論する
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3月13日・14日の2日間、泊まりがけで 教育について徹底的に論じよう! というイベントが学生さんたちのプロデュースで行われます。 (私も当日、パネリストとして参加します。)  ALL九州教育フェスタ   そういえば、私が学生だった頃、このようなイベ
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先週の月曜日、九州工業大学で、講演(講義?)をしてきました。 塾生のお父さまでいらっしゃる本田逸夫先生からお誘いがありまして、 のこのことでかけてきました。 九州工業大学は緑が多い、落ち着いたキャンパスで、 学生さんも学問に疲れた頭を癒すのに格好の環境だ
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急遽、神戸に行くことにした。 神戸女学院大学で行われるシンポジウムを聞きにいくため。 神戸ならTOH先生がいらっしゃるところだ。 これは訪ねるチャンスと思いながらも 土曜日はふつう塾あるもんなあ、 授業中だとやっぱり迷惑だろうなあ、 連絡すべきかしない
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私は小さい頃から姿勢が悪く、 そのせいなのか、腰が弱い。 ぎっくり腰も何度か経験している。 ぎっくり腰になった時の独特の情けなさは、 経験したものでないとわからない。 なにしろ自分の意志では体がうんともすんとも動かないのだから。 最初にぎっくり腰にな
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きのう、Aちゃんとの話。 「お姉ちゃんは高校楽しく通ってる?」 Aちゃんのお姉ちゃんは、つい最近の、うちの塾の卒業生。 とても頑張りやさんで、部活を引退してからは順調に成績も伸びていき、 このたび志望校に受かった子だ。 「それがね。毎日の授業時間数が多くて
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英語を小学校時代に習っていない子にとって 一見簡単に見える英文ひとつ書くのが大変だ。 K君もそのうちのひとり。 「私はトムです」 という日本語を英語に直す問題で、 I am a Tom. と書いていた。 うちの塾のオリジナルプリントでは 英文を一文書いて
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とタイトルに書くと、 ぎゃああおおと唸る猫に こちらもわおおおおと実際に戦いを挑み ひっかききずを体中あちこちに作ったのではと 勘違いされる方もいらっしゃるかもしれないが(いないか) もちろんそうではない。 このたび引っ越してきた新しい住居の玄関横にはすごくち
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おとといの朝。 いつもの朝食である豆乳を飲みながら TVのスイッチを入れると、 ある番組で、立ち方・歩き方の講習をしていた。 正しく歩くだけで、健康になるというものだった。 歩く前に、まず「立つ姿勢が大切」らしく、 「正しい立ち方」なるものを大学の
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当塾では、現在流行っている徹底反復的な学習ではなく、スロースタディを提唱をしています。たくさんの問題の解かせすぎがさまざまな弊害をもたらすことに気がついたからです。 たくさんの問題を解くということは、ひとつひとつの問題をいいかげんに解いてしまうことにつな
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明日から、3月。 3月12日が、公立高校の入試。 入試直前は、新しい問題を解くことよりも 過去問を解くことにより出題形式に慣れたり、 これまで見つけてきた自分の弱点を見直したりすることが大切。 それに、 ここ半年間ずっと続けてきた、 「1日
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「割合のイメージを育てる秘訣」は、「分数の習得」にあります。 「分数」がクリアにイメージできれば、「割合」はほぼわかったも同然です。 だって、「分数」そのものが「割合」のことなんですから…。 「え、分数が割合だって、どういうこと?」って、疑問をお持ちの方も
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