方程式の問題などで、「速さの問題」がからんでくると
急にできなくなる子って、多いですよね。

そこで、本当に「速さの問題」がわかっているかどうか
お子さんに試してみませんか。

中学生のみなさん、次の問題にチャレンジしてみてください。
(ちなみに、「速さの問題」は小6の2学期に習うので、小学生にはまだ解けませんよ)


『のんびり君は、朝15分間散歩しました。
歩いた道のりは500mでした。
のんびり君の歩く速さは、時速何kmでしたか』


先ほどの数学の時間で、小学校の「速さの問題」を復習して、
次の時間までに、この問題を解くように言われた中学生たちが
休憩時間に一生懸命解こうとがんばっています。

数学の苦手なボータロウ君は、「速さの問題」と聞いただけで、
心の中でウヘエと思いました。

「ウヘエ、もう公式なんか忘れちゃったよ〜」

努力家のコツ江さんは、公式をしっかり覚えていますから、
なんとか解こうとしています。

「ええと、たしか、速さ=距離÷時間だから、
式は500÷15でしょ。計算すると、33.333・・・あれえ、割り切れない!」

しっかりもののガン太君が、そこで助け船を出します。

「割り切れないときは、分数で表すんだよ。500÷15は、500/15(15分の500)だろう。
約分して、100/3だから、答は時速100/3kmだ」

秀才のキチン子さんのメガネが、きらりと光りました。

「馬鹿ねえ。時間と速さの単位はそろえなくてはいけないって、さっき習ったばかりじゃない。
時速を出すときには時間の単位を「時間」に、
分速を出すときには時間の単位を「分」に直すことがポイントって。
あと「時間」を「分」に直すときには60をかける。
「分」を「時間」に直すときには60で割ることも、覚えておかなくてはね。
この場合、「分」を「時間」に直すわけだから、60で割る。
だから、15分を60で割って、時間は15/60時間ね。
だけど、ここで安心してはダメよ。
時間の単位だけでなくて、距離の単位もそろえなくてはいけないから、
距離のmを時速何kmのkmにそろえなくてはいけないの。
500mを1000で割って、500/1000つまり1/2kmね。
このように、単位をそろえて始めて、やっと公式が使えるのよ。
で、最後の仕上げ。いい?公式にあてはめるわよ。
「速さ=距離÷時間」だから、1/2÷15/60。これを計算すると、
答は時速2kmね」

みんな、こんなにめんどうな計算しなくてはいけないのか、
とうんざりしています。

と、ここで今まで机につっぷして寝ていたジックリ君が
体を起こしました。

「みんな、何の問題解いてるの?」

「おまえなんか、授業中居眠りしていたから、
さっきの時間、先生の速さの公式の説明聞いてないだろう。
わかるわけないじゃないか。一生懸命聞いてた俺でもわかんないのに」

ジックリ君はおもむろに黒板の問題に目をやります。

「なんだ。簡単じゃないか。
時速って、1時間にどれだけ進むかってことだろう。
15分で500m歩いたんなら、そのまま1時間歩けば、えーと、」

ここで、ジックリ君、教室の時計を見ます。

「15分を4回歩けば1時間だから、500mを4回歩けばいいよね。
すると、500×4=2000。2000mは2kmだから、答は時速2kmだ」




さて、あなたのお子さんは、どのタイプのお子さんですか?

この中で、どのタイプの子が将来伸びていくと思いますか。


おそらく、ジックリ君タイプの子です。

授業中の居眠りは困りものですが・・・。



だけど、その居眠りのおかげでこの問題を楽に解けたとしたら、

どう思われますか。


<続く>

あのね、「速さの公式」なんか覚えちゃダメなんだよ!(その2)


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