2026年04月30日 生野銀山---2026年4月後半 <朝来市生野町三句>登りゆけば公園囲む桜かな花吹雪ときおり起こし風すぎる高々と紫木蓮ある町へ出る<朝来市生野町寺町>石段へ花びら降りぬ西福寺<旧浅田邸二句>枝垂桜瀬音に近く咲きにけり花筏はや流れ来る瀬の中を明けてくる磯鵯の囀りに 寄り添って咲くよ二輪のチューリップ 春たけて山の最もいきいきと帰る日の近き鶫の野に立ちぬ高枝の先はわがもの囀れり タグ :#桜#花吹雪#紫木蓮#花びら#枝垂桜#花筏#囀り#チューリップ#春たく#鶫帰る
2026年04月15日 ヒヤシンス---2026年4月前半 谷渡る道のほとりの山桜<姫路城>城仰ぎ桜を仰ぎ歩きけり倒れ伏すごとく咲きおる桜かな嵐来る復活祭を前にしてぽっと咲く忘れられたるヒヤシンス里桜山の桜と揃い咲く<増位山随願寺>八重桜咲き初む御籤結ばれて高らかに燕歌いぬ青空へ<朝来市生野町>山桜銀山の町を取り囲み タグ :#山桜#桜#復活祭#ヒヤシンス#里桜#八重桜#燕
2026年03月31日 山桜---2026年3月後半 なずな咲く野辺行く頃となりにけり啓蟄の日差しの中のミニ水仙<綾部山梅林>陽の下に人を憩わせ梅咲きぬ<室津二句>早咲きの桜咲かせて浄運寺鉢に低く風受け咲けり迎春花 朝日さす峰に咲き初め山桜今朝晴れし空へ開きぬ山桜たんぽぽの黄色に黄蝶の来てとまる前山に濃淡みせて山桜雪柳風にもっとも親しくて タグ :#なずな咲く#啓蟄#梅#桜#迎春花#山桜#たんぽぽ#黄蝶#雪柳
2026年03月15日 白つばき---2026年3月前半 土曜日は三月迎える拭掃除シャベル一本余寒の土に刺さりけり白つばき紅の気配を残しつつトラクター囲む紫ほとけの座花ミモザ鮮やかなるを仰ぎ見るたんぽぽの地に低く咲く強さかな タグ :#三月#余寒#白つばき#ほとけの座#花ミモザ#たんぽぽ
2026年02月28日 足下に海峡---2026年2月後半 <兵庫県立舞子公園二句>見下ろせば足下に海峡春の波鉄骨が組まれ春の海峡を渡る<五色塚古墳二句>葬られいま幾たびの春なりや春空へ埴輪連ねし古墳かな八重咲の日本水仙雨水かな椿咲く市営住宅中庭に蝋梅を透かす光や春浅し タグ :#春の波#春#春空#雨水#椿#春浅し
2026年02月14日 馬車道修築碑---2026年2月前半 春隣運ばれていく競走馬もふもふの白木蓮の冬芽なり立春のどこかでかすかに水の音春立つ日風受け馬車道修築碑早春の枝にハンギングバスケットラケットを背負い少年の早春夜の耳澄ませば春の雨の音春淡きローズマリーの青紫色 タグ :#春隣#冬芽#立春#春立つ#早春#春の雨#春淡し
2026年01月31日 寒雀---2026年1月後半 生きのびるための記念碑阪神忌船溜まりに寒の日差しの明るさよ夜半の冬固定電話を廃止する水仙の日ごとに開く野辺となる春近し大阪湾に船数多日曜の朝薄雪を踏み静か寒雀おのが距離持ち集いおり冬深し母の遺品を整理して冬耕の田に電柱の影の伸び青空を指す枝先の春近し タグ :#阪神忌#寒#夜半の冬#水仙#春近し#薄雪#寒雀#冬深し#冬耕
2026年01月15日 四方の春---2026年1月前半 <飛騨高山五句>松すべて雪吊をしてお正月薄雪の町を照らして初明り藁飾古き町屋のそれぞれに餅花に迎え送らるるロビー四方の春特急ひだの到着す陽の中へぎっしり生りて実南天寒風に包み込まれて眠りにつく日脚伸ぶ中に夕餉の用意かな<明石城跡公園四句>日時計は寒の日差しに時刻むどっしりと石橋寒の陽を受けて鏨跡残れる寒の石垣よジャケットを着てイタリアングレイハウンド タグ :#お正月#初明り#藁飾り#餅花#四方の春#実南天#寒風#寒#日脚伸ぶ#ジャケット
2025年12月31日 天文台への道---2025年12月 冬満月床をのべたる部屋にさす初霜の薄く家並を覆いけり風なくも木々は落葉を急ぎけり存分に陽を浴び落葉は地に憩う朴落葉踏み天文台への道地に降りしばかりの落葉鮮やかに柊の花へ薄き午後の日差し枯田ひろびろ狐色して休みけり時々は翳る陽冬の菊に差す冬至かな淡く残りぬ朝の虹水鳥の岸辺に集いやすきなり来る年を静かに待ちぬ水仙花 タグ :#冬満月#初霜#落葉#朴落葉#柊の花#枯田#冬の菊#冬至#水鳥#水仙花
2025年11月30日 砥峰高原---2025年11月 晩秋の光を浮かべ池の面きらきらと光を透かし芒の穂朝霧の晴れ一面の芒原草原に青き輝き竜胆咲く立冬の月くっきりと宵の空陽を受けているばかりなり冬紅葉じょうびたきの鳴き声響く浅き冬茶の花の大きな蕊を抱き咲けり今朝晴れて真冬の服を出しにけり冬紅葉映せる池の輝ける蜜蜂の繁く通いぬ枇杷の花青空を透かせ桜の並木枯る冬耕の土おだやかに陽を浴びぬ本堂の上に広々冬青空 タグ :#晩秋#芒原#竜胆#立冬#冬紅葉#浅き冬#茶の花#桜枯る#枇杷の花#冬耕
2025年10月31日 花火大輪---2025年10月 <EXPO2025>仲秋の夜空へ花火大輪をついと一羽残る燕が横切りぬ強風の一夜の過ぎて秋晴れに鹿の声長く響いて更けゆく夜ひつじ田の青々として陽を浴びぬガラス越し雀の影や秋深し貴船菊親鸞像の傍らに タグ :#仲秋#残る燕#秋晴れ#鹿の声#ひつじ田#秋深し#貴船菊
2025年09月30日 夕月夜---2025年9月後半 露草や心決まれば静かなり翅少し欠けたる秋の揚羽かな新涼の畔に咲きたり韮の花今朝一歩秋は進みて快晴に遠き田の刈られて見える曼殊沙華曇天に鹿鳴く声の響き初む初鵙の今朝快晴と告げにけり夕月夜ねぐらへ帰る烏たちよく晴れて燕帰りし空広く タグ :#露草#秋の揚羽#新涼#秋#曼殊沙華#鹿鳴く#初鵙#夕月夜#燕帰る