優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

穀雨
今日は二十四節気の穀雨、春の最後の節気です。ついこのあいだまで寒い寒いといっていたのに気がつけば春が終わりです。春はいつもこういう感じで過ぎていきます。今日は昨日よりさらに気温があがりました。自然歩道を歩いていると汗が流れてきて、感覚的にはもう夏です。

数日前から『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』を読んでいました。作家のポール・オースターがラジオ番組を担当し、そこで聴取者に呼びかけて短い実話を送ってもらいました。それらを編集した179の物語が収められています。いずれも短い話で1〜5ページくらいで終わってしまいます。それでいて、ほとんどの物語に「ほお〜」というようなオチがあります。

食事のあとやちょっと息抜きをしたいときにちらちらと読んで楽しみました。楽しい話もあれば、悲しい話、ちょっと怖い話もあります。半数以上の物語に共通しているのは、考えられないような偶然、シンクロニシティ、運命のいたずらといった不思議な色あいです。こういうことはやはり人の印象に残るのでしょう。続編もあるようなので、それも読んでみようと思います。
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はなみずき
快晴で、昼間は半袖でも過ごせるほど気温があがりました。今週は週末にかけてさらに気温があがり、夏日になりそうです。車に乗っていても、窓を閉めていると暑く、すぐにクーラーが必要になるなあと思いました。

街路樹や庭木として植えられているハナミズキが咲きそろっています。桜が散るころから咲き始め、晩春の街角を明るく彩る花です。
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楓の芽
お天気の崩れは比較的少なく、昨夜わずかに雨がぱらついた程度で、今朝は青空が広がっています。周囲の山々はすでに新緑といっていい雰囲気になってきています。落葉広葉樹のすべてが、桜が咲く頃からいっせいに芽を吹き、大急ぎで若葉を広げていきます。ここから落葉の時期まで半年あまりで光合成をしてエネルギーを蓄えなければなりません。明るい緑に囲まれてすべてがまぶしく輝くシーズンの始まりです。
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チューリップ
昨日行ったフラワーセンターでは誰もがカメラを手にしていました。がっしりとした三脚と本格的な一眼レフカメラで作品を狙う人もあれば、ケータイで手軽にスナップを撮る人もあります。カラフルなチューリップの競演には思わずレンズを向けたくなります。

家に帰ってのんびりしていたら、チャイムが鳴りました。「NHKです」との声。先日から二度受信料支払いを促す封筒が入っていました。しかし、私はテレビを持っていません。以前もそう告げていたので、その旨を伝えると、「ケータイやナビを持っておられませんか? とにかく開けてください」と再度の声。

「ケータイはスマホなので、テレビは見れませんが」と言うと、「ドコモ、au、ソフトバンクならテレビを見れます」と言います。ドアを開けて、「UQなので、テレビは見れません」。実際、そうなんですから。すると、「スマホを見せてください」と言います。

最近、ワンセグケータイでもHNKの受信料を支払わなければならないという判決が水戸地裁で出て、NHKも強気なのでしょう。去年は埼玉地裁で全く逆の判決が出ていますが。

見られてもどうということはなかったので、スマホの画面を係員に見せました。設定画面を見せてゆっくりスクロールしてくださいというので、それも見せて、ようやく納得された様子。「カーナビはないんですか?」というので、「スマホのナビアプリ使ってますから」とお返事。ようやくおひきとりいただきました。

しかし、このやりとりで、うかつだったのは玄関を開けたことでした。NHKの係員にはこちらの所持品を検査する権限はありません。また、家の中に足を踏み入れると「住居侵入罪」が適応されます。帰ってくれと言って帰らなければ「不退去罪」です。

NHKへの疑問を感じている人は多く、NHK受信料の断り方について書いたサイトもたくさんあります。こういうところを参考にして、うかつに契約させられないようにすべきでしょう。次回来られたら、絶対にドアはあけないようにしようと思いました。こちらも法律の知識を持って対応していかないと、相手につけこまれます。
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チューリップ
加西市にある兵庫県立フラワーセンターへ行ってきました。いま、チューリップまつりをおこなっていて、園内には500種のチューリップが咲きそろっています。例年より一週間くらい早い感じです。平日でしたが、園内はかなりの人出でした。

早咲きから晩生まで、色も形もいろいろなものが咲いていて、そぞろ歩きながらそれらを楽しめます。車椅子の人、ペットを連れた人の姿をたくさん見かけました。一年中いろんな花が揃っていますが、チューリップのシーズンは最も見ごたえのある時期です。
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霞桜
増位山の山上公園の蛇ヶ池のまわりでカスミザクラが咲いています。一重の桜としてはシーズンの最後に咲く種類で、周りの山の緑が鮮やかになってきたころ、ちいさめの花弁を開きます。モリアオガエルの鳴く声がここでも聞こえています。

お天気の回復は意外に早く、お昼前には雲がきれて青空がのぞくようになっていました。自然歩道を歩いていると、数日前よりも暗くなっているのに気づきました。芽吹いた木の葉が広がってきているのです。雨あがりで、空気中の塵が洗い流され、頂上からは播磨灘全体が大きく見渡せました。
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初蛙
初蛙(はつかわず)とは、そのシーズン最初に聞いた蛙の声です。増位山にはモリアオガエルが生息しています。先日、自然歩道で鳴く声を聞きました。初夏には泡状の卵を森の木々に生み付けているのが見られます。

山上公園の一角では、羽化したばかりのシオヤトンボの群れを見ました。もともとそれほど活発に飛ぶトンボではありませんが、羽化したてのころは特にとまっている時間が長く、かなり接近してもじっとしていてくれます。

いま、希望を語ろう』を読み終わりました。先日読んだ『遺伝子―親密なる人類史』と同じ翻訳者で、こちらはインド系アメリカ人二世の脳神経外科医ポール・カラニシの著作です。彼は2015年3月に肺ガンのため38歳で亡くなっています。

この本はステージ犬稜戰ンと診断された彼が死の直前まで綴ったエッセイをまとめたものです。感傷的な記述は全くなく、彼が冷静に死を見つめ、限られた時間の中で希望を捨てず、自分に何ができるのかを考え、行動し続けた記録です。

---その朝、わたしは決意した。どうにかして手術室に戻ると。可能だから。それが自分だから。今とは違う生き方ができるようにならなければならないから。死とは巡回しながらやってくる訪問者だとみなし、たとえ死にかけていても、実際に死が訪れるまではまだ生きているのだということを忘れてはならないから。---と記しています。
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八重桜
週末のお天気は下り坂です。朝はよく晴れていましたが、昼前には雲が空を覆い風が出てきました。午後になって細かな雨が降り始めています。今夜から明日にかけては雨のようです。

あちこちで八重桜が咲いています。桜が咲く頃の不安定な空模様とは異なり、雨が降っても、もう寒さを感じることはありません。八重桜の重たそうな花冠はいまごろの気候にぴったりです。花の下の影も濃く、日陰が恋しくなり始めるころによく似合っています。
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木の芽風
今日は電車に乗って出かけていました。駅まで歩く道すがら、正面の増位山を見上げると萌え出した木の芽の色でいきいきとしています。快晴で日差しに夏の気配がありました。

帰りに書店に立ち寄ろうとしたら、シャッターが下りていて閉店の貼紙がしてあり、驚きました。二週間ほど前に立ち寄ったときは営業していたので、三月いっぱいで店を閉められたのでしょう。

駅に近く、幹線道路にも面していて立地条件は悪くないところだと思いますが、昨今の書店経営の厳しさはここも例外ではなかったということでしょう。私も以前はここで本を買っていたこともありましたが、最近はもっぱら図書館で借りて読むようになっていますし、買う場合もAmazonですから。
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芽吹き
増位山から西へ峰続きに広峰山があります。平成の大合併で姫路市が拡張する以前はこの山並みが神崎郡との北の境でした。「広峰増位の山みどり」と地元の学校の校歌に登場します。広峰山の上には広峯神社があります。2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』でスポットライトがあたりました。現在、官兵衛神社の建立が進められているようです。

中腹にはオーベルジュ「セトレハイランドヴィラ」があり、増位山の自然歩道からこの建物はよく見えます。オーベルジュとは、主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランです。つい先日まで桜が周囲を彩っていましたが、いまは芽吹く木の芽の色に変わっていました。その彼方には播磨灘が広がっています。
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