冬陽
登山道の途中で炭焼窯跡らしいものに会いました。大阪府と兵庫県の府県境付近を流れる猪名川の上流部である能勢一帯は、上質な炭の生産地として知られています。

台場クヌギを利用して作られたその炭は、断面が菊の花に似ていることから菊炭と呼ばれます。生産地の名前をとって、池田炭あるいは一庫炭とも呼ばれてきました。IMG_0837
火持ちがよく、火力が強く、燃え尽きた後も形が崩れず、真っ白な灰が残ります。現在も茶の湯では欠かせない炭として用いられており、それだけでも室町時代に遡る歴史があります。IMG_0861