歌舞伎

2009年04月16日

四月大歌舞伎

030b5e42.jpgさて、先日久しぶりに歌舞伎座に行ってきました。
三月は舞台のため、いけませんでしたが
やっと月一歌舞伎再開です。
今回観に行ったのは夜の部です。
三本立てのうち、後ろ二本
『廓文章』『曽根崎心中』がとてもよかったです。

廓文章は坂東玉三郎の本領発揮といったところで、
すごく奇麗でしかも眠くなることなく、存在と演技も本当に良かったです。
相手役の片岡仁左衛門もめっちゃ優男としての動きと表現がよくて
二人が男女のいじらしさを、音に合わせて表現する様は、
まさにマイムでした。とても楽しめました。
ご都合主義万歳!!
こういう表現は、違うかもですがシルブプレみたいでした(笑)
マイムをやるかたはお勧めです。

そして曽根崎心中。
これは泣けました。
題名は知っていたけれど、見たのは初めてでした。
演出がよかったのかもですが、名作でした。
最初から雰囲気の出し方がうまくて、全体的にも統一感があって
久しぶりに質の高い演劇を見た気がします。
お客さんも含めて劇場全体が、その場面場面に集中するような、
そんな演劇でした。
何人か鼻をすすってましたね。僕も目頭が熱くなりました。
これまた主役の二人が素晴らしかったです。
今日の写真がそうなんですが、お互いの意思確認を周りにばれないように
軒下から足を触ることによって感じあうのですが、
心のつながりやその感応ぐあいが、そのあとの悲劇と相まって
とても良かったです。
演者の力量が感じられた舞台でした。
しかも曽根崎心中は幕見だと800円。
歌舞伎いいぜ〜。

26日までです。
興味のある方はぜひどうぞ!!





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2008年04月23日

「戯曲のような茶番劇でも」

02726578.jpg「現実を超えられるかもしれないから」


というわけで、今日は月に一度の歌舞伎鑑賞の日
しかも今日は奮発して二等席を取ってみました
だって宙乗り(役者がワイヤーに吊されて客席の上を飛んでいく演出)があるんだもん
しかも、はじめてお弁当を購入してみました
写真がそれね
相撲もそうだけど、劇場の客席で飲み食いができるっていうのは、日本の良い文化だよね。


んで今日の演目は
「将軍江戸を去る」
「勧進帳」
「浮かれ心中」

まず「将軍江戸を去る」は
爆睡(笑)

舞浜終わりに駆けつけた僕にあの照明とテンポは眠すぎた

そして二幕目の「勧進帳」
出演は勘三郎、玉三郎、仁左衛門
キャスティング的にもかなりグレートの高い「勧進帳」だったと思います
いつか観た松本幸四郎のより全然良かった
ここまで格好良く仕上げてくれるとしましまの幕が締まるときに自然なテンションで喝采をしちゃうね
それぐらいよかった

んで最後は「浮かれ心中」
いやー面白かった、めっちゃ笑った
てか、中村勘三郎は本当に巧いわ
さっきまで勧進帳で富樫氏を演じていたのに、一転してのおちゃらけキャラ
そして最後はキレイに話を落として、ちょっと勇気づけられました
冒頭の文はその時の台詞です
「夢をみろよ」みたいな感じにつながります

そして勘三郎が大きなネズミに乗って和風版『小さな世界』の中を空へと上がっていった

たぶんディズニーとねずみをかけてるんだろうねってさ
そんな発想も含めて全くのエンターテイメントでした

今月は26日までやってます
昼の部も面白そうなので、金曜日に行けたらいこうと思います

とりあえず浮かれ心中はマジおすすめです


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2007年07月23日

必見!!蜷川歌舞伎

d0ab6af0.jpg時差ぼけもままならぬまま、舞浜の仕事が再開しました。
久しぶりのショーは疲れたけれど、新鮮味があって楽しくできたかな。

それが終わったら、歌舞伎座へダッシュ!
そう今日は月一歌舞伎(月に一度は歌舞伎を観よう)の日です。月一美術館はルーブルへ行ったからいいでしょ。

今月の歌舞伎座はあの蜷川幸雄演出のシェークスピア劇「十二夜」です。
市川亀治郎が出るので期待大のこのお芝居。
見逃すわけにはいきません。

んで、いきなり感想なんですが、
すごく高品質な和洋折衷でした。
2005年が初年度で2回目の公演ということもあるでしょうが、
本当によい混ざり具合でした。
こんな西洋のものもしっかりと取り込んでしまえるあたりに、歌舞伎のふところの深さを感じ入りました。
もちろん蜷川さんが素晴らしいのもあると思いますが

まず何よりも舞台美術がやばい。
全面鏡張りです。その上に和柄が邪魔にならないように施されていて、
あのバランス感覚はいつも素晴らしいなって思います。
全編を通して、すごく綺麗な世界が創られていました。
舞台の色彩感覚、衣装、動きと見得、本当に歌舞伎はビジュアリティだとたたきつけられます。
29日までですので、ぜひ観にいってほしいです。
これが一番安い席で3000円ですよ!!

今回は、主役の菊之介が3役を演じ分けます、
役の中で女性が男装をしてある方に仕えるのですが、
男の服をきて、男らしく振舞っているときと女の素顔が出たときで、
着こなしていた服が着せられた服に見えたりするんですよ。
よく歌舞伎の女形は、本当の女性よりも女性らしいといいますよね、

ちょうど、先日、パフォーマーの方とお話していて、
歌舞伎やもちろんマイムも含めてすべての舞台では、道具も演技もすべてが実際のサイズよりも少しだけ大きい(この大きい演技を意識できるかが個人的には重要だと思ってます)
という話をしていた後だったので、そこに歌舞伎が培ってきた歴史を見る気がしました。
早着替えも本当に早くて、演じ分けのマインドスイッチも含めて、
参考になるというより高次元すぎて単純に楽しんでしまいます。

もちろん内容もすごく面白くて、ロマンティック・コメディと銘打ってあるとおり、
2幕の最後はちょっと切ないし、笑えるところではめちゃくちゃ笑えます。
シェークスピア劇のせいか、外国の方が多かったのですが、
目の前の外人はすごく爆笑してましたし(本当におもろい)、
終わったときに隣にいた異国の爺さんは泣いてました(いや泣くほどじゃないとは正直思う)
終わり方が普段の歌舞伎と違うので、少し新鮮で
歌舞伎座を出た後、お客さんのみんなが温かい雰囲気で
僕もよい満足度でした。
お目当てだった亀治郎も主役を食うような存在感で、やっぱりこの人うまいです。
場面場面のみせるポイントを本当にわかってる感じです。
なんかミーハーですみません。

あとね、イヤホンガイドの幕間のインタビューの中で、菊之介が
「この芝居は、シェークスピアと歌舞伎という互いに400年の歴史をもつものをいかに合わせようか」とそれが意識としてあって、
「400年残っているということは、つまりそれだけテーマが骨太であるということ。
そして骨太であるということは、それを現代に置き換えてもテーマがぶれない。
というようなことを言っていて、巧いこと言うなーと思いました。
僕がファンタジーにこだわる理由や、少しづつ創っている「HEIKE」は
多分そこを求めているんだろう。


とまあ、いろいろ書きましたが、
そんな理屈を抜きにしても平均点の高い芝居だと思います。
1幕の後半から面白くなってくるので、お時間のある方は是非!!
んなわけで、最後はいつもの言葉で

やっぱり歌舞伎はいい





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2007年06月18日

月一のやつ

1053675b.jpg体調的に非常にきっついな〜と思いながらも、今日行かないと、もう行けないため、ノルマ消化の為に頑張って行ってきました。
そんなわけで、
今日は「上質に触れるため、月一回は歌舞伎と美術をみよう」企画
月一歌舞伎の日です

ちなみに今日は体調不良のため舞浜に代演をたててます
それなのに観に行く、何のために観に行くのか?
それはノルマだからです

今月の夜の部の演目は
『元禄忠臣蔵』
『盲長屋梅加賀鳶』
『船弁慶』の三つ

前二つがお芝居でした
今回は染五郎、幸四郎が主演です
二幕目の幸四郎の役がはまっているな〜と実感
染五郎の知盛も個人的には○でした
染五郎の見得はいつも決まっていて本当見せ方を知っている人だと思う
静御前はもうちょいかな?

当たり前だけど、みんな幅広く役に対応できるもんだとしみじみ実感
すげーなー、悔しいなと思う

てなことを思いながら観ていたのですが、その時の姿は
頭に冷えピタ、
口にマスク、
そして眼には双眼鏡

このまま公園に行ったら明らかに変質者ですよ

さすがに今日はかなり無理しました
でも船弁慶だけは、今考えている演技のためにも観ておかなきゃってのがあってね
ちなみに今日の写真は
『船弁慶』の表示絵です
電池が切れるからここまでで
でわ


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2007年05月23日

團菊祭 夜の部

343e5378.jpg気がつくといつも「追い立てられる」と言う言葉がぴったりという感じで向かう先
それは歌舞伎座でございます

そんなわけで今日は月一歌舞伎の日です
舞浜終わりに猛ダッシュです
今回は同僚もセットで幕見席

見た演目は夜の部の
女暫(おんなしばらく)
雨の五郎
三ツ面子守(みつめんこもり)
神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
の四つです

女暫は、巴御前が主役のお話。まさに歌舞伎といった感じで、
見得と衣装の色彩が素晴らしい
好き系の演目です
雨の五郎、三ツ面子守は舞踊です
三ツ面子守は、ヒョットコ、恵比寿、おかめの三つの面を使いキャラを使い分けながら踊るというもので、踊り分け、表現法などがすごくよくて、参考になりました
雨の五郎は殺陣モノなので無条件に◎

そして最後の神明恵和合取組は火消しのめ組と相撲取り達との喧嘩の話
正直前半の芝居の部分は急激に眠気が襲ってきて、まんま寝てたのですが後半は
さすが「火事と喧嘩は江戸の華」
気づくと芝居だったものが、えらくアクロバットな展開に!
まるでサーカスみたいでこういう意外性は歌舞伎ならではですね
上記の言葉通り、この喧嘩という描写にすごく力をいれているのがわかりました

振り返ってみると、今回は当たりです
すべて好き系の演目でした


個人的にノルマとした「月に一度は歌舞伎を観る」企画も今月でやっと一年、
正直そんなに苦ではなかったです
それだけ歌舞伎は魅力的でした

最初の出会いをくれた藍さんに本当に感謝です

それでは、締めはいつもの言葉で

「やっぱり歌舞伎はいい!」<br clear="all">

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2007年04月25日

四月大歌舞伎

790ef4c3.jpg昨日のサッカーのため非常に足の重い中、ショーを終え、ダッシュで歌舞伎座へ
そう月一歌舞伎の日です。
今月は二代目中村錦之助の襲名披露公演とのことで、
なんと襲名披露口上があるのです。
しかも最後の演目の「魚屋宗五郎」はマイムの先生も見たほうがよいとの絶賛だったので、千秋楽一日前に滑り込みで鑑賞です。

演目は
実盛物語
襲名披露口上
角力場(すもうば)
魚屋宗五郎の四つ

実盛物語は、たおやかな仁左衛門の演技と子役の千之助が微笑ましい
白旗を握った女性の腕のストーリーが何かに転用できそうで、早速メモです。
やっぱり大見得は僕をわくわくさせる。

そして襲名披露の口上
襲名披露を見るのは初めてなので、何気にこれが今回一番の目当てだったりする。
豪華な舞台のなか、夜の部に出演する23人の演者がならび、
一人一人が順番に中村錦之助のことを紹介し、
「みなさま、よろしくお願いします」と締めて、次の人へというのを繰り返し、
最後に錦之助が挨拶をするといった流れ。
初代との思い出ばなしや、2代目とのお話、
そして観客に、これからも2代目を本当によろしくと
一人一人が頭を下げていくのは、何気に感動した。

こうやって伝統として流れていくんだね。
みんなこうやって一人ではなく、たくさんの人たちの協力をへて、
繋がっていくんだと、もちろんそこにはお客のことも含まれているって
なにかそういうものを感じた。
楽しいばかりじゃないだろうけれど、いい世界かもなって歌舞伎界を思ってみた。

角力場は、すんません、ほとんど寝てました。
話が複雑だったのかな?
隣のおばちゃんが、もたれかかってきてどうしようか悩んだのが、初めてのことで新鮮でした(笑)

そしてマイムの藍先生お勧めの魚屋宗五郎
面白かった〜。
中村勘三郎は本当にうまいね。
自分のようなものでも、明らかにうまいと思えるぐらいにうまいと思う。
目の細かい演技や、それによる効果を熟知して使ってる感じです。

自分がショーをやっていて思うのは、目って一番ごまかせないんですよ。
疲れがでたり、眼力にムラがあったりしてね。
それを完全にものにしてる感じでした。周りの演者も素晴らしかった。
この演目は演技だけでなく、内容も面白かったです。
軽く書くと、
酒を断っている酒乱癖のある宗五郎(勘三郎)がお酒を飲んだことにより起こるドタバタ劇かな。
いける方はぜひに

最後に、毎度思う感想ですが・・・・・


歌舞伎は良い







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2007年01月23日

一番正月らしかった日3

一昨日マイムの先生から、歌舞伎座の夜の部でやっている
春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)の演目が良いとのメールをいただいたので、
今日の仕事帰りに観てきました。

演者は中村勘三郎
着くなり幕見がすごい行列です。
さすが勘三郎。
いくら染五郎や海老蔵が人気があるといっても、
それでも勘三郎や玉三郎が出る演目は人気具合がひとつ違うね。
結構早めに行ったのに立ち見でした。

正月で獅子というので、
あの有名な赤とか白とかの長い髪の毛をぐるんぐるん回すやつを想像していたのですが、
まさにその通りでした。
今年の一月の中で一番正月らしい瞬間でした

全てがそうかは知りませんが、
鏡獅子の内容は、江戸城の鏡開きの前に、弥生という女性が舞を奉納します。
始めは恥ずかしがって初々しい女性の表現の踊りが、
一緒に奉納してある獅子の頭を持った瞬間に、
獅子の魂が宿り、勇敢な獅子の精になり激しく舞うといった内容でした。
こんな内容だったんだね。

この前知り合った歌舞伎役者の方が、勘三郎は外れがないといっていましたが
本当に綺麗でした。獅子もすごく迫力があってね。
掛け声に「東西一」とか、子供の演技に「よくできました」とかが入って、
会場を賑やかしてました。

女性から獅子へ化ける時に一度退場するのですが、
音楽の緊張感もすごくよくて、今まで見てきた演目の中で一番、ぐっときたかも
変身後に登場すると、
まさにイメージどおりのあの姿で、
会場全体が一斉に大きく拍手していて、
本当にみんながあれを観に、あれを待っていたんだというのがわかる。
あの一体感に泣きそうになりました。

マギー史郎を生でみるじゃないけれど、
やることは大方わかっているのに、生で見ると感動することってあるじゃないですか??
天皇陛下に手を振ったりね。
あんな感じ。
しかも綺麗で迫力がすんごいのだよ勘三郎は!!
てか、あれがさっきまでの女性というのは無理があるだろう!!

んで、頭ぐるんぐるん回してた(笑)
いやー、あれは一見の価値ありだわ。
みんな、鏡獅子をみたら、満足したのか、
あと一演目あるのに帰ってました。
僕も帰った組の一人なんですが、
よく考えたら、後ろの役者に切ないことをしたなと反省。

んでも、まあ鏡獅子オススメです。
26日まで歌舞伎座、
興味のある方はどうぞ!!
イメージどおりの歌舞伎ってやつが観れますよー。
さあ、2日後は勧進帳を観に行きます

yousys0609 at 23:52|PermalinkComments(5)TrackBack(0)