さて、前便の続きです。
スタバの発展とその影響
1998年に一号店がオープンしたスタバはそのままどんどん成長して、いまや台湾全体に何百軒もあります。
2011年からは様々なテーマや特色のある店舗を作っているようです。(スタバの台湾websiteより)
こうして、コーヒーと言えばスタバ、スタバのキャラメルラテだのフラペチーノだのを片手に歩く若者がどんどん増えました。
ここで面白いのが、日本では明治時代から喫茶文化があり、さらには一般家庭でもみな自分で淹れたコーヒーを飲んでいるのですが、台湾ではそうではありません。
台湾人のほとんどにとっては、コーヒーは「外で飲むもの」であり、スタバのメニューで代表するようなラテやカプチーノが主流で、つまりはエスプレッソマシンで淹れるコーヒーなんですよね。
セブンイレブンのCity Cafe
台湾に日本から導入したセブンイレブンができたのが1980年。(ちなみにファミリーマートはありますが、台湾にはローソンはありません。)
そして5年ほど前から、セブンイレブンは大々的に広告を売って、「街全体が私のカフェ」(「整個城市就是我的咖啡館」)というスローガンを使いました。この秀逸なスローガンのおかげで、セブンイレブンのコーヒー(City Cafe)がブームに。
City Cafeでは、「美味しいコーヒーが35元(約120円)で!」というのが売りだと思うのですが、この35元は普通のアメリカンコーヒーのお値段。正直言って、本当に「ただのコーヒー(アメリカン)」を注文している台湾人をほとんど見たことありません。
基本、だいたいラテですね。(ラテは55元くらい。それでもスタバより安いけど)
私は時々カプチーノを飲みますが、それもラテに比べるとごく少数派なのでは、と思います。(その証拠に、後発のファミマのLet's Cafeではそもそもカプチーノを売っていない)
さらに言えば、エスプレッソマシンを使ってはいますが、エスプレッソを飲む台湾人も私は見たことがありません。
台湾人は甘い飲み物が大好き
なんでこうなるかというと、台湾人は元々日常的にかなり大量に甘い飲み物を飲んでいて、私が台湾に住み始めた2000年頃にはコンビニでも「甘くない飲み物」を探すと水しかなかった、みたいな状況でした。ペットボトルのお茶なども全部お砂糖入りでしたよ。
今はみんなが健康に気を使うようになって、ずいぶん「無糖」の商品が増えましたが。
そういう飲食習慣の台湾人にとって、元々苦みのあるコーヒーという飲み物をそのまま飲む、というのが難しかったろうというのは想像に難くないですよね。
だからこそ、ミルクや砂糖を入れて飲むラテなどが爆発的に流行ったのだと思います。
逆に言えば、「コーヒーと言えばエスプレッソマシンで入れるもの」と思っているから、家庭で普及しにくく、これほどコーヒーが普及してもなお皆外でコーヒーを買って飲んでいる状況なわけです。
日本みたいにドリップで淹れるだけなら道具もドリッパーやフィルターだけがあればいいので、そんなに敷居が高くないけど、エスプレッソマシンを買おうと思うとちょっと大変ですよね。
台湾で美味しいコーヒーは飲めるのか?
ここでやっと本題に戻るわけですが、前文を見ていただければわかるように、「美味しいラテやカプチーノを飲む店」はあります。「味は普通だけど、すごくオシャレなカフェ」というのは山ほどあります。
あ、猫カフェもけっこうありますよ
これは台北の「極簡珈琲館」。
でも、ドリップやサイフォンで淹れる、コーヒー豆にこだわったお店、となるとかなり少ない。しかも台北の話ですよ。台北以外となるともっともっと少ないです。
そんな中で、私の友人がやっているカフェ「Rufous」は台北でも知る人ぞ知る本格的な珈琲のお店ですよ
彼が私の友人の「楊さん」(小楊)ですが、なかなかイケメンでしょ?(´∀`*)
ここで買ったのがこれ。
こちらでは自家焙煎のコーヒー豆も売りになっています。なんでも世界的な大会で賞を取ったとか。
若いのにすごい人です、楊さん
Rufousのwebsiteはこちら。
あ、初めて知ったけど、Hanakoにも載ったみたいです
facebookページはこちら。
というわけで、オシャレなカフェはたくさんあるので、台湾に来てもマンゴジュースとかばかりでなく、台湾のカフェ文化も体験してみてくださいね
スタバの発展とその影響
1998年に一号店がオープンしたスタバはそのままどんどん成長して、いまや台湾全体に何百軒もあります。
2011年からは様々なテーマや特色のある店舗を作っているようです。(スタバの台湾websiteより)
こうして、コーヒーと言えばスタバ、スタバのキャラメルラテだのフラペチーノだのを片手に歩く若者がどんどん増えました。
ここで面白いのが、日本では明治時代から喫茶文化があり、さらには一般家庭でもみな自分で淹れたコーヒーを飲んでいるのですが、台湾ではそうではありません。
台湾人のほとんどにとっては、コーヒーは「外で飲むもの」であり、スタバのメニューで代表するようなラテやカプチーノが主流で、つまりはエスプレッソマシンで淹れるコーヒーなんですよね。
セブンイレブンのCity Cafe
台湾に日本から導入したセブンイレブンができたのが1980年。(ちなみにファミリーマートはありますが、台湾にはローソンはありません。)
そして5年ほど前から、セブンイレブンは大々的に広告を売って、「街全体が私のカフェ」(「整個城市就是我的咖啡館」)というスローガンを使いました。この秀逸なスローガンのおかげで、セブンイレブンのコーヒー(City Cafe)がブームに。
City Cafeでは、「美味しいコーヒーが35元(約120円)で!」というのが売りだと思うのですが、この35元は普通のアメリカンコーヒーのお値段。正直言って、本当に「ただのコーヒー(アメリカン)」を注文している台湾人をほとんど見たことありません。
基本、だいたいラテですね。(ラテは55元くらい。それでもスタバより安いけど)
私は時々カプチーノを飲みますが、それもラテに比べるとごく少数派なのでは、と思います。(その証拠に、後発のファミマのLet's Cafeではそもそもカプチーノを売っていない)
さらに言えば、エスプレッソマシンを使ってはいますが、エスプレッソを飲む台湾人も私は見たことがありません。
台湾人は甘い飲み物が大好き
なんでこうなるかというと、台湾人は元々日常的にかなり大量に甘い飲み物を飲んでいて、私が台湾に住み始めた2000年頃にはコンビニでも「甘くない飲み物」を探すと水しかなかった、みたいな状況でした。ペットボトルのお茶なども全部お砂糖入りでしたよ。
今はみんなが健康に気を使うようになって、ずいぶん「無糖」の商品が増えましたが。
そういう飲食習慣の台湾人にとって、元々苦みのあるコーヒーという飲み物をそのまま飲む、というのが難しかったろうというのは想像に難くないですよね。
だからこそ、ミルクや砂糖を入れて飲むラテなどが爆発的に流行ったのだと思います。
逆に言えば、「コーヒーと言えばエスプレッソマシンで入れるもの」と思っているから、家庭で普及しにくく、これほどコーヒーが普及してもなお皆外でコーヒーを買って飲んでいる状況なわけです。
日本みたいにドリップで淹れるだけなら道具もドリッパーやフィルターだけがあればいいので、そんなに敷居が高くないけど、エスプレッソマシンを買おうと思うとちょっと大変ですよね。
台湾で美味しいコーヒーは飲めるのか?
ここでやっと本題に戻るわけですが、前文を見ていただければわかるように、「美味しいラテやカプチーノを飲む店」はあります。「味は普通だけど、すごくオシャレなカフェ」というのは山ほどあります。
あ、猫カフェもけっこうありますよ
これは台北の「極簡珈琲館」。
でも、ドリップやサイフォンで淹れる、コーヒー豆にこだわったお店、となるとかなり少ない。しかも台北の話ですよ。台北以外となるともっともっと少ないです。
そんな中で、私の友人がやっているカフェ「Rufous」は台北でも知る人ぞ知る本格的な珈琲のお店ですよ
彼が私の友人の「楊さん」(小楊)ですが、なかなかイケメンでしょ?(´∀`*)
ここで買ったのがこれ。
こちらでは自家焙煎のコーヒー豆も売りになっています。なんでも世界的な大会で賞を取ったとか。
若いのにすごい人です、楊さん
Rufousのwebsiteはこちら。
あ、初めて知ったけど、Hanakoにも載ったみたいです
facebookページはこちら。
というわけで、オシャレなカフェはたくさんあるので、台湾に来てもマンゴジュースとかばかりでなく、台湾のカフェ文化も体験してみてくださいね