さて、ガソリンエンジンの3大要素って知っていますか?良い混合気(ガソリンと空気が混じった気体)、良い圧縮、良い火花と昔から言われている極めてシンプルな大原則なんですね。

今回は、その3大要素のうちの一つ、良い火花の基となるスパークプラグのお話です。

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以前にも定期的なスパークプラグの交換をオススメする記事をUPさせて頂いておりますが、たまたま『YZF-R6』と『MT-09』、『MT-10』に『トリシティ125』、『JOG』などなどのスパークプラグが原因であろう現象がおきて入庫が続いたので、記事にさせて頂きました。

スパークプラグはプラグメーカーさん曰く、バイクの場合3,000~5,000km毎の交換を推奨しています。バイク用のイリジウムプラグやMotoDXプラグなどもロングライフのスパークプラグはありませんので、交換サイクルはみな同じです。自動車だと10万kmまでOKと言われているようですが・・・そのあたりの真価は定かではありません・・・。

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近年はフューエルインジェクションや電子制御もされていますし、スパークプラグ自体の性能も良くなっているので、3,000~5,000kmで損耗して走れなくなるような事はおこりにくいと思われます。

もちろん3,000~5,000km毎の交換が理想だとは思いますが・・・一部の車種では純正のプラグでも高価な物もありますし、ヤマハの車両はジェネシス思想で、とくにエンジンが前側にバンクしていてフレームが干渉して交換しにくく工賃が・・・な場合が多々ございます。

なので、頻繁に交換するとお財布にも厳しいので、走行距離が20,000km毎もしくは、2年毎(車検時)などの定期的な交換をおすすめさせて頂いております。

なぜ、定期的な交換が必要なのかと言うと、中心電極のエッジや、接地電極の角が丸みを帯びてきたり、カーボンなどの付着がひどくなると、燃費の悪化はもちろんですが、アイドリングの不調などを引き起こす原因ともなります。

また、最悪の場合、走行中でも電気がリークしてしまい、失火してエンジンストールや、始動困難を引き起こす可能性もございますのでご注意くださいませ。

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そして、ご自身でスパークプラグ交換を交換する場合の見落としがちな点もお話しようと思います。

まず、プラグキャップが外れたからと言って、いきなりプラグレンチでスパークプラグを外さないで下さいね。なぜならスパークプラグ付近には砂や虫などが固着している事が多々ありますので、スパークプラグを少し緩めてから、エアーガンなどでスパークプラグ付近、プラグホールの異物を飛ばしてあげて下さい。

いきなりスパークプラグを外してしまうと、固着していた砂などが、プラグホールからシリンダー内に入ってシリンダーを損傷させてしまう可能性がありますので、この作業をしていただく事をおすすめします。

エアーガンが無い場合は、パソコンなどの電子部品を清掃する時に使う、エアースプレー缶などを利用するのも有りだと思います。

外したスパークプラグを見てもらい、中心電極のエッジや、接地電極の角が丸みを帯びてないかチェックします。電極が丸まっていたり、カーボンなどが蓄積しているようであれば交換をしていただければと思います。

交換が必要なさそうであれば、スパークプラグ外側に着いたサビや、電極周りに付着しているカーボンなど汚れを、ワイヤーブラシなどで清掃してあげて下さい。

チェックしてスパークプラグの損耗や汚れがひどい場合は交換となります。スパークプラグを付けるときは、規定締付トルクで締付をお願い致します。規定締付トルクは車種によって異なります。サービスマニュアル、トルクレンチを揃えて頂き作業して頂ければと思います。

この規定締付トルクで締付ないと・・・締付が緩い場合はスパークプラグが緩み、圧縮漏れの原因になりますし、締めすぎてしまうと、シリンダーヘッドのプラグホールのネジ山を損傷させてしまいます。

相手がシリンダーヘッドだけに損傷させてしまうと・・・とっても高額な修理になってしまいます。車種によってはエンジンを降ろさないとシリンダーヘッド交換作業ができない場合もありますので、たかがスパークプラグ交換と思って作業を進めないようにお願い致します。

また、プラグキャップ(コイル)も外す際や、組付ける際も傷などをつけないように強引に作業せず、丁寧な作業をお願い致します。プラグキャップ(コイル)も中途半端な取り付け方をすると、電気がリークしてしまい始動不良や走行中のエンジンストールに繋がりますので、ご注意ください。

「たかがスパークプラグ交換ぐらい」と思われる作業でも、そんなに単純は物ではないことを知って頂ければと思います。

スパークプラグをはじめ、日々少しずつ損耗していく部品は多々ございますので、気が付きにくく体感しづらい事なので、運行前の点検、定期的な点検の受検や定期交換をおすすめ致します。

お乗りのヤマハ車の「調子が悪いなぁ」等々ありましたら、一度、ご連絡のうえご入庫をお願い致します。

皆様よりの定期点検のご予約、修理相談のご入庫をお待ちしております。
なお、お電話での修理の相談は致しかねますので、ご理解とご了承くださいます様お願い致します。

YSP天白 052-803-2524