祝!YZF-R25が国内発売10周年!
ということで何やらSNSキャンペーンが企画されているようです。
近日中に詳細が発表されると思いますのでYZF-R25オーナーの皆様はご期待ください。
さて。せっかくなのでYZF-R25について思い出話を。
「毎日乗れるスーパーバイク」のコンセプトでYZF-R25が世に出たのは2014年の暮れ。
当時カワサキのNinja250Rが若年層に大人気。当時私もハタチそこらの学生でしたが、大学の駐輪場でもダントツよく見るバイクがNinja250Rでした。
ホンダのCBR250Rも人気でしたが、あちらは「CBRなのに単気筒かぁ~」とちょっとナメられてた感じ。とはいっても十分人気でしたが。
その2台に場を温めてもらい、250ccフルカウル人気が再燃していたタイミングで真打ち登場とばかりに現れたのがYZF-R25でした。
国内向けの250ccロードスポーツが存在しなかったところに、完全新規モデルとして洗練されたデザインとライバルを上回る高スペックを引っ提げてYZF-R25がデビュー。
本当にデビュー当初のYZF-R25の勢いはすごかったです。フルカウル人気も相まって人気が出るのも当然というべきか、R25の登場で一気に駐輪場の勢力図が塗り替わったのを覚えています。それくらい人気だった。
2015~2017年ごろはKTMがRC250を日本国内に投入してきたり、CBR250Rがモデルチェンジして1000RRっぽくなったり、Ninja250も新型へ移行し、SUZUKIもGSX250Rを投入そしてホンダから2気筒エンジンのCBR250RRが登場、と250ccフルカウル戦線が一気に過熱した時期でしたね。
こうしてこのクラスがして盛り上がったこともあってか、今となっては定番カテゴリとして250ccフルカウルスポーツは完全に復権を果たすに至ります。一時はラインナップから絶滅寸前だったこのクラスが、今は超ハイスペックモデルから扱いやすさ重視モデル、4気筒から単気筒までたくさんラインナップしてるんだからすっかり様変わりしたものです。
その10年後に250の4気筒が復活するよ、とか。ツインで42馬力の新型が出るよ、と言われても当時の私は信じなかっただろうなぁ笑
さて。今となってはライバルたちの攻勢もありデビュー当時のような圧倒的なスペックとは言えなくなってしまったR25。途中小変更を挟みつつ、2019年には外装を変更するとともに倒立式Fフォークを新たに搭載しモデルチェンジ
そこからさらに小改良、変更が加わりつつ現在に至ります。
パワー面ではライバルに上回られることも増えてきましたが「毎日乗れるスーパーバイク」のコンセプトに沿った、扱いやすさと走行性能のバランスの良さは健在。
街乗り、スポーツ走行、ロングツーリングなどマルチユースを高いバランスでこなせるマルチロールっぷりは現在でもクラスTOPだと思っています。
さらに先の10月には姉妹モデルであるYZF-R3は北米や欧州でNewモデルが発表されており、国内でも新型R25の登場もほぼ確実視されています。
※現在公開されている情報は海外仕様のため、国内導入時とは仕様が異なる場合があります。
アシスト&スリッパークラッチの採用とウィングレットを有した新デザインについ期待が高まります。
個人的にウィングレットのカウルデザインへの溶け込み方が自然というか、いかにもな空力アイテム感なくまとまったデザインに脱帽。このあたりすごくヤマハらしさを感じていいですね。
発売日どころか国内導入の発表もまだですが、続報を期待してお待ちいただければと思います。
バイク市場の成長を続ける東南アジア地域での人気もあり、このクラスは今後まだ人気が続くカテゴリだと思います。
車検がなく低維持費であり大型バイクと比較すると燃費や消耗品などのランニングコストも抑えられる経済性の高さが250ccの魅力ではありますが、小排気量ゆえのエンジンを高回転まで回して楽しめるライディングフィールもまた魅力。
250ccはビギナークラスだと思われがちですがベテランライダーの方でも改めて乗ってみると昔は分からなかった楽しさを感じられるかもしれません。
12/7、12/8のエントリークラス試乗会ではYZF-R25の試乗車もお乗りいただけますので、もしご興味があればこの機会をご活用ください。
詳細は店舗、またはお電話やメールでお問い合わせください。