YSP天白 バイク屋さんのつぶやき日記

愛知県名古屋市のヤマハ専門店 YSP天白のブログです。お店やキャンペーン、ヤマハのバイクについて役に立つ、おトクな情報を発信していきます!

2025年02月

YZF-R9 レースの話(WSSP)




数日前の話にはなってしまいますが、オーストラリアで開催されたWSSP(スーパースポーツ世界選手権)のシーズン開幕戦でYZF-R9を駆るステファノ・マンツィ選手がチャンピオンを獲得しました。



今シーズンからWSSPに投入されたYZF-R9にとっては初戦でしたが、見事勝利ということで…早速ポテンシャルの高さを見せつけてくれましたね!


今期のWSSPにはJSB1000チャンピオンの岡本裕生選手もYZF-R9でフル参戦する予定なので今後の活躍が楽しみです。






さて。ところで正直なところWSSPってあんまり聞かなくないですか?


熱心なレースファンならいざ知らず、日本の一般的ライダーはMotoGPと全日本とギリギリSBKくらいしか知らないですもんね(ド偏見)


ということでちょっと調べました。SBKと併催されてるの下位クラスって感じのレースなんですね。


SBKより参戦車両の排気量が小さく改造範囲が狭いのでJSB1000に対するST600みたいなイメージ?でしょうか。間違ってたらゴメンナサイ



で、面白いのが参戦車種のレパートリーなんですよね。


WSSPの方の主な参戦車両は…


ヤマハ YZF-R9 (888cc・3気筒

スズキ GSX-R750 (750cc・4気筒

カワサキ ZX-6R (636cc・4気筒)

ホンダ CBR600RR (600cc・4気筒)

ドゥカティ パニガーレV2(955cc・2気筒

MVアグスタ F3(800cc・3気筒

トライアンフ ストリートトリプルRS (765cc・3気筒



2気筒から4気筒まで、各メーカーのミドルスポーツがほぼ揃い踏み!排気量も気筒数も結構バラけてるのが面白いですよね。





元々は600cc4気筒・675cc3気筒・750cc2気筒っていうレギュレーションだったようですが、ベース車両にできるモデルが減ってしまったためにこれが改訂され今のような形になったようです。


もちろん、ある程度性能を均一化させる必要はあるので車種ごとにスロットル開度の制限やリストリクターなどでリミッターをかける形ではありますが、そのおかげでバリエーション豊かな参戦車両が競う姿を見れるのだから本当に面白いレギュレーションだと思います。




因みにぱっと見参戦数が多そうなのはパニガーレV2ですね。やはり排気量分の有利は大きいのでしょうか。

トラコン、ABS禁止らしいのでV2のトラクションが有利なのかもしれません。






さて。兎にも角にも開幕戦でYZF-R9の戦闘力が証明された以上、WSSPにおけるYZF-R9、そしてヤマハの日本人ライダーである岡本選手の活躍に期待していきましょう!

新型NMAX155がリリースされました

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NMAX155のNewモデルが国内向けに正式発表されました!





海外では「NMAX TURBO」(ターボは付いてないよ)としてデビューし話題になっていた新型NMAXが晴れて国内導入ということですね。

スタイリングの大幅変更とナビ機能付きコネクテッドメーター、そして最も注目なのがマジェスティ250(4D9)以来久々となる疑似シフトダウン機能(YECVT)の搭載です。


マジェスティのYCC-AT(ヤマハ電子制御オートマチック)とは名前も機能も異なりますが、ボタンを押すことで疑似的にシフトダウンし加速力を高める、といった部分は似通っています。


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元よりキビキビとした加速性に定評のあったNMAXがさらにアクティブな走行性能を手に入れることになりました!


こういう機能が実にヤマハらしい感じがして・・・必要性があるのかどうかはともかくとして個人的にはとっても好きなポイントです笑




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先述の通りメーターはコネクテッド機能とナビゲーション機能を持ったカラー液晶に変更。豪華感がハンパないですね・・・スマホアプリのY-ConnectやガーミンSTREET CROSSを使用することでそれら機能が使用可能になります。



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灯火類も大きくイメージを変えてきて、どことなくかわいらしい感じもあった先代までのNMAX155と比べると目つきが鋭くなって格好いい雰囲気になったんじゃないでしょうか。



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ホンダさんのPCX160と比較されることが多いNMAX155ですが、個人的には走りの質感、操る楽しさの点に秀でているのがNMAX155だと思っています。


今回、YECVTによるシフトダウン機能を搭載したことでNMAXの強みがさらに増したことは間違いありません。多機能メーターによるユーザビリティの向上も大きく、上位モデルであるXMAXにも引けを取りません。



小回りの利く扱いやすいサイズ感に走りの良さとクラス越えの充実装備。新型NMAX155に死角なし!従来モデルからして当店スタッフにも人気な車種なのでとってもオススメです。



ということで本日から予約開始となっていますので気になっている方は是非お気軽にご相談くださいね。


New テネレ700がリリースされました





本格派ビッグオフロード、Tenere700の新型が日本国内に向けて正式リリースされました。


外観が変更されただけでなく、先日発表された2025年モデルMT-07と同じく、電子制御スロットルとTCSを始めとした現代的な装備が追加されたことでパフォーマンスとユーザビリティが大きく向上しました。



大型オフロードバイク、かつラリーレイド風のデザインが特徴的なテネレ700。乗るためには(物理的な)ハードルが高めのバイクではあるかもしれませんがその分実力は本物です。


ラリー好きのエンスージアストの方々、ビッグオフを操りたい玄人の方々にはぜひ一度お乗りいただきたいバイクです!




今回のモデルチェンジによる主な変更点は下記のとおりです。


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1.デザイン面

外装が一新され特徴的だった4眼LEDライトも従来から変更。

シートはボディアクションが取りやす一体型シートに変更され、ハンドガードも新作です。

また、タンク容量は1L増の16Lへ変更。航続距離が延伸されています。


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2.サスペンション


フロントフォークはプリロードアジャスター付きの新型へ変更。リアサスペンションもストローク量が向上。走破性が高められました。



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3.ユーティリティー


従来型では日本仕様に搭載されていなかったコネクテッド機能を搭載。メーター上に簡易ナビの表示が可能になったほか、スマートフォンからの通知やオーディオの操作が可能になっています。

従来型同様、メーターの表示テーマを2パターンで変更することも可能です。



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4.エンジン

エンジンそのものは688ccのCP2エンジンを継続使用。


YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を搭載したことで2つのパワーモード切り替えとOFFにすることも可能なTCS(トラクションコントロール)が新たに装備されました。

また、トランスミッション内ギヤのドック角、本数が調整されスムーズな変速が可能になったほか、オプションのクイックシフターがシフトアップ&シフトダウン双方対応に。


クラッチカバー形状が変更されたことでスタンディング時に足と触れにくく、操作性が高められました。


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2025年モデルのテネレ700の発売日は2025年3月31日、車両価格は¥1,452,000(税込)の予定です。



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カラーはブルー、マットグレー、そしてラリーエディションと同様のライトブルーの3色がラインナップされています。


各色とも予約注文受付中となりますので、是非お気軽にお問い合わせください!








2025’ MT-07 が発表!今こそMT-07を推したい!


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2025年モデルのMT-07が先日国内に向けて正式リリースされました。


海外で先行発表済みだったためすでに情報をお持ちの方も多いかと思いますが、MT-07激推しの私が改めてご紹介していこうと思います。



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見た目の変化も大きいのですが、中身の方が変わっています。細かいところはおいおい解説していきますね。


先ずは外観について。2024年デビューのNew MT-09に似たイメージになりましたね。

カラーは3色。定番のマットダークグレーとレーシングブルー、そして水色ホイールが印象的なライトグレーですね。


MT-09と同じく、先代モデルよりも鋭角的なデザインをしているというか、シャープな印象を受けます。このデザインは個人的に超好みです。


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超格好良くないですか?実際の走行時には額(?)のヘッドライトも点灯しますが、イグニッション状態でポジションライトだけ着いた写真の状態がかなりイケてると思います。






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中身の方行ってみましょう。


まずエンジンは基本的には従来型から引き継いだ688ccCP2エンジン。270度クランクを採用した直列2気筒ですね。


今回は待望のYCC-T(電子制御スロットル)とA&Sクラッチを搭載しました。

YCC-T搭載に伴いパワーモードとTCSを切り替える「YRCモード」が使用可能に。従来型がシンプルだった分一気に先進的になったように感じます。

2段階のトラクションコントロール(TCS)も搭載されるようになっただけでなく、オプションではあるもののアップ&ダウン両方に対応したクイックシフターが装備できるようになったのもかなり良いですね。





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クラッチレス操作を実現した「Y-AMT」搭載モデルもラインナップされます。

車でいうところのMTモード付ATに該当し、基本はATとして乗れてMT(マニュアル・トラスミッションの方)のような任意のギアチェンジも可能な機構です。ロングツーリング時の疲労が軽減するだけでなく、クラッチ操作に不安のある方でも安心してスポーツバイクを楽しむことが可能です。


Y-AMTモデルのみ、クルーズコントロールも装備しているとのこと。ツーリングの強い味方ですね。



Y-AMTモデルはクラッチ操作が不要なため、AT限定免許でも運転が可能です。スクーターのCVTとは異なったフィーリングのATなので、これまでATに乗っていた方にとっても新しい体験が味わえるようになっていると思います。








因みに、元々からしてCP2エンジンのエンジン特性は開発者を以てして「TCSなど不要!」と豪語するほどに優秀でした。

270度クランクの不等間隔爆発なのでタイヤへの負担が少なくトラクション性は良好ですし、レスポンスは鋭いながらトルクの出方には唐突感が無く、アクセルの開けやすさ、扱いやすさについては随一と言ってもいいフィーリング。


それにTCSまでついた結果がどうなるのか・・・非常に楽しみです。





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シャーシの方ではメインフレームとスイングアームはどちらも変更され、倒立式のフロントフォークが組み合わされるようになりました。またホイールもMT-09やTMAXと同様「スピンフォージドホイール」が採用されたとのこと。

倒立式Fフォークは言うまでもなく、見た目に豪華なだけでなくリニア感のあるハンドリングに寄与してくれますね。ちなみにプリロードと伸び減衰の調節が可能なタイプのようです。

軽量なスピンフォージドホイールの恩恵もあるでしょうしハンドリングには相当期待できそうです。



鋼管ダイヤモンドフレーム+アルミスイングアームというセットアップは従来と変わりませんがどちらも新作。


路面からのフィードバックが明瞭で、コーナリング時の接地感が分かりやすい「しなり」と「硬さ」のバランスが絶妙だった従来フレームからさらに進化している事が期待できます。



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因みにメーターは2024年モデルとよく似た5インチTFT液晶メーターですがユニット自体全く別物。

Y-Connectの接続は従来から可能でしたが新型ではナビゲーション機能も使用可能になっているようです。専用アプリを介してスマホと接続することでメーター上にナビ画面を表示可能になりました。


それとメーターのマウント位置がハンドルバーの奥になったのも地味だけど重要な変更点です。ハンドルバー周りのスペースを他のアクセサリーで使用しやすくなりますからね。


キーシリンダーの位置もMT-09などと同じ、タンク前端に移動しています。従来までの型であった「スクリーンつけると鍵の抜き差しがしにくい問題」も解決されましたね。



こういう細かいけど実用上で結構気になる個所がしっかり改善されたのも非常にうれしいポイント。







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これまでを纏めると…


・電子制御関係が大幅強化
→パワーモード&TCS&上下クイックシフター(オプション)

・トランスミッション改良

→A&Sクラッチ(STDモデル) or  Y-AMT(Y-AMTモデル)

・シャーシ改良
→メインフレーム刷新&倒立Fフォーク&新作ホイール

・ユーティリティー向上
→多機能メーター(ナビ機能追加)、メインスイッチ位置変更、スイッチボックス変更



機能面としては以上の点が主なアップデートになるでしょうか。





MT-07って、「扱いやすい大型バイク」という一面ばかりに目を向けられがちですがファンライド向けのロードスポーツモデルとしてもとても高いポテンシャルを持っているんです。



速さではなく、楽しさという観点では間違いなく一級品のバイクだと思っています。



今回のモデルチェンジで装備面が大きく補強されたことで、最近軽んじられ気味だったMT-07にもう一度注目が集まってくれるとMT-07推しの身としては嬉しいですね。



「乗りやすい」だけではなく、「乗りやすくてメッチャ楽しい」バイクだということを皆様にも知ってもらえれば幸いです。



走りこんで、乗りこなしていくほどに味わい深くなる、長~く乗れるバイクだと思います。







そんな色々変わって個人的に超期待大な新型MT-07。



車両本体価格880,000円(税別)で2月26日に発売予定です。



ビギナーの方にはもちろん、ベテランの方も「初心者向け」のイメージをいったん忘れて触れみて欲しいモデルです。



「こういうのでいいんだよ、こういうので」と思えるかもしれませんよ。



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YSP横浜戸塚さんのミラー移設キットを付けました!

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「YSP横浜戸塚」さんオリジナルの「 XSR900GP用 ミラー移設キット 」を使って、XSR900GPをカウルミラー仕様にしました!




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純正だとバーエンドミラーのところを専用ステーを使用してカウルミラー化



このミラー移設キット、可倒式ステー付きのタイプを選択すればかなり自由にミラーを選択できるようになりますが、今回はオーバル形状かつショートサイズのBOLT純正ミラーを使用しています。シンプルな形で悪くないでしょう?




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(ミラーの基部は可倒式になっています)





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ミラー基部はカウルの内側から新しくつけたステーで保持されているのでカッチリした剛性感があります。

個人的には、慣れ親しんだ位置にミラーが移動したことで後方確認がしやすくなったかな?といった印象です。



純正バーエンドミラーは取り外したのでバーエンドにはベビーフェイス製のバーエンドを装着しました。黒くて目立ちにくい、それでいてデザインは凝ったイケてるバーエンドです。



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今回はお客様からの依頼で作業をさせていただきました。こちらのお客様はシートカウルとアンダーカウル装着済みのフルカウル仕様。



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カウルミラーもしっかりなじんでいて違和感も全然ありません。いい感じです。






と、いうことで今回はYSP横浜戸塚さんオリジナルパーツを使用してのカスタムでした。


カウルミラー化…このバイクのデビュー当初から度々ご相談いただいていたカスタムの一つだったので、気になっている方も多いのではないでしょうか。


ご興味があればひとまずお店までご相談ください。




因みにこちらのキットの装着にはカウルを外して穴あけ加工が必要です。

つまり、結構時間がかかります。もしご依頼いただく際は予めご了承いただければ幸いです。
















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