数日前の話にはなってしまいますが、オーストラリアで開催されたWSSP(スーパースポーツ世界選手権)のシーズン開幕戦でYZF-R9を駆るステファノ・マンツィ選手がチャンピオンを獲得しました。
今シーズンからWSSPに投入されたYZF-R9にとっては初戦でしたが、見事勝利ということで…早速ポテンシャルの高さを見せつけてくれましたね!
今期のWSSPにはJSB1000チャンピオンの岡本裕生選手もYZF-R9でフル参戦する予定なので今後の活躍が楽しみです。
さて。ところで正直なところWSSPってあんまり聞かなくないですか?
熱心なレースファンならいざ知らず、日本の一般的ライダーはMotoGPと全日本とギリギリSBKくらいしか知らないですもんね(ド偏見)
ということでちょっと調べました。SBKと併催されてるの下位クラスって感じのレースなんですね。
SBKより参戦車両の排気量が小さく改造範囲が狭いのでJSB1000に対するST600みたいなイメージ?でしょうか。間違ってたらゴメンナサイ
で、面白いのが参戦車種のレパートリーなんですよね。
WSSPの方の主な参戦車両は…
ヤマハ YZF-R9 (888cc・3気筒)
スズキ GSX-R750 (750cc・4気筒)
カワサキ ZX-6R (636cc・4気筒)
ホンダ CBR600RR (600cc・4気筒)
ドゥカティ パニガーレV2(955cc・2気筒)
MVアグスタ F3(800cc・3気筒)
トライアンフ ストリートトリプルRS (765cc・3気筒)
2気筒から4気筒まで、各メーカーのミドルスポーツがほぼ揃い踏み!排気量も気筒数も結構バラけてるのが面白いですよね。
元々は600cc4気筒・675cc3気筒・750cc2気筒っていうレギュレーションだったようですが、ベース車両にできるモデルが減ってしまったためにこれが改訂され今のような形になったようです。
もちろん、ある程度性能を均一化させる必要はあるので車種ごとにスロットル開度の制限やリストリクターなどでリミッターをかける形ではありますが、そのおかげでバリエーション豊かな参戦車両が競う姿を見れるのだから本当に面白いレギュレーションだと思います。
因みにぱっと見参戦数が多そうなのはパニガーレV2ですね。やはり排気量分の有利は大きいのでしょうか。
トラコン、ABS禁止らしいのでV2のトラクションが有利なのかもしれません。
さて。兎にも角にも開幕戦でYZF-R9の戦闘力が証明された以上、WSSPにおけるYZF-R9、そしてヤマハの日本人ライダーである岡本選手の活躍に期待していきましょう!