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6月26日、梅雨の晴れ間に撮影した土星です。
気流の状態はまずまずで、カシニの空隙は正面の見かけの間隔が一番狭くなる所もなんとか擦れながらも繋がりって写りました。
強調処理(ウェーブレット処理)の強弱を換えて処理したものを左右に並べました。右側の方が鮮明で良さそうですが、外側のAリングの中に黒筋が見られます。もしやエンケの空隙と思ったのですが、過剰強調による偽エンケである事が分かりました。Aリングは内側1/4が明るく外側との明暗差の境界部分に過剰強調による筋が発生し易いのだそうです。

エンケの空隙について調べてみると、エンケの観測も視覚効果による見間違え説が有力となっている様で、現在では外側からAリング幅の1/5の所にある細い空隙を、エンケにちなんでエンケの空隙と言うそうです。
最低でも口径20cm以上の分解能が必要と言われていますが、今年から来年にかけてリングが最も傾く時期であり何とか捉えてみたいものです。