高画質の映像を長時間録画できる次世代DVDの規格を巡り、「HD−DVD」と「ブルーレイ・ディスク」との異なる互換性のない2つの規格が電機業界が二分している問題が、規格を統一するという方向で最終調整に入り、月内の合意を目指していることが明らかになりました。
日本では、「HD−DVD」を家電では東芝、三洋電機が、「ブルーレイ・ディスク」をソニー、松下電器産業、日立製作所、シャープが、それぞれの方式を提唱し採用を目指していました。
今日のNHK「ニュース10」で、この2つの方式の違いを説明していましたが、裏が濃いブルーかそうでないかといったこと以外は見た目は全く同じ形(直径12センチ、厚さ1.2ミリ)のディスクですが、記録を読み書きする層の深さが違うようで、HD−DVDが0.6ミリ、ブルーレイ・ディスクが0.1ミリであり、HD−DVDは現行のDVDと構造が同じで低コスト化で量産できる利点があること、ブルーレイ・ディスクはディスク内に大容量を記録できるといったそれぞれ異なったメリットがあるようです。この2つには互換性がなく、3年もの対立が続いていました。
しかしながら、ソニー、松下電器産業、シャープは、もうすでにブルー・レイディスク規格のDVDの録画機を発売しているんですよね。非常にあいまいな時期だけに少し判断が早かったのか、それとも「これでいける」と踏んだのでしょうか。
今から20年ほど前に、VHSとベータという異なる方式でビデオデッキが発売され、規格の違うハードとソフトが併存し、結果的にはベータが淘汰された経緯を考えれば、そのようなことがないように、それぞれの家電やPCなどが統一した新規格でのスタートを目的に、まずはソニーと東芝を中心に話が進められていくようです。
ユーザーとしては、それぞれの長所を生かした「高画質映像が長時間記録ができて、安く手に入るもの」が理想ですが、うまくいくでしょうか。

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