JR福知山線の脱線事故から1日が経過しました。亡くなられた方は74名にのぼり、まだ車内に残された方の救出作業が夜を徹して行われています。今日はこの事故において、新たな事実が明らかになりました。
この脱線事故が起きる直前に停車した伊丹駅でのオーバーランは当初8メートルとされていましたが、実は40メートル近かったようです。それゆえに、ホームへ戻る時間、そして乗降時間を含め、その時間を取り戻そうとスピードがでてしまったのではないかとも憶測されています。
そして、運転士は過去において三回処罰を受けていたことも明らかになり、人的責任も問われています。このことは、当人の問題もありますが、管理できなかった上司の責任も大きいと思います(このことがこの事故の直接的原因であるかどうかは定かではありませんが・・・)。
さらに、現場付近に設置してあるATSが旧式のもので作動しなかったともいわれています。正確に作動すべきものがきちんと作動しないなどの路線の管理ができなかったために安全な運行が妨げられ、日々多くの人々の命を預かり、安全に目的地まで運ぶ使命を忘れていたかのように感じます。事故が起きて明らかになってからでは遅いのが安全の管理だと思います。
まだ、救出作業がメインとなり、原因の究明には時間がかかるかと思いますが、多くの犠牲者が出た大惨事を二度と起こさない為にも、きちんと明らかにしてほしいと思います。

この2日間、TVのニュースを見て感じたことですが、マスコミが「事実を明らかにしたい」「伝えたい」という気持ちはよくわかりますが、JR西日本の幹部が記者会見場に向かう通路で「人が死んでんねんで!」と状況が明らかになっていない段階で、罵声を浴びせて責任を問う記者の姿には、見ていてうんざりです。責任を追及しようとする気持ちは分かりますが、追及される立場の人に対しては、見知らぬ人でも礼儀は不要なのか?と思えました。記者会見の席で、お互いが真摯に向き合う姿が望まれますね。
また、事故の原因が明らかになっていない段階での観測的なコメントは視聴者への影響を与えかねないので、現時点での事実だけを伝えてくれればと思います。
さらに、不意の大惨事に命をなくした家族のことで気が動転している遺族の方々に対して「どうですか?」と、マイクを向けるのもいかがなものかと思いました。恐ろしいほどの事故現場の状況、そして、亡くなった人が多数いらっしゃることを考えれば、遺族に対して失礼のないように状況を伝えるべきだと思いました。
二度と起きてほしくない惨事です。
あらためて、亡くなられた方、遺族の方々、そしてケガをされた方にお見舞い申し上げます。