JR福知山線脱線事故が起きた約3時間後、JR西日本大阪支社天王寺車掌区の区長ら職員43人が懇親目的のボウリング大会を開催していたことが明らかになりました。
このことについて、マスコミの対応を絡めて思うことを少し。
JR西日本の天王寺車掌区長は、事故が起きた後に車掌区に寄り、新大阪総合指令所からの一斉放送で事故を知りながら、ボウリング場に向かったとされることが問題となっています。ここでこの事件の重大さに対して、どう判断し、対処するかによって、このようなことを未然に防ぐことができたかと思いますが、この失態は否めませんね。
やはり、この間、今回のボウリング大会にしても、事故列車に乗っていた運転士の連絡手段にしても、判断をすべき立場の人が自分達に直接関わる目の前のことを優先したということに問題があると思います。おそらく、今に始まった分けれは無いと思いますが、上長が全社的に見てどうなのか、優先すべきはどちらであるかをきちんと見極める力にかけていたということでしょう。優先すべきは何かを判断することは、今後の大きな課題ですね。また、自らの判断と意思でボウリング大会に欠席した人もいらっしゃったので、全てのJR西日本社員が責められるべき事件ではないと思いますが・・・。

さて、今日は祝日ということもあり、朝からテレビなどを見ていましたが、朝から午後まで、ワイドショーではこの話題でもちきりでした。マスコミ(特にテレビ局)もここぞとばかりにJR西日本を叩き、重箱の隅をつつくかのような攻勢がみられますね。日ごろ、日中にワイドショーなどを見る機会がない私は、午前中に時間のある人々は、いち早く取材された情報源を知りうる機会はテレビなのだと確信しました。インターネットの断片的な記事よりも実際に取材し、生の声を放送し、それを目にするということにとても臨場感を感じました。しかしながら、いくつかのワイドショーを見ていて感じたことですが、フジテレビの「とくダネ!」は、司会者が訴えかけるように主観的な意見を述べており、視聴率欲しさとした切り口で、JRの失態をここぞとまでに叩く姿はあまり見ていて気持ちのいいものではありませんでした。実態を伝えることは一般市民に対する情報の伝達としてありがたいものですが、司会者の主観を「まったくだ」と鵜呑みにする人もいるので、視聴率を意識した展開も悪くはありませんが、あくまでも中立な立場での報道と、善悪を判断するのは視聴者といった番組づくりがなされてもいいのではないかと思いました。
とにもかくにも、まず事故の原因究明でしょう。

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