JR福知山線脱線事故から11日が経過しました。事故に遭われた方々の救出に始まり、現段階では原因究明に向けての調査がなされています。現段階では、脱線の原因は運転士によってカーブ直前の70mに非常ブレーキがかけられたことと断定されました。運転士が亡くなられてしまい、どういった心理状況でなぜそうなったのかは憶測されるばかりで明らかになることはありません。
さて、この事故が発生して以来、多くの方々が亡くなられたことに対してJR西日本の対応が不誠実であるとか、事故当日にボウリング大会が行われたことに対しての責任を追及する問題にまで発展してますが、このことに関してマスコミの報道姿勢に対して思うことを少し。
今回の事故はJR史上最大の惨事となってしまい、107名の方々が犠牲となりました。ご家族の方々の気持ちや、もし自分の身内がこのような惨事に巻き込まれたらやはり尋常ではないと思います。また、JR西日本もこのような大惨事となったことについて責任を問われることは当然のことだと思います。
このブログでも経緯を追って問題となったことに関して思うことを記していますが、結果最後に思うことは「マスコミの姿勢」を問う形で終わっています。
このGWの間、テレビのワイドショーではこの惨事におかれた遺族の方々の姿を追う企画や、JR西日本の体質を問うような企画がありました。遺族の方々の姿を追う企画では、家族を亡くされた方々の怒りや悲しみの様子にカメラを回し、さらにはインタビュー攻勢です。「家族を亡くされた方の気持ちを知ってもらいたい」ということともに「絵になるインパクトのある映像がほしい」といったものが垣間見え、もし自分が遺族だったら失礼極まりないと感じます。それとともに、気になるのが必要以上にも思えるJR西日本を叩くマスコミのあり方です。「申し訳ない」「遺憾に感じている」等とただひたすら詫びるしかないJR西日本の幹部の方々に対して、とある記者は「人が死んでんねんで!」と横槍、また質問がまるで詰問のような言葉の荒さ、挙句の果てには「あんたら」呼ばわりです。これには礼儀も何もあったものではないと感じます。そして、脱線事故直後に天王寺車掌区でボウリング大会を行ったことに対して、マスコミ陣はさらなる責任を追うことでJR西日本の体質を問う形で動き始めています。今日はゴルフや愛知万博に参加した人をモラルがないといった形で評論する解説者など、粗探しをしてはネタにする次第です。GWの視聴率アップ貢献のちょうどいい話題となったことでしょう。JR西日本の社員の方々もこの抑圧で心のゆとりもなくなってしまいそうな気もします。
本当に大切なのは、中立を保ち、事故の原因究明報道を第一に、主観に頼らず事実を正しく報道することだと思います。しかし、テレビ局はJR西日本のような大企業がひたすら詫びる姿等を映し出し自分達が責任を追及したということで満足しているのでしょうね。

ブログを巡っていると、マスコミのJR西日本叩きに関して疑問に思ったり、不信感を抱いていると思われる記事も少なくはありません。もはやマスメディアが発信する情報が全てではないということを改めて感じます。
今日職場で休憩時間に、GWの出来事を含め、JR福知山線の事故についてが話題になりましたが、私の周囲では「どう見ても記者のJR西日本の社長に対するあの詰問はおかしい」「遺族の方々の姿をクローズアップしてお涙頂戴なんて、失礼だよな」そんな会話をしながら、テレビの報道姿勢やワイドショーの番組構成が異常だといった意見がほとんどでした(日ごろ見ていないので異様に感じたのかもしれませんが)。もっとも、マスコミ(テレビ局)は、そんなことはさておき、とりあえずインパクトのある映像とお涙頂戴で視聴率がとれればヨシ!としていることかと思いますが。
雪印の食中毒および牛肉偽装事件然り、三菱自動車のリコール事件然り・・・今に始まったことではありませんが、マスコミは企業を叩きくことが善だと思っているのでしょうか。