9月11日、第44回衆議院選挙の投票が行われました。
即日開票の結果、自民党が単独で296議席を獲得。公明党の31議席を加えると与党は327議席となり、衆議院の3分の2を超える議席数を確保し圧勝。自民党と公明党は巨大与党として生まれ変わるという結果に終わりました。小泉首相は来年の任期まで続投となりましたが、政権交代を示唆していた民主党の岡田代表は、この選挙の結果113議席と公示前よりも64議席も下回ることとなり引責辞任を表明することとなりました。
この一日で、郵政民営化をめぐる賛成派と反対派にとって大きく明暗の分かれる結果となりましたね。小泉首相は笑い、岡田代表は泣く・・・。
郵政民営化法案をめぐる動きは、与党内での造反に始まり、参議院での決議では否決されるという流れとなり衆議院は解散。そして衆議院選では郵政民営化をめぐって自民党内で、刺客、マドンナと候補者の擁立と送り込みに力を入れる、また郵政民営化の反対派の間では新党までできる動きに発展しました。
結果は、自民党の大勝で公明党の31議席を加えると定数480議席に対しての3分の2である320議席を7議席超える結果となりました。公示前の自民党の議席数は249議席で、そのうちの郵政民営化法案に反対する勢力を除くと212議席。公明党と連立を組まなければ過半数がやっとの勢いだったのですが、民主党や社民党の政策の曖昧さに反して郵政民営化一本に絞った戦略が功を奏じるという結果となり議席を増やすという結果となったようですね。また、「刺客」とたとえられた新しい候補者の擁立と目新しさが無党派層にとって「なにか新しいことができるのではないか?」というようにプラスに働いたようにも思えます。
今回の衆議院選で、480議席のうち自民党と公明党で327議席を占める与党に生まれ変わったということは、この時点で議席数の3分の2を占め、郵政民営化法案は成立の見通しが明るくなったということでしょう。今後の議題でも「衆議院で可決」→「参議院で否決」となった場合、今回与党が3分の2の議席数を保持することにより、衆議院で再度審議を行う際には、与党にとって優位に働くことになりそうですね。与党内での提案は、ほぼ決まってしまうということでしょうか。
さて、今回の衆議院選挙は投票率は小選挙区で67.51%と近年まれに見る数字となりました。それを裏付けるものとして、造反議員による新党結成や刺客として現れた新人議員が注目されたといいうこともあり、関心の高いものとなったようです。結果としては敗退しましたが、ライブドアの堀江社長は広島6区から出馬し亀井氏との対立が注目されました。また、岐阜1区で郵政民営化反対派として無所属に転じた野田聖子氏の刺客として送られた「ゆかりタン」こと女性エコノミストの佐藤ゆかり氏は、新人ながらもいろんな意味で話題性と注目を浴びました(週刊文春の「佐藤ゆかり、不倫メール500通」の記事は小選挙区では敗退の要因に働いたかもしれませんね)。また民主党から出馬した辻元清美氏は執行猶予中の身であるという問題を残しながらも出馬を表明し比例区での順位で辛くも政界へ復帰。新党大地を立ち上げた鈴木宗男氏も同様に係争中の問題を残しながらも北海道で返り咲きという結果となりました。
良くも悪くも話題性の高い衆議院選挙でしたが、郵政民営化の今後だけでなく、他の面でもよりよくなることを願いたいです。選ばれた議員の方々は、国民の関心度の高さを裏切らないような国政づくりのためにしっかり働いていただきたいものですね。

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