ウルトラマンマックス、第15話は「第三番惑星の奇跡」
完全生命体イフの登場です。
今回のストーリーは…
人の少女が手術室へと搬送させている。
「大丈夫だよ、日本で一番のお医者様だっていうんだもの、またステキなものをいっぱい見られるわ、お花だって、海だって」
そうミズキがいうもむなしく、少女アッコは手術の甲斐なく目が見えなくなってしまった。
大きくなったら絵描きになって好きな花をいっぱい描きたいという夢は断ち切れた。父も母もなく一人ぼっちのアッコは音楽が好きだったアッコは「見えなくても聞こえるから」といってピッコロに打ち込んだ。一生懸命練習して、そして明日はその発表会を迎える。
明日は休みたいというミズキはカイトにそう告げた。発表会の会場を教えるミズキ、そこへDASH司令室からエリーより緊急連絡が入った。近くの海岸に正体不明の落下物が発見されたらしい。カイトとミズキは現場へ急行。そこにあったのは巨大マッシュルームのような弾力のある物体だった。カイトからの報告を受け、隊長は手早く焼き払うようにコバへ指令した。炎の中に包まれる巨大なマッシュルームのような物体の消火活動にあたったとき、その物体はエンジ色に変色しし何本も管を出し変体していた。管から炎を出し、今度はダッシュバードを狙った。そして顔と足をあらわし怪獣と化した。
エリーは、「これは受けた攻撃に応じて、火で焼こうしたら火を吹くものに、ミサイルで攻撃したらそれを発射するものになったのでは」と言う。攻撃をすればするほど強力なものになる可能性があるようだ。隊長は攻撃を中止させ安全な場所まで退避させた。
アッコの発表会を明日に控えた公会堂へ向かおうとする怪獣イフ。ミズキは明日は花束を贈り称えたいたい気持ちでイフの攻撃を阻止する為にイフをおびき寄せた。車を狙うイフ。ミズキの危機一髪の瞬間を捕らえたカイトはウルトラマンマックスに変身してイフに対して攻撃した。、マクシウムカノンで一度はイフを破壊したウルトラマンマックス。しかし、イフは砕け散った体を元に戻し、逆にマクシウムカノンを受けて吸い取った力で同じポーズで反撃した。
「ウルトラマンマックス、一旦逃げて!もう時間がない!」というミズキ。その隙を狙ってイフは公会堂を破壊し、さらに街を襲撃し始めた。街は荒廃し焼け爛れた状態となっている。
「我々は決してあけてはならないものをあけてしまった。おそらくあいつは地球上に存在する全ての兵器を集めて一斉に攻撃を仕掛けても、その全てを打ち返すものに育ってしまう。最初はなんでもないただの白い塊に過ぎなかったものを・・・」
隊長はそうつぶやいた。
荒れ果てた街の「げんきハウス」へ、ミズキはアッコの救出に向かった。「どうしてなの、どうして私は絵も音楽もやらせてもらえないの」とピッコロを抱えて泣くアッコ。ウルトラマンマックスも敵わないと嘆くアッコを励ますミズキだが、言葉に反応しないことを察した時には既に遅かった、アッコは焼け爛れた街を一人歩いていたのだ。
カイトには成す術がなかった。ミズキはひたすらアッコを探し求めた。
静かな夜を向かえ、イフは眠っているようだ。隊長は隊員を眠らせ、燃料補給が完了次第もう一度向かうと言う。コバやショーンを労い交代で飛ぶことを指令する隊長だった。
その頃、アッコはイフに近寄っていた。
「怪獣さん、そこにいるよね。怪獣さんは音楽が嫌い?私は大好きなの」
そういって、アッコはピッコロでショパンの「別れの曲」を奏でた。
眠りについていたイフは起き上がり立ち上がると青いオーラに包まれた。そして体からはパイプオルガンのパイプが次々と生え、イフも「別れの曲」を奏で始めた。それを聞き、アッコは一緒にセッションを始めた。オーボエ、クラリネット、ホーン、ハープへと体の一部が変化し、顔はおだやかな天使となり、歌声も聞こえてくるではないか。
銃を向けていたミズキははっと我に返ると、ウルトラマンマックスが後ろで口元に指を立てていた。ミズキとアッコをクルマに乗せ、空高くゆっくりと舞い上がるウルトラマンマックスに誘導され、イフは天空へと誘導されていった。
「攻撃には攻撃、音楽には音楽か。世界は美しい」と隊長。その世界をたった一人の女の子が助けてくれた」と言うコバに、ショーンは「いつかDASHを解散できるといいね」と。
それは、本当の平和が地球に訪れたとき・・・。

【感想】
不思議な白い「完全生命体イフ」。
ただ何もしないときには、弾力のあるものであることから、どんな色にも染まる柔軟性を意味しているのでしょうか。名前の「イフ」は「IF」なのか「畏怖」なのか、いずれにも解釈できると思いますが、今回の場合は、論理式でいう真または偽のどちらかに評価できる値のうち、真に対しては真で返すものである考えられ、この場合は、「攻撃に対するものは、攻撃で返す」「音楽に対するものは音楽で返す」ということでしょう。攻撃に対してはマクシウムカノンをそのまま吸収してマクシウムカノンもどきとして対応していまいした。
注目すべき点は、アッコの吹くピッコロに合わせて最後は体が楽器となりました。アッコが奏でた曲がショパンの「別れの曲」というところもよかったですね。アッコちゃんを演じた子役も演技がよかったです。
しかし何故いきなり「焼き払え」という指令がでたのでしょう。もし、白い物体のまま焼き払わずに、研究対象としてさまざまな研究や実験がなされたら、すばらしい研究施設となっていたかもしれませんね。
さて、焼け爛れ今尚炎の上がる街を彷徨うアッコの姿は、まるでカンボジアの内戦を描いたキリングフィールドのようでした。しかしながら、しっかりと防空頭巾をかぶっていた姿を見ると東京大空襲のような感じもします。いずれにせよ、無力なものに対する攻撃も、いずれかは逆襲へと化すということでしょう。また紛争の平和的解決は戦争による報復ではないと言うことともいえます。平和への祈りは必ず通じると言うことでしょう。
戦争とは何か、平和とは何かを考えさせられる一話でした。

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