ウルトラマンマックス第17話は、「氷の美女」。
氷の美女ニーナ、宇宙古代怪獣エラーガ登場の登場です。
今から一週間前、南極大陸で巨大な地震が発生。幸いにもUDFをはじめ各国の南極基地に大きな被害はなかった。この地震により大きなクレバスが生じた。そのうちの一つから人が発見された。見つかった場所の氷の層は10万年以上も前のものである。その女性はニーナと呼ばれている。
司令室のモニターを見るDASHの隊員たちは、その姿を見て思わず「きれい」と声を上げた。ミイラ化されたものではなく、髪のDNAを分析したら人間そのものだった。生きたような姿で見つかった「ニーナ」と名付けられた人は、解析のためベースタイタンへ運ばれ、マイナス50度に設定されたところで保管されている。そんな美しいニーナのことでDASHの男性陣は無邪気にはしゃぎ、カイトはノートPCの壁紙にするほどだ。
ニーナが10万年前に南極に存在したということは、8万年前に人類が広まったということを考えれば大発見である。そのころ、怪獣が南極からタスマニア島に向かって北上中。UDFオーストラリア支部が迎撃に向かった。怪獣はセンサーより消滅した。隊長はエリーに監視するように告げた。
美女と怪獣には何か関連があるのではないかというミズキ。コバが思わずニーナを保管している冷凍庫を触った。マイナス50度の箱で火傷のような感覚を受けた。
司令室では移動している物体を発見、DASHの隊員たちは、現場を確認し迎撃にあたった。コバが攻撃をしようとした瞬間、脳裏にニーナの顔が浮かんだ。ダッシュバードの操縦をミスしそうになるコバは海面すれすれのところで我に返り、なんとか空中に浮上した。火傷状態の指を見るコバ。その隙に怪獣はレーダーから消えた。コバはDASHの面々からあと一撃で倒すことができたのにと攻められる。
コバが通路を歩いていると、「コバケンジロウ、こっちへいらっしゃい」という女性の声が聞こえた。F−07室に入るコバは恐る恐る冷凍庫に近づいた。モニターを見ると生命反応がある。そのとき冷凍庫からニーナが出てコバに近づいてきた。固まるコバにニーナは両手をコバの頬にあて、じっと見つめた。するとコバは倒れた。ニーナは、「コバケンジロウ、あなたの遺伝子から人類の記憶を読み取りました」と言って部屋を出た。
司令室では何者かがベースタイタンからダッシュアルファに乗って出て行ったことをエリーが発見、それはニーナだった。DASH隊員たちはその後を追って出動した。
怪獣が海から上陸した。その姿を少しはなれたところから見つめるニーナ。そこへダッシュバードが現れ、怪獣に攻撃を仕掛けた。ミサイルを受けすぐに倒される怪獣エラーガ。ニーナは暗い表情で見つめていた。
そのころコバが目を覚まし、ダッシュドゥカに乗ってベースタイタンを出た。
怪獣の生体エネルギーが上昇し始めた。背中から角を出しエラーガはパワーアップしることをカイトは発見した。頭からビームを出し街を攻撃し始めた。屋上では子どもが怪獣ごっこをしている。そこへ近寄るエラーガ。
そのころ海辺に佇むニーナのもとへ、コバが銃を向けていた。
ニーナはいった「10万年前、私たちはあなたたち人類に考える力、モノを作る力を与えました。でもあなたたちはその力を破壊と殺しあいばかり使ってきました。あなたたちは失敗作です」というニーナ。「違う」というコバ。さらにニーナはエラーガを使って人類を破滅させるという。コバはやめないと撃つと言った。でもそれはできないとニーナは言う。
そのころウルトラマンマックスはどんどん強くなるエラーガと戦っていた。
ニーナはウルトラマンマックスの努力は無駄だと言う。
角から強力なビームを仕掛けるエラーガ。「さあ、究極の力を」とニーナが言ったとたん、コバはニーナに銃口をむけ撃った。するとエラーガの生体エネルギーも低くなってきた。残されたわずかな時間でウルトラマンマックスはエラーガをマクシウムソードでエラーガの角を落とし、ギャラクシーカノンで打ちのめした。すると、ニーナの姿も消えていった。
「俺たちは失敗作なのかな?ほんとに失敗作なんじゃないかって」というコバに、ミズキは「うん、私たち人類は完璧じゃないかもしれない」といった。するとカイトは「だとしたら、いくらでもやりなおせばいい。間違いを認めてまたやりなおす。それに俺は人類が失敗作だなんて思わない」
そういって3人は沈む夕日を眺めていた。

【感想】
南極の地震によるクレバスの中から発見された謎の美女ニーナは、人類に考える力とモノを作る力を与え、その後10万年の眠りについていました。その間に人類は進化し、思考能力も進歩していきました。眠りから覚めたニーナは地球の現状を知る為にコバの遺伝子から人類の記憶を読み取りました。コバの遺伝子には、人類が自然を破壊したり、また戦争によって人同士が殺しあうといった姿が記録されていたということでしょう。そのことを憂い、現代に生きる人類を失敗作と決め付け、ニーナは人類を滅ぼそうとエラーガを呼び地球を破壊させようとしました。ニーナの美しさに魅了されたコバも、ニーナに人類の存在を「失敗」を否定されたことにより、我に返ったのでしょうか、逆に街を破壊し始めるエラーガの存在がニーナが念じたものだと感じたのか、「さあ、究極の力を」とエラーガに向かって叫んだことに対し、銃口を向けて一撃しました。美しいニーナが消えていく・・・やるせない気持ちのコバは後悔の念もあるようですが、それが間違いではないということをカイトとミズキがフォローしてくれました。
今回は、夕日を見つめるカイトとミズキとコバが言ったセリフがこの話の中で訴えたかったことだと思います。たとえ失敗や後悔するようなことがあっても、人間は完璧ではないこと、失敗や後悔するようなことがあれば間違いを認めてやりなおせばいいということですね。
しかしながら、遺伝子から人類の記憶を読みとった相手がコバでなければどうなっていたのでしょう。眠れる森の美女の王子さまはコバだったということでしょうか。

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