ウルトラマンマックス第24話は「狙われない街」
対話宇宙人メトロン星人の登場です。
ある街の倉庫で青年が叫び暴れまわっている。静止できない状態に警察沙汰となっている。街のあちこちで人々が意識不明になる事件が頻発しているようだ。
街では携帯電話に気をとられて電柱にぶつかる若者、電車の中では平気で化粧をする女性・・・。
倉庫で暴れていた青年は事情聴取を受けるが、記憶がないという。どの事件も加害者に動機がなく、犯行時の記憶欠落しているとのこと。
DASHは警察の通報を受けて捜査に乗り出した。北川町では数十年前にも似たような事件が起きているらしい。タバコを吸った人間が突然人を襲うという事件が頻発したらしい。今回の事件と関連性があるかどうか探している。
携帯アレルギーだという楢崎刑事はこの事件の捜査を担当している。共に捜査に当たるDASHの面々に怪獣退治が仕事ではないのかというが、DASHもある世の中を騒がせる事件には何か関連があるのではないかという。そんなカイトに楢崎刑事は怪獣や宇宙人より恐ろしいものは人間だという。
警察科学研究所では、加害者(被害者)の脳のCTを解析していた。前頭葉にわずかな萎縮がみられた。何かの外的からのものだと考えられる。前頭葉が衰えるということは善悪の判断がつかなくなり、理性が失われ、人間らしい思考が不可能になるという。カイトは喫煙が影響してはいないか?と尋ねる。楢崎刑事とカイトとミズキが研究室を後にしたとき、楢崎刑事はタバコを忘れて研究室へ戻った。すると、研究員がいきなり楢崎刑事に襲い掛かった。背負い投げをされた研究員はそのまま倒れた。
北川警察署では、押収された携帯電話を確認していた。どの携帯電話も同じアンテナが立っていた。麻痺させていたのはこの電話のアンテナではないかと、アンテナの製造先をあった。北川町エリアでは携帯電話の使用が中止された。
あるビルの屋上でエイリアンスキャナに反応があった。そこには黒尽くめの男の影があった。屋上にはアンテナを受信するメーカーの社員の姿があった。屋上にきたときにはエイリアンスキャナの反応が消えた。ビルを降り、再度捜査に当たろうとしたとき、カイトは怪しげな黒服の男を見た。
寺の境内。そこでは一機の携帯電話が着信音を鳴らしていた。拾い上げ、恐る恐る耳に近づけるカイトはその音を聞き倒れこんだ。目の前には黒服の男が現れた。男はコカイトがウルトラマンマックスであることを知っていた。男はこの街を襲うことはナないという。ただ挨拶をしたかったという。そこへミズキと楢崎刑事が駆けつけた。楢崎刑事が男を追った。鉢合わせになる2人は実は顔見知りだった「謙ちゃん!」と言って抱き合う2人だが、駆けつけたカイトとミズキに気がつき、黒服の男は逃げカイトが追いかけた。突き放された楢崎刑事にかけよるミズキは、北側町に40年前に宇宙人が住んでいた話を聞く。ウルトラセブンのアイスラッガーで斬られたメトロン星人を助けた楢崎刑事は、ここに住んでいることは内緒で誰にも言わないと約束をしたらしい。悪いやつではないがこの街が変わったことに怒りをつのらせているのではないかという。
DASHの司令室からミズキに連絡があった。40年前に北川町でかつて起きた事件は、人間が突如凶暴化させるものだった。それは、タバコの中に人間の理性を失わせる赤い結晶体を含ませて、それを吸わせて凶暴化させる宇宙人の陰謀だったようだ。
黒服の男を追うカイトは廃墟へ連れ込まれた。銃口を向けるカイトに「そんな物騒なものはやめなさいよ」という。部屋へ招かれたカイトがあたりを見回すと怪獣が数体いた。黒服の男は怪獣倉庫だといい、潜伏していたという。「眼兎龍茶」を勧められたカイトの目の前で、黒服の男はお茶を飲むとメトロン星人へと変わった。
陰謀はわかったのでおとなしくしろというカイトにメトロン星人は、迎えのものが来るのでもうすぐいなくなるという。そしてジャンケンで負けると星へ帰るといった。メットロン星人は「最初はチョキ」のジャンケンで負けた。
メトロン星人は、黒服の男に戻り、地球の土産を詰め始めた。40年間潜伏して見守ってきたが、もう攻撃しなくても人類は俺たちの手に落ちると確信した」という黒服の男は、人間は便利なツールを手に入れてどんどん退化しはじめたのでほうっておいても滅びるという。新しい道具で人間の脳は萎縮し始めているのでもう戦う必要はないので、その退化の速度をちょっと速めようとして力を貸しただけだという。そしてカイトにも、低脳化して環境を破壊して礼儀も知らない人間を守る必要なないのではという。
再度ジャンケンをしたメトロン星人は人間の形になってカイトに勝った。そして巨大化した。カイトもウルトラマンマックスに変身した。夕焼けを背にメトロン星人は足ふみをすると上空から宇宙船が現れた。そして青い光の玉となって宇宙船に乗り込み消えていった。
カイトとミズキはメトロン星人が消えたことを楢崎刑事に伝えた。俺も連れて行って欲しかったという楢崎刑事。
メトロン星人はこの星に見切りをつけて宇宙に消えていったんだというカイトにミズキはいった。
「でも・・・」

【感想】
40年前にウルトラセブンで登場し、ちゃぶ台を囲んでモロボシダンと対話したメトロン星人が再度登場するという話。
黒服の男(メトロン星人)を演じる寺田農さんと、楢崎刑事を演じる六平直政さんがなかなか渋かったですね。六平さんは「遠山の金さん」に出演去れていた人ってイメージがありますが・・・。
40年前は、モロボシダンが怪しい車を追ってあるアパートの1室へいくと、そこはメトロン星人の基地であり、ちゃぶ台を囲んで話し合い、地球を壊滅させる為に暴力は必要ないとし、人間同士信頼感を利用しそれを崩すことによって、人類は自滅すると話し合い、最後は夕映えの中であっけなく戦いが終わるという話でしたが、今回は、実はメトロン星人はその後楢崎刑事の身内に助けられ傷を治療してもらったあと、40年間地球に潜伏しており、人類の様子をじっと見守っていたという話でした。
話を見終わって、この40年世の中もずいぶんかわり、便利な世の中のツールに頼って、弱くなっている人間、そして冒頭での電車の中での化粧のシーンでは、身だしなみを平気で公衆の面前で行う、どこか判断能力の欠如した人間を垣間見たような気がしました。昔では考えられなかった常識外のことが平然と行われることを憂い、訴えているようなストーリー・・・時の流れを感じますね。
個人的には、何気にタバコを吸うふりをして、昔なつかしの駄菓子「シガレット」(今も売ってます)をポリポリ食べているミズキという演出がなかなかよかったと思います。禁煙への警鐘といったところでしょうか。

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