仮面ライダー響鬼、第四十五話は、『散華する斬鬼』
今回の「仮面ライダー響鬼」は、響鬼と威吹鬼の戦いに参戦した斬鬼が、その後河原で倒れているシーンから始まりました。
イブキは、全裸で倒れるザンキに声をかけるが、返事がない。脈もない・・・。
イブキは「死んでいる・・・」とつぶやき、ヒビキを呼びに行った。
明日夢少年とあきらは、ひとみのパネルシアターを見に来ていた。明日夢少年は、京介に喫茶店で絡んでいた高校生が肩から煙を出して倒れている姿と、それを見ていた京介の姿が頭から離れない。そんな明日夢少年の姿に、ひとみはに「ぜんぜん聞いてなかったでしょ」と笑った。そこへ、パネルシアター仲間の女性から明日夢少年にも手伝って欲しいとの声が。ためらう明日夢少年だが、子どもからも頼まれ、指切りをし約束をしてしまった。
園田総合病院には、ヒビキとイブキがトドロキの見舞いに来ていた。トドロキは元気そうに「ザンキさんなら会ったっすよ、昨日の晩に」という。イブキは唖然とする。ヒビキはイブキに「ほら、お前の勘違いじゃないかよぉ」と笑う。トドロキは自分がまたザンキの弟子になり、治るまで助けてくれるといわれたことを喜んでいる。希望の光が見えてきたというトドロキに、イブキが疑念が拭えない。
川のほとりで明日夢少年は京介に、ヒビキからもらった陰陽環が見当たらないので知らないのかと尋ねる。京介は明日夢少年に「何の理由もなく人を疑うような人間なのか、そんなことじゃ一人前の鬼になれるとは思えないな」と言った。そして京介はまだ鬼になることを諦めたわけではないという。
「たちばな」では、日菜佳がヒビキとイブキにトドロキの様子をうかがっていた。ヒビキは「あいつにはザンキがいるから」と笑った。日菜佳はトドロキのために何もできない自分がくやしい様子。そんな会話の中、イブキはまだザンキのことが頭にあるようだ。
病室でトドロキが脚をさすっていると、ザンキが入ってきた。「痛いのか、無理すんな」と、ザンキは腕まくりをし、代わりに脚をマッサージとした。その腕にはくっきりと梵字が浮かび上がっている。トドロキの病室を訪れたイブキはその姿をみて、「ザンキさん、まさか…!」と声を上げた。イブキの言葉に一瞬動揺するザンキだったが、何も言わず病室を後にした。
明日夢少年は、京介の後をつけていた。すると、喫茶店で京介に絡んできた高校生のもう一人が通りかかった。後ろからつける京介の後をつける明日夢少年は、京介の腕に陰陽環を確認した。「やっぱりお前が」と必死にとびかかり、「うるさい、邪魔すんな」と2人は土手でもみ合いになる。
戦いつかれた2人は土手に寝転び、京介は明日夢少年になぜ鬼になりたいのかと尋ねた。人のために何かしたいんだよという明日夢少年に、京介は、自分は消防士だった父が人を助ける為に火の中に突っ込んでいった姿を追い、その父を乗り越えたいという。そのための力が欲しいという京介に、明日夢少年は「復讐のために陰陽環を使うなんて、許されるわけないだろ」と非難すると、「復讐?俺が?」と鼻で笑って、「とにかくこれは俺が使う、ビックリするぜ、ヒビキさん」とその場から去ってしまった。
埠頭でイブキはザンキが返魂の術を使っていることは間違いないとヒビキに告げた。返魂の術とは、死を覚悟した鬼が死ぬ前に自分の身体に施しておく術で、生き返るための呪術。「返魂の術は封印去れたはずだったよな」というヒビキに、イブキはシュキの弟子だったザンキが教えを受けていたとしても不思議ではないという。イブキは「きっと、死ぬに死ねなかったんじゃないでしょうか、トドロキさんのためを思って」と言った。ザンキは生前と同じ意識を保っているようだが、やがては少しずつ意識を失っていき、最後には永遠の闇に落ちてしまうといわれているいう。トドロキに真実を伝えるべきかどうかというイブキ。ヒビキはトドロキの為に伝えることを示唆した。
「ザンキさんが死んでいる?」と病室で真実を聞かされたトドロキは憤慨する。ザンキが呪術によって甦っているに過ぎないというイブキ。そしてヒビキも「トドロキさあ、自分の足で立って、ザンキさんに復活をみせて、今度こそ弟子を卒業しろ」と告げた。トドロキは「やめてくださいって言ってるじゃないっすか!信じないっすよ、そんな話!」と2人に帰ってくれと言った。
トドロキはリハビリに励んでいた。傍らではザンキが暖かく見守っている。しかし、トドロキはヒビキたちに言われたことがどうしても頭を離れない。ふとバランスを崩し倒れそうになるトドロキにザンキが手を差し伸べた。ザンキがトドロキを握る手にトドロキはがく然とした表情になる。
バイクで走るイブキの携帯が鳴った。それはトドロキからだった。イブキにザンキの手が死んだ人のように冷たいとショックを告げたトドロキに、イブキはザンキを救えるのはトドロキしかいないと説得した。トドロキはザンキを想い嗚咽する
京介は絡まれた高校生の後をつけていた。陰陽環を指で触れようとする京介に、後ろからつけていた明日夢少年が「桐矢くん!」と叫んだ。すると、京介は高校生を突き飛ばした「何するんだよ」という高校生だが、陸橋の上には魔化魍カシャいた。京介は狙われていた高校生を守ろうとしたようだった。カシャを前に京介は「俺が相手だ!お前を倒せばきっとヒビキさんだって認めてくれる」と一瞬陰陽環を使おうとしたが、なぜか攻撃できない。つきとばされた京介に明日夢少年が京介を救った。
階段を駆け上がった明日夢少年は京介に誤解だったと詫びた。京介も最初は仕返ししてやろうかと思っていたが、いきなり魔化魍が現れて高校生を襲い、もう一人の高校生もまた狙われるかと思い、後をつけていたという。
一方、トドロキはザンキのサポートを受けながら病院の階段を上る訓練をしていた。
ザンキの助けに、もう一人でも大丈夫と階段を上り、ザンキの気持ちに応えようとしていたとき、魔化魍が現れた。現場へと行こうとするザンキに「もういいんす!戦わなくていいんすよ」というトドロキ。「だったらとめてみろ、お前の力で」とザンキは言い残し去っていった。
明日夢少年と京介は必死で魔化魍逃げていた。そこへ響鬼と威吹鬼が現れ、数多く現れる魔化魍たちに応戦した。響鬼は装甲し立ち向かった。
病院でひとり残されたトドロキは、ザンキへの思いから叫び声とともに立ち上がると、ついに自らの足で階段を降り出した。
響鬼と威吹鬼は次々と魔化魍を倒していたころ、ザンキはカエングモの後を追い、斬鬼に変身し戦いに挑んだ。バケネコが多数現れ中、トドロキが後を追ってきた。戦う斬鬼の姿を見てトドロキも轟鬼へと変身した。
魔化魍を倒し終え、変身を解除したヒビキは京介から陰陽環を返された。ヒビキに陰陽環の力を使わずにいたこと尋ねられた京介は「俺の力じゃないからです」と言うと、ヒビキは、陰陽環の力をどう使うかが修業の一つだが、自分の力を信じて戦うことを知ったと京介を褒めた。京介も今までになかったような明るい笑顔を見せる。
大量の魔化魍を相手に斬鬼と轟鬼は連携して次々と魔化魍を打ち倒した。最後は2人で巨大な魔化魍カエングモを打ち倒した。轟鬼は烈雷を激しくかき鳴らすと、斬鬼もそれに合わせるように烈斬をかき鳴らし、2人のセッションが始まった。
セッションを終え変身解除した2人。ザンキはトドロキに「よくやった」と声をかける。「もう、大丈夫っすから」と深々とザンキに頭を下げたトドロキ。そして顔を上げるとザンキの姿はなくなっていた。地面には音錠と烈斬が残っていた。トドロキは涙をこらえながら「俺、泣かないっす。ザンキさんに心配かけないように…」と自分に言い聞かせるように言った。
ヒビキはザンキが消えたことを悟ったようにいつものポーズで見送った。

【今回のみどころ】
・返魂の術で甦ったザンキ
・ザンキの死を受けとめ復活するトドロキ
・陰陽環を奪った京介の目的
・斬鬼と轟鬼のそろい踏みとセッション
・散華する斬鬼

今回の「仮面ライダー響鬼」は、死んだザンキが死を覚悟し、死ぬ前に自分の身体に「返魂の術」を施し、生き返っていたことから、トドロキが轟鬼として復活するまでを見届けるというのが大筋の流れでした。
再起不能といわれたトドロキでしたが、ザンキを心の支えとしていたため、ザンキもトドロキが復活するまでは死ぬに死ねなかったということでしょう。日菜佳が入る余地もない男同士の太い絆ですね。
トドロキはザンキの死を疑って信じませんでしたが、トドロキに差し伸べたザンキの手の冷たさに真実を知ります。心の支えとして存在するザンキの魂に答えようとしたトドロキは再起不能の状態から恐るべき治癒力で復活します。「病は気から」ともいいますが、この精神力はすごいです。。。
陰陽環を奪った京介ですが、当初は絡まれた高校生への復讐のためだったわけですが、これでは残された高校生が危ないと思い、高校生から魔化魍を守るために陰陽環を使おうと気持ちを変え、実際に魔化魍を目の前にしたときに、陰陽環を使わず自ら立ち向かっていきます。一瞬ためらう姿にも見えましたが、「使わなかった」のではなく「使うことができなかった」ように見えました。後の理由として「俺の力じゃないからです」と言い、結果的にはヒビキから評価され京介が株を上げたことになっています。陰陽環を「使うことができなかった」ことを表現した演技だとすれば、後の展開がどうなるかおもしろくなるとおもいます。
しかしながら、ヒビキも京介が明日夢少年から陰陽環を盗み取ったかどうかを問うこともなく陰陽環を使うかどうかを考えたことのみを褒めているというのはいかがなものでしょう。
明日夢少年の影がだんだん薄くなっているようですが、次回以降もこの薄まりは続いていくのでしょうか(謎)
さて、今回の一番のみどころですが、戦いに苦戦する斬鬼にトドロキが駆け寄り轟鬼に変身し、最後にはカエングモを破壊するという所だと思います。そして、戦いを終えて最後に斬鬼と轟鬼のセッションで結ぶというシーンは誰もが期待したのではないかと思います。
肉体は仮の姿として生き続けてきたザンキですが、戦いを終えてトドロキから「もう、大丈夫っすから」の言葉を聞き、深々とザンキに頭を下げた姿を見届けて、消えてしまいました。
戦いの後、勇敢に、そして美しく散華したザンキの栄光を讃えます。

今回、久しぶりにカシャが現れましたが、よだれが火になるシーンを観て、子どもたちが妙にうけていました。まだまだ収束のつかないオロチの現象ですが、鬼たちと和服の男女とどのように絡んでくるでしょう。
残り3話でどのような結びとなるか、期待したいと思います。

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