1月18日、東証設立以来初めてのできごとが・・・。
ライブドア本社の粉飾決算疑惑が表面化とライブドアショックの余波を受けて、東京証券取引所は株式売買の注文が殺到。2時40分にはシステムの処理能力が限界に近づいたとして、株式など2525の全銘柄の取引を停止する緊急措置を発動しました。
ライブドア本社の粉飾決算疑惑を受けて、財界などさまざまな動きがありました。
1月16日の夜に証券取引法違反(風説の流布)の疑いで東京地検特捜部による家宅捜索を受けたライブドア・・・翌日には株価がストップ安となり、関連企業やIT業界の株だけでなく東京株式市場全体に影響を及ぼしました。その余波は18日にも広がりましたね。時価総額は2日で3000億円も下がったとか。

ライブドアは「オン・ザ・エッジ」だった2001年5月に1株を3株に、2003年6月には1株を10株、そして12月には1株を100株にといった「100分割」によって、2003年末から翌年にかけて15営業日連続ストップ高という株式市場の歴史にも残る異常な値動きをみせていました。そして「ライブドア」となった現在、粉飾決算疑惑でオン・ザ・エッジの頃に見せた値動きとは反比例した注文の殺到という形となりました。今回は100分割の影響でライブドアがストップ安となり、企業として大きなダメージを受けるどころか、少ない金額で多数の株式を手にできるという旨みで増やした株主に対して大きな損害を与えるという方向へと流れは進んでいます。投資家が飛びつくときも殺到すれば、離れるときも同じような形となるとは何とも皮肉ですね。これによって約定数に限界も発生し、東証はシステムがオーバーフローとなる前に株式の全取引停止という緊急措置がとりました。今日19日以降は午後立会開始時刻の延刻というイレギュラーな対応が続くようです(詳細はコチラ)。

ライブドアショック直後の17日は、関連する企業が業務提携をどうするか?などといった問題が挙げられましたが、2日経った18日には、財界からも悲観する意見がでていますね。日本経団連の奥田会長は、ライブドアが経団連に入会したことについて「経団連としてミスした。早すぎた」と述べています。満場一致で決まった結果だったようですが、今後は脱会に関しても検討されるようです。さらにNTTの和田紀夫社長は、ライブドア問題の余波で証券市場全体の株価が下落していることに関しては、長期化しないとの見方を示す一方で、「個別の経営手法の問題だとは思っているが、市場全体の不信感がぬぐい切れないということになれば大きな問題になる」と懸念を表明したとのこと。また、ライブドアショックは、日本だけでなく海外にも影響を与えているようですね。
さてライブドア本社の粉飾決算が事実として明るみになった場合、ライブドアは上場廃止を示唆され整理ポスト行きになる可能性もあります。これまでは自らがM&Aや球団買収での話題を提供してきたライブドアですが、ライブドアオートのTVCMも中止になるようです。まあ、いつまでも「開店、開店♪」とクルクル回ってられませんよね。
「出る杭は打たれる」・・・いま大きく煽りを受けているライブドアはこれまでの勢いを回復することができるでしょうか。
粉飾決算の真相が明らかになることを待ちたいと思います。

人気blogランキング←よろしければクリックをお願いします

【このブログでの関連記事】
ライブドア存亡の危機へ〜ライブドアショックの影響〜
ライブドア 証券取引法違反で家宅捜索